経理のお局

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何気ない数字の変更に・・・

2006年02月28日 15時19分39秒 | 経理日記
粉飾防止 四半期監査を法制化 会計士も罰則 (産経新聞) - goo ニュース

経理の仕事も、机上の話とすると何でも出来てしまう。
しかし、法の下に正しく処理されているか?
伝票でも、財務プログラムでも“好きなだけ数字が入れられる”は可能ですが
それは“絵”を描くことと同じではないでしょうか。

長年会計事務所に勤務しましたが、今でも「怖い仕事」だと思っています。
一般の人も、簡単に財務プログラムを操作できると“できた”気持ちになっているのではないでしょうか?
インプットする前の段階が重要なのです。
でも、見えるのはインプットすると言うことなので、それが正しく検証されているか何て考えずに日々の処理をしていませんか?

以前よく、1年分のデータをインプットしましたと言って持ってくる方がいますが
ただ数字をインプットしただけで、二重仕分けの確認や貸借などお構いなしで終わったと思っている方がいました。

インプットする数字が一桁違っていたら・・・赤字と黒字が逆転なんてことも。
それを、故意に行っては法律違反ですよね。
架空の売上計上や経費の架空計上、家事関連支出を事業の費用にしてませんか?

なにはともあれ、数字はきちんと管理しましょう!