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■【心de経営】 論語に学ぶ経営06 為政第2-15 31 学んで思わざれば罔し。思って学ばざれば殆うし

2025-04-28 12:21:00 | 【心 de 経営】 論語に学ぶ経営

■【心de経営】 論語に学ぶ経営06 為政第2-15 31  学んで思わざれば罔し。思って学ばざれば殆うし

 【心de経営】は、「経営は心deするもの」という意味になります。それとともにフランス語の前置詞であります「de(英語のof)」を活かしますと、「経営の心」すなわち、経営管理として、あるいは経営コンサルタントとして、企業経営をどの様にすべきか、経営の真髄を、筆者の体験を通じた内容をお届けします。

【筆者紹介】 特定非営利活動法人日本経営士協会理事長 藤原 久子 氏

 北海道札幌市出身、平成元年7月に財務の記帳代行業務並びに経理事務員の人材派遣業の会社を設立し代表取締役として現在に至っています。
 平素、自社において、従業員満足・顧客満足・地域貢献企業を目指し、ワーク・ライフ・バランスを重視した経営に心がけています。
 一方、自社における経験をもとに、経営コンサルタントとしての専門知識を活用しながら、客観的に現状を認識し、問題発見・解決策の提案や業務改善案、経営戦略への提言など、企業の様々な問題の共有を図りながらアドバイスをしています。

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 本メルマガで【心で経営】の新シリーズが始まり数か月が経過しました。混濁した世の中を生き抜く術・視点は何処にあるのかを私なりにお伝えする事ができればと願いつつ、企業経営の心髄に論語の精神が重なっている事に気付かされ、渋沢栄一に共鳴し、論語が私の愛読書の一つとなっています。

 中国、戦国時代の思想書「大学」におきましては、治国平天下(ちこくへいてんか:国を治め天下を平和に保つこと)の方が主体でありますが、私の論語への想いは、個人的規範が主体になっています。

 そのことから自らの修養の為に論語を学んでゆくのが最適であると考えたのです。何時の時代にあっても、また時代の変化の中でも、いわゆる不倒翁(「起き上がりこぼし」と同意として行き抜いて人間の持っていた、自らの修養と経験に基づくものが、企業経営をしてゆく上で極めて重要であると確信しています。

 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。

 その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

 

■■ 渋沢栄一の論語講義  ■■


 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

 

■■ 渋沢栄一の論語講義  ■■


 ここでご紹介する渋沢栄一の生涯は『論語』との出会いにあります。「明治維新を作った徳川時代的教養とはどういうものであったのでしょうか。徳川時代は、一般的な民においても職字率が非常に高く、当時の世界的水準ではトップではなかったかと言われております。『雨夜譚』をみますと、6歳のときに父の市郎右衛門から教育を受けていたとあります。その前の5歳のときから既に文章を読む教養を教えられていて、学ぶという一番基礎を幼児に叩き込まれた渋沢栄一が一番親しんだのは、論語でした。7歳の頃に読み始め亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。

亡くなるまで読み続けていた渋沢栄一は、84才から2年余かけて膨大な『論語講義』を遺しました。この点ではまさに不易(ふえき:いつまでも変わらないこと)です。


◆ 為政第2-15 31  学んで思わざれば罔し。思って学ばざれば殆うし
 
【読み】

 子曰く、学んで思わざれば罔(くら)し。思って学ばざれば殆(あや)うし。

 

【口語訳】

 子曰く、教わるばかりで、自ら思索しなければ、独創がない。自分で考えるだけで教えを仰ぐことをしなければ大きな陥(おと)し穴にはまる。

 「教えありて類なし」【論語】衛霊公第15-38-417 人間の差違は教育の差であり、人種の差でない。ちなみに、渋沢栄一の「論語講義」では「教うるあって類なし」と読み下し、こう解釈している。「それ政教の民を化するや、人の知愚・貴賤、習気の善悪・世類の美悪等の種類あることなし」。

 「性、相い近し。習い相い遠し」【論語】陽貨第17-2-436宮崎市定氏の口語訳「生まれ月は互いに似たものだが、習慣によって人間がすっかり変わってくる」。「教えありて類なし」「性、相い近し。習い相い遠し」の二つは、孔子が教育の大切さを説いたものとして、よくしられている。山本七平さんは、学ぶというのは、それを用いて探究する、すなわち思う事を始める基本になるもので、これは孔子の教育論の一番基本となっている、と解説している。

        参考文献 論語と渋沢栄一 プレジデント社

 

【コメント】

 書籍を読み、セミナーに参加していろいろな角度・視点から思索を深めても、それを具体的に実行し、確認することや、せっかく学んでも、そこから何をどれだけ考えたか、というステップを踏まなければ確かな知識とはなりません。教えを受けただけで、自ら思索しなければ決して道理を理解することはできません。

 つまりいくら知識を学んでも、思索しなければ、物事を本当に理解することはできませんし、逆にいくら思索をしても、知識を学ばなければ、独断に陥って視野が狭くなり危険であると教示しているのです。

 この思想は企業経営にも繋がり、日本経営士協会に於いても各種の学びの場を生涯教育として会員様は切磋琢磨して「共用・共業・共育」を唱え実践を目指しております。思ったことを探求してゆくと同時に、常に柔軟に学ぶ姿勢を崩さないこと、つまり生涯知的関心を消さず、生涯情熱を失わない事が大切であると痛感しております。物事をプロフェッショナルに探究し続けるためには限界に挑戦する心が必要であると感じます。

 企業経営に於いても同様の考えの下で永続的発展を遂げなければいけません。企業の成長のためにトップに求められるものは、自身の生き方そのものであると思います。つまりすべてを弁えて実践してゆくことこそが実は学問をしていることに繋がっているというこの思想には深い意味を感じます。

 

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月27日 ◇第九の誕生 ◇ウォーキングまとめ 5-5 まとめのまとめ 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします

2025-04-28 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 4月27日 ◇第九の誕生 ◇ウォーキングまとめ 5-5 まとめのまとめ 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします 

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

4月27日

 シラスウナギの豊漁というグッドニュースが昨年ありましたが、それにも関わらず、ウナギの値段も、御多分に漏れず、上がっています。
 水産庁が、ウナギの資源管理を行っているにも関わらず、ワシントン条約に基づいて、EU(ヨーロッパ連合)が、すべてのうなぎの国際取り引きを規制する提案を準備しているというショッキングなニュースが舞い込んできました。
 成魚やしらすだけではなく加工したうなぎ食品も対象としています。提案が可決されますと、流通量が減少し、価格はますます上昇するでしょう。
 庶民だけではなく、日本人すべてにとってウナギは宝石のような貴重な存在になってしまいそうです。

 早朝ウォーキングの効果を持続または改善するために、今朝のウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。

 

5章 ウォーキングと健康体操のまとめ

 これまで、ウォーキングや体操について連載してきましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。
 ここでは、まとめとして、どのようにしたら単調な運動を継続し、効果を上げるのか、ここでも体験を中心にお話します。そのまま鵜呑みにせず、皆様ご自身で体験しながら、修正し、効果を上げてくださるようお願いします。

【 注 】

 ここで紹介する情報は、自分で思考したり、入手したりした情報をもとに、ご紹介します。

 それが皆様にも良い方法であるとは限りませんので、皆様ご自身のご判断で参考にしてくださるようお願いします。


5-5 まとめのまとめ 皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします

 このシリーズでご紹介したのは、テレビを観たり、雑誌などを読んだりした健康情報を取り入れ、自分なりにアレンジした自己流ウォーキングと体操です。

 私の方法が、正しいとか、ベストだとかと思っているわけではありません。いろいろな情報をもとに、自分なりにアレンジしていますので、日々変化をする「進化形」の体操です。

 ウォーキングも体操も、効果があると信ずることで、継続することができているように思えます。

 春は、草花などから季節の訪れや変化を感じられ、熱くもなく寒すぎることもなく、とても気持ちよく、しかも心が和みます。スマートフォンだけではなく、コンパクトカメラを持ち歩くこともあります。花は接写撮影されると、素人なのに、プロになった気分になります。

 夏は、空は明るくなっています。朝から高温多湿の時もありますが、玄関を出たときの夏の朝のすがすがしさを感じられます。秋など他の季節の清々しさほどの質はありませんが、暑い夏には、朝が一番です。

 秋は、なんといってもすがすがしさですが、意外と「天高く馬肥ゆる」というようなすっきりとした青空の日は少ないですね。でも、紅葉の移ろいを感じられる秋は、ウォーキングには最適な季節といえます。

 冬は、真っ暗な中に飛び込みます。寒いので、帽子は防寒対策に不可欠です。必要に応じて手袋を付けます。手袋は、体操で鉄パイプなどを握ることもあるので必要ですし、手に汗をかいても蒸れないようなものを使うようにしています。

 日の出の時間の変化、月の満ち欠け、見える星座の変化等々も実感できます。


 みなさまにも、健康意識を高め、実践されるきっかけとなることを願って、図々しく連載してきました。長い連載でしたが、本シリーズもご愛読下さりありがとうございました。別のシリーズも是非ご愛読下さるようお願いします。

 最後に、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

■【今日のおすすめ】

 成功企業・元気な会社・頑張る社長を見ますと、なんとなく、その理由がわかるような気がします。
 ある種の法則のようなものがあるのですね。
 【事例】紹介と共に、なぜ、その会社が元気なのか、成功しているのか、その理由を解き明かしています。

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
  ■【今日は何の日】 4月28日 ■ 川崎身代り不動尊大明王院 ■ 京都の大火 ■ 【今日の写真】 春の京都 仁和寺 一年365日、毎日が何かの日

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《公募情報》令和7年度国際ルール形成・市場創造型標準化推進事業費補助金
 経済産業省は、民間事業者等に対して、対象とする事業に要する経費の一部を補助しています。
 当該事業者における標準化戦略活動やそれらを通じた市場創出等の促進を目的とした補助事業が公募されています。
[公募期間] 4/17(木)10:00~5/15(木)17:00
[申込方法] Jグランツ、もしくは電子メール
[公募説明会]4/25(金)13:30~14:30(オンライン)
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
 https://www.yano.co.jp/standard_support/
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  ベートーベン第九の誕生 427

 

 「階級社会を無くし、平等な世の中にしたい。そのために音楽家である自分は何をできるのか」

 ドイツのボンで生まれたベートーベンは、30歳の時に貴族女性ジュリエッタ・グイッチャルディと恋に落ちますが、彼女の両親は身分の違いを理由に結婚を許しませんでした。

ベートーベンの生きた時代、フランス革命は自由・平等・博愛を掲げられましたが、その後に登場したナポレオンは自ら皇帝となり、階級社会は残りました。

 また、反ナポレオンとして立ち上がったイギリス将軍のため、「戦争交響曲」を発表しますが、戦後のウィーン会議では、王侯貴族が支配する元の体制に戻りました。

 期待、そして思い通りにならない世の中。自らの音楽に無力感を感じながらベートーベンは森に引きこもり、作曲活動を停止します。当時は軽歌劇が流行し、重厚なベートーベンの音楽は人気を失っていました。さらに難聴がひどくなり、会話するにも筆談となっていました。

 1823年12月、長いブランクを経た後、交響曲第九番(第九)を書き上げます。最終楽章では「歓喜の歌」として、合唱が入ります。

 「世の習わしの厳しく分け隔てたものを汝の力は再び結び合わせる(中略)全ての人々は兄弟になる」

 ベートーベンの思いが詰まった歌詞は、今から約190年前の1824年5月、ウィーンで初めて歌われました。この時、アンコールは4回にも及んだといいます。

 この初演から165年後の1989年。ベートーベンの生まれ故郷ドイツは、東西に分断されていた国家が統一されました。ドイツでは、これを記念して「第九」が高らかに合唱されたのです。

  資料出典: J-NET21

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

 

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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

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