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■【心 de 経営】 『書話力』を高める 連載しています 

2025-05-31 11:08:18 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】 『書話力』を高める 連載しています  

 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。

■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル

  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。

 他の人と、同じやり方をしていては、どんぐりの背比べになってしまいます。存在感を示すためにも、自分自身を「差異化(差別化)」しましょう。

 それが、ご自身の成長に繋がるでしょうし、ビジネスパーソンとして元気に生きて行くことができるようになるでしょう。

 それをどの様に身に付けて、どの様に活かしていったら良いのでしょうか。自分自身で立ち止まって考えてみることも重要です。

 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じて

 

 

きたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。

 そのヒントの一助になるように、半世紀余の経営コンサルタント歴からお話して参りますので、参考にしてくださると幸いです。

■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 私自身、まだまだ充分とはいえませんが、その体験・経験を通して感じ取ったことを、思いつくまま、ランダムにご紹介します。体系だった流れではないですが、反面教師として、参考にしていただければ幸いです。
 なお、この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
   
http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-82.html
 

 原則として、毎週木曜日正午過ぎにお届けします。

 よろしくお願いします。

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月30日 ◇コンサルタントになるには ◇元気な会社 全員営業で黒字転換、増収増益へ 2b02-4530 ◇ラブレター

2025-05-31 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月30日 ◇コンサルタントになるには ◇元気な会社 全員営業で黒字転換、増収増益へ 2b02-4530 ◇ラブレター 

 

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 6月度より、「老いぼれコンサルタントの日記」は、「老いぼれコンサルタントのひとり言」にかわります。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月30日

 私のモバイルPCは、「軽量」を重視して選定したのですが、タッチ画面でなく、購入してから悔やみました。

 講師業を依頼されることが多く、講演中に文字や図を書いたりすることがあるのです。

 オンサイトであれば、黒板・白板を利用できますが、オンラインの場合にはそうは行きません。

 線を引くくらいはマウスを使ってできます。

 それにヒントを得て、ペン型のマウスを購入しました。

 残念ながら、普通のマウスに毛が生えた程度の使い勝手で、文字を書くには不充分であることが判明しました。

 タブレットを持ち歩くのは大変ですので、PCを買い換えるのが近道ということなのでしょう。

 まだ、いまのモバイルPCは買ってからそれほど時間経過をしていません。しばらくはzoomでの講習でホワイトボード・アプリをつかうのはお預けのようです。

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、えんぽうにあるので、オンラインでインタビューと社内見学をさせていただきました。

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 全員営業で黒字転換、増収増益へ 2b02-4530
 新型コロナウイルス感染症の影響により業績が悪化した企業が少なくない中、コロナ禍前は業績が赤字だったにもかかわらず、コロナ禍に入って黒字転換した企業がある。人口4万1000人超と日本で最も人口の多い村として知られる沖縄県読谷村(よみたんそん)で、2008年8月に県内10番目のコミュニティFM放送局として開局したM社である。
 主力のラジオ事業は、朝7時から夜10時までほぼ生放送で運営し、番組のDJ(パーソナリティ)は120人余りの地元のボランティアが担う。ボランティアによる番組枠は完全に埋まっており、番組待ちのエントリー者も数多い。3カ月に1度の番組改変時には新規番組担当者に4時間の研修を行い、番組パーソナリティとしてデビューする形だ。社員15人も番組を担当しつつ、営業や企画・総務・経理など会社の運営を担っている。
 ただコロナ禍の影響は大きかった。コロナ禍前の2019年6月期に5929万円だった広告収入は、翌20年6月期は5152万円に減少し、さらに21年6月期は4454万円と激減した。多くの人が利用するスタジオを消毒するため、生放送の時間を短縮ざるを得なくなった。「番組担当者やスタッフの休みも頻繁になり、放送運営に支障をきたすようになった」と社長のNさんは振り返る。
 これに対し、「コロナ対策営業強化プロジェクト」と称した活動をスタート。読谷村行政の全課をターゲットに、社員全員を営業担当者に振り分けて「うかがい営業」を行った。コロナ禍という「災害時」に必要不可欠な情報発信とは何なのか、同社が出来得る事業・取り組みを考えて提案した。並行して読谷村から受託している「ふるさと納税返礼品」事業を強化。返礼品の種類やポータルサイトを増やし、全国100局余のコミュニティ放送局に1時間の「ふるさと納税番組」を配信して、納税額を増やした。
 広告収入は減収となったものの、行政からのコロナ関連広報収入は増加。ふるさと納税返礼品事業もコロナ禍に伴う「巣ごもり需要」が高まり、事業手数料としての収入が大きく増えた。この結果、2019年6月期決算は売上高が6520万円、経常損益が127万円の赤字だったものが、コロナ禍後の2020年6月期は売上高が8642万円、経常利益は256万円と黒字に転換。さらに2021年6月期は売上高が約9200万円で、経常利益は915万円と増収増益を果たした。
 一方でNPO法人を設立した。非営利組織の方が持続可能な事業運営が可能だと判断したためで、今後、事業を株式会社からNPO法人にシフトしていく方針だ。「全国の方々から頂いたふるさと納税の事業手数料で、ラジオの運営を賄うようにする。これにより、社会の変化に対応出来る組織となり、スタッフの業務に対する多様化も進む」とNさんは考えている。

【コメント】

 営業努力や営業部門強化によって何とか乗り越えている企業もあります。

 新たなアイディアとその実行力で苦境を乗り越える攻めの経営成功例と言えます。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

■【今日のおすすめ】

  ◆【お節介焼き情報】 経営コンサルタントになるには??

 「経営コンサルタントになるには、まずは中小企業診断士資格取得から」と考えていらっしゃる方が多いでしょう。

 もちろん、それは間違いではなく、経営コンサルタントになるための方法のひとつです。

 ただ、それだけと思い込むのはいかがでしょうか?

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
  ■【今日は何の日】 5月31日 ■ 世界禁煙デー ■ 東京スカイツリーから電波発信 一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆川に浮かぶ桜の花びらはどこへ・・・  530
 5月30日は「ゴミゼロの日」でした。
 コンビニの大半が大手チェーンに属していますが、地域に根付いた独立コンビニも頑張っています。
 コンビニで話題になるのが、賞味期限が近いお弁当などの廃棄問題です。
 予測と実売の差が、この問題を引き起こしているのです。
「コンビニエンス=利便性」が売り物ですので、品切れによる不便を掛けることを避けたいという温かい気持ちから、多めの仕入をしているために起こっている現象です。
 しかし、売上予測の判断力が低くてこの問題を引き起こしていることが多いのです。

 AIに依存しすぎの判断による予測ミスもあります。

 人間の経験から来る予測も必要です。
 予測力を養成するのは大変ですが、大きな課題として取り組むべきです。
 一方で、大手コンビニでは、賞味期限が近くなりますと廃棄する基準が厳しいのですが、独立系のコンビニや小売店では、フレキシブルで、ごみの減量に繋げているところもあります。

 タイムセールにより値下げして販売をするなど、大手コンビニも、ルールを緩和する努力をしているようですが、更なる検討をしてみてはどうでしょうか。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  

 
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■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業体験記<再掲> 1 人選1 1ドル360円時代

2025-05-30 12:21:00 | 【連載小説】竹根好助のコンサルタント起業

  ■【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業体験記<再掲> 1 人選1 1ドル360円時代 

 「経営士ブログ」では、コンサルタント・士業として新たに独立起業しようとしている方々の応援もしています。

 その一貫として、経営コンサルタントとして新たに独立起業した竹根好助の起業体験記を小説化しお届けしています。
 新たに開設されたブログもあり、また、読者からの要望もあり、再編集して、はじめからお届けすることになりました。
 
 
■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業体験記 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。
 これからコンサルタントを目指す人の参考になればと、私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
  ※ 直前号をお読みくださるとストーリーが続きます。
     直前号 ←クリック

◆1 人選1 

 いまや、経営コンサルタントとして、押しも押されぬ大ベテランの竹根好助でる。その竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めた。思わず乗り出してしまうほどで、それを小説風に、自分を第三者の立場に置いた彼の話としてご紹介しよう。

◆1-1 1ドル360円時代
 「竹根のやつ、『ニューヨークに駐在員事務所を開設するためにアメリカへ行ってくれないか?』って言ったら、『ハイ、わかりました。』と言って、二つ返事ですぐに引き受けたよ」
「そうですか、普通なら遠慮するとか、『自分でよろしいのでしょうか?』位のことを言うのが常識だよね」
 上場している商社、福田商事の海外営業部長の角菊と竹根の上司である島村課長の会話である。一ドルが三六〇円の時代で、まだまだ日本製品は「安かろう、悪かろう」と品質は低く、粗悪品の代名詞のように言われていた時代である。高速道路でテスト走行中の日本自動車製のアメリカ輸出向けのホープとして開発された自動車が火を噴いたという真偽不明の噂が最もらしく騒がれ、日本製品の評判は芳しくなかった。

「何でまた、事業部長は、あんな竹根のような若造をこのように重要な任務に推薦したんです?」
「実は、社長からニューヨークの駐在員事務所の件で、誰を派遣するのか決めろという指示が来たんだ。条件付きで・・・」
 角菊は、島村の顔を見てから、言葉を継いだ。
「若手からベテランまで、三人ほどを推薦しろと言うので、仕方なく若手も含めたというわけさ」
「なるほど、それでですか」

 この二人は、大学の先輩と後輩である。事業部長の角菊は六年ほど島村の後輩であるが、冠履倒(かんりとう)易(えき)、先輩を追い抜いてしまった。福田商事の社長も先代の創業者社長の親戚筋からの娘婿で、三十代半ばで社長に就任した。社長が若いこともあり、角菊の抜擢人事に見るごとく、既存概念にあまりとらわれないところがある。
 一方、入社して一年半しかたっていない竹根は、父親が戦死し、母親と二人で育ったこともあり、サラリーマンとしての生き方について竹根に適切なアドバイスをしてくれる人がいなかった。そのこともあり、人生のあり方は、書籍などから仕入れたものが基本である。

 竹根が、本日の業務報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。日本製品が「安かろう、悪かろう」と悪口を言われる時代に、まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になったことに、ベテラン課長など、その情報を知っている人達では不満の声が上がってきました。

 竹根は、サラリーマンの処世術の一つとして、「上司の命令には素直に従う」と物の本に書いてあった。角菊事業部長から打診をされたときには、その教えに従って、とにかく『ハイ』と返事をしたまでのことである。
 『ハイ』と返事をしたことには、別の理由もある。竹根は、予感というのか、あたかも霊感を持っているかのように何かを感じ取ることがある。もちろん霊感とか言うような、超常的な優れた能力というのではなく、むしろ『予測力』といった方が正確である。周囲の状況を総合的に判断して、そこからひらめきを導き出す力を持っているようである。

◆1-2 鶏口牛後

 竹根は、本日の報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になっていることに不満の声も出てきていました。
 竹根は、サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守っていました。

 今回の駐在員を派遣するということは、すでに噂として事業部内では周知の事実である。三十代後半の第二課の伊田課長が最有力であるが、竹根と同じ課の長池係長も捨てきれないというのが下馬評である。

 福田商事に竹根が入社したときには、二部上場企業であった。竹根は、母親から『鶏口牛後』『鶏頭となるも牛尾となるなかれ』という教育を受けていたから、「おまえならどこの大学でも、たとえ超一流どころにも入学できる」と、高校の進学指導で合格印を押されたのにもかかわらず、それを避けて、東慶大学に入学した。就職の時も、当時三井菱商事が業界のトップ企業であったにもかかわらず、福田商事に入社した。超一流ドコロでは、上が閊(つか)えて、実力を発揮する場が少ないだろうし、歯車の一つに過ぎないような位置づけを好まない竹根である。

◆1-3 竹根の人事推理

 竹根は、今回の福田商事アメリカ駐在員選定人事をあたかも推理小説を読むかのごとく関心を持っていた。

 竹根も福田商事がアメリカに駐在員事務所を開設するという情報は知っていたし、駐在員として派遣される人は、下馬評が順当だろうと認めていた。下馬評に挙がっている二人とも三十~四十代であり、脂がのっている。
 一方で、竹根は、
 ――もし、自分が社長だったら、どのような人事をするだろうか。天下の三井菱商事ですらアメリカには日本人が十三人しか行っていないことから考えると、大手商社のまねをして、順当な人事方針で駐在員を選択しても駄目である。これからアメリカという新天地に進出しようという時には、むしろフットワークの軽い若手ががむしゃらに動く方が成功策ではないか。下馬評の二人のようなベテランは、日本にいて、ちょっと離れた視点で、アメリカで走り回っている若手をコントロールした方が結果に結びつくのではないか――と考えた。

 ――では、福田商事の場合にはどうであろうか。福田社長のこれまでの社員の使い方から推量するに、今回も斬新な人事起用をするのではないだろうか。もし、この推理が当たっていたとすると、若手を送るだろう。ただし、自分は、島村課長の人の目を見る目のなさに泣かされ、人事評価点は高くないし、まだ入社して一年半しか経っていないこともあり、当然対象外であろう。そうなると、二年先輩の佐藤氏が最右翼だ――

◆1-4 下馬評の外れと竹根の推理

 数日が経ったとき、新しい噂が流れてきた。角菊事業部長が推薦した三人は、いずれも社長が却下したというのである。

 ――こうなると、自分が考えていた若手起用という線が濃くなってきた。社長のことだから、複数の社員候補を再度もってこいと指示を出そう。そうなると、佐藤氏は当然リストに載るが、残るあと二人は誰だろう。三人とは限らないかもしれないな――

 そこまでは推理できたが、あとは誰が候補に挙がるか、見当がつかない竹根である。

 ――まてよ、自分は曲がりなりにも、まだ日本ではあまり一般的でないマーケティングを大学院で学んできているから、ひょっとするとあの福田社長のことだから自分を指名するという可能性がないわけではないな――

 自分の都合の良いように竹根は考えるようになった。すなわち、選ばれるのは竹根である。自分が社長なら、竹根を選ぶだろう。その思いが妄想のように広がってゆく。しかし、さりとて、竹根は仕事が手に付かないなどと言うことはない。複々線思考というのか、今何をするのかが決まると、他のことが雑念にならず、集中して目の前の業務を遂行できる。竹根自身も、自分の集中力の高さと、複々線思考ができることを誇りにさえ思っている。これが後に、経営コンサルタントとして大きな力になることを竹根が知るよしもない。

◆1-5 事業部長の推薦と社長の思惑

 竹根の妄想とは関係なく、一方では駐在員人事は進んでいる。
 角菊の人を見る目に疑問を持ち始めた福田社長は、「角菊事業部長の新規の三案についてはよくわかった。それで、あなたとしては誰を第一候補として今回は推薦するのかね」と、少々きつめの言葉を角菊に投げかけた。
 福田社長は、自分が抜擢したばかりの角菊をなんとしても一人前の事業部長にしようと必死である。
 「前回の三人のリストは、ベテラン順に記載しましたが、今回は推薦順位順に記載しました。前回、最若年として候補に挙げた佐藤君ですが、今回も彼を第一候補として推薦します」

 「佐藤君を推薦する理由は、前回も聞いたが、も一度説明してくれるかね」
 「佐藤君は、わが事業部の若手の中では稼ぎ頭であり、彼の英語力は抜群です。人間も如才なく、お客からの受けは結構よいのです。先日も、タイから来た・・・」
 「確か、彼の担当は東南アジア向けの輸出業務だよね。東南アジア向けは、うちは伝統的に強いし、すでに彼の先輩たちが築いてきた土台の上での彼の実績だよね」
 「彼の実力を見込んで、重要な東南アジアの輸出業務の任に当てています」
 「東南アジア市場全体のわが社の売上高の伸び率はどうかね?」
 「伸び率は把握していませんが、わが社の海外売上高の四十六%を占めています。その中の約半分は彼の売上ですから、わが社の輸出の約四分の一を彼一人で稼いでいることになります」
 「彼は、この一年で、何社くらいの新規顧客を開拓したかね?」
 「東南アジア市場は、代理店網がきちんとできているので、新規開拓は特にしていません」
 「そうか、わかった。ただ、今日は急な用件が入っているのでこの辺で終わりにしよう。次回は、明日の九時四十五分からにしたいが、予定はどうかね。それまでに、今回推薦している三人の年率の売上高伸長率と新規顧客開拓数を調べておいてくれたまえ」
 「スケジュールの件と、データの件は了解しました。明日の午前十時十五分まえですね。では、失礼します」
 ――今日は、結論を出したいので充分時間を取ってあると確か社長は言っていたのに、なんで急に仕事を入れてしまったのだろうか?――
 角菊には、社長の考えが不可解に思えた。

  <続く>
 
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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月29日 ◇エベレストの標高 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」 40-4 コンサルタントに業務委託をするときのポイント

2025-05-30 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月29日 ◇エベレストの標高 ◇「あたりまえ経営のきょうか書」 40-4 コンサルタントに業務委託をするときのポイント 

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 大変勝手ながら、上記の中より、ご都合のよろしいブログをご覧下さるよう、お願い申し上げます。

 

 6月度より、「老いぼれコンサルタントの日記」は、「老いぼれコンサルタントのひとり言」にかわります。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月29日

 役職定年が話題になっています。

 大手企業が少しずつですが、役職定年をやめたり、延長したりしているそうです。

 人手不足が騒がれている中、とりわけホワイトカラー族の生産性向上という観点でも、経験豊富な、多くの管理職に役職定年を適用することは好ましくありません。

 一方で、女性管理職の役職定年問題は、あまり改善していないようにも聞いています。

 女性の管理職比率を高めるという政府の政策にもかかわらず、企業現場ではその気運が強くなく、実力ある女性が管理職登用されるのに、男性と差別が大きいともいわれています。

 「女性管理職役職定年=退社」という構図さえあるそうです。

 労働力不足の中、なぜ、そのような男女差別をしなければならないのでしょうか。

 「人材を育てる時代は終わった」という人がいます。

 人材は、出来上がった人を採用すれば、教育費用を削減できるというのです。

 世の中の風潮に乗っていてよろしいのでしょうか。

 

 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 40-4 コンサルタントに業務委託をするときのポイント

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 1章は、「コンサルタントとは何をしてくれる職業なのか」という視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」、第3章は「社員研修で人財を効果的に育てる」というテーマでお話してきました。

 第4章では「コンサルタントに業務委託をするときのポイント」という企業向けの情報です。しかし、これを裏返しますと、コンサルタント・士業として、どうあるべきかがわかってくると思います。

 

■ 第4部4章 40 【経営支援】 コンサルタントとの業務委託の契約 1-1
 「この先生にお願いしよう」という経営コンサルタントが見つかったら、契約書を取り交わしましょう。経営コンサルタントの中には契約書を取り交わさず、提案書という形で提示される場合もあります。
 どのような方法でコンサルティングに取り組んでくれるのか、契約期間や金額、支払い方法などの取り決めですので、きちんと内容を確認しましょう。

 コンサルタントとの契約のしかたには、いくつかの異なった方法があります。期間の長短により大別するとわかりやすいと考えますので、この視点からまずは見てみましょう。
 目的に応じて契約の期間を決めることがよいですし、目的によって契約形態が異なります。
 企業が抱える問題・課題を見つけるには経営診断を受けるのがよいでしょう。本格的な診断は本診断と言い数ヶ月かかるのが一般的で、費用もその分高くなります。長期的な顧問契約をする前に簡易診断を受けますと、自社の問題点を経営コンサルタントと双方が共通認識できて、その後のコンサルティングをスムーズに運ぶことができます。
 すでに自社の問題点を把握できている顕在的な課題の場合には、課題に応じた、短期的に解決できるスポット契約という方法があります。簡単なものであれば半日から支援を受けることも可能ですが、通常は1~2ヶ月といった期間となります。
 長期にわたるような課題はプロジェクト契約となります。また、総合的に、じっくり腰を据えて助言を得るには顧問契約が適しているでしょう。

 

 

■【今日のおすすめ】

  ◆【<映像で学ぶ>プロコンサルタント・士業成功のツボ】310 自社の現状を自己認識していただく

 ホンモノのプロのコンサルタント・士業を目指す方のために、映像シリーズをお届けしています。

 ミニ講座ですので、隙間時間を利用して、ご覧いただけます。


■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
     https://ameblo.jp/keieishi17/theme-10071238154.html 

  ■【今日は何の日】 5月29日 ■ エベレスト登頂記念日 ■ 肉の日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ エベレストの標高はひとつではない?! 529
 エベレストを最初に登頂したのはニュージーランドのヒラリーで、70年近く前のことです。
「たった70年前?」という感覚の人もいらっしゃると思います。
 それほど厳しい山なのかもしれませんが、昨今は、登頂者が多くて、ごみだらけになってしまっていると冒険家の野口氏だったと思いますがおっしゃっていました。(もし、違っていましたらごめんなさい)
 エベレストはインド測量局 で長官を務めたジョージ・エベレストにちなんで命名された。
 科学技術の発展している昨今ですが、エベレストの標高に対する数値でも米中対立があるようです。
 エベレストがあるネパール政府も独自の標高を示しています。
 私が子供の頃は、エベレストは8,776mと教えられました。
 エベレストの標高については諸説あり、1954年にインド測量局が周辺12か所で測定し、その結果を平均して得られた8848 mという数値が長年一般に認められてきました。
 1999年、全米地理学協会はGPSによる測定値が8850 mだったと発表し、2020年、中国・ネパールは合同で北斗とGPSによる測定値が従来の測定値より僅かに高い8848.86 mであったと発表しています。
 厳密にいいますと、地殻変動などの影響によって標高は年々変動しているようです。
 ちなみに、エベレストの南麓に位置するネパールのサガルマータ国立公園はユネスコの世界遺産に登録されています。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月28日 ◇花火のパラシュート ◇福岡県太宰府 天満宮4 御本殿 ◇筆が速い

2025-05-29 07:29:44 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月28日 ◇花火のパラシュート ◇福岡県太宰府 天満宮4 御本殿 ◇筆が速い  

【ご案内】

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私どものブログは、下記のような複数のブログ・プラットフォームよりお届けしています。

   経営士ブログ(経営管理・コンサルティング等)

     http://ameblo.jp/keieishi-kyokai/

   経営士ブログ別冊(旅行・写真・映像・趣味等) 

     http://ameblo.jp/keieishi17/

   経営士ブログ総合版(上記2ブログを包含) 

     http://keieishi.blog.fc2.com/

 大変勝手ながら、上記の中より、ご都合のよろしいブログをご覧下さるよう、お願い申し上げます。


 

 6月度より、「老いぼれコンサルタントの日記」は、「老いぼれコンサルタントのひとり言」にかわります。

■【小説風 傘寿の日記】

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

 

5月28日

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 

 

 

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 福岡県太宰府 天満宮4 御本殿 
 

  

【カシャリ!一人旅】 福岡県太宰府 天満宮4 御本殿 


    
思い立ったらカシャリ! 皆様にご披露するというより、自分の記録

 

 太宰府市(だざいふし)は、福岡県の中部に位置し、歴史は長く、671年日本書紀に「大宰府」という名前が記され、九州地区を統治した地です。
 太宰府天満宮は「学問の神」と崇められる菅原道真公を祀っているために毎年受験生をはじめとした参拝客が年間700万人とも言われています。

 919年(延喜19年)、左大臣藤原仲平が勅によって社殿造営を行いました。数度の炎上を経た1591年(天正19年)に小早川隆景が再建します。五間社流造り、檜皮葺で、正面には唐破風状の向拝が付く、桃山時代の豪壮華麗な様式で、右には飛梅、左には皇后梅が配されています。現在国の重要文化財として指定されています。(太宰府観光協会のウェブサイトより)

 アクセスは、福岡からですと意外と近いので驚きました。博多から 地下鉄空港線で天神 西鉄福岡に向かい、大牟田線急行で20分ほどで二日市に着き、太宰府線に乗り換えると10分もかからずに終点の太宰府駅に着きます。博多から1時間もかからず、電車も朝だと15分おきに出ていますし、運賃も地下鉄と西鉄を合計しても600円程度でした。(2014年6月現在)


福岡 太宰府

 

■【今日のおすすめ】

  ◆【<映像で学ぶ>プロコンサルタント・士業成功のツボ】310 自社の現状を自己認識していただく

 ホンモノのプロのコンサルタント・士業を目指す方のために、映像シリーズをお届けしています。

 ミニ講座ですので、隙間時間を利用して、ご覧いただけます。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930

  ■【今日は何の日】 5月29日 ■ エベレスト登頂記念日 ■ 肉の日 一年365日、毎日が何かの日

■【知り得情報】
 「経営とは、環境対応業である」という名言は、私の先輩コンサルタントが残してくれた言葉です。
 その経営環境は、めまぐるしく変化します。政府や自治体も、その変化に対応できるように中小企業向けの各種施策を提供しています。ところが、その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去には焼け石に水かも知れませんが、仕入れた情報をときどきご紹介します。
 重複してお届けすることもありますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。


   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 「筆が速い」のメリット

 某人材派遣会社の登録社員向けの社内報向けにビジネスパーソンのあり方について寄稿してほしいという依頼が来た時のこました。

 年度切り替えでもないのに、この時期に依頼とは、といぶかしく思い、思い切って理由を聞いてみました。

 年度初めより執筆していた先生が急病で、執筆できなくなり、そのピンチヒッターとのことでした。

 業界では、「あいつは筆が速い」という評判らしく、このようなピンチヒッターを依頼されることはこれまでも結構ありました。

 同社とは、以前、同社の正社員向けの社内報の原稿を書いたこともあり、今後、寄稿頻度を上げてくださるとのことです。

 早速、全体構想を練ることにしました。

  花火に仕組まれたパラシュート 528
 5月28日は「花火の日」です。
 隅田川の花火は有名ですが、「江戸の華」といわれるように江戸時代から花火大会があったのですね。
 当時の花火は、丸く美しく散るのではなく、今日では「柳」と呼ばれる花火分類に属する、流れ落ちるような花火だったようです。
 鍵屋と玉屋(鍵屋から独立)やが競い合って、その美しさを競ったそうです。
 その技術が今日に繋がっていて、日本の花火は世界的にもトップクラスといわれています。

 私が子供の頃、打ち上げられた花火から落ちてくる「落下傘(パラシュート)」が楽しみでした。
 ある日、私の家のすぐ前に落下傘が落ちてきました。
 私は、玄関から下駄を履いて出ようとするのですが、なかなか下駄を履けません。
 ようやく下駄を履いて飛び出して、落下傘を拾いに行こうとしたのですが、通りがかりのおばさんに先を越されてしまいました。
 後になって、裸足で良いから直ぐに飛び出せば良かったと悔やみました。
 今でも、その時の無念の気持ちは忘れられません。<笑い>

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-75.html

 

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月27日 ◇少年野球の名指導者 ◇歴史を変えた日本海海戦 ◇経営四字熟語「自育共育」

2025-05-28 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月27日 ◇少年野球の名指導者 ◇歴史を変えた日本海海戦 ◇経営四字熟語「自育共育」 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月27日

 トランプ関税で、中小企業の多くが苦境に立っていると報道されています。
 経済産業省はトランプ関税措置の対策本部を開いていますが、中小企業の相談窓口への問い合わせは3000件を超えているといいます。
 関税措置の内容に関する問い合わせに加えて、資金繰りの相談が増えています。4月にまとめた緊急対応策を進めるとともに、影響を見極めながら追加対策も検討する方法です。
 輸入車への追加関税や相互関税が懸念材料ですね。

■【今日のおすすめ】

 四字熟語の中には意味深長な意味合いを持っているものがあります。

 また、視点を変えて見ると、意味が異なって見えることもあります。

 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「経営四字熟語」と命名してます。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
    この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。

   http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-1.html

  ■【今日は何の日】 5月28日 ■ 花火の日 ■ 国際アムネスティ記念日 一年365日、毎日が何かの日

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《セミナー》(上級)特許調査研修 ~審査官の視点に近づこう!~
 INPIT(独)工業所有権情報・研修館では、強くて広い特許権取得のための特許調査技術向上を目指し、効果的、効率的な先行技術調査手法や、特許審査官が進歩性をどのように判断するか等を学習できる研修です。
[日 時]
  オンライン研修:6/16(月)9:50~17:00、6/17(火)10:00~17:30
  集合研修:6/19(木)10:00~17:30、6/20(金)10:00~17:40
[場 所]
  オンライン研修:Zoom
  集合研修:(独)工業所有権情報・研修館 虎ノ門分室(東京都千代田区)
[申 込] 5/20(火)17:00まで
[参加費] 43,000円(税込)
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
 https://www.inpit.go.jp/jinzai/kensyu/expert/jyou/index.html
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 少年野球と指導法

 ネット情報をサーフィンしていたところ、鈴木義幸氏が少年野球の名指導者のことについて記述していました。

 大半の少年野球指導者は、「どなる」のだそうです。

 ところが名指導者は、「アクノレッジメント」を重視するとおっしゃっていました。

 A少年が高めのボールを空振りしたときに、普通の指導者は、「なぜ、ボール球に手を出すのか」と怒鳴ることが多いそうです。

 ところが、名指導者は、「打てると思ったら、ドンドン振ってゆけ」とアドバイスをするそうです。

 少年は「打てる」と思ったから振ったので、それを否定しない、すなわち「アクノレッジメント」することで少年が萎縮しないようにするそうです。

 もちろん、すぐ後で、技術的なフォローをするのですが、それもアクノレッジメントでするのだそうです。

 管理職が部下指導をするときに応用できそうですので、メモとして残しておきました。

 日本海海戦は国際舞台で日本を知らしめた 527
 1905年5月27日に東郷平八郎が率いる日本艦隊が、ロシアのバルチック艦隊に対して大勝利を収めました。
 極東のはずれの小国が、大国の大艦隊を破ったということで、一躍国際舞台に飛び上がりました。
 なぜ勝てたのか、それはまた経営にも活かすことができと考えています。
  コンサルティングも、常識的なやり方をしているだけでは、ライバルに対して差異化(差別化)をすることはできません。差異化ができなければ、ランチェスターの法則に基づき、弱者が負けてしまうことが多いのです。

  「経営の常識」と言われることを疑ってみて、現状や自社の状況に鑑みた戦略や戦術を検討することも重要です。

 ちなみに、日本がロシアに勝つことができた理由のひとつが、ロシア側にあったそうです。

 彼等の装備は古く、また兵員の疲弊もあったことがあげられるそうです。

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。
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■バックナンバー
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■【経営コンサルタントのお勧め図書】 「真実」を知ろう 「財務省 亡国論」 ― 日本の未来を奪うようなことを平気な顔をしてやっている「それが財務省」 ―」

2025-05-27 12:21:00 | 【経営】 経営コンサルタントの本棚

本  ■【経営コンサルタントのお勧め図書】 「真実」を知ろう 「財務省 亡国論」 ― 日本の未来を奪うようなことを平気な顔をしてやっている「それが財務省」 ―」  

 経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。
 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。
 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。
 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。
 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。
【 注 】
 今月は、図版ファイルのページ数が多いためにリンク付きURLにて掲載しています。
本

■    今月のおすすめ

   「財務省 亡国論」

   ― 日本の未来を奪うようなことを平気な顔をして

      やっている「それが財務省」 ―」

            (高橋洋一著 あさ出版)

 

 

本

■       「真実」を知ろうー日本の経済成長を阻む財務省の体質ー(はじめに)

 今、日本全国で、「財務省解体デモ」が起こっています。デモに参加している方々の財政政策に対する考え方は様々で、必ずしも同じ考えではないと思われます。しかし、ここで議論が起こることは良いことで、これを契機に、「天下りファースト」と言われている、財務省の体質を検証し、政府・官界の改革をする良い機会ではないでしょうか。

 この検証の材料として、紹介本をご紹介します。著者の高橋洋一は、財務省の枢要なポストを経験し、財務省の内部事情に詳しく、加えて、数理経済学者として、自身の利害に関係なく、データに基づく真実・真理から、財務省の体質を指摘しています。

 感情論や、歯止めのないMMT(Modern Monetary Theory;現代貨幣理論:自国通貨を発行できる政府は財政赤字を拡大してもデフォルトしないという理論)ではなく、著者のデータに基づく所見から、この問題を検証してみましょう。

 著者は財務省の体質を次のように表現しています。

 『何のデータ的根拠も示さず、要因も予兆もないのに、「このままでは、いずれ日本は財政破綻をする。そして日本国債は暴落する」と「あえて恐怖を煽っている人たち」がいる。誰がどの様な利益のために財政破綻や国債暴落を主張しているのか。その一つが財務省だ。ただしこれは表では絶対言わない。こっそりとウラでいうのである。財務省は一貫して「増税派」と思って間違いない。その理由は、税金をたくさん集めて財政再建をしたいから、ではない。じつは増税すると財務省の予算権限が増えて、各省に対して恩が売れて、果ては各省所管の法人への役人(財務省の)の天下り先の確保につながるからだ。驚いたかもしれないが、こうした思惑があるからこそ、財務省は「いつだって、スキあらば、増税したい人たち」なのである。』(太字は著書の儘に表示。)

 更に加えて著者は、増税が、財務省の権限を増す要因を、二つ掲げます。

 一つ目は、『経済成長によって「税収」が増えて予算増となっても、経済成長は財務省のお陰ではないので、要求官庁は財務省に恩を感じない。ところが、「増税」であれば、その増加分は財務省のお陰となって、財務省はその分の予算配分をするとき、各省庁に恩をきせられるのだ。予算増の恩恵を受けた省庁は、その見返りに自分の所管する法人などに財務省の天下りを認めてやる。もちろん、この天下りは予算配分してもらった見返りであり、国民の血税が使われている。我々の血税を利用して自らの権力を強化し、結果として国民の利益を損ない、日本の未来を損なうようなことを平気な顔をしてやっているのだ。』(太字は著書の儘に表示。)

 二つ目は、『増税するときの「例外措置」である。「今回の増税は、こういう業界は例外とする」といったように、特定の業界や特定の層を優遇する措置が取られるのだ。財務省はもっともらしい理屈をつけて例外措置を設けるが、そのじつ、「この業界を特例とすることには、どんな利益があるか」という計算が働いていると見ていい。これが、「あの時優遇したのだから、引退した(財務)官僚の受け皿を提供しなさいよ」という具合に、天下り先の確保につながるわけだ。』(太字は著書の儘に表示。)

 以上の『』で記した部分について、著者は、次のように証言します。「まったく呆れた利己思考だが、実際に財務省に身を置いたことがある、私が、自らの体験から言うのである」と。

 この様に、身を危険に晒しながら、真実を発信する著者に、敬意を覚えると同時に、発信された情報への高い信頼度を覚えます。

 一方、財務省が利己思想を正当化するために主張する、ウソ・デマに、怒りを覚えつつ、ウソ・デマの幾つかを次項でご紹介します。

本

■       「天下りファースト」の利己思想を保持すべく主張する財務省のウソ・デマ

【統合政府バランスシーを「デタラメ」と言い放った財務大臣】

 著者は、財務省が、日頃、言っているウソは、簡単にバレルと、次のように言います。『「増税したい一心で、借金で大変だ、大変だ‼」「財政破綻する」「国債は暴落する」とウソを言っている財務省。しかし、日銀を含めた連結ベースの統合政府バランスシートで見ると、「財政状況は悪くない」で終わってしまう』と。

 2018年10月から公表が始まったIMFの統合政府バランスシート(Public Sector Balance Sheet)による、統合政府のネット資産により、各国の財政状況が正しく判断できるのです。因みに日本は、2020年度の連結ベースのPSBSでは、純資産48兆円(名目GDP比9%)とG7ではカナダに次いで2番目に良好です。

 しかし、驚くべきことに参議院財政金融委員会(2022.3.16)で、鈴木俊一財務大臣は(当時)、「統合政府バランスシートの考え方は適切でない」と、渡辺喜美委員に対し答弁しているのです。

 財務省自ら提出したデータに基づき、会計・財政的に世界基準であるIMFのPSBSを否定してしまう、日本の財務大臣ひいては日本は、世界からどのような目で見られるでしょうか。

 以上を説明する、【図表】『PSBSによるG7の純資産の推移グラフ(P5)』及び『「財政破綻する」「国債は暴落する」のウソを背景とした「財務省の連結BS」を、世界基準であるIMF基準で改訂した「世界基準BS」により「真実の日本の財政状況」を検証する(P1~P4)』下記URL-を、参照ください。

 URL;http://glomaconj.com/joho/keiei/sakai20250527FinancialMin-ver2.pdf

 

【醜いほど低すぎた公共投資と低成長の要因は、財務省が設定した二つのタガ

 ― 4%という「高い社会的割引率」と「“インチキ”PB」 ―】

 財政を中央政府の財政収支(著者は、「“インチキ”プライマリーバランス(PB)」と命名)のみで判断し、統合政府のバランスシートのネット資産による判断を否定する財務省のスタンスは、企業経営に譬えれば、単体の収支表のみで判断しているのです。一方、PSBSは連結で貸借対照表により判断できます。

 財務省の大ウソである「日本の財政危機」に基づく、緊縮財政をバックグラウンドに持ち、中央政府単体の収支のみに重点を置く財務省のスタンスが、著者が20年前に当時の国債金利に合わせて、4%と決めた社会的割引率(公共投資の良否判断の基準金利)を、その後の国債金利の推移(20年で▼3.5%)を無視し、据え置き、加えて、単体収支(“インチキ”PB)重視から公共投資を抑制する国家運営をした結果、「失われた30年」をもたらしたのです。

 こうして日本の公共投資は、高い社会的割引率と“インチキ”PBの二つのタガにより、他のG7の国と比べて、醜いほどの低い水準になってしまったのです。

 因みに、著者は、もしも適切な社会的割引率であったならば、G7各国と同レベルの公共投資を実施し、同レベルの経済成長を遂げたと試算(JPタラレバ)をしています。

 「醜いほどの低い公共投資」と「試算(JPタラレバ)」は本欄2024.12.24〔図1〕のP1の「グラフ1」「グラフ2」―下記URL-を参照ください。

 URL;http://glomaconj.com/joho/keiei/sakai20241224-1.pdf

 

【「“インチキ”PB」に潜む財務省の罠を回避して、好循環経済を実現する】

 財務省及び政府は、「“インチキ”PB」ではなく、IMF世界基準による統合政府バランスシートの純資産から判断する、「正しいPB」により、適切な財政・公共投資を実施し、併せて、適切な金融政策を行い、経済全体を上向かせ、結果、税増収が生まれ、必要な減税を行い、それが、更なる経済成長と税増収・政府投資・減税を生む、好循環経済へと舵を切る時が来ているのではないでしょうか。

本

■       「真実」を知り、日本の発展に向けて、声を上げていこう(むすび)

 紹介本により、日本経済の成長を阻害している、財務省の利己思想の体質が詳らかにされました。

 力強い明日の実現には、この財務省の体質、財務省の言いなりの政治体質を変革する必要があります。それには、私たち国民が認識を新たにし、声を上げていくことが大切ではないでしょうか。

本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

 https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

 http://sakai-gm.jp/

 

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

 

本

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 経営コンサルタントを目指す人の多くが見るというサイトです。経営コンサルタント歴半世紀の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。
 
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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月26日 ◇自分自身に投資をして自分を磨き上げる ◇経営四字熟語 糟糠之妻    男は外に出ると七人の敵がいる 

2025-05-27 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月26日 ◇自分自身に投資をして自分を磨き上げる ◇経営四字熟語 糟糠之妻    男は外に出ると七人の敵がいる   


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月26日

 2024年7月から首都圏などでは、「完全キャッシュレスバス」が解禁され、現金ではバスに乗車できなくなる可能性が出てきます。

 高齢者ほどバスなど公共機関の移動が必要です。

 高齢者はICカードを利用していなくて現金主義の人がいらっしゃいます。

 バスを必要とする人が、バスに乗れないのでは本末転倒です。

 一方、バスの運転手さんの立場に立ちますと、現金管理の手間が省け、業務負担の軽減をはかることに繋がります。

 それにより運転手不足解消に近づければよいですね。

■【今日のおすすめ】

 映像で視る庭園シリーズの目次です。

 これにより検索の手間を軽減できることを願っています。

  【経営四字熟語】 バックナンバー

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-1.html
  ■【今日は何の日】 5月27日 ■ 日本海海戦の日 ■ 道了尊大祭 大きなお椀で茶を飲む 一年365日、毎日が何かの日

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《セミナー》中小企業・SDGsビジネス支援事業募集説明会
 (独)国際協力機構(JICA)では、開発途上国の課題解決に資する製品/サービス・技術・ノウハウを有する企業等を対象に、2025年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」の応募説明会を開催します。
[日 時] 5/28(水)14:00~15:30
[場 所] オンライン(Teams)
[申 込] 5/28(水)14:00まで
[参加費] 無料
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい
 https://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/event/2025/20250418_01.html
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

  自分自身に投資をして自分を磨き上げる

 MSNニュースで、ローレン・クラスノデンブスキの『Reclaim Your Power: A Guide to Allow Your Passions and Purpose Find You(力を取り戻す 情熱と目的に自分を見つけてもらうガイド)』の一節が紹介されていました。

 その中で、ウォーレン・バフェットの有名な言葉である「あなたができる最高の投資は、あなた自身に対するものだ」という言葉に打たれて人生が変わったという話が記述されています。

 私事になりますが、30歳代で、まだコンサルタントという職業について、詳しいことを知りもしないのに経営コンサルタントとして独立起業しました。経営コンサルタント業というのが、まだ世の中でそれほど認知されていない時代でしたので、業界や仕事に関する書籍もほとんどありませんでした。

 幸い、日本経済新聞社に親切な人がいて、当時、唯一と言っても良いようなコンサルタント業の入門書を紹介してくれました。その本の内容は、それほど実践的ではなかったのですが、自分の未熟さを気づかせてくれた本でした。

 上述のバフェット嬢の話を読んだときに、起業時の自分を重ねて思い出しました。

 まずは、「コンサルティング」とは何かを、知識としてだけではなく、実践面で、実務的にどのように進めるのかを体得したいと考えました。

 当時は、「経営コンサルタント」と電話帳で引きますと「経営士の項を参照」と表示されるほど、「経営コンサルタント=経営士」ということが一般的な見方でした。

 そこで、早速日本経営士協会の「経営士補」資格取得の試験勉強を始め、何とか合格し、協会に入会できました。

 先輩に会いたくても、新米会員などを相手にすることは足手まといなのか、会えませんでした。そこで、鞄持ちをしたりして接触する機会を作り、現場経験を通じて「コンサルティングとはなにか」を次第に身に付けるようになりました。

 今になって考えますと、ウォーレン・バフェットの名言を私自身も実践してきたことになり、経営士・コンサルタントという天職にありつけたことに感謝しています。

(ドアノブ)

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

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 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-75.html

 

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
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■【あたりまえ経営のすすめ】2部管理編9章 頭でっかち厳禁講座 転職流動化時代の管理職の心得

2025-05-26 12:21:00 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<管理編>

■【あたりまえ経営のすすめ】2部管理編9章 頭でっかち厳禁講座 転職流動化時代の管理職の心得  

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀近くの経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 2部 【管理編】 プロの管理職のあり方

 本シリーズは、経営士・コンサルタントなどの経営専門業・士業の先生方を対象として、第1部の【経営編】をお送りしてきました。しかし、その内容は、視点を変えれば経営者・管理職のためのお話でもあります。ビジネス界においては、フレキシブルな視点の持ち方をできる人が高く評価されるのです。

 筆者は、経営コンサルタントという仕事柄、しばしば管理職研修も実施してきました。その時に、必ずといって問うことは、「管理とは何でしょうか?」ということです。

 管理職の皆さんは、よく勉強していて、私より立派な回答が返ってきます。

 「では、それをどの様に実務に活かしていらっしゃいますか」と問いますと、期待するような回答が返ってきません。

 難しいことを勉強しすぎているのではないでしょうか。知識と実務が乖離していますと、せっかくの知識が知恵として活かせません。

 管理職として、「あたりまえ」なことが、実務で行われているのかどうか、謙虚に自分自身を見ることも大切なのではないでしょうか。

 管理職は、「管理とは何か」「温かい管理」を正しく理解しなければ、部下からも、上司からも、社会からも正しく評価されません。

  温かい管理とは
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/8b7833c2ebc019660a3813e9dedbf92f

 ここでは、管理職なら誰もが知っているようなことを整理してみました。

 知識としてはご存知のことでしょうが、それを実務に活かすにはどうしたらよいのかを考えてくださる契機となると幸いです。


■【頭でっかち厳禁講座】転職流動化時代の管理職の心得
 「グローバル」というのは境界をなくすことでもあります。企業間の境目が薄くなり、人の流動化時代は、経験やスキルを重視する「ジョブ型雇用」の普及もあり、ますます一般化してくるでしょう。管理職として、せっかく育てた部下ですが、それも有能な部下ほど流出してしまう時代です。
 部下に転職されないためには、転職の理由をまず理解していなければならないでしょう。
 転職の理由はいろいろありますが、かつては人間関係に起因する退職が多かったようです。近年は、キャリアアップ思考で、更なる成長の機会を求めて転職する人が多いようです。また、期待していることと現実との乖離や、自分に対する評価が不充分である等も理由となっています。若手の場合には、仕事が多すぎる、仕事の範囲が広すぎる等々、レベルが比較的低いものもあります。

 管理職として、転職気運を事前に察知しておきたいですが、部下の気持ちを読むことは難しく、適切な対応をとれないことからやめられてしまうことは避けたいです。そのためには、あまりにも月並みですが、平素の対応、コミュニケーションに腐心すべきです。
 転職を考えるようになった部下は、何らかのシグナルを発信しているものです。それを見落とさないことが肝要です。
 社員から転職しそうな雰囲気を感じ取ったときに、私は、「最近、君の○○のようなことが気になっているのだけれど・・・」とぶつけるようにしてきました。この時に肝要なのは、「○○」というように具体的なことで声をかけることです。「最近、どう?」などという抽象的な声かけでは、相手は、何と答えたら良いのかわかりませんし、こちらが期待することとは異なる局面の回答がかえってきて、会話の歯車が合いません。
 声をかけたら、懸念課題について、一緒に問題対処に取り組みたいことも伝えることが必要です。この方法が成功するのは、平素の信頼関係づくりが必要です。平素から、話しやすい雰囲気を醸し出して、実践し、真摯に話し合うことの積み重ねです。
 平素から、部下のキャリアプランについて話し合っていますと、事前予知も可能になりますし、部下にとっても、社内での今後の展望にも繋がります。しかし、人事というのは自分ひとりで決められる問題ではないだけに、「コミットしてもらえた」と部下が感ずるような表現は厳に慎まなければなりません。
 平素から、部下の夢や目標、身に着けたいスキルなどを聞き出し、それをアップデートして行くことをします。この会社で働くことのメリットを、感じ取ってもらえるような話し方も必要です。部下の存在感を知ってもらう話も必要ですし、会社として、その人を必要としていることを、部下の成功事例などを挙げながら伝えることも良いでしょう。
 また、転職理由が、会社側や管理上の課題であれば、それを改善する機会でもありますので、その改善・変革の担当を当人にしてもらうことを提案しても良いでしょう。

 一方で、時代が時代ですから、転職をすべて防ぐことはできません。転職者があることを常に前提にしていることも欠かせません。そのためには、誰かが抜けても立ちゆくようにたら立ちゆかないようなことがないように、平素からの備えも必要です。
 「特定の人しかできない業務」を作らず、誰もが代替できるようにしておくことです。ダブルシフトにより、ひとりが休んだり、やめたりしても、誰かが対応できるように市、並行してマニュアルの整備をしておきます。
 人手不足の時代に「ダブルシフト方式はムダ」という考えもあります。ダブルシフトの重複によるムダ感はありますが、後進の育成などを並行して進めますと、長いスパンではメリットが大きいと考えます。
 転職しようとしている人は、こちらが気がつく前に、それなりに考えていますので、引き留めを実現できる確率は低いです。「引き留めは困難」と悟ったら、気持ちよく送り出すようにします。
 業務に支障がでないよう、後任を誰にするか決め、引き継ぎをさせることです。引き継ぎを沿革にするために、転職までのスケジュールを聴き出します。

会社としての対応
 私自身、商社マンから経営コンサルタントとしてスピンアウトした人間ですので、その時に私の体験も参考にしていただけると幸いです。私は、上述した「正当な評価をされていない」ということとともに、上のポストが詰まってしまっていますので、今以上のポストに就けるまでには時間がかかりそうだという気持ちがありました。上昇意識が強かったというよりは、「上司が上司としての仕事をしていない」という不満が強かったのです。
 高い評価の部下に対して与えられるポストがないなら、ないなりのことをしなければ転職されてしまうことは必定と考えるべきです。給与体系をフレキシブルな運用ができるようにしたり、休暇や留学等々、福利厚生面でのメリット感を持たせたりするなど、まだまだ工夫の予知はあるのではないでしょうか。
 「転職」という面では逆行するかも知れませんが、すでに一部の大手企業が実施している「副業可能」などを思い切って導入することも考えるべきです。その制度により、対外的な評価が高まり、より良い人材が入ってくる可能性もあります。マイナス面ばかりを見ないで、別の面もみる必要があります。

 転職があたりまえのように行われる時代です。会社も管理職も、平素から部下をよく観察し、管理のあり方に工夫を加える姿勢が必要ですね。


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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月25日 ◇天岩戸神社 ◇ビタミン摂取の方法に注意

2025-05-26 08:21:00 | 【話材】老いぼれコンサルタントのひとり言
 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 5月25日 ◇天岩戸神社 ◇ビタミン摂取の方法に注意 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

5月25日

 サッカー「ドーハの悲劇」として知られるカタールで開催されている世界卓球で、日本が金メダルの快挙。戸上・篠塚組が世界選手権の男子ダブルスで、日本勢64年ぶりの金メダルを獲得したのです。
 近年の卓球王国である中国も、70年ほど前までは強くはなく、世界の王者だった、日本の荻原が指導者として招かれて以来、強くなりました。
 人口の多い中国では競争も激しく、強い選手が多いですね。

 

 カシャリ! 一人旅 

 宮崎 高千穂 天岩戸神社 
 

 高千穂峡は、その昔阿蘇火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れ出し、 急激に冷却されたために柱状節理のすばらしい懸崖となった渓谷。

 この高千穂峡は、1934 年(昭和9)11 月10 日名勝・天然記念物に指定されています。

 付近には日本の滝100 選にも選ばれた真名井の滝、槍飛橋などがあります。
さらに神話に由縁のある「おのころ島」や「月形・日形」「鬼八の力石」など、 高千穂峡の遊歩道のみで高千穂の魅力を十分に感じることができるスポットといえます。

  高千穂観光協会 ←クリック

 

 高千穂峡へは、今回(2014年6月)が初めてではなく、学生時代に九州一周旅行をした折にここを訪れていますので、半世紀ぶりと言うことになります。公共交通機関で行くには大変不便なところで、レンタカーをしないと行きにくい観光地と言えます。

 福岡から日帰りにバスツアーを利用することにより、時間的制約はありますが、高千穂峡を徒歩で楽しむことができました。

 

 天岩戸神社 西本宮 
 


岩戸川をはさんで、天照大御神様を御祭神とする西本宮と東本宮があります。私が訪れたのは、西本宮です。
 


西本宮正面門


正面門右手にある
造営募金の時に立てられた
石灯籠


西本宮右


天岩戸神社のご神体付近は
撮影禁止ですが、
この写真右奥に天岩戸がある


招霊の木(おがたまのき)

常陸宮義宮殿下が
ご成婚の折寄贈
殿下の紋章でもある

 

宮崎 高千穂
 
1 高千穂 高千穂トップページ
2 荒立神社  荒立神社および周辺
3 天岩戸神社  天岩戸神社 西本宮 
4 天安河原宮  天安河原宮、岩戸川
5 仰慕窟 仰慕窟大同窟、太鼓橋 
6 高千穂峡 高千穂三段橋、仙人の屏風岩、真名井の滝 
7 高千穂神社 高千穂神社本殿、夫婦杉、神木
 
 名所旧跡 インデックス

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-1.html
  ■【今日は何の日】 5月26日 ■ 東名高速道路全通記念日 ■ ラッキーゾーンの日 一年365日、毎日が何かの日

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

  ビタミン摂取の方法に注意

  体がどことなくすっきりしないというときには、ビタミンの何かが不足していることが原因のようです。
 一方で、ビタミンは多くとれば良いというものでもなさそうです。
 摂り過ぎにより別の悪影響があったり、取り過ぎた分は体外に流出してしまい、無駄となってしまうビタミンもあるようです。
 摂取の仕方を考えなければなりませんね。

 ビタミンの過剰摂取について考えてみました。
 ビタミンには、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあります。水溶性ビタミンは過剰に摂取しても余分なものは尿として排出されるので、副作用について心配になることはあまりないようです。
 一方で脂溶性ビタミンは、水に溶けずに脂肪組織や肝臓に貯蔵されるため、過剰に摂取すると副作用を生じる場合があります。例えば、ビタミンAを摂りすぎると、脱毛・食欲不振・吐き気・頭痛などの過剰症状につながる恐れがあるそうです。
 サプリメントを利用するときには規定量を守り、過剰摂取がないように気をつけなければなりませんね。サプリメントには有効成分の含有量が書かれていますので、それを必ず確認する必要があります。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-75.html

 

■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  http://keieishi.blog.fc2.com/blog-category-75.html
 

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