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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月30日 ウォーキングまとめ 5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント

2024-03-31 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="ameba_heading01" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading01" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display:flex;flex-direction:column-reverse;margin:8px 0;color:#333;font-weight:bold"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;width:100%;height:2px;background-color:#2D8C3C;border-bottom-left-radius:2px;border-top-right-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">&nbsp;</span><span style="display:flex;align-items:strech;justify-content:flex-start;letter-spacing:0.01em;font-size:20px;line-height:1.6;min-height:32px;line-break:loose;word-break:break-word;text-align:left"><span class="amp-nodisplay" contenteditable="false" role="presentation" style="display:block;margin-right:10px;min-height:40px;width:10px;border-top-left-radius:2px;border-top-right-radius:2px;background-color:#2D8C3C;flex-shrink:0">&nbsp;</span><span style="flex-grow:1;margin:0.2em 0"><span data-entrydesign-content="" style="display:block"><span style="color:#009944;"><b style="font-weight:bold;">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月30日 ウォーキングまとめ 5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント </b></span></span></span></span></h3>
<p> 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。</p>
<p> この度、下記のように新カテゴリー「<strong style="font-weight: bold;">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記</strong>」を連載しています。</p>
<p> 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。</p>
<p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20230801/16/keieishi17/fd/09/j/o0465017015319713473.jpg"><img alt="" height="154" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20230801/16/keieishi17/fd/09/j/o0465017015319713473.jpg" width="420"></a></p>
<p> 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。</p>
<p>【 注 】</p>
<p> 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。</p>
<h3><span style="font-size: 1em;"><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【小説風 傘寿の日記】</strong></span></span></h3>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;"> 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。</span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>3月30日(土)</p>
<p> 東京でようやく開花宣言がありましたが、早朝ウォーキングの桜はチラホラです。</p>
<p> 長寿番組「世界ふしぎ発見」のレギュラー放送終了という、大輪の桜が散ってしまいました。</p>
<p> 1986年4月から放送されていたクイズ番組ですが、終了を惜しむ声が殺到しているそうです。<br>
 私は、旅好きですし、仕事の関係で世界各国を回ってきましたので、この番組で自分が行ったところを思い出したり、知識を深めたりしてきました。草野仁さんの素晴らしい表現、レギュラー出演の黒柳徹子さんや野々村真さん、お疲れさまでした。<br>
 この番組そのものを惜しむ方も多いですが、「日立の樹」のCMソング「この木なんの木」を惜しむ声が強いそうです。なかには、これまで放送されてきた土曜のこの時間に、この木なんの木のCM流して欲しいという声が目立つほどです。<br>
 この木は「モンキーポッド」で、中南米原産の豆科の植物です。樹齢約130年、幅約40メートルで、ハワイ州オアフ島にあります。ハワイ旅行をしたときに、わざわざこの木を見に行きました。老妻は、この曲を聴きますと、「あの木の下に、ごみ籠があったのだよね」とよくつぶやきましたが、それも聞かれなくなりそうです。<笑い></p>
<p>&nbsp;</p>
<p> 早朝ウォーキングの効果を持続または改善するために、今朝のウォーキングで、自分でどの様にやっているのか反復してみました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>◆</strong><b style="font-weight:bold;">5章 ウォーキングと健康体操のまとめ</b><br>
<br>
 これまで、ウォーキングや体操について連載してきましたが、最後までお読みくださりありがとうございます。<br>
 ここでは、まとめとして、どのようにしたら単調な運動を継続し、効果を上げるのか、ここでも体験を中心にお話します。そのまま鵜呑みにせず、皆様ご自身で体験しながら、修正し、効果を上げてくださるようお願いします。</p>
<p>【 注 】</p>
<p> ここで紹介する情報は、自分で思考したり、入手したりした情報をもとに、ご紹介します。</p>
<p> それが皆様にも良い方法であるとは限りませんので、皆様ご自身のご判断で参考にしてくださるようお願いします。</p>
<p><br>
<b style="font-weight:bold;">5-1 「継続は力なり」長く続けるためのポイント</b><br>
<br>
 早朝ウォーキングを始めたのは、妻となんとなく始めたのが契機で、「健康を目指して」というような高尚な目的があったわけではありません。特別にスポーツをやっているわけではなく、すくなくても何らかの運動をしないとボケてしまうかもしれないと「アラ還」を前に始めたに過ぎません。<br>
<br>
 継続できるかどうか、自信もなく始めましたが、強風であったり、本降りの雨であったり、雪で滑りそうであったりする以外は、基本的には毎日続けています。<br>
<br>
 続ける基本は、「ジョギングなど、運動や体操は、毎日続けなくても、週三日でもよいのです」というような、その道の専門家の言うことに耳を貸さないことです。<br>
<br>
 週三日などといっていると、「今日はちょっと体調が思わしくないから休もう」「気分が乗らないので・・・」などと、自分に対して、言い訳をするようになって、怠け癖に繋がってしまうことが怖いのです。<br>
<br>
 朝、目が覚めたら、なにも考えずに、身体を起こしてしまうことです。身体を起こしてしまうと、せっかく起きたのだから、今朝も早朝ウォーキングに出かけようかという前向きな気持ちになります。<br>
<br>
 それでもくじけそうになってしまいます。私は、若い頃から、自分がくじけそうになったときに、自分自身に呪文を投げかけることをやってきました。呪文はどの様な呪文でもよいでしょう。<br>
<br>
 自分を勇気づけてくれるような言葉、たとえば孫や子供の名前でもよいのではないでしょうか。<br>
<br>
<img alt="" src="https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/068.png"></p>
<p><span style="color:#009944;"><b style="font-weight:bold;">■【今日は何の日】</b></span></p>
<p><span style="color:#7f7f7f;"><span style="font-size:0.83em;"> 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。</span></span></p>
<p><span style="color:#7f7f7f;"><span style="font-size:0.83em;"> この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。</span></span></p>
<p><font face="Verdana, Arial, Helvetica, sans-serif"><span style="font-size: 14px;">  <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930</a></span></font><br>
  <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/f8e270d0fb8ce6163f65100a0335115c">■【今日は何の日】 3月31日 ■ 教育基本法発布記念日、学校教育法公布記念日 ■ オーケストラの日 ■ 所得税法導入  一年365日、毎日が何かの日</a></p>
<p><img alt="" src="https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/068.png"></p>
<p><strong style="color: rgb(0, 153, 68);">■【経営コンサルタントの独り言】</strong></p>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;"> その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。</span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 16px;"><strong><span style="color: #008000; ">◆</span></strong></span><strong> </strong><strong>ゴッホの「ひまわり」がある美術館のビルも芸術!? 330</strong><br>
<br>
 東京にお住まいの人は、新宿西口の高層ビル群に一度は行かれているかもしれません。<br>
 その中に、ひときわ目立つ形状をしているのが、明治安田火災海上ビルです。<br>
 地上から直角に立ち上がっているのではなく、下層階はスロープ状になって立ち上がっています。<br>
 実は、このビルの原型はニューヨークにあります。<br>
 五番街と七番街の間の道は「六番街」ですが、通常は「アメリカス・アベニュー」と呼んでいます。<br>
 一方通行が一般的なマンハッタン中心部を南北に走る道では数少ない双方向の道です。<br>
 この通りに面し、42丁目の通りの北側にモンサント・ビルというのがあります。<br>
 このビルが同じ形状をしています。<br>
 1970年冬に始めてニューヨークに行ったときのことですので、このビルは1960年代後半に建てられたと思います。<br>
 ビルというのは四角いものと思っていましたので、このビルを見たときには驚きました。<br>
 さすがアメリカ、世の中、画一的ではないのだということを思い知らされた一コマでもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>【経営コンサルタントの独り言】</strong></p>
<p> ロシアのエミルタージュ美術館といえば世界的になの遠った美術館です。<br>
 その美術館が、日本でただひとつの「ひまわり」を”返還”せよといってきていると報道されました。<br>
 もともと、ロシアはドイツから持ちだした絵画のひとつです。<br>
 それが市場に出て、美術品のオークションで落札したのですから、言いがかりとしかいえません。<br>
 このようなことをしていては名のある美術館に傷がつくのではないでしょうか。</p>
<p><img alt="" src="https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/068.png"></p>
<p><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【老いぼれコンサルタントのブログ】</strong></span></p>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;"> ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。</span></span></p>
<p> 本日は、明細リストからではなく、下記の総合URLよりご覧下さるようお願いします。<br>
  <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17</a></p>
<ul>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/fb3909fe089751a15a7447a0da5c3d55">【経営四字熟語で目から鱗が落ちる】 はじめに 四字熟語を経営の視点で診る</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/54f85a9d7e0df37eeeb732f9629d0320">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月29日 「仁義」とは 本来の意味は?</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/bae7ef80232640a1fe1bd49ac9a7304b">■【今日は何の日】 3月30日 ■ ひまわり落札 ■ 白隠祭  一年365日、毎日が何かの日</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/1ad6070d5ee3ceedb2f0c564ddf5f068">◆【経営コンサルタントの独り言】 竜安寺石庭を囲む壁の向こう側はどうなっている? 329</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/fef277cca7c0c9aeb5262bdada09a724">【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 5 新しいミッションの準備と竹根の気づき</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/3d33da4adaa12e1ced706cbea00068c0">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月28日 元気な会社 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/611f7991762eae7a53b9bbddf7b037ed">■【今日は何の日】 3月29日 ■ まりも記念日 ■ ロイヤル・アルバート・ホール開場  一年365日、毎日が何かの日</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/a0b4eadf0f43dd10500ee56927d0297c">◆【経営コンサルタントの独り言】 龍安寺のつくばいに学ぶ 328</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/33c898079ba9b09bb2b524b5641f8655">■【心 de 経営】 徒然なるままに日暮パソコンに向かいて 001 02 御門の御位はいともかしこし</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/99789201a8e2eaaf4066e1296df6025d">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/63d970c1f15d6c9af49f28ecf5645195">■【今日は何の日】 3月28日 ■ スマトラ沖地震 ■ シルクロードの日 ■ 龍安寺・吾唯足知 自慢の写真  一年365日、毎日が何かの日</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/ca4c50adf53b139dbac44a7aeb4654c1">◆【お節介焼き情報】 カシャリ!一人旅 江戸御府内八十八ヶ所巡り 一番札所 高野山東京別院</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/c3d3e9b850562e8b3536614b56e44d58">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月26日 &nbsp;省エネ技術が進んで来ていますね 0325</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/464f5feef29e9a4b4f8d44dfb033ac6d">■【今日は何の日】 3月27日 ■ 聖金曜日 ■ 世界演劇の日 ■ さくらの日 龍安寺は石庭だけではなく苔も美し</a></li>
</ul>


<p><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/arcv">&gt;&gt; もっと見る</a></p>


<p>&nbsp;</p>


<p><img alt="" src="https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/068.png"></p>


<p><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー</strong></span><br>
  <span style="font-size: 0.83em;"><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db</a></span><br>
</p>

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【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 5 新しいミッションの準備と竹根の気づき

2024-03-29 13:08:29 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

  【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 5 新しいミッションの準備と竹根の気づき 

 

■ 【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまであらすじ】

 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。

 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。
 竹根に何の説明もなく、ニューヨーク駐在の人事発表が発表されました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりで、どの様な準備をしたらよいのか途方に暮れていました。そのような時に、直接の上司である池永が再びアドバイスをしてくれ、準備を始めました。しかし、あっという間に出発の日が来たのです。

 空港で家族や長池の見送りを受け、初めての飛行機に搭乗。シートに座っても落ち着きません。次々と出てくる機内食にも戸惑います。初めてのカルチャーショックを味わう竹根です。

 雲と海だけの長いフライトの末、ようやく地上が見えてきました。サンフランシスコの上空から滑走路に向かうのです。着陸の不安、着地後の安堵、アメリカという新天地への期待などが入り混じっていました。着陸したときの安堵感は束の間、自信があった英語のリスニング力も吹き飛ぶほどで、空港内のアナウンスが聞き取れないのです。

 ようやくニューヨークに着き、竹根にとって初めてのアメリカ生活が始まりました。まずは、アパートさがしとニューヨーク事務所さがしです。幸い、日本人の不動産屋さんに出遭うことができ、順調に決めることができました。しかし、家具や内装などでは、カネ次第で、アメリカ時間で動くことに竹根は打ちのめされそうになりました。

 アメリカ生活、最大のショックが訪れました。戦後25年も続いてきた1ドル360円が崩壊したのです。そのような経済環境にもかかわらず、一方で竹根の胸にはひとりの女性が悩まし続けています。しかし、会社は次々と新たなミッションを命じてきます。

【最新号・バックナンバー】
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950


【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み 竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない 福田社長の腹は決まっていた

 2.思いは叶うか 初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢 竹根の戸惑い 長池係長のアドバイス 急ごしらえの出張準備が始まる 

 3 アメリカ初体験  いよいよ渡米、最初のカルチャーショック キュンとしたりトロトロしたり 心細いサンフランシスコ上空 生まれて初めて外国の地に降り立つ ニューヨーク事務所開設準備が始まる ニューヨークで稼働開始 ニューヨークの時計はカネ次第で回る速度が変わる!? ニューヨーク生活もカネ次第

 4 迷いの始まり 初めてのアテンドも吹き飛ぶ事態発生 これって“恋”? 新しいミッションはCIA??? 新しいミッションはCIAのスパイではなかった

 

■■ 4 迷いの始まり

 私の会社を引き継いでくれた竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話を、友人の文筆家の文章を通して、ご紹介します。

◆4-5 新しいミッションの準備と竹根の気づき

 新しいCAIのミッションの事前準備をしている間も、本社からいろいろと指示が来る。合間を縫って、CAIミッションの訪問先を物色するためにあちらこちらを訪問した。東も西もわからなかったことを思うと、多少の方向感覚が身についてきた。
 細切れ時刊を見つけると、事務所の向かいに立つ公立図書館に行った。歴史の浅いアメリカではあるが、重厚感ある造りは、竹根のお気に入りである。CAIというのは、コンピュータを使って問題が出され、問題に正解すると詳細解説が出てくる。そして、次の問題に進むという仕組みであることが解った。
 一方で、問題を解けないと、一歩手前の基礎問題に戻って受講者に取り組ませ、同様にして理解を深めさせていくのである。正解できないと、いつまで経っても次に進めないのである。

 気持ちにもゆとりが出てきたこともあり、事務所近くのマンハッタンカレッジを訪問し、ミッションの受け入れ交渉をしてみた。
 ここは、社会人を中心にした大学と大学院で、話を聞いているうちに、自分が学んできたマーケティングの知識は、すでに陳腐化していることもわかった。大学院に入学を希望する旨を伝えると、社会人経験が三年以上でないと受け入れられないという。自分は、日本の大学院で修士課程を経ていること、自分がなぜ入学したいかの理由を説明すると、快く受け入れてくれた。すぐその日から受講が許された。社会人を対象としているので、昼間だけではなく、夜間の授業も充実していて、竹根は自分が受けたい科目はできるだけ出席するように努力をした。
 授業は、教授の講義を一方的に聴くのではなく、教授とのやりとりで行われることが多い。そのために予習をしていないと授業で置いて行かれてしまう。毎日のようにレポート、レポートと追われているうちに、学生時代以上のペンだこがいつしかできていたのだ。石川啄木ならず、その手をしげしげと見た。

  <続く>

■ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月28日 元気な会社 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328

2024-03-29 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月28日 元気な会社 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328  

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私が企業で、何を観て、何を話すか、私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、コンサルタントとして、それを顧問先に活かしたいという考えのようです。

 

 竹根の部下が紹介してくれた企業は、東京にあるため訪問してインタビューと社内見学をさせていただきました。

 

◆【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 サイトを抜本改良し、国内BtoC開拓 2831-4328

 コロナ禍に伴い、強みを発揮してきた分野の市場が縮小し、まったく新しい分野や従来は弱かった分野に活路を見出そうと取り組む企業が増えている。化粧品や健康補助食品(サプリメント)のOEM(相手先ブランドによる生産)事業を主力に、世界18カ国でビジネスを展開してきたS社(奈良県)も、そのうちの1社だ。

 現社長であるYさんの父が創業したのは1969年。国内の協力工場に生産を委託し、「日本の素材と技術を世界に提供する」を旗印に、BtoB(企業向けビジネス)事業に強みを発揮してきた。輸出先は台湾、韓国、シンガポール、タイ、香港、米国、英国、フランスなどが主力で、現在も売り上げの7割を海外向けが占める。海外での展示会にも積極的に出展し、7年前までは中東諸国の企業にもOEM供給していた。

 ところがここ数年、海外の同業他社が低価格攻勢をかけるなどして、一部商品の取引先を奪われた。一時は4億円を超えていた年間売上高も3億円台まで落ちこんだ。さらに、国際物流分野で世界的なコンテナ不足による海上輸送費の高騰に陥った。競争環境は激変しており、今後も海外向けOEMビジネスはますます苦しくなることが予想されている。

 こうした事態に対しYさんは、2004年に設立した別会社のネットショッピングサイトに目を向けた。「サイトを抜本的に改良すれば、国内のBtoC(消費者向けビジネス)市場を掘り起こせるのではないか」と考えたのである。ただBtoC分野はノウハウがないため、手始めに大阪市の中小企業支援施設を訪問。そこで中小機構が提供する「EC活用支援アドバイス」という支援メニューを紹介された。

 2021年夏にこの支援メニューを活用して、EC(電子商取引)の専門家に自社サイトを見てもらった。すると「正直言ってショッピングサイトには見えにくい」などと親身にアドバイスを受けた。その上で、ランディング(集客)ページの作り方から、ブランディングの仕方、価格戦略、商品の定期購入機能の設定、キャンペーンの組み方、リピート客の追い方、さらにはメールマガジンの書き方まで、事細かな助言を受けた。

 「ここまで親身になって教えてくれるとは考えていなかった」とYさんは振り返る。専門家に何度も相談し、全面的に刷新したショッピングサイトをオープンする計画だ。サイト刷新後は国内BtoC事業で、初年度3000万円の売上高を目指しており、さらに無添加食品シリーズの販売も含めて3年後は1億円の売上高を目論んでいる。

 一方、主力事業であるS社のOEM事業も強化する方針だ。コロナ禍によって過去2年間、海外展示会などに出展できなかった影響もあり、現状の取引先は20社弱。新規取引先は微増にとどまっている。今後は国内外で毎年4つ以上の展示会に積極的に出展し、3年間でOEM供給先を約40社増やす考えだ。これにより年間1億円以上の売上高上乗せを目指している。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄では、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
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  ■【今日は何の日】 3月29日 ■ まりも記念日 ■ ロイヤル・アルバート・ホール開場  一年365日、毎日が何かの日

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

◆ 龍安寺のつくばいに学ぶ 328

 龍安寺(りょうあんじ)といいますと「石庭」に結びつく人が大半ではないでしょうか。
 ところが、意外と竜安寺の庭園や池についてはご存じない方が多いようです。
 その一つが、徳川光圀の寄進といわれるつくばいがあります。
 つくばいとは、ご存知の方も多いと思いますが、日本庭園といいますか、茶庭(露地ともいいます)には不可欠です。
 茶室に入る前に、手を清めますが、そのための背の低い手水鉢のことです。
 龍安寺のつくばいの上面に「吾唯足知(われただたるをしる)」と刻まれています。
 中央に四角い水穴があり、そこから水が吹き出てきます。
 この四角形を「□」と見立てて、周囲の四文字とくっつけて読みます。
 たとえば上位には、漢字の「五」と読める文字があります。これと中央の「□」と合わせますと「吾」という文字になります。
 同様に、他の文字もそれに合わせますと、「吾唯足知」という四つの漢字になるのです。
 吾唯足知というのは、釈迦が説いた言葉です。

  知足の者は
  貧しといえども富めり
  不知足の者は
   富めりといえども貧し

 



「知足」とは、「みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと(kotobank)」という意味です。
 分相応のところで満足するという教えです。

 吾唯足知は、知足の心を図案化したもので、仏教の真髄といわれていますし、これが茶道の精神に繋がっているのだそうです。
 吾唯足知は、豊かな人というのは、多くを求めすぎない人で、富や名声のある人には貧しい人もいるということを教えてくれているのかもしれません。
 一般的には、仏教の本来の意味からは少々外れて「贅沢を求めず、現状あるもので充分たりていることを知りなさい」というような意味で使われているようです。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

 

  明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17

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■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db  

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方

2024-03-28 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方   

 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

  この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
  日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
 

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
 【 注 】
  日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
 

■【小説風 傘寿の日記】

  私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

  コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 主催者が、勉強会終了後に日帰り温泉に連れて行ってくれました。
 都内で温泉に浸かれるとはありがたいですね。
 おかげで芯から体が温まりました。
 聞くところによりますと、都内には100箇所以上も温泉を楽しめるところがあるそうです。
 日本が火山国であることを改めて思い知らされた気がします。
 
 会場では、下記のようなテーマでお話しました。

 ■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編】 2 信頼できる経営コンサルタントの見分け方
 

 半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
 士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
 経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
 士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
 このような視点で、第4部をお届けします。

 

 1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思うコンテンツでした。

 ここ第2章は「信頼できる経営コンサルタントの見分け方」というテーマでお話します。
 残念ながら、世の中には、悪徳コンサルタントといわれる人もいます。
 また、この人を信頼してよいのだろうかどうかの判定も難しいことです。
 そのような経営者・管理職の皆様に、少しでも参考となればと考えてお届けします。
 コンサルタント・士業の先生方は、それを裏返して、自分は経営関連の専門家として如何にあるべきかを考えていただきたいと思います。
 すなわち、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。
 
■ 第4部2章 22 【経営支援】 このコンサルタントを選ぶべきか・遠慮すべきか、その見分け方

 「信頼できる経営コンサルタントの特徴」につきまして、前項でご紹介しました。ここでは、「有能な経営コンサルタントがもつ資質」につきまして、簡単にご紹介します。
 まず、信頼に足るだろうコンサルタントは、「自分の専門分野が明確で、経営全般に関する広い知識と人間性重視という姿勢を持ち、コンサルティング経験が豊富である」といっても良いでしょう。
 広い裾野の知識を有し、その中で、自分自身の専門分野が明確であり、そこでの実績がありますと、その分野におきましては、それまでの経験が他社に対しても活かせるからです。
 コンサルタントの中には、傾聴のあり方をはき違えて、相手の気持ちを忖度しすぎる先生がいらっしゃいます。その様な先生は、人間味溢れる方なのでしょうが、コンサルタントは、「事実」をベースに判断すべき立場にあります。プロは、情報を入手しても鵜呑みにせず、「ウラを取る」ということを実施します。
 傾聴力を活かし、情報収集力に優れ、知識や情報、経験の蓄積・活用を重視し、それらをヒントに、独創的なアイディアを創造できる発想力を持っています。
 また、現状の潜在的な問題を看過せず、クリティカル・シンキング的視点を持ち、顕在的問題のみに固執せず、潜在的問題を見出す力を持っています。問題点の本質を掴める力を持っていませんと、プロとしての仕事ができないからです。
 先入観や思い込みもないように努力をします。フレキシビリティがあり、論理思考を駆使した思考ができ、目的意識が高く、全体最適を心がけ、局部に固執しすぎず俯瞰的に診て、問題の本質の追究に腐心しています。バランス感覚に優れているといえます。
 コンプライアンス意識が高く、人格高潔で、相手に対する思いやりの心を持ち、クライアントが、自分の会社であるかのごとく愛着心と強い信念を持ち、その成長を強く願っています。
 自分の懐を肥やすことよりも、クライアントがいかに収益を上げ、企業成長するかということに寄与できるように邁進します。

 人気の高い「笑点」という番組に「こんな○○はいやだ」というお題があります。その観点で、「こんなコンサルタントは嫌だ」というテーマで経営コンサルタントを見てみましょう。
 企業の経営者・管理職は、自社の面前の課題取り組みに発想が集中しますので、「岡目八目」、なかなか俯瞰的に自社を見ることができません。経営コンサルタントは、企業を俯瞰的に見て、それを補うべきです。部分最適の改善で満足しているコンサルタントは「いやだ」。
 それができる経営コンサルタントかどうかは、「経営の理想の姿を描ける」かどうかで、そのコンサルタントを選ぶべきかどうかを推測できます。
 いうまでもなく、専門分野に深い知識を持ち、経験豊かであることが望まれます。それに加えて、クライアントがおかれている業界やその業界におけます特異性を知ろうと努力をしているかどうかは、そのコンサルタントで良いのかどうかを見分けるのに重要な視点といえます。
 はじめから、その業界や商品・サービスに精通していれば良いのですが、コンサルタントというのは、いろいろな業界について通じていたり、経験があったりしますが、クライアントの会社やその業界については、初めから詳しいわけではありません。そのために、有能なコンサルタントは、業界の特質やその中での対象企業のポジションに強い興味を持ちます。知ったかぶりで、その場しのぎをするコンサルタントは「いやだ」。
 それら業界や商品・サービスの知識だけではなく、コンサルタントとしての問題発見・課題解決能力を有しているかどうかは、非常に重要な点であり、基本的なことといえます。簡単な改善はできても、問題を根本から解決できる能力が不充分なコンサルタントは「いやだ」。
 学歴や資格、出版したり講演したり、関係先に大企業名があったりするだけで、判断するのも危険です。自分の目で見て、確かめることができる、真贋力を持っている必要が経営者側に必要です。外見だけは立派なコンサルタントは「いやだ」。
 また、コンサルタントといえども人間ですので、いろいろな性格の先生がいます。大胆な性格の人もいれば臆病な人もいます。
 大胆すぎて、無謀に、リスクを軽視するコンサルタントは「いやだ」。
 逆に臆病であったり、慎重でありすぎたりしますと、思い切ったアドバイスをしてくれません。また、意志の弱いコンサルタントですと、方針を決めても、それを達成しきれないままで、中途半端な状態で挫折してしまいかねません。弱気や意志薄弱なコンサルタントは「いやだ」。
 中には、自分の利益が優先してしまい、クライアントに対する貢献に全力を尽くそうとせず、その場しのぎのことしかやってくれないということもあり得ます。自分の懐優先のコンサルタントは「いやだ。

 同じコンサルティングという業界にいながら、その様なコンサルタントがいることは恥ずかしいですが、それが現実です。上述しましたように、最終的には、経営者の人を見る力がモノをいいます。
 

■【今日は何の日】

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  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
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  ■【今日は何の日】 3月28日 ■ スマトラ沖地震 ■ シルクロードの日 ■ 龍安寺・吾唯足知 自慢の写真  一年365日、毎日が何かの日
 
 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
 

■ 電卓を始めて作ったメーカーは? 320

 永年使っていた電卓の液晶が見えづらくなってきましたので、量販店で安い電卓を買ってきました。
 店頭ではブリスターパックされていますので、試すことができなかったのですが、自宅に戻って使い始めたら、「安物買いの銭失い」。
 キーをキチンと押さないと入力できないのです。
 これではブラインドタッチをすることができません。
 慌てて丸善に行って、日本メーカーブランドの電卓を購入しました。
 さすが、日本ブランド、今度はスムーズに使えました。
 よく見たらフィリピン製、でもやはり日本のメーカーの品質です。

 最近は、電卓を使う人が少なくなってきたのではないでしょうか。
 スマホ、タブレット、PCと電卓機能を使うことができます。
 電卓という古めかしい表現もいずれは死語になるのでしょうね。

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月26日  省エネ技術が進んで来ていますね 0325

2024-03-27 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月26日  省エネ技術が進んで来ていますね 0325 

  

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 千葉に行く予定がありましたので、本降りの雨の中、ついでに旧友宅を訪れました。

 かつてはスポーツ万能な人でしたが、膝を痛め、外出は近所の散歩くらいしかできないといっています。

 近所の散歩だけでもできるのですから、私は立派なものだといいましたら、苦笑いをしていました。

 彼も旅行好きでしたので、旅の話に花が咲きました。

 鳥獣戯画から、高山寺、三尾の話と広がり、ゆったりした時間を持つことができました。

 

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 

 

 

 

 京都  栂尾山 高山寺 
 

  

■ 高山寺 (こうさんじ)

 1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された高山寺は、京都の北西、京都市右京区栂尾(とがのお)にある古刹です。高山寺の名を知らない人でも「鳥獣戯画」をご存知と思います。西明寺、神護寺とともに、「三尾」のひとつを構成しています。

 創建は古く、774年(宝亀5)の開創と、奈良時代に遡りますが、もともとは神護寺の別院でした。建永元年(1206)に、明恵上人(みょうえしょうにん)が、後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興したと伝えられています。

 明恵上人は、栄西(ようさい)禅師が持ち帰った茶の種をもとに、ここ高山寺に日本最初の茶畑をつくりました。鳥獣人物戯画とともに、日本最古の茶園としても知られています。デュークエイセスの唄「女ひとり」にも歌詞の中に登場するそうです。

 川端康成、白洲正子や河合隼雄の著書でも、高山寺は紹介されていて、知る人ぞ知る紅葉の名所でもあります。

【正式名称】  栂尾山 高山寺(とがのをさん こうさんじ)

【通称名称】  高山寺<右京区栂尾>(こうさんじ)

【住所】    右京区梅ケ畑栂尾町8
【電話番号】  075-861-4204 【FAX】075-865-1848

     資料出典: 高山寺公式サイト 

 

 高山寺は、紅葉の名所として知られていますが、私が訪れたのは3月初旬という、観光シーズンとはかけ離れた季節でした。

 朝、ホテルからJR二条駅にまで地下鉄東西線に乗り、そこからJR西日本の路線バスに乗って、約45分ほどで、高山寺のバス停に着きました。バス停からは、高山寺裏参道を通って高山寺に向かいます。

 

 高山寺の、いろいろな写真は、下記よりも観ることができます。

 高山寺トップ
 
高山寺
高山寺 石水院
高山寺 明恵上人図
高山寺 鳥獣戯画
高山寺 茶園
高山寺 開山堂
高山寺 御廟・金堂
 名所旧跡メニュー一覧

 

■【今日は何の日】

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  ■【今日は何の日】 3月27日 ■ 聖金曜日 ■ 世界演劇の日 ■ さくらの日 龍安寺は石庭だけではなく苔も美し

 

■【経営コンサルタントの独り言】

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  省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。
 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。

 喉元過ぎれば熱さを忘れる
 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。
 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。
 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。
 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。
 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。
 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。

 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。
 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。
 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。
 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月12日 京都市 相国寺 京都五山第二位 金閣寺を塔頭に持つ

2024-03-27 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月12日 京都市 相国寺 京都五山第二位 金閣寺を塔頭に持つ  


 


 


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■【小説風 傘寿の日記】


 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。


 


 天気予報で悪天候が報じられていたので、今朝は折りたたみ傘を持っての早朝ウォーキングでした。


 幸い、雨に降られず、風もなく、気温もそれほど低くなく、気持ちよく歩くことができました。


 その後、雨が降り始めましたが、風もあり、TVニュースの報道では傘がおちょこになってしまった映像が流されていました。


 


 先般、お話をいただいたシステム・シンキングの講演用の資料作りのコンセプトをまとめ始めました。


 気分転換に週末に予定されている日本経営士協会のクリティカル・シンキング講習会のチェックを合間に挟んだりしました。


 


 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。


 


 


 


 














 
 長崎県・壱岐 小さなバス旅で船に乗る   

 


 壱岐島(いきのしま)は、九州北方の玄界灘にある南北17km・東西14kmの島である。九州と対馬の中間に位置する。

 周囲には21の属島(有人島4・無人島17)が存在し、まとめて壱岐諸島と呼ぶ。ただし、俗にこの属島をも含めて壱岐島と呼び、壱岐島を壱岐本島と呼ぶこともある。官公庁の定義では「壱岐島」と呼ぶ場合、周囲の属島は含めない。

 現在は長崎県壱岐市の1市体制で、長崎県では島内に壱岐振興局(旧・壱岐支庁、壱岐地方局)を置いている。また、全域が壱岐対馬国定公園に指定されている。 (出典:【Wikipedia】)

  平成25(2013)年6月に、西鉄旅行社のバスハイクで一人旅をしてきました。

 午前9時30分集合ですので、博多駅・福岡銀行前のバス停Eから、博多港第2ターミナルに向かいました。バスは、埠頭近くまで行くルートが、一時間に数本出ているし、埠頭近くまでならさらに本数が多くあります。地下鉄の駅からですと15分くらい歩くのでしょうか。

 あいにくの雨模様でしたが、郷の浦港まで約2時間半の船旅は大きく揺れることもなく、まずまずでした。

 壱岐島は、佐賀県の北にあるのですが、長崎県に属します。島民は、福岡との馴染みが深いそうです。


 


 壱岐島旅行 スナップ写真



 下記のメニュー一覧で、Webサイトで同様にスナップ写真を見ることができます。

















































 壱岐島概要 
 壱岐のバス旅
 壱岐の砲台跡
 黒崎・猿島 
 壱岐の”松島” 
 壱岐島の見どころ 
 一岐国博物館 
 一支国博物館パンフレット 
 名所旧跡インデックス 

 


 



 



■【今日は何の日】



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  ■【今日は何の日】 3月13日 奈良春日大社春日祭 青函トンネル開業記念日 早春の京都「詩仙堂」でカシャリ!一人旅  一年365日、毎日が何かの日



 



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 二月堂のお水取りの日に偶然奈良に 312

「お水取り」の「おたいまつ」は、写真でご覧になられた方も多いと思います。

 偶然にもお水取りの日に奈良を訪れました。

 雨が降る中、2時間ほど待ちましたが、おたいまつを見ることができました。

 何と幸運なことでしょう。

 しかし、二月堂は、東大寺にある古い建物ですので、火をたくさん使って大丈夫なのかとハラハラしました。 



 





 



 お水取り(おみずとり)は、東大寺二月堂で行われる、修二会という法会の中の行事のひとつです。3月12日深夜に、二月堂前に立つ閼加井屋(あかいや)に、お水を汲みに行くことからこの通称で呼ばれるようになりました。

 仏様の前で罪過を懺悔すること(悔過)であり、キリスト教の「懺悔」に似たところがあるのでしょうか。



 



 修二会は、3月1日から14日までおこなわれます。その間、心身を清めた僧(練行衆)が、二月堂の本尊・十一面観音の前で宝号を唱え、荒行(あらぎょう)によって懺悔し、あわせて天下安穏などを祈願してくれます。



 



 「お水取り」は、修二会の行中の一部に過ぎませんが、印象的ですので「修二会=お水取り」と誤解している人も多いのではないでしょうか。ちなみに「修二会」の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)法要」というそうです。



   カシャリ!一人旅 奈良 東大寺 二月堂 写真 今井信行 旅 旅行 写真 ぶらり旅 (glomaconj.com)



   http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/nara/nara-toudaiji4.htm



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【経営コンサルタントのお勧め図書】 経営理念2.0を守破離して3.0を 会社の“理想と戦略”2403

2024-03-26 12:01:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 経営理念2.0を守破離して3.0を 会社の“理想と戦略”2403
 

 







経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。



 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。



 



 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。



 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。



 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。



本



■    今日のおすすめ



『「経営理念2.0」会社の“理想と戦略”をつなぐ7つのステップ



                    (佐宗邦威著 発行:ダイヤモンド社)





本


「経営理念2.0」とは(はじめに)

 

 紹介本の著者は、『自社の存在意義、自分が働く意味を見失いかけている企業、特に「中年の危機」に差し掛かっている企業には、新しい経営理念の作り方・活かし方である「経営理念2.0」が有用』と言います。勿論、著者が言う「中年の危機」以外の企業、特に、新たにIPOを目指す企業など、新たに経営理念を構築しようと考えている全ての企業に参考になります。

 また、「経営理念1.0」から進化した「経営理念2.0」の特色について、次のように記します。それは、『「社長の誓い」ではなく「みんなの物語」』にする、『組織の構成員の中にある「暗黙裡の思想(暗黙知)」を掘り起こし「言語化(形式知)」を図る』ことにより策定する、『「みんなの物語」を創るために「社員それぞれが自分たちの理念についてつねに自問自答して語り合う」場を持つ仕組み』とする、等々です。

 さらに、「経営理念2.0」を構成する要素として7つのステップを挙げ、紹介本の目次としています。それは、「ビジョン」「バリュー」「ミッション」「ナラティブ」「ヒストリー」「カルチャー」「エコシステム」です。これらの7つのステップのシナジーな関係は、次のように理解できます。

 「ナラティブ」「ヒストリー」「カルチャー」を、「経営理念2.0」の特徴である、3つのソフト(見えないもの)と位置づけ、3つのソフトを活用し、「ビジョン」「バリュー」「ミッション」の3つハード(見えるもの)を創出し、更には、3つのハードを反映した戦略的仕組みの「エコシステム」を創り、「エコシステム」の戦術的な運用・実施・見直しにより、「存在意義」と「働く意味」を沸き上がらせ、企業の活性化・発展を実現するシステムと言うことが出来ます。

 「経営理念2.0」の特徴である、3つのソフトを簡単に解説します。

 「ヒストリー」は「我が社の今を作った原点はどこにあったのか?」との問いにより、愛着と歴史的資産を見つけ3つのハードの礎とします。

 「カルチャー」は「私たちの会社の“らしさ・組織文化”は何?」と問い、3つのハードが自分たちの組織文化とかけ離れないものとする機能を果たします。

 「ナラティブ」は、「命令」とは対極にある「自分を主語にして語れる」ことであると定義し、7つのステップ全体を、組織の一人一人が「納得」出来るものに、「自発的行動を生む」ことが出来るものに仕立て上げる、組み込み要素部品的機能を果たします。

 これらのシナジーな関係については〔図1(下記URL)〕を参照ください。











 以上「経営理念2.0」の枠組みを見てみましたが、次項で注目点に触れ、更なる理解を深めてみたいと思います。

本

「経営理念2.0」の理解を深め、更には自社流「3.0」にバージョンアップを

【「ビジョン」「バリュー」「ミッション」を正しく理解する】

 企業理念のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)は、ピーター・ドラッカーの著書「Managing in the Next Society」「A Functioning Society」(いずれも2003年出版)で提言され、注目されるようになりました。しかし、ドラッカーの提言はMVVについての簡単な提言で、詳細な説明はありません。その結果、経営管理分野において、様々な説明がなされています。

 MVVの定義についての「経営管理2.0」の説明は分り易く、適切と思います。紹介本におけるMVVの説明を〔図2(下記URL)〕に纏めてみました。英文表記と簡潔定義が参考になります。















【「経営理念2.0」と「ビジョナリー・カンパニー」を対比し、理解を深化させる】




 ここで、思考をする前頭葉を更に刺激し、MVVの理解を深めてみましょう。それはMVVについて、「経営理念2.0」とドラッカーの後継者(注)と言われているジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」(注)を対比して思考してみることで、MVVのシナジー・アップが出来ます。

 両者を比較することで、MVVの概念がより明確になります。両者の定義は微妙に異なります。両者から自社流を導き出すことが出来たら最高ですね。両者の対比表【図3(下記URL)】を参照しながら自社流を導き出してみませんか。





(注)「私の本棚2022.3.22」(下記URL)を参照下さい。





【MVVを戦略、戦術に落とし込む「エコシステム」の優れた実例

    ―サウスウエスト航空の「SMaCレシピ」―】




 「経営理念2.0」の「エコシステム」は、6つのステップを落とし込んだ実行計画を策定し、PDCAサイクルを回す「仕組み」です。紹介本では多くの事例が紹介されていますが、ここで、分かり易く・優れた事例として、「ビジョナリー・カンパニー」流「エコシステム」を紹介させて頂きます。

 それは、サウスウェスト航空の「SMaCレシピ(Specific;具体的である、Methodical;整然としている、and Consistent;一貫している)」です。

 「SMaCレシピ」の優れている点は、MVVから戦略上の概念をつくり、「SMaCレシピ」という戦術以上に永続性のある手順書を作成し、PDCAサイクルを回し、併せて、AAR(After-Action Review;事後の振り返り)を継続し、ビジョン(コリンズ式「BHAG」)を実現するという、「MVV⇒戦略への落とし込み⇒戦術化」のプロセスが分り易い点と、「ビジョン実現の確率」が高い点です。「SMaCレシピ」の詳細は【図4(下記URL)】を参照下さい。





【「経営理念2.0」を守破離して自社流「経営理念3.0」にバージョンアップを】




 経営管理の世界では、「まね」から「ひらめき」「触発」を導く「まねび」が良い結果を導き出すことが多く有ります。シュンペーターも「新しい知とは常に、『既存の知』と別の『既存の知』の『新しい組み合わせ』で生まれる」と言っていますね。

 以上見てきました「経営理念2.0」と「ビジョナリー・カンパニー」から、「ひらめき」「触発」を経て、自社流「経営理念3.0」にバージョンアップをしてみませんか。

本


■「リーダーシップ」を、経営理念「3.0」で実現(むすび)


 ピーター・ドラッカーは、『「マネジメント」は物事を正しく(効率的に)行うことであり、「リーダーシップ」は正しい事をすることである』と言い、加えて、『企業にとって挑戦すべきは、その社会的正当性、すなわちバリュー、ミッション、ビジョンである(A Functioning Societyより)』と言います。

 ドラッカーが言う「リーダーシップ」を実現するMethodは、経営理念「2.0」をバージョンアップした「3.0」ではないでしょうか。

 経営理念「3.0」を経営改革の起点にし、「正しい事」を行い「社会的正当性」を達成し、改革を成功に導きませんか。



本


【酒井 闊プロフィール】



 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。  企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。



  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/



  http://sakai-gm.jp/index.html



【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。



本



■■ 経営コンサルタントへの道 ←クリック



 経営コンサルタントを目指す人の多くが見るというサイトです。経営コンサルタント歴半世紀の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月25日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段 いでや、この世に生まれては、願はしかるべきことこそ多かめれ。

2024-03-26 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記
<p>&nbsp;</p>
<h3 class="ameba_heading01" data-entrydesign-alignment="left" data-entrydesign-count-input="part" data-entrydesign-part="ameba_heading01" data-entrydesign-tag="h3" data-entrydesign-type="heading" data-entrydesign-ver="1.54.1" style="display: flex; flex-direction: column-reverse; margin: 8px 0; color: #333; font-weight: bold;"><span class="amp-nodisplay" style="display: block; width: 100%; height: 2px; background-color: #2d8c3c; border-bottom-left-radius: 2px; border-top-right-radius: 1px; border-bottom-right-radius: 1px;">&nbsp;</span><span style="display: flex; align-items: strech; justify-content: flex-start; letter-spacing: 0.01em; font-size: 20px; line-height: 1.6; min-height: 32px; line-break: loose; word-break: break-word; text-align: left;"><span class="amp-nodisplay" style="display: block; margin-right: 10px; min-height: 40px; width: 10px; border-top-left-radius: 2px; border-top-right-radius: 2px; background-color: #2d8c3c; flex-shrink: 0;">&nbsp;</span><span style="flex-grow: 1; margin: 0.2em 0;"><span data-entrydesign-content="" style="display: block;"><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月25日 徒然なるままに日暮パソコンに向ひて 第一段 いでや、この世に生まれては、願はしかるべきことこそ多かめれ。</strong></span></span></span></span></h3>
<p>&nbsp;</p>
<p> 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。</p>
<p> この度、下記のように新カテゴリー「<strong style="font-weight: bold;">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記</strong>」を連載しています。</p>
<p> 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。</p>
<p><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20230801/16/keieishi17/fd/09/j/o0465017015319713473.jpg"><img alt="" height="154" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20230801/16/keieishi17/fd/09/j/o0465017015319713473.jpg" width="420"></a></p>
<p> 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。</p>
<p>【 注 】</p>
<p> 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。</p>
<h3><span style="font-size: 1em;"><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【小説風 傘寿の日記】</strong></span></span></h3>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;"> 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。</span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p> 当ブログの【心 de 経営】シリーズの一環として<strong>「心づかい」</strong>をコンセプトとしたシリーズは、先週終了しました。</p>
<p> このシリーズは、「ほのぼのとした気持ちになり、『生き方』を考えさせられることが多いです」というようなコメントをいただいています。</p>
<p> しばらく、このシリーズを見直し、時期が来ましたら再開したいと考えています。</p>
<p> その代替としてかつての新シリーズをお届けします。</p>
<p> このシリーズは、数年前に部分的に当ブログに投稿しました。</p>
<p> その内容を追補したり、新規に加えたりしてお届けして参ります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="text-align: center;"><a href="https://stat.ameba.jp/user_images/20201022/11/keieishi17/ba/a2/g/o0501020514838717284.gif"><img alt="" height="172" src="https://stat.ameba.jp/user_images/20201022/11/keieishi17/ba/a2/g/o0501020514838717284.gif" width="420"></a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p> 「徒然草(つれづれぐさ)」は、吉田兼好による随筆集の冒頭の文章です。作者は、兼好であるという明確な証拠はないようです。おそらく大半の方が、何らかの形で、この文章に接しているのではないでしょうか。<br>
 徒然草といいますのは、清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』とならび日本三大随筆の一つといわれています。<br>
 高校生時代に戻った気分で、また、社会人として人生を歩み、自分の高校時代には理解できなかったり、誤解していたりすることを発見しながら、独断と偏見に満ちた、老いぼれコンサルタントが、我流の解釈を僭越ながらお付けしました。<br>
 徒然なるままに、日暮パソコンに向かいて、よしなしごとを、そこはかとなく書き付けてまいります。<br>
 お届けも、徒然なるままにアップロードしますので、読者の皆様も、日暮パソコンに向かいて、末永く、徒然にご覧下さるよう、お願いします。</p>
<p><b style="font-weight:bold;">【 注 】</b> 加筆等再編集して、再掲の原稿を含んでいます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>◆01 いでや、この世に生まれては、願はしかるべきことこそ多かめれ。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><b style="font-weight:bold;">【本文】</b></p>
<p> いでや、この世に生まれては、願はしかるべきことこそ多かめれ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>【語彙】</strong></p>
<p> いでや:「いやもう」という意の感動詞<br>
 願はし:「望ましい」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>【現代語訳】</strong></p>
<p> この世に生まれたからには、いろいろな願望は多いようです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>【ひと言】</strong></p>
<p> 人間、108の煩悩を持つといわれますが、出世欲もその一つで、水面下で動く、国家公務員の熾烈な競争は、私のような下賎な人間からみますと、みっともなく見えます。</p>
<p> 準備ができ次第、この続きもお届けしますので、おたのしみに</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>■ バックナンバー</p>
<p>   <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b" rel="noopener" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/eb88c477696adc4e2e78376c81b7274b</a></p>
<p>  <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/b05de274832582eef18539884183d3c2">■【今日は何の日】 3月26日 ■ カチューシャの唄の日 ■ 北海道新幹線開業 ■ バングラデシュ独立記念日 【今日の写真】龍安寺の石庭  一年365日、毎日が何かの日</a></p>
<p><img alt="" src="https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/068.png" style="border: 0px #000000; border-image-outset: 0; border-image-repeat: stretch; border-image-slice: 100%; border-image-source: none; border-image-width: 1;"></p>
<p><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【今日は何の日】</strong></span></p>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;">  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。<br>
  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。</span></span><br>
   <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930</a></p>
<p><img alt="" src="https://s.yimg.jp/images/socialproducts/blog/img2/emoji/068.png" style="border: 0px #000000; border-image-outset: 0; border-image-repeat: stretch; border-image-slice: 100%; border-image-source: none; border-image-width: 1;"><span style="font-size: 14px;"> </span></p>
<p><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【経営コンサルタントの独り言】</strong></span></p>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;"> その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。</span></span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 16px;"><strong><span style="color: #008000; ">◆ </span></strong></span><b style="font-weight:bold;">省エネ技術が進んで来ていますね 0325</b><br>
<br>
 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。<br>
 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。<br>
<br>
 喉元過ぎれば熱さを忘れる<br>
 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。<br>
 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。<br>
 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。<br>
 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。<br>
 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。<br>
 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。<br>
<br>
 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。<br>
 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。<br>
 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。<br>
 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>(ドアノブ)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■【老いぼれコンサルタントのブログ】</strong></span></p>
<p><span style="color: #7f7f7f;"><span style="font-size: 0.83em;"> ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。</span></span></p>
<p><br>
 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。<br>
  <a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17</a></p>
<ul>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/4c238003713f03d5fa65d932050983cf">◆【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/2699341e952e392cb956afb139ea419c">■■杉浦日向子の江戸塾 1 江戸情緒に学ぶ ご飯と飯はどう違う </a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/9e2f4fec303d9b84e75ec38c226ce588">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月24日 四字熟語で目から鱗が落ちる 0</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/162a41418af38252dcb9a85d102b44bc">■【今日は何の日】 3月25日 ■ 散歩にゴーの日 ■ 電気記念日 ■ 早春の龍安寺石庭  一年365日、毎日が何かの日</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/742f9baf708b10dbf23cea06ce4394f1">◆【経営コンサルタントの独り言】 煩悩に満ちて彼岸を明けました 324</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/7259146d18e441248e0fe57e3e20bbff">■■【経営コンサルタントのトンボの目】 音楽で職場環境の改善 集中力アップ・コミュ二ケーション促進 15b03</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/7dcba8c25302ba80366db2228eb70fd0">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月23日 3章 ウォーキングと並行した動作で副次効果を狙う 17 タオル体操 ~ 肩こり防止・解消</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/19088fb3b5d53fbd08c6a9e30cd60206">■【今日は何の日】 3月24日 ■ ホスピタリティ・デー 早春の京都・竜安寺でカシャリ!一人旅  一年365日、毎日が何かの日</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/ccf10b364b3dd6ca1ea55fe4ab508c39">【経営コンサルタントの独り言】 「いじめられっ子」ではなく「いじめ被害者」323</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/7ca6e66319740e644bd0290778630e04">【日本庭園を知って楽しむ】 2-8 安土桃山時代の庭園 築山・自然石に草木を配する</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/52612b4a5f543f55aa41c49b6efa3b91">【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月22日 音楽で職場環境の改善 集中力アップ・コミュ二ケーション促進 15b03</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/45e565d871dd589fd6a7bd351f5a1fc6">■【今日は何の日】 3月23日 ■ 世界気象デー ■ 気象庁の任務  【今日の写真】 早春の京都 竜安寺  一年365日、毎日が何かの日</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/36ea4897daa35f02bb0a8866144193bf">◆【経営コンサルタントの独り言】 水があわなくてお腹をこわす 322</a></li>
<li><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/ba83b8702495359db99b4d692e042324">【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業4 迷いの始まり 4 新しいミッションはCIAのスパイではなかった</a></li>
</ul>


<p><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/arcv">&gt;&gt; もっと見る</a></p>


<p><span style="color: #009944;"><strong style="font-weight: bold;">■バックナンバー</strong></span><br>
  <span style="font-size: 0.83em;"><a href="https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db</a></span></p>

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【経営コンサルタントのお勧め図書】 経営理念2.0を守破離して3.0を 会社の“理想と戦略”2403 

2024-03-25 12:02:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 経営理念2.0を守破離して3.0を 会社の“理想と戦略”2403    

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今日のおすすめ

『「経営理念2.0」会社の“理想と戦略”をつなぐ7つのステップ

                    (佐宗邦威著 発行:ダイヤモンド社)

本

「経営理念2.0」とは(はじめに)
 
 紹介本の著者は、『自社の存在意義、自分が働く意味を見失いかけている企業、特に「中年の危機」に差し掛かっている企業には、新しい経営理念の作り方・活かし方である「経営理念2.0」が有用』と言います。勿論、著者が言う「中年の危機」以外の企業、特に、新たにIPOを目指す企業など、新たに経営理念を構築しようと考えている全ての企業に参考になります。
 また、「経営理念1.0」から進化した「経営理念2.0」の特色について、次のように記します。それは、『「社長の誓い」ではなく「みんなの物語」』にする、『組織の構成員の中にある「暗黙裡の思想(暗黙知)」を掘り起こし「言語化(形式知)」を図る』ことにより策定する、『「みんなの物語」を創るために「社員それぞれが自分たちの理念についてつねに自問自答して語り合う」場を持つ仕組み』とする、等々です。
 さらに、「経営理念2.0」を構成する要素として7つのステップを挙げ、紹介本の目次としています。それは、「ビジョン」「バリュー」「ミッション」「ナラティブ」「ヒストリー」「カルチャー」「エコシステム」です。これらの7つのステップのシナジーな関係は、次のように理解できます。
 「ナラティブ」「ヒストリー」「カルチャー」を、「経営理念2.0」の特徴である、3つのソフト(見えないもの)と位置づけ、3つのソフトを活用し、「ビジョン」「バリュー」「ミッション」の3つハード(見えるもの)を創出し、更には、3つのハードを反映した戦略的仕組みの「エコシステム」を創り、「エコシステム」の戦術的な運用・実施・見直しにより、「存在意義」と「働く意味」を沸き上がらせ、企業の活性化・発展を実現するシステムと言うことが出来ます。
 「経営理念2.0」の特徴である、3つのソフトを簡単に解説します。
 「ヒストリー」は「我が社の今を作った原点はどこにあったのか?」との問いにより、愛着と歴史的資産を見つけ3つのハードの礎とします。
 「カルチャー」は「私たちの会社の“らしさ・組織文化”は何?」と問い、3つのハードが自分たちの組織文化とかけ離れないものとする機能を果たします。
 「ナラティブ」は、「命令」とは対極にある「自分を主語にして語れる」ことであると定義し、7つのステップ全体を、組織の一人一人が「納得」出来るものに、「自発的行動を生む」ことが出来るものに仕立て上げる、組み込み要素部品的機能を果たします。
 これらのシナジーな関係については〔図1(下記URL)〕を参照ください。
 
 
 以上「経営理念2.0」の枠組みを見てみましたが、次項で注目点に触れ、更なる理解を深めてみたいと思います。
本
「経営理念2.0」の理解を深め、更には自社流「3.0」にバージョンアップを
【「ビジョン」「バリュー」「ミッション」を正しく理解する】
 企業理念のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)は、ピーター・ドラッカーの著書「Managing in the Next Society」「A Functioning Society」(いずれも2003年出版)で提言され、注目されるようになりました。しかし、ドラッカーの提言はMVVについての簡単な提言で、詳細な説明はありません。その結果、経営管理分野において、様々な説明がなされています。
 MVVの定義についての「経営管理2.0」の説明は分り易く、適切と思います。紹介本におけるMVVの説明を〔図2(下記URL)〕に纏めてみました。英文表記と簡潔定義が参考になります。
 
 
 
【「経営理念2.0」と「ビジョナリー・カンパニー」を対比し、理解を深化させる】
 
 ここで、思考をする前頭葉を更に刺激し、MVVの理解を深めてみましょう。それはMVVについて、「経営理念2.0」とドラッカーの後継者(注)と言われているジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」(注)を対比して思考してみることで、MVVのシナジー・アップが出来ます。
 両者を比較することで、MVVの概念がより明確になります。両者の定義は微妙に異なります。両者から自社流を導き出すことが出来たら最高ですね。両者の対比表【図3(下記URL)】を参照しながら自社流を導き出してみませんか。
 
(注)「私の本棚2022.3.22」(下記URL)を参照下さい。
 
【MVVを戦略、戦術に落とし込む「エコシステム」の優れた実例
    ―サウスウエスト航空の「SMaCレシピ」―】
 
 「経営理念2.0」の「エコシステム」は、6つのステップを落とし込んだ実行計画を策定し、PDCAサイクルを回す「仕組み」です。紹介本では多くの事例が紹介されていますが、ここで、分かり易く・優れた事例として、「ビジョナリー・カンパニー」流「エコシステム」を紹介させて頂きます。
 それは、サウスウェスト航空の「SMaCレシピ(Specific;具体的である、Methodical;整然としている、and Consistent;一貫している)」です。
 「SMaCレシピ」の優れている点は、MVVから戦略上の概念をつくり、「SMaCレシピ」という戦術以上に永続性のある手順書を作成し、PDCAサイクルを回し、併せて、AAR(After-Action Review;事後の振り返り)を継続し、ビジョン(コリンズ式「BHAG」)を実現するという、「MVV⇒戦略への落とし込み⇒戦術化」のプロセスが分り易い点と、「ビジョン実現の確率」が高い点です。「SMaCレシピ」の詳細は【図4(下記URL)】を参照下さい。
 
【「経営理念2.0」を守破離して自社流「経営理念3.0」にバージョンアップを】
 
 経営管理の世界では、「まね」から「ひらめき」「触発」を導く「まねび」が良い結果を導き出すことが多く有ります。シュンペーターも「新しい知とは常に、『既存の知』と別の『既存の知』の『新しい組み合わせ』で生まれる」と言っていますね。
 以上見てきました「経営理念2.0」と「ビジョナリー・カンパニー」から、「ひらめき」「触発」を経て、自社流「経営理念3.0」にバージョンアップをしてみませんか。
本

■「リーダーシップ」を、経営理念「3.0」で実現(むすび)

 ピーター・ドラッカーは、『「マネジメント」は物事を正しく(効率的に)行うことであり、「リーダーシップ」は正しい事をすることである』と言い、加えて、『企業にとって挑戦すべきは、その社会的正当性、すなわちバリュー、ミッション、ビジョンである(A Functioning Societyより)』と言います。
 ドラッカーが言う「リーダーシップ」を実現するMethodは、経営理念「2.0」をバージョンアップした「3.0」ではないでしょうか。
 経営理念「3.0」を経営改革の起点にし、「正しい事」を行い「社会的正当性」を達成し、改革を成功に導きませんか。

本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。  企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

本

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【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

2024-03-25 09:39:03 | 【経営コンサルタントのひとり言】

 

  【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325    

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■  省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。

 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。


 喉元過ぎれば熱さを忘れる

 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。

 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。

 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。

 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。

 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。

 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。


 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。

 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。

 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。

 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。

(ドアノブ)

 

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konsarutanto

 

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