先日、呉服屋による顧客旦那衆の懇親会が銀座のジャズバーで開かれました。
もちろん、旦那衆は皆さん和服での登場なのですが、僕は単衣の和服を持っていないのでスーツ着用で伺いました。
過去の記事。
和服の巻。
和服の巻、ふたたび。
和服の巻、みたび。
ちなみに現在、単衣の長着や夏用の羽織をこしらえております
仕上りは7月中旬との事。
まことに楽しみであります。
さて、僕のスーツ姿なんですが皆さんおっしゃるのが『荻窪鮫さん、スーツ着るとホストですね』というフレーズ。
今回も4~5人に言われました。
もう47歳のオッサンなのでホストもポストもねぇもんだ、ってトコなんですが、ホントよく言われます。
スーツを着ていないのに“元ホスト疑惑”を掛けられた事もありました。
多分、物腰がソレっぽいのでしょう。
しみじみ思うのですが、スーツって面白いな、と。
スーツって基本的にみーんな同じじゃないですか。
ジャケット・パンツ・シャツ・ネクタイ・ベルト・革靴…、アイテムは同じ。
リーマンも政治屋もヤクザも、そしてホストも。
なのに、カッコ良いヒト・カッコ悪いヒトの差が歴然と出ます。
こんな洋服って他にありません。
思うに、スーツがその体型に合っているかどうかでしょうね。
そしてネクタイをする時は、キチンとワイシャツのボタンを一番上まで留め、キチンと結ぶ事。
歩く時はジャケットのボタンを留める事。
パンツの折り目はキチンとプレスする事。
革靴はキレイに磨き上げる事。
…ことほど左様に、スーツ着用のキーワードは【キチンと感】なのでしょう。
もちろん【ハズシ】もありなのでしょうが、それも基本が成っていればこそ。
まずはキチンと着こなす事を目指しましょう。
まぁ、スーツに限った事ではないのですが。
これが旦那衆の懇親会に行った際のスーツファッション。
ギミックとしては第2ボタン全開阻止チェーンを効かせております。
『人は一般的に、内容よりも外見で判断する。内面を判断できる洞察力をもつ者はまれである』ニッコロ・マキャヴェッリ(イタリアの政治思想家・1469~1527)