荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

和服の巻、みたび。

2015年03月04日 | 華麗な生活に極めたシンプルを




先日、とある呉服屋が開催する和服イベントに行って来ました

会場は日本庭園があり、ちょっとした滝が流れるホテルの宴会場。

そこでフレンチを食って、和服を着た出場者がひとりひとりランウェイを歩き美を競う、といった趣旨です。

審査員は4名。

今回は東京大会で、この予選に通過しますと全国大会に出場出来るって寸法。

『和服をこしらえたのは良いけれど、それを着て行く場がないわぁ』っていうヒトにチャンスを与えてるわけです。

早いお話、和服を買わすためのメソッドであります。

来場者、なんと500名。

そのうちランウェイを歩く出場者が300名。

ほとんどが、もちろんオンナです。

平日の真っ昼間によくもこんだけヒトが集まるものだなぁ。

ちなみにオトコは僕も含めてたったの6名でした。

最初はこのお話を断ったんですが『オトコの数があまりにも少ない。どうしても出場してくれ』と懇願され仕方なく…。

まぁ、行けば何か面白い事でもあるかなぁ、と前向きに考える事にしました。

そしたら、団体戦ってお話だったのが、当日には個人戦も出てくれ、と。

いやぁ、恥ずかしかったし、チョー緊張しました

ランウェイを歩くなんて、一生に一回もないですよ、普通。

他の5名のオトコたちは、何度か出場しているヒトもいるせいか、妙に場慣れしていました。

今回、痛感しました。

モデルだの舞台でお芝居をするだの、ヒトに見られるのって、基本ナルシストじゃないとダメって事。

『見られるのは段々と慣れ、快感になる』と申しますが、ホントでしょうかね。

僕には信じられません。



結果、オトコ6名は甲乙つけ難いって事で全員予選通過。

全国大会に出場って事になっちゃいました。

全国大会の開催は、なんと8月初旬。

クソ暑い時期です。

すなわち『夏モノの和服をこしらえなさい』という呉服屋の魂胆が見え見え。

ちなみにオンナで全国大会に出場するのが、およそ150名。

半分が予選通過したわけです。

このうち何人が和服をこしらえるのでしょう。

呉服屋も高級ホテルの宴会場でフレンチ食わす甲斐があるってもんです。

ちなみに全国大会の開催会場は○○ホテルだとの事。

お金持ちって暇っすね。

過去の記事。
和服の巻。
和服の巻、ふたたび。


最新の画像もっと見る