カワイイの巻、20230220。

先日、散歩番組を観ていました。
とある20代の女がゲスト出演しておりました。
その女が始終「カワイイ！」を連発するのです。
まったく語彙力がない。
ただただ「カワイイ！」。
考えて喋るという事を放棄した馬鹿の極致であります。

この女だけではなく世の中「カワイイ！」に侵されています。
「美」を放棄し「カワイイ！」のみを目指す国。
考える事を止め、目に映った物を即座に言語化する国。
それが今のニッポンであります。
確かに僕が10代の頃も
「えー」「うそー」「やだー」「かわいいー」
というのが若い女の口癖だ、なんて大人に言われておりましたよ。
しかし、それも10代迄。
20代が「カワイイ！」を連発する事はなかったはずです。
今や20代どころか、30代・40代のオバサンでも「カワイイ！」ばかり。
それにすり寄る企業や自治体。

ま、こんな事で腹が立つのですから僕の「老害」化も加速しているでしょう。
でもね、そんな僕でも柴犬の子犬を見りゃ「カワイイ！」って言いますけど。

「干渉好きの老人ほど、見苦しいものはない」エピクロス

拙ブログ、
カワイイの巻。2015年11月14日
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