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自宅のそばに、とあるバーがあります。
そのバーはなかなか雰囲気がありながら、結構勘定が安い。
特に17時30分~19時迄は、いわゆる【ハッピーアワー】。
すなわち、安価でビールやワインが飲めるのです。
なので週に1、2回は通ってますかね。
今回、そのお店でサプールのイベントがありました。
【サプール】ってご存知ですか?
サプールってのは、アフリカでもかなり貧しい国・コンゴ共和国の伊達オトコの事。
コンゴの平均月収は3万円程なのですが、サプール達は月収の40~60%をブランド服に費やすのです。
派手ながら、三原色に抑えたファッションに身を包み、独特なステップで街を練り歩く・・・。
ニッポンにも服の事しか考えていない様な、【ちょい馬鹿オヤジ】がいます。
僕は当初、そんなモンかな、と思っておりました。
ところが違うんですな。
長期間のフランスによる統治、収まらない内戦。
平和ボケのニッポンとは違い、かなり混乱した国家内情。
サプールが服を買うのは、平和を願う気持ちなのです。
『エレガントであれ、紳士であれ』
銃を買う代わりに、服を買うのです。
あるサプールが語っておりました。
内戦の間、大事な服を守る為、地面に埋めたそうです。
内戦が終わり、埋めた服を掘り出したところ、どれもこれも駄目になっていたとの事。
彼は改めて戦争を憎む様になりました。
そんな彼らと一緒にお酒を飲めて、ホントに楽しかったです。
コンゴからやって来たサプールは3人。
通訳者を介しての会話となります。
思いの外、彼らのファッションは地味でした。
もっと派手なスーツでの登場だと思っておりましたから。
とは言え、良い思い出になりました。
改めて、僕なりに平和を願おうとも思ったものです。
『服の優美さは、身動きの自由さにある』ココ・シャネル(フランスのファッションデザイナー・1883~1971)
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こだわりの巻、ふたたび。