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研究や教育等の記事を書いています。掲載内容は個人的見解であり、群馬県立女子大学の立場や意見を代表するものではありません。

拙著『パワー・シフトと戦争』を紹介していただきました

2021年11月15日 | 研究活動
小田切確氏(関西外国語大学)が、編著『戦争と平和ブックガイドー21世紀の国際政治を考える—』(ナカニシヤ出版、2021年)で、わたしが執筆した単著『パワー・シフトと戦争—東アジアの安全保障―』(東海大学出版会、2010年)を紹介してくださいました。同書Chapter 01 「力の分布」の文献解題において、国際システムにおけるパワー・バランスの変化と戦争の因果関係を説明する学術書の代表文献と位置づけられています。



こうして拙著を刊行書でピックアップして、フィードバックをいただけるのは、研究者みょうりに尽きます。この場を借りて、御礼申し上げます。

そういえば、先日、わたしが英語で書いた書評に対して、当代一流の政治学者であるブルース・ブエノ・デ・メスキータ氏(ニューヨーク大学)からコメントをメールでいただきました。しかも、この書評は、ブエノ・デ・メスキータ氏の著書についてではなく、かれが構築した「政治的生き残り」論理(The Logic of Political Survival) を援用して、日本の歴代首相の靖国参拝のパターンを分析した研究書についてのものです。この学術書は、ブエノ・デ・メスキータ氏の研究と関連するとはいえ、まさか、かれが、わたしの書評を読んで、わざわざコメントをくださるとは、夢にも思わなかったので、メールを見たときにはビックリしました。

こうして他の研究者が、自分の研究成果に目を通して、ご意見を寄せてくださるのは、とてもありがたく嬉しいことです。

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