気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

暑い盛りのツーリング(1)

2016-08-24 21:23:31 | 風景画
 今朝、窓を開けると涼しい風が吹きぬけた。エアコンを止め全部屋の窓を開け放った。暑い夏が終わろうとしている。
 一週間前、盆休みの代休を利用して、猛暑の中、八代市へ一泊二日のツーリングに出かけた。
 夜中の1時に行く先を決めるとネットで適当なホテルを探して予約した。仕事上のグループ会社の一社が八代にあり、最近代替わりして、ネットも店頭も大幅に売上を伸ばしているので、一度見学したいと思っていた。震災後の熊本復興支援も兼ねて行く先は八代に決めた。
 朝9時すぎに近くのガソリンスタンドでバイクの給油とタイヤの空気圧調整を済ました後、和菓子屋に寄ってグループ会社への手土産を用意した。家に戻って身支度を整え9時50分に出発した。
 走り始めて一時間、香春町から大任町に抜ける県道で事故があったようで、救急車が2台行ったり来たり、道が渋滞して動かない。止まっているとライダーは体温があがるばかりなので、Uターンして赤村経由で英彦山へ抜けることにした。林道は快適だったが英彦山の中腹まで上り、かなり回り道になってしまった。
 日田から212号線に入るとツーリング中のバイクがぐんと増えた。大山町で「この先前面通行止め、迂回路」の建て看板が道路脇に見えた。
 道の駅「大山」に入ってトイレ休憩をした。地元の人らしい高齢の男性に声をかけた。「この先道路は通れないんですか。」「ガードマンが通行規制しとるけど、先に右にウインカーをあげとったら地元の車とみなして通してくれる。天瀬への迂回路はだいぶ遠回りになるよ。」道の駅でお昼にしようと思っていたが、急遽その男性の車の後を追った。ほどなく二股の道路上にバリケードが置かれ、二人のガードマンが旗を持って車を左の迂回路に誘導しようとしていた。前の車が右にウインカーを出すと、ガードマンの一人が右側の本線を通ってよいという仕草をした。車の後ろにバイクをぴったり付けた私も右にウインカーを上げた。私が明らかに地元の人間ではない身なりをしているので、二人のガードマンがあわてて私を制止しようしたが、間に合わなかった。
 国道212号は大きな崖崩れの復旧工事中だったが、親切な男性に出会ったお陰で地元民しか知らない最短の迂回路を通って通行止め区間を抜けることができた。
 杖立温泉、小国町を通過して阿蘇に出た。この日の大観峰は天気に恵まれ、大勢の観光客やライダーで賑わっていた。



 大観峰で喉を潤したあと、景色の良いミルクロードを走って熊本に入った。八代のグループ店にはアポ無し訪問なので時間が遅くなっては悪いと思い熊本から高速道路に乗った。
 3時ごろ目的地に到着した。社長の奥さん、息子さん夫婦、娘さんとは初対面で、突然の訪問にもかかわらず、よく冷えたアイスコーヒーで歓待してくれた。
 奥さんと仕事の苦労話をしていると社長が戻ってきた。店内を案内しながら展示商品のコンセプトや仕入先等、いろいろと教えてくれた。
 売り場や商品の撮影をさせてもらったあと、長居をしては営業に差し支えるのでお暇した。
 5時にホテルにチェックインして、無事に到着したことを妻にメールした。


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