気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

スケッチ三昧の一日

2016-10-04 00:05:16 | 風景画
 9月21日は仕事がオフで、久々に整骨院へ出かけた。スタッフが風邪をひいたとのことで、随分待たされたうえに、初対面の新人君が私の担当となった。電気をセットするとき、いちいち私にここで良いでしょうかと聞いてくるのに閉口した。どうして私が教えないといけないのか、そっちは新人とはいえ、一応プロだろと言いたいのを我慢して、「いつもはもう少し上につけてますよ。」と共同作業をしながら、治療に入った。12時30分に整骨院を出たが、この日はスケッチの用意をしてきたので、小倉からそのまま黒崎に向った。
 スケッチの候補地二箇所の場所はネットで調べておいた。最初の候補地の長崎街道の面影を残す「曲里の松並木」に30分ほどで到着した。デオデオの駐車場にバイクを停め、お昼代わりのペットボトルの午後ティーを自販機で買って、旧街道を端から端まで散策した。
 街中のオアシスといった趣で、散歩や観光の人通りが絶えない。蚊や蟻に悩まされながら二時間ほどスケッチを楽しんだ。
 

 絵を描き上げてから、帰る時間には早かったので二番目の候補地に向った。
 14年前、アフリカツインで初めてツーリングをした日、若松の田舎道でレーダーを搭載したパトカーの待ち伏せに遭い、17キロオーバーのスピード違反で捕まったのだが、あれはこの辺りだったなと思い出しながら走っていると、前方の路肩にレーダーが見えた。スピードを緩めて近づくと、やはりネズミ捕りをやっていた。以前の学習が役に立った。
 響灘に面した若松の「遠見ケ鼻」は、波によって侵食された荒涼とした景色が、まるで別世界にいるような印象だ。
 ここは夕景が評判だが、5時ごろスケッチが終わってから陽が沈むまであと二時間はかかりそうなので、帰路に着いた。


帰るころの景色