気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

ネタが無いので昔の油絵を!

2023-07-30 22:37:19 | 油絵

自分の人生で一番多くの絵を描いていた時期はいつだったか。

幼少の頃、商品の裏にマーキングするためのチョークを使って店舗併用住宅の通路や店先の道路によく落書きをしていた。

中学時代は机に向っているときは、たいていストーリー漫画を描いていた。自己流ではあるが、白紙の大学ノートにコマ割りして鉛筆で描いた。

高校に入学したとき芸術の選択科目は美術を第一志望にしたが、書道のクラスに振り分けられ、墨や黒インクでイラストを描く楽しさを覚えた。

高3から一浪中はもっとも多くのイラストを描いたが、描き上げると人にあげていたので手元には一枚も残っていない。

大学3年の時、妻と出会って、スケッチブックをプレゼントされて再びイラストを描くようになった。

新婚の時、妻に油絵の手ほどきを受け、一緒に市松人形を描いた。初めて描いた油絵は母にあげた。

40年以上経過した自分の絵に再会して時間が止まっているように感じた。趣味で絵を続けることが出来てよかった。

 


二人のアキちゃん

2007-11-28 20:02:24 | 油絵
亡き母が再婚した時、義父は28歳の初婚でいきなり、中3、中1、小5の3人の父親になった。義父は亡父の末弟で、叔父になるのだが、私達姉弟と年が離れていなかったこともあり、ものごころついた頃より、「アキ兄ちゃん」と呼んでなついていた。
 義父と一緒に暮らすようになってからも、照れくささや亡父への思いもあって、「お父さん」と呼べなかった。 
 新しく弟や妹が生まれてもそれは変わらなかった。
 弟が3歳になったある日、家族団欒の場で唐突に聞いてきたことに、周りがあわてた。                                 「本当のお父さんは写真の人なんやろ。」 
 姉弟で話し合って、次の日から、義父を「お父さん」と呼ぶようになった。
 義父がいなければ、今の私達は違った人生を歩んだことだろう。
 義父には感謝してもし尽くせない。

 (私が結婚した頃、妻に油絵の手ほどきを受けた。
 生まれて初めて描いた油絵は市松人形の絵で、実家の応接間に掛けた。
 次に描いた油絵は、アンティ-クドールで、姉の新居にプレゼントした。
 三番目に描いた油絵がこの絵で、未完成のまま、本棚に埋もれていた。)