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時間は何をしていても過ぎる。

2022/02/27(日) 健やかで、平穏であってほしい

2022-02-27 05:48:07 | クラシックCD
健やかで、平穏な毎日であってほしいと言っていたが戦争が起こってしまった。避難した子供がおびえた小さな声で「死にたくない」と訴えるテレビの映像を見ると悲しくなる。人間の命を軽く扱うことは絶対に許されない。少しでも早く日常が戻るよう願うしかない。

2月23日(水・祝)の雪はあきれるほどしつこかった。去り行きたくないらしい冬との我慢比べだった。翌日以降は、さすがの冬も力尽き、穏やかな陽気になった。昨日、26日の土曜日は特に春らしかった。午後はお寺さんの役員会なので、早朝、午前と歩けるだけ歩いた。まだ地温が低く路面が凍結していたので転ばないように注意が必要だった。日が差し始める朝。これで雪解けが進む。








先日、早朝、真っ暗な道を歩いていたとき、なぜかなぜか、懐かしい優しい旋律があたまに浮かんできた。これはなんだったや~と考えながら歩き続けていたら、ペルゴレージのスターバト・マーテル の出だしであることに思い至った。何年も聴いていないのに突然頭に浮かんでくるのは不思議だね。思い出したのは何かの暗示か。ごそごそと手持ちのCDを取り出して、以降毎朝繰り返し聴いていた。

ペルゴレージ / スターバト・マーテル(悲しみの聖母)

デュトワ モントリオール交響楽団



ホグウッド エンシェント交響楽団 ソプラノはエマ・カークビー



アバド Mozart orchestra



生きている限り、平穏なことばかり続きはしないのはわかっている。嵐にみまわれたり、海底に沈められたりするようなことに直面することがある。厳しい局面を乗り越えてきて今があり、これからもある。静かに音楽を聴くことができる時間を大切にしながら備えたい。

今日は昨日の陽気がまた一転し春の嵐になりそう。ただいま早朝散歩を終わり音楽を聴きながら休憩中。天気の合間を見ながら身体を動かして、夕方には充実していたと思うことができるような一日を過ごしたい。
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2022/02/19(土) 雪はそろそろ終わりそうか・・・音楽は「春の祭典」

2022-02-19 12:00:41 | クラシックCD
今週、積雪で家庭除雪機動出動。次の日は晴れ、雨で雪はほとんどとけた。来週、前半は大雪の予報となっているが、中旬以降はお日様マークが続く。雪はもう一降りで終わる予感がする。来月の今頃は畑作業が始まっているかもしれない。早く外しごとができるよう暖かくなってほしいが、休みの日は散歩や音楽を聴いてゆっくり過ごしている今の生活もいい。

北京オリンピックの女子フィギアスケートのROCの若い選手たち、かわいそうですね。
女子カーリングは韓国がスウェーデンに破れて、先に敗れ傷心状態だった日本、ロコ・ソラーレが決勝トーナメントへ進出することができた。ロコ・ソラーレは韓国に負けている。韓国は日本戦に強く、日本は韓国戦に弱いといったイメージが私にはある。準決勝、ロコ・ソラーレは世界ランク一位のスイスを破る。ついに、ロコソラーレは韓国を破ったスウェーデンを破ったイギリスとの決勝戦だ。カーリングのルールはいまだにわからないが楽しみだ。

今朝は冷え込んで家の前も氷が張っていた。



フィギアスケートのように転倒しないよう要注意。



今日も早朝散歩、午前散歩、午後散歩を実行した。
午前散歩で撮ってきたフキノトウの写真。小さいけど先回より数が増えていた。



午後散歩の前、昼食の後、少し休もうかと思っていたら「お~い」という声とともに玄関の戸が勢いよく空いた。
近所のSさんがカニを持ってきた。漁師の手伝いをしていて、売り物にならないような魚をよく持ってきてくれる。カニ、エビ、タコ、アジ、カレイなど。今日はカニを置いて行った。後で缶ビールを持って行かないとね。Sさんはビール好き。
いつも突然持ってくる。もらうのはいいが、さばくのは大変。
カニをゆでてそのままでは食卓で食べるのは無理である。金融腐蝕列島で主人公の竹中氏が家族やフィクサー児玉と高級品の毛ガニを食べる場面が出てくる。すごい勢いで食べる様子が描かれていて、カニというと私はその場面を思浮かべるのである。ビールやワインをあおりながらカニを食べるのだが、私の家ではそうはいかない。カニは殻から身を出すのが一苦労。そのときに手がよごれるので家人はよろこばない。高級品の毛ガニではなく雑魚(ざこ)ガニだが食べないともったいない。そこで、カニをもらうと食卓へ身を出して並べることとなっている。さばくのは私の役目となっている。

もらったカニはまだ生きて動いていた。



ゆでると赤くなる。



ゆでたのをさまして殻から素早く身を取り出す。



こうしておけば、夕飯のとき誰でも食べることができる。雑魚ガニでも美味いですよ。

散歩のときフキノトウを写しながら春の息吹だぜ、帰ったら久しぶりに「春の祭典」でも聴くかと思っていた。
カニの始末で時間を費やしたが、ようやく「春の祭典」を鳴らすことができた。

「春の祭典」 コリン・デイヴィス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(録音の当時は「ロイヤル」でなく「アムステルダム」)



マイ・リスニングルームでデイヴィス/コンセルトヘボウの「春の祭典」を鳴らす。
昔、LPでも聴いていた。「春の祭典」はオーディオの音量をあげて爆裂感に酔いながら鑑賞するのが定石だった。
部屋の音響調整が何とかひと段落している現在、「春の祭典」の爆裂感が感じられない。それより管楽器の音が宙を舞って絡み合うのに感心したりする。以前のような迫力がharbethから出てこない。以前の迫力は部屋の振動によるものだったのだ。この「春の祭典」に限らず、最近ズドーン!という音響なくなった。以前、ズドーン!こそオーディオのだいご味だと思っていたが、あれは単なる濁りだということがわかってきた。濁りの音響は特定のCDに迫力をもたらすが他のCDではふんずまりになって表れる。
CDに入っている低音は、本来は大変すっきりしているのだ。と思う。
それでも「春の祭典」はズドーン!がほしい。そして音量を上げる。そのうち限界になって、轟音で音響が崩壊する。このパターンを繰り返しながら調整は進んできたのだ。
ここで新年に立てた目標、「音量を控える」を思い出す。

「春の祭典」が鳴り渡った私のリスニングルーム。人生の楽しみ。息抜きの場。マイ・オーディオライフ万歳。



家族から見ると、オヤジの部屋。ジジイの部屋。騒音の元。変態の世界。
こら!カニ食べさせんぞ!

健やかな休日と新しい週でありますように。
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2022/02/13 (日) 天気がよかった2月の連休・・・フキノトウの芽が出ていた

2022-02-13 14:34:18 | クラシックCD
3日間、穏やかな連休だった。
ほとんど自宅と自宅の周りで過ごしていた。散歩、CDを聴く、納屋で小物大工をするなどで時間が過ぎた。暇なときは興味がないと言っていた北京オリンピックをみたり、勝浦九段の詰将棋集を解いていた。
北京オリンピックのカーリングは競技時間が長いので再放送観戦が中心。しかし、昨日のロコ・ソラーレのROC戦は、23時頃だった思うが、目が覚めたので最後の方をライブでみることができた。前のデンマーク戦は大逆転勝ち。ROC戦も鮮やかな逆転で勝った。競技のルールがわからない私は、選手の手が石から離れた後、お顔がアップで数秒間、必ず写るテレビ放送を真剣に眺めながら解説を頼りに応援していた。選手の冷静な競技態度に感心した。
カーリングはどう石を操作しても勝つ見込みがないときは、自ら負けを宣してゲーム終了とするルールがある。将棋で言えば「投了」である。ただ、カーリングに比べて、将棋の「投了」は理由が複雑である。羽生九段は続ければ勝つような局面で「投了」し、周りが不思議がったという話しがあった。藤井4冠が渡辺名人から4タテで王将位を奪った。すごいことだが、私は、羽生九段がB級で指すことになったことも、どうなるか気になる。天才がこれからどう人生を送るのかに関心がある。
羽生九段は確か7冠を制したこともあった。A級へ戻ってきてほしい。
そんな高度な話ではなく、私は勝浦九段の詰将棋集の「9手詰め10分初段」というので参っていた。3日間、眺めて解いていた。3日間と言っても24時間かける3日ではなく、10分くらい眺めてわからなければ止めてしまうので途切れとぎれの話しである。今朝、目覚めのすっきりとした頭で眺めていたら解けたと思った。何度も確認して、自信をもって正解をみたら私のは不正解だった。途中の手順で間違っていた。勝浦九段の作成の意図は、当たり前だが私の稚拙な脳みそによる思考レベルを大きく超えている。でも、こんな展開があるのかと感心する。まあ、また続けよう。

今日の午後、強くない2月の日差しのしたで散歩していたら、道路の残雪のある土手でフキノトウが芽を出していた。



こんな芽でも摘んでいく人もいるみたいだが、私はフキノトウは食べないし、せっかく芽を出しているのだから写しただけでそのままにしておいた。三連休、穏やかな天気でよく歩くことができた。



早朝音楽鑑賞がが続いている。
オーディオは特にかまうところがない。blogや雑誌で多くの方のオーディオとの接し方を拝見することができる。元気で経済力がある間は終着点がないような感じで取り組んでいる方もいるが、私はこんなところで潮時だと思うことが多い。もし、装置が壊れたら同じ機種を買うような気がする。
今まで、買ったCDを生きている間に全部聴くことはできない。だろう。1枚1時間として、何時間かかるのだろう。無理と言い切ることはできないが精神的に厳しいだろう。CDに悪いので最近はできるだけ未聴のものをかけるようにしているが、聴き返すCDもあるので、はかどっていないのが現実である。
小物大工で杉板を組んでCD入れを作り、聴いたものから入れている。



棚に戻すと何を聴いたのか忘れる。とはいっても、全部ここに入れるのは無理なのだ。これからどうなるのだろう。
新たなCDの取得はできるだけ控えることだ。

さて、連休も最終日。明日からも健やかに過ごすことができますように。
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2022/02/06(日)ロシア音楽の祭典・・・

2022-02-06 10:04:30 | クラシックCD
先日、立春だったがまだ春は少し遠そう。
今日も早朝散歩に出ようと外を見たら雪が積もっていた。前の駐車場で20㎝くらいあった。散歩の予定を変更し、除雪をした。
押して溜まった雪を除雪機で飛ばした。3時少し過ぎ。まだ皆さんは寝ている。エンジン音で安眠を妨害しないようできるだけ静かに、かつ短時間で処理しなければならない。この除雪機を扱って10年経つので段取りはばっちりであり、1時間足らずで終了しそれから散歩に行った。まだ暗い。
帰宅して朝食後、音楽部屋でharbethを鳴らしながら休憩した。

8時30分頃、体力が回復するとともに椅子に座っていると身体がなまることから午前の散歩に出た。

JR線の陸橋を渡る。まだ誰も通っておらず足跡は私のもの。



ところどころで集落の住民が除雪作業をしていた。このような雪の日に私のように散歩なんかしている人は・・・他にもいるんですね。



くるっとコースを一回り。奥にさっきの陸橋が見える。帰り道、私は二つ目の足あとの筋を残して渡った。
前の駐車場は除雪完了。



帰宅してテレビをつけたら北京オリンピックをやっていた。
ジャンプで高梨選手が出場していた。
高梨選手は、一時、化粧のことなどでいろいろと言われていた。私は若い女性だから気持ちが行ってもしかたがないかなと思っていた。特に興味もなかった。ある日、市内の山間部の集落の集会場へいったとき、高梨選手のサインが飾ってあった。山間部は雪が多く、この集落へ何かの縁で高梨選手が来た時にもらったものだとのこと。15歳でデビューしたそうで何歳の頃のサインかはわからないが、素朴で、ていねいなほんとうにかわいらしいサインだった。以来、応援するようになった。その頃、破竹の勢いは消え苦戦が続いていたが、最近は復活のニュースを見ることがあり頑張ってほしいと思っていた。
今日の朝日新聞に「心晴れた高梨 大空へ」という特集があり、苦労話しなど載っていた。
2回目のジャンプで逆転し一時は首位に立ったが、最終的には4位だった。後の談話のときの表情は悲しげだった。精一杯努力したが、結果が出なけれ努力が足りなかったとのこと・・・。何もごともそうだとは思うが、一方では壁を克服しようと努力した過程に感動する人も多いだろう。




朝日新聞には記者のコラムみたいのがあった。その記者は久しぶりにロシアへ行きモスクワ空港へ着いたとき、コロナで人は少ないだろうと思っていたが、出稼ぎの外国人客が多く、みんなマスクをしないで話しているのを見てショックを受けたと書いていた。ロシアの話題を見て、先日、CDを整理していたらソ連時代の指揮者の管弦楽曲集を見つけて聴いていたことを思い出した。

ロジェストヴェンスキー / パリ管弦楽団



帯にはパリ管弦楽団の華やかな色彩感と、(ロジェストヴェンスキーの)力強い土俗性が相まった名演集というふうに記されていて、確かにその通りだと思った。EMI録音独特の、芯より膨らみを強調した音響は古くさいながらも充実していて、色気と馬力が感じられた。以前、このCDの記事のときも書いたが、ロジェストヴェンスキーの嬉しそうな姿が印象的だ。西側のオーケストラとの共演で張り切っていたのだろう。パリ管弦楽団のメンバーの衣装が、みんなまちまちなのがいい。国柄がそのまま出ている。勝手気まま。外套を羽織ったままの女性もいる。

ムラヴィンスキー / レニグラード・フィルハーモニー管弦楽団



昔、メロディアのLPで聴いていたもの。1曲目のグリンカなど伝説的な爆演だったと思う。爆演オリンピックでもあれば速度、正確性?などからして金メダル級だと例えた論評を見た覚えがある。LPはメロディアらしい残響の多い風呂場録音。CDではかなり安定して聴こえる。演奏自体の刺々しさは昔の印象より緩和されて聴こえる。ムラヴィンスキーファンにとってはLPの方が刺激的でたまらんだろう。冷静に対面すると理解しがたい前のめりな演奏。収容所群島の国という先入観を持つ私は、全体を統制的な雰囲気が支配しているように感じ、速度が増すほど明るい気持ちでは聴けなかった。
ムソルグスキーの「モスクワ河の夜明け」の好きなところは、けだるさを伴う夜明けの優雅な雰囲気に少し陰りが射すところ。ここは、王族都市の美しい光景でなくガソリンのにおいがする工業地帯の河を思い浮かべなければならないのだ。

昼食も終わり、このまま夜になってもいいのだが周りは困る。
少し休んで、午後の散歩に出よう。
雪は降ってもいい週末。来週も健やかに過ごせますように。




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