J.S.バッハ マタイ受難曲 ペーター・シュライヤー指揮 ドレスデン・シュターツカペレ
福音史家=ペーター・シュライヤー(T)
イエス=テオ・アダム(Bs)
ルチア・ポップ(S)他
ライプツィヒ放送合唱団
録音:1984年(デジタル録音)
突然、大曲「マタイ受難曲」について。
クラシック音楽を愛好する者として、なんとかにクリアをしたかった曲である。そのためには、努力をしなければと思い、以前、曲の粗筋をまとめたりした。あの頃はヘッドフォンで聴いていた。このCDはあまりよい音ではなかった。音場が奥まっていて、活力が前に出てこない。膨らまない。最初の「導入の合唱」など、固くて響かない。左右に分かれる合唱はステレオなのは解るが、いかにも不自然。フィリップスで、オーケストラがドレスデン・シュタツカーペレで、なのに冴えない録音だな。もっとも、装置に相応の再生音なのだろう、真の音が出ていない…と思いながら聴いていた。
音質はぱっとしないが、知的で素直にまとまっている演奏で、何人かの指揮者で聴いたマタイ受難曲のなかでは一番親しみを感じていた。そして、それなりのシステムで鳴らすことに憧れていた。(所有しているCD全部においてであるが)
Harbethで聴いてみて、リアルな臨場感に感心した。こんなによい音質だったのか。
マタイ受難曲にはリヒターやクレンペラーなど、名盤が多い。それらは自己主張が強い。衝撃的な面で心に残る。
そういうのとは違い、指揮と福音史家をシュラヤーが兼ねているこの録音では、シュライヤーは曲そのものを率直に表現するよう徹しているように思われる。ドレスデン・シュターツカペレの古雅落ち着いた合奏にも惹きつけられる。
長い間歌手としてマタイ受難曲を演じてきたシュライヤー。活動の終盤では指揮もしていた。
この録音は(ほとんど)語られることはない。
「マタイ受難曲粗筋」(まだまだクリアできていないkazuのために)
過越(すぎこし)の祭りで賑わうエルサレムに現れたイエスを、人々は彼らの王として熱狂的に迎えた。
そんなイエスを保守派(祭司長や学者)は苦々しく思っていて、人気のあるイエスを捕らえるチャンスをうかがっていた。
イエスと弟子たちは、ある家で食卓についた。
その家の女が最高級の香油でイエスの髪を洗った。
ユダは「高価な香油だ。なんというもったいないことをするのだ」と彼女の行為をとがめる。
イエスは「彼女は私の葬式の準備をしてくれたのだ」と、逆にユダをとがめる。
会計係のユダはお金をくすねていたことも仲間から指摘される。
ユダはやけっぱちになり、家を飛び出し、司祭長の邸宅へ駆け込みイエスを売る取り引きを持ちかける。
「最後の晩餐」
今度はエルサレムのある家で、種なしパンの祝い(パン種を入れないパンを食べるお祭り)の夕食の場。
イエスは弟子達にパンを分けながら「お前たちのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。私が今、パンを渡すものがそうだ」と語る。
そしてユダにパンを渡した。
「なんてことをするのだ!!」と仲間に叱られたユダは、またしても家を飛び出す。
イエスと弟子達は粛々と食事を続ける。
イエス
「このパンはあなたたちに与える私の身体である。このぶどう酒は多くの人のために流すわたしの血」
弟子ペテロ
「私はけっして先生のおそばを離れません」
イエス
「ペテロよ。お前は今夜鶏が鳴く前に、三度私を知らないと言うだろう」
ペテロ
「そんな…」
食事の後、イエスは弟子達を連れてオリーブ山の麓のゲツセマネの園(油をしぼる場所)へやって来た。
イエスは弟子達に目を覚ましていることを命じ、祈りに入る。
時間が過ぎてイエスが弟子達のところへ戻ってくると、弟子達は睡魔に負けて、熟睡していた。イエスに起こされたペテロは「眠ってしまってお許しくださいと」謝る。
イエス
「もう良い。時は近づいた。もうじき私を裏切る者がやって来る」
遠くからユダがやって来た。
兵隊を従えている。
ユダはイエスへ口付けをする。
イエス
「ユダよ。お前は口付けで私を裏切るのか」
兵隊は「ユダが口付けをしたあの男がイエスだ」と叫びながら、イエスを捕らえにかかる。
ペテロはイエスを守ろうと、兵隊の耳を切りつける。
イエスはペテロを制止する。
そして何の抵抗もせずに、兵隊に捕らわれる。
イエスは大祭司(祭司職の最高位者)カヤパのところへ連れて行かれた。
カヤパはイエスに「お前はいつも貧しい者の味方だというが本当か」と訊ねる。
イエスは無言である。
カヤパの部下はイエス態度に対して怒る。
部下はカヤパに「イエスは神殿を壊し、別の神殿を3日で建てると申しております」と告げ口をする。
他の部下も次々にイエスの悪口を言い出す。
カヤパはイエスに「お前のことや弟子達のことを聞かせてくれないか」と訊ねる。
イエスはカヤパに対して「私が何を話したかは、それを聴いた人に訊ねるが良い」と、静かに応える。
カヤパは自分の問いに素直に答えないイエスに対して、ムカッとくる。
部下はイエスに殴りかかる。
カヤパはそれを制止して、イエスに「お前は神の子か」と訊ねる。
イエス
「その通りだ。あなた方は私が全能の神の右に座るのを見るであろう」
カヤパの部下は「イエスは神を冒涜している。イエスを総督(総督はユダヤにローマ皇帝から派遣されている)に引き渡せと騒ぎ立てる。
カヤパはイエスに死刑を宣告する。
一方、ペテロはカヤパ邸の前でイエスを心配している。
村の女がペテロに「イエスの仲間だね」と聞く。
ペテロは「知らない。イエスなんて」と応える。
村の男が「イエスと同じガラリア人だ」とペテロを指差す。
ペテロは「そんなもん、知るか。イエスなんて」と応える。
兵隊がペテロに「お前、イエスと一緒にゲツセマネの園にいたな」と訊ねる。
ペテロは「知らない。おれは何も知らない」と応える。
そのとき、遠くで鶏がコケコッコ~と鳴く。
ペテロはイエスが「お前は鶏が鳴く前に、3度私を知らないと言うだろう」というイエスの言葉を思い出す。
ペテロ
「先生の言われた通りだ。お許しください先生」
同じ頃、イエスを裏切ったユダは、祭司から受け取ったお金を神殿に投げ込み、自殺した。
イエスは総督ピラトの前に連れて行かれた。
ピラトはイエスに「お前はユダヤ人の王なのか」と訊ねるとイエスは「そうだ」と応える。
ピラトはイエスに「お前は司祭達に告発されているのだ。このままでは死刑になってしまう」と話す。
イエスは無反応であり、ピトラは不思議な男だと思った。
過越の祭りには囚人を1人釈放する決まりであった。
ピラトは民衆に誰を釈放すれば良いか聞いた。
民衆は(イエス)ではなく、強盗バラバだと叫んだ。
「バラバ、バラバを釈放しろ!!!!」
ピラトは民衆にキリストだと言われるイエスはどうすれば良いのだと聞いた。
民衆は「十字架につけろ!!!!」と叫ぶ。
ピラトは少し迷いながら、民衆の反発を恐れたのか、バラバを釈放しイエスを鞭打たせて十字架に張り付けるべく引き渡した。
大司祭や司祭長たちは大喜びだった。
総督の兵隊たちはイエスを官邸へ連れて行き、衣類をはぎ、死刑囚のための緋色の外套を着せた。
そして「棘の冠」をイエスの頭に乗せ、右手に葦の棒を持たせイエスの前にひざまずき「ごきげんよう、ユダヤ人の王様」と揶揄した。そしてイエスに唾をはきかけ、棒を取り上げて、それでイエスの頭を叩いた。
兵卒たちはイエスを侮辱したあげく、外套を脱がせ、十字架にはり付けるために引いて行った。
途中、兵隊たちはクレネ人のシオンという男に命じて、イエスに十字架を背負わせた。
イエスに十字架を背負わせた一行はゴルゴダへ来た。
イエスは更にに侮辱を加えられながら、十字架に打ち付けられた。
手首に直接釘を打たれて、十字架に固定される。
イエスの左右には2人の人殺しが十字架につけられていた。
通りかかった人々はイエスを罵る。
「神殿を壊して3日で建てる者よ、自分で救ってみろ! お前が神の子なら、降りて来い、十字架から!」
司祭長や学者たちもイエスを次々と嘲った。
昼の12時に闇が全地を覆い、それが3時まで続いた。
3時頃、イエスは大声で叫び、言った。
「神よ、私の神よ、どうして私をお見捨てになったのですか」
そして、イエスは息を引取った。
その時、突然神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
地震が起こり、岩は砕けて眠っていた多くの聖徒達がよみがえった。
兵卒たちは恐れおののき、「本当にこの方は、神の子だった」と叫んだ。
その様子を多くの女たちが眺めていた。
女たちはガラリアから従ってきてイエスの世話をしていた者たちである。
女たちやイエスの弟子ヨセフらはピラトのところへ行き、イエスの遺骸の下げ渡しをお願いして、許可を得た。
ヨセフらは遺骸を受取ると、清らかな麻布に包み、新しい墓へと納めた。
司祭長や学者たちは次々とピラトのもとを訪れ、こぞって言った。
「イエスはこう言っていました。私は3日後によみがえるであろう」と。
ピラトは墓を封印し、見張るよう兵隊に命じた。
イエスの弟子達は復活を祈りながら待つ。
福音史家=ペーター・シュライヤー(T)
イエス=テオ・アダム(Bs)
ルチア・ポップ(S)他
ライプツィヒ放送合唱団
録音:1984年(デジタル録音)
突然、大曲「マタイ受難曲」について。
クラシック音楽を愛好する者として、なんとかにクリアをしたかった曲である。そのためには、努力をしなければと思い、以前、曲の粗筋をまとめたりした。あの頃はヘッドフォンで聴いていた。このCDはあまりよい音ではなかった。音場が奥まっていて、活力が前に出てこない。膨らまない。最初の「導入の合唱」など、固くて響かない。左右に分かれる合唱はステレオなのは解るが、いかにも不自然。フィリップスで、オーケストラがドレスデン・シュタツカーペレで、なのに冴えない録音だな。もっとも、装置に相応の再生音なのだろう、真の音が出ていない…と思いながら聴いていた。
音質はぱっとしないが、知的で素直にまとまっている演奏で、何人かの指揮者で聴いたマタイ受難曲のなかでは一番親しみを感じていた。そして、それなりのシステムで鳴らすことに憧れていた。(所有しているCD全部においてであるが)
Harbethで聴いてみて、リアルな臨場感に感心した。こんなによい音質だったのか。
マタイ受難曲にはリヒターやクレンペラーなど、名盤が多い。それらは自己主張が強い。衝撃的な面で心に残る。
そういうのとは違い、指揮と福音史家をシュラヤーが兼ねているこの録音では、シュライヤーは曲そのものを率直に表現するよう徹しているように思われる。ドレスデン・シュターツカペレの古雅落ち着いた合奏にも惹きつけられる。
長い間歌手としてマタイ受難曲を演じてきたシュライヤー。活動の終盤では指揮もしていた。
この録音は(ほとんど)語られることはない。
「マタイ受難曲粗筋」(まだまだクリアできていないkazuのために)
過越(すぎこし)の祭りで賑わうエルサレムに現れたイエスを、人々は彼らの王として熱狂的に迎えた。
そんなイエスを保守派(祭司長や学者)は苦々しく思っていて、人気のあるイエスを捕らえるチャンスをうかがっていた。
イエスと弟子たちは、ある家で食卓についた。
その家の女が最高級の香油でイエスの髪を洗った。
ユダは「高価な香油だ。なんというもったいないことをするのだ」と彼女の行為をとがめる。
イエスは「彼女は私の葬式の準備をしてくれたのだ」と、逆にユダをとがめる。
会計係のユダはお金をくすねていたことも仲間から指摘される。
ユダはやけっぱちになり、家を飛び出し、司祭長の邸宅へ駆け込みイエスを売る取り引きを持ちかける。
「最後の晩餐」
今度はエルサレムのある家で、種なしパンの祝い(パン種を入れないパンを食べるお祭り)の夕食の場。
イエスは弟子達にパンを分けながら「お前たちのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。私が今、パンを渡すものがそうだ」と語る。
そしてユダにパンを渡した。
「なんてことをするのだ!!」と仲間に叱られたユダは、またしても家を飛び出す。
イエスと弟子達は粛々と食事を続ける。
イエス
「このパンはあなたたちに与える私の身体である。このぶどう酒は多くの人のために流すわたしの血」
弟子ペテロ
「私はけっして先生のおそばを離れません」
イエス
「ペテロよ。お前は今夜鶏が鳴く前に、三度私を知らないと言うだろう」
ペテロ
「そんな…」
食事の後、イエスは弟子達を連れてオリーブ山の麓のゲツセマネの園(油をしぼる場所)へやって来た。
イエスは弟子達に目を覚ましていることを命じ、祈りに入る。
時間が過ぎてイエスが弟子達のところへ戻ってくると、弟子達は睡魔に負けて、熟睡していた。イエスに起こされたペテロは「眠ってしまってお許しくださいと」謝る。
イエス
「もう良い。時は近づいた。もうじき私を裏切る者がやって来る」
遠くからユダがやって来た。
兵隊を従えている。
ユダはイエスへ口付けをする。
イエス
「ユダよ。お前は口付けで私を裏切るのか」
兵隊は「ユダが口付けをしたあの男がイエスだ」と叫びながら、イエスを捕らえにかかる。
ペテロはイエスを守ろうと、兵隊の耳を切りつける。
イエスはペテロを制止する。
そして何の抵抗もせずに、兵隊に捕らわれる。
イエスは大祭司(祭司職の最高位者)カヤパのところへ連れて行かれた。
カヤパはイエスに「お前はいつも貧しい者の味方だというが本当か」と訊ねる。
イエスは無言である。
カヤパの部下はイエス態度に対して怒る。
部下はカヤパに「イエスは神殿を壊し、別の神殿を3日で建てると申しております」と告げ口をする。
他の部下も次々にイエスの悪口を言い出す。
カヤパはイエスに「お前のことや弟子達のことを聞かせてくれないか」と訊ねる。
イエスはカヤパに対して「私が何を話したかは、それを聴いた人に訊ねるが良い」と、静かに応える。
カヤパは自分の問いに素直に答えないイエスに対して、ムカッとくる。
部下はイエスに殴りかかる。
カヤパはそれを制止して、イエスに「お前は神の子か」と訊ねる。
イエス
「その通りだ。あなた方は私が全能の神の右に座るのを見るであろう」
カヤパの部下は「イエスは神を冒涜している。イエスを総督(総督はユダヤにローマ皇帝から派遣されている)に引き渡せと騒ぎ立てる。
カヤパはイエスに死刑を宣告する。
一方、ペテロはカヤパ邸の前でイエスを心配している。
村の女がペテロに「イエスの仲間だね」と聞く。
ペテロは「知らない。イエスなんて」と応える。
村の男が「イエスと同じガラリア人だ」とペテロを指差す。
ペテロは「そんなもん、知るか。イエスなんて」と応える。
兵隊がペテロに「お前、イエスと一緒にゲツセマネの園にいたな」と訊ねる。
ペテロは「知らない。おれは何も知らない」と応える。
そのとき、遠くで鶏がコケコッコ~と鳴く。
ペテロはイエスが「お前は鶏が鳴く前に、3度私を知らないと言うだろう」というイエスの言葉を思い出す。
ペテロ
「先生の言われた通りだ。お許しください先生」
同じ頃、イエスを裏切ったユダは、祭司から受け取ったお金を神殿に投げ込み、自殺した。
イエスは総督ピラトの前に連れて行かれた。
ピラトはイエスに「お前はユダヤ人の王なのか」と訊ねるとイエスは「そうだ」と応える。
ピラトはイエスに「お前は司祭達に告発されているのだ。このままでは死刑になってしまう」と話す。
イエスは無反応であり、ピトラは不思議な男だと思った。
過越の祭りには囚人を1人釈放する決まりであった。
ピラトは民衆に誰を釈放すれば良いか聞いた。
民衆は(イエス)ではなく、強盗バラバだと叫んだ。
「バラバ、バラバを釈放しろ!!!!」
ピラトは民衆にキリストだと言われるイエスはどうすれば良いのだと聞いた。
民衆は「十字架につけろ!!!!」と叫ぶ。
ピラトは少し迷いながら、民衆の反発を恐れたのか、バラバを釈放しイエスを鞭打たせて十字架に張り付けるべく引き渡した。
大司祭や司祭長たちは大喜びだった。
総督の兵隊たちはイエスを官邸へ連れて行き、衣類をはぎ、死刑囚のための緋色の外套を着せた。
そして「棘の冠」をイエスの頭に乗せ、右手に葦の棒を持たせイエスの前にひざまずき「ごきげんよう、ユダヤ人の王様」と揶揄した。そしてイエスに唾をはきかけ、棒を取り上げて、それでイエスの頭を叩いた。
兵卒たちはイエスを侮辱したあげく、外套を脱がせ、十字架にはり付けるために引いて行った。
途中、兵隊たちはクレネ人のシオンという男に命じて、イエスに十字架を背負わせた。
イエスに十字架を背負わせた一行はゴルゴダへ来た。
イエスは更にに侮辱を加えられながら、十字架に打ち付けられた。
手首に直接釘を打たれて、十字架に固定される。
イエスの左右には2人の人殺しが十字架につけられていた。
通りかかった人々はイエスを罵る。
「神殿を壊して3日で建てる者よ、自分で救ってみろ! お前が神の子なら、降りて来い、十字架から!」
司祭長や学者たちもイエスを次々と嘲った。
昼の12時に闇が全地を覆い、それが3時まで続いた。
3時頃、イエスは大声で叫び、言った。
「神よ、私の神よ、どうして私をお見捨てになったのですか」
そして、イエスは息を引取った。
その時、突然神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
地震が起こり、岩は砕けて眠っていた多くの聖徒達がよみがえった。
兵卒たちは恐れおののき、「本当にこの方は、神の子だった」と叫んだ。
その様子を多くの女たちが眺めていた。
女たちはガラリアから従ってきてイエスの世話をしていた者たちである。
女たちやイエスの弟子ヨセフらはピラトのところへ行き、イエスの遺骸の下げ渡しをお願いして、許可を得た。
ヨセフらは遺骸を受取ると、清らかな麻布に包み、新しい墓へと納めた。
司祭長や学者たちは次々とピラトのもとを訪れ、こぞって言った。
「イエスはこう言っていました。私は3日後によみがえるであろう」と。
ピラトは墓を封印し、見張るよう兵隊に命じた。
イエスの弟子達は復活を祈りながら待つ。