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時間は何をしていても過ぎる。

HarbethとHD650 ジンマン/トーンハレ管弦楽団のマーラーSym#1 (SACD)

2014-06-29 16:47:02 | クラシックCD
昨日、法要のため大阪在住の弟が帰省してきた。
クラシック音楽好きである。Harbethで何曲か聴いていたとき、感想を求めたところ「何かヘッドフォンで聴いているような感じがするのだ」と言っていた。
何だそれは。
7畳の部屋なので箱庭のようになるのはしかたがないと思う。
でも、Harbethはエネッルギッシュで濃密な音楽を開放的に発している。
ヘッドフォンのような…部屋の広さに関係があると考える。

実はkazuは昔、ヘッドフォンリスナーだった。
愛器は ZENNHEISER HD650。これを8万円くらいのマランツのSACDプレイヤーに突っ込んで聴いていた。HD650は開放型ヘッドフォンで、何時間聴いていても疲れない。耳に当てているのでCDの情報がダイレクトに伝わってくる。穏やかな音質はクラシック音楽向きで絶品だった。CD売り場のヘッドフォン視聴コーナーで備え付けのヘッドフォンを耳に当てた家内と娘が、「絶対にお父さんの方が良い」と言っていたことがあった。

HD650で聴いていたのと、今のHarbhteで聴いている音質は傾向が似ている。
弟はHD650のことなど全く知らないが、なぜヘッドフォンのような…という指摘をしたのか。
勝手解釈で、今のHarbethの音質はヘッドフォンのように情報量が多く、部屋が広くないので残響が発散せず、混じり合い厚みのあるサウンドが展開されているのではないかと喜んでしまったのであった。



HD650久しぶりに装着してみた。
L-509uが相手をしてくれたが、ヘッドフォンとしての音質の品位は高かった。
でも、やっぱりharbethの方が良いな。

マーラーSym#1 ジンマン/トーンハレ管弦楽団

SACDである。



客観的で良く整理の行き届いた演奏だと評判の録音である。
陶酔型、激情型ではないが、根底には情熱や甘味を容認しつつ音楽に接しているように思えた。

SACDをSACDレイヤーで再生すると派手になり過ぎてしまう録音がある。
そのようなときはCDレイヤーで再生するとちょうど良く聴けるが、少し淋しい。
この録音はSACDレイヤーのPCM再生ですばらしく鳴り渡った。



マランツのSACDプレイヤーはディスプレイにCDのタイトルなどが表示されるようになっていた。SACDプレイヤーはそれが当たり前だと思っていたが、D-06は普通にタイムとトラックしか表示されない。
SACD再生にはDSDモードとPCMモードがあり、どういう仕組みなのか知らないが、聴いたところではDSDモードの方が派手になるようだ。クラシック音楽はPCMモードの方が、kazuのシステムでは向いているようだ。
コメント (4)
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