先日、クラシック、オーディオ仲間である七味さん、うなさんと一緒に能生のkさん宅へうかがった。kさんは、穏やかな風貌、人柄からは想像ができないような驚愕オーディオ・システムを自作主義中心で構築されている超ベテラン愛好家である。うかがったときの様子は七味さんがブログで紹介されている。数日後、お礼の電話をし、もし可能であれば拙宅へ聴きに来ていただけないかとお願いしてみたところ、快く承諾をいただいた。
2017年4月21日(金)午後、kさんが来られharbethとluxmanを中心としたシステムを聴いていただくとともに、音楽やオーディオなどについていろいろと興味深く、楽しい話を聞いた。こういうときには、メーカーや製品の特長などが話題になるものだが、kさんはご自分からはメーカー名などまったく口にすることはない。自作主義で理想の音響を追及してきた方。たぶん、既製品にはほとんど興味がないのだと思われる。
kさんは愛聴されているバッハの無伴奏チェロ・ソナタのCDを持って来られた。それをかけて数分後、「(この環境は音の)抜けの対応に苦労したでしょう」とポツリ、話された。核心を突かれたと感じた。kazuは抜けを良くするためにライブな環境のなかで吸音措置に力を注いだ時期もあったが、自分の結論は、吸音などへは目をやらず、ライブ感を整えることこそ、こもりをなくさせる方向として正しい道だと考え改善に取り組んでいる。と答えたりした。kさんはkazuの話を黙って聞いてくれる。そして、少しうなずいて一言。
「このシステムは、何もしていないように見えるけどいろいろと苦労した跡をうかがうことができる。よくまとめたね。」うれしかった。
その後、kazuのCDを何枚かかけた。クライバーのニューイヤーコンサート、ショルティ/ウィーン・フィルの魔笛、ちあきなおみ「黄昏のビギン」「喝采」、マイスキーとアルゲリッチのバッハチェロソナタなど。熱心に聴いていただいた。静かに語られた感想は大変参考になった。
約2時間30分後、kさんをお送りした。
さて、その日の夕方、宅配便により音工房Zから音響パネルが届いた。4月末納品予定だったが、もう届いた。これは自分で組み立を要する。2枚注文したので2箱あったのは不思議ではなかったが、ひとつを開封するとやけに部品が多い。重い。そう。2枚で1セットだったのである。我ながら呆れてしまった。2枚で試そうと思っていたが4枚になった。
仕方がないので「しゃあないな」と納得し、明日、組み立てることにした。
効果の確認が楽しみでわくわくし、翌朝午前3時に起床。箱を納屋へ運んで、紙やすり、木工用ボンド、結束PPテープを使い組み立てた。1枚目から4枚目まで作成に要する時間はだんだん短くなり、1枚当たり平均20分くらいで夜明け前には終了した。養生のため結束PPテープを巻いたまま部屋へ運んだ。
これを購入したのは、YAMAHAの調音パネルで調整し切れない問題を、もしかしたら改善できるかもしれないということを期待したからである。YAMAHAの調音パネルは間違いなく優秀だ。しかし、その効果は1枚単位で区切られる。もちろん、位置や向きで微調整は可能だが、効果のレベルは基本的には1枚単位。1枚の半分を布などで覆い0.5といういのは経験上うまくない。また、調音という名の通り特有の美音化が図られる。美音化ではなく、単なるブレンド化を行いたいと考えこれで試すことにしたのだった。
ボンドの乾燥時間が経過し、テープを外した。そして、harbethの背後へ2枚設置。
そしてharbethの左右サイドへ設置。合計4枚使用。
結果は全体的に音響が穏やかになった。まあ、成功と言って良いだろう。別メーカーのパネルを併用するのって、あまりカッコよくないけど、合わせ技1本!!
先日、YAMAHA調音パネルの持ち上げようとし、結果が伴わなかったため止めた。音工房zの音響パネルへ、試しにそのとき持ち上げ用に使用した材木を敷いたらより一層良い感じになった。さっそくパネル4枚分の材木を作り敷いた。こもりが消えて音の隙間が埋まったCDがあった。パネル自体の振動が緩和されたからだろうか。
ピリスのエラート録音集。
そのなかのモーツァルトのピアノ協奏曲#9。ピリスの丁寧なモーツァルトは聴きごたえがある。しかし、録音はいまいち。特に、第一楽章。ボコボコ感を伴う薄い音質。パネルの設置で聴きやすくなった。第一楽章の途中、音楽の背後にゴーという雑音?が入っている。これがぼわ~とではなく、はっきりとゴーと聴き取れるときほど再生状況は良い。という皮肉な結果に。
2017年4月21日(金)午後、kさんが来られharbethとluxmanを中心としたシステムを聴いていただくとともに、音楽やオーディオなどについていろいろと興味深く、楽しい話を聞いた。こういうときには、メーカーや製品の特長などが話題になるものだが、kさんはご自分からはメーカー名などまったく口にすることはない。自作主義で理想の音響を追及してきた方。たぶん、既製品にはほとんど興味がないのだと思われる。
kさんは愛聴されているバッハの無伴奏チェロ・ソナタのCDを持って来られた。それをかけて数分後、「(この環境は音の)抜けの対応に苦労したでしょう」とポツリ、話された。核心を突かれたと感じた。kazuは抜けを良くするためにライブな環境のなかで吸音措置に力を注いだ時期もあったが、自分の結論は、吸音などへは目をやらず、ライブ感を整えることこそ、こもりをなくさせる方向として正しい道だと考え改善に取り組んでいる。と答えたりした。kさんはkazuの話を黙って聞いてくれる。そして、少しうなずいて一言。
「このシステムは、何もしていないように見えるけどいろいろと苦労した跡をうかがうことができる。よくまとめたね。」うれしかった。
その後、kazuのCDを何枚かかけた。クライバーのニューイヤーコンサート、ショルティ/ウィーン・フィルの魔笛、ちあきなおみ「黄昏のビギン」「喝采」、マイスキーとアルゲリッチのバッハチェロソナタなど。熱心に聴いていただいた。静かに語られた感想は大変参考になった。
約2時間30分後、kさんをお送りした。
さて、その日の夕方、宅配便により音工房Zから音響パネルが届いた。4月末納品予定だったが、もう届いた。これは自分で組み立を要する。2枚注文したので2箱あったのは不思議ではなかったが、ひとつを開封するとやけに部品が多い。重い。そう。2枚で1セットだったのである。我ながら呆れてしまった。2枚で試そうと思っていたが4枚になった。
仕方がないので「しゃあないな」と納得し、明日、組み立てることにした。
効果の確認が楽しみでわくわくし、翌朝午前3時に起床。箱を納屋へ運んで、紙やすり、木工用ボンド、結束PPテープを使い組み立てた。1枚目から4枚目まで作成に要する時間はだんだん短くなり、1枚当たり平均20分くらいで夜明け前には終了した。養生のため結束PPテープを巻いたまま部屋へ運んだ。
これを購入したのは、YAMAHAの調音パネルで調整し切れない問題を、もしかしたら改善できるかもしれないということを期待したからである。YAMAHAの調音パネルは間違いなく優秀だ。しかし、その効果は1枚単位で区切られる。もちろん、位置や向きで微調整は可能だが、効果のレベルは基本的には1枚単位。1枚の半分を布などで覆い0.5といういのは経験上うまくない。また、調音という名の通り特有の美音化が図られる。美音化ではなく、単なるブレンド化を行いたいと考えこれで試すことにしたのだった。
ボンドの乾燥時間が経過し、テープを外した。そして、harbethの背後へ2枚設置。
そしてharbethの左右サイドへ設置。合計4枚使用。
結果は全体的に音響が穏やかになった。まあ、成功と言って良いだろう。別メーカーのパネルを併用するのって、あまりカッコよくないけど、合わせ技1本!!
先日、YAMAHA調音パネルの持ち上げようとし、結果が伴わなかったため止めた。音工房zの音響パネルへ、試しにそのとき持ち上げ用に使用した材木を敷いたらより一層良い感じになった。さっそくパネル4枚分の材木を作り敷いた。こもりが消えて音の隙間が埋まったCDがあった。パネル自体の振動が緩和されたからだろうか。
ピリスのエラート録音集。
そのなかのモーツァルトのピアノ協奏曲#9。ピリスの丁寧なモーツァルトは聴きごたえがある。しかし、録音はいまいち。特に、第一楽章。ボコボコ感を伴う薄い音質。パネルの設置で聴きやすくなった。第一楽章の途中、音楽の背後にゴーという雑音?が入っている。これがぼわ~とではなく、はっきりとゴーと聴き取れるときほど再生状況は良い。という皮肉な結果に。