to the tomorrow's blog

時間は何をしていても過ぎる。

最近のオーディオの状況

2019-07-15 10:38:07 | オーディオ
終了はしたらしいがエルニーニョの影響だろうか、気温があまり上昇しない。お米など農作物への影響が心配される。
湿度はそこそこ高いのでエアコンを除湿運転にしながら音楽を聴いている。今日は雨と曇りなので外作業は見合わせて音楽を聴いている。

6月中旬、音工房Zのパネルの半分サイズが届きフルサイズのパネルの上に装着した。

このパネル長い間品切れになっていた。冬頃、問い合わせたらモデルチェンジを考えていて春頃発売したいという返事が来た。以降、HPを確認するようにしていたら6月初旬、静かに旧モデル半分サイズの受注受付が開始された。さっそく2セット(パネル4枚)を注文した。ほんの数日後品切れとなったが私は無事入手できた。今はモデルチェンジ版が発売されている。HPを見た限りでは旧版の方が私は良いと思う。旧版の残在庫を手にすることができたのだろうか。


装着方法はネジで固定するようHPで紹介されていたが、モデルチェンジをしたらなくなってしまった。前に見た記憶をたどりながら組み立てた。
まるで実験室か秘密基地のような部屋になってしまったが、harbethの斜め後方に置いたところかなり良い響きになった。


裏にはホームセンタームサシの例の下地ボードを貼った。


フルサイズ2枚を合体させるために蝶番という金具を使用する。半分サイズをネジで固定する作業を含めてちょっとした大工さん仕事だった。背が高くなるので転倒が心配だったが少し角度を付けて設置すれば1枚ものより安定している。大きくてかなり重く移動は大変である。なるべく動かさないようにしたい。

7月に入って壁コンセントをオーディオ用のものに交換した。
コンセント = oyaideR1

コンセントカバー = furutech102-D

amazonで両方をセット購入した。注文したら翌日に届いた。しかし、資格がないと交換できないので電気屋さんへお願いしたら休日を挟み5日ほど待機し、そして工賃が少しかかった。今までのような普通のコンセントと違い、まったくグラグラしない。すごい圧着力である。これで前の自作した固定器具は撤収である。電気屋さんは通電確認をしたがテスターに反応がなく少し焦っていた。「これは特別なコンセントなんです」と言いながら私が力を込めてPMAとCDPのコンセントを差し込んだら通電していた。抜くのに苦労するほどガッチリとはまっている。
これ以上はオーディオ機器を追加するつもりはないので2つ差し込めれば丁度良い。当初の考えの通りシンプルな構成で良いと思う。

さて肝心の音質はといえば、一皮以上むけたように情報量が増えましたね。ステージの奥行き感も出るようになった。もっと早くすれば良かった。

前はPMAやharbethに敷いてあるウェルフロートボードの下に更に白い人工大理石ボードを敷いていた。当時の環境ではその方が良かったのだろうが、今はない方が自然な音響になる。
そしてharbethのサランネットを再度外した。サランネットで音響のエネルギー感の強さを中和しなくてもパネルで拡散することができるのだと思う。コンセント交換で音響が伸び切るようになり、その分濁り感がなくなったのも関係がありそう。

最近はほとんどCDを買わなくなった。未聴盤も多く手持ちを聴くようにしている。
午前中、インバルのマーラー7番を聴いていた。

久しぶりというか、忘れていたCD。聴いてみて充実した演奏、音響にびっくりした。昔は喧噪的な第5楽章が始まると聴くのを止めていたが最後まで楽しんで聴き通した。こんなに良い曲だったかね。
このCDは全集を持っているので処分しようかと思っていたが購入当時は2枚組6,000円もしたことから迷っていた。処分はしないことになった。ところでamazonの中古市場では77円(送料別)で売っているのを見たら情けない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NAXOSについて

2013-10-20 17:11:32 | オーディオ
いろいろな意味で個性的なNAXOSは、通常のレーベルのCDでは満たされることのない、私たちのこころの隙間を潤してくれる。
kazuも何枚もNAXOSを持っているが、そのなかでもふだんは聴かない3枚を紹介しよう。


ストラヴィンスキー バレエ「プルチネルラ」
シュテファン・ザンデルリンク/ボーンマス・シンフォニエッタ
フィオナ・ジェーンズ(s) イアン・ボストリッジ(t) ヘンリー・ハーフォード



ストラヴィンスキーは突然作風を変化させる、目は飛び出ていないが、カメレオンのような作曲家だった。「春の祭典」など前衛的な作品を書いた後、バッハやヘンデルなどを模範とする「新古典主義」なる作風に転向。「プルチネルラ」はペルゴレージの作品を元に書いた。
「プルチネルラ」は色男が嫉妬され、殺されかかるが、助かって村の娘と一緒になってハッピーエンドという筋書きとのこと。
ほのぼのとした感じの録音で、コメディのような雰囲気がよく出ている。歌手の名前には詳しくないkazuでも知っているビックネームのボストリッジが歌っているところなど、NAXOSらしい。


シチェドリン カルメン組曲(ビゼー原曲) テオドル・クチャル/ウクライナ国立交響楽団



ビゼーのオペラをバレエ上演するためにロシアのシチェドリンという作曲家が編曲したもの。
昔、メロディアのLP、ロジェストヴィンスキーの爆演録音があった。kazuも持っていて、荒削りのバリバリの録音だった記憶がある。それに比べると、もちろんではあるが音質は抜群によく、演奏も整然としている。
弦楽器と打楽器だけで、よくこんな表現ができるものだと感心する。情熱的なカルメンのメロディーの魅力がダイレクトに伝わってくる。
だが、編曲後のカルメンはあくまでも趣味のよくない模造品。とても格調高くというわけにはいかない。冗談的な部分が散見される。変態的なところもある。
でも、聴いているとそれなりに楽しい。ということはkazuも変態なのか。



スペインとポルトガルの管弦楽作品集
アルバロ・カッスート/アルガルベ管弦楽団



アルバムに入っているアリアーガの「交響曲ニ長調」が出色。もちろん、他の作品もしっとりとしていて楽しめる。
アリアーガはモーツァルトが生まれてから50年後(1,806年)に、スペインのバスクのビルバオ(サッカーのアスレチック・ビルバオの地)で生まれた。誕生日が同じであることから「スペインのモーツァルト」と称されている。誕生日が同じであるばかりではなく、幼少のころから活躍したのもモーツァルトと同様。そしてわずか二十歳をむかえる寸前の、19歳数か月で人生を終えてしまった。
「交響曲ニ長調」からはしっかりとした様式のなかに、スペインの風情が織り込まれている。青空に突き抜けるような素直さと、優美で少し甘酸っぱさを調和させたような旋律は、青年アリアーガの颯爽とした姿をイメージさせてくれる。


以上の他にも、NAXOSのCDは多数所有している。
また今度紹介させてほしい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする