新しい年になった。
今年も①健康に留意②無駄遣いの禁止③音量は控えめにの3つを目標にしよう。
今年も無事に過ごすことができますように。
年が明ける前、オーディオでお付き合いをさせていただいているAさんから職場へ電話がきた。私は外出していた。事務所にいた女性職員から「今度、「analog」という雑誌に出るのでヨロシクというような電話がありました」というメモをもらった。発売日に書店へ行ったが棚にはなく、取り寄せてもらい31日(日)に届いた。
Aさんは雑誌の冒頭の「レコード悦楽人登場!」という特集に登場していた。Aさんのところへは数回お伺いしたことがある。重量級のオーディオ愛好家であり、いつも深いオーディオの経験を話してくれる。Aさんはアナログよりハイレゾのイメージが強かったが、自作のオーディオルームで自作の大きな頑丈な愛機から流れ出る音楽は、今思うと黒い艶のあるレコードの溝を丹念に掘り起こした太い芯のある、レコードそのもののような音響だった。記事を拝見しあらためてすごいなあと感心した。
ところでAさんの記事を読んだ後、「analog」に目を通した。
私が40年くらい前、レコードを聴いていた頃を思い出した。パチパチノイズや音飛び、針先の汚れや静電気への対応方法が出ている。そしてレコードの取り出し方、持ち方などの解説もあった。上級者をターゲットにしたと思われる記事は、トーンアームのメカニズム研究などの理科実験のようなものが続き、アナログ盤はロマンであるとい観念の領域へ広がる。極上のプレイヤーが奏でる、豊穣のアナログ、悠久の時間。うたい文句が魅力的な広告が続く。そして値段が高い。
「analog」は、オーディオルームという自分の庭で、精巧な機器を思い通りに操る快感が音楽を聴くことに付加価値を与えているのだと思った。
自分のを顧みるとプリメインアンプの多くの入出力のうち、CDプレイヤーとスピーカー1系統しか使っていない。今使っているアンプの能力を有し、CDプレイヤー1系統のみでコストダウンを目指したのがあれば良いなと思う。
オーディオ用の電源のコンセントは二口。オヤイデのコンセントは頑丈でふらふらしない。
機器の置き方や、繋ぐケーブル、電源環境も音響に影響するので軽々に機器は増やせない。
ロマンとはかけ離れた味気ない構成だがシンプルも大事。今年もこれで音楽を楽しみたい。