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時間は何をしていても過ぎる。

リクライニングチェアの落とし穴

2017-03-05 14:42:18 | クラシックCD
昨日、七味さんとうなさんが聴きに来てくれた。
聴き進んでいくうちに、うなさんから「椅子のヘッドレスト(座席の背もたれの上部の枕状の部分)、ない方が自然に聴こえますよ」との話があった。さっそく、はずして聴いていた。確かに音の末端のにじみが消えたように思えた。3人でいろいろと聴いた。どんどん音量が上昇し、なんの曲だったか、ついにluxman L509uのメーターが半分を超えた。記録更新。
盛況のうちに散会となった。七味さん、うなさんお疲れさまでした。

さて、ここからが本題となる。両氏が帰宅された後、とりあえずヘッドレストを元に戻した。あった方がかっこいいもんね。
本日、日曜日。朝、ショルティのアルプス交響曲をかけてみた。



どうして突然アルプス交響曲なのか。起床して低音のことを考えながら、裏庭へ朝の深呼吸をしに出て遠くの雪山を眺めていたら、この曲の序奏に粘っこい弦楽合奏の低音部分があったことを思い立ったからだった。ショルティシモ2に入っているバイエルン放送交響楽団とのCD。オリジナルは青空をバックにした白いアルプスのデザインだったと思う。これは日沈のアルプスか。この曲のラストをイメージしたのだろうが、あまり上手な絵ではないように思う。
うりうりと鳴りだした弦楽合奏。なんか耳にささるところがある。粒が混じっているような感触。昨日のことを思い出し、ヘッドレストをはずして再度トライしてみた。



そうしたところ序奏部から爆発するまでストレスを感じず聴くことができた。ヘッドレストってリスニングにはマイナスのことがあるのね。ちょっとした落とし穴。このヘッドレストは幅が広いのでなおさらそうなのかもしれない。
アルプス交響曲は7分くらいで終了。

本命はスウィトナーのベートーヴェンの交響曲#9の第4楽章。



最近、この演奏を聴いている。ベルリン・シュターツカペレのオーケストラ合奏へ独唱、合唱、声が混じりあっていく様子が感動的である。演奏している人、歌っている人がきちっとそろっている。そのそろい方に人間味があり、そして音楽が息づいている。kazuとしてはスウィトナーの録音のなかでは最高傑作のひとつとしたい。

ヘッドレストを指す穴が気になる。どうしようか考えよう。
コメント (4)
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