架空庭園の書

音楽への"homage"を主題として、思いつくまま気侭に書き連ねています。ブログ名はアルノルト・シェーンベルクの歌曲から

架空庭園

2015-06-15 | 時の歩廊

所用があり、2泊3日の大阪への旅。
初日となる9日はエリシュカさん大阪フィルの定期公演日(2日目)と重なる-----まさに、これを聴け、という天の声あるいはミューズの計らいなのだろう。

初日
地下鉄御堂筋線で梅田に出る。
改札を出ると柱という柱に音楽大学の広告が目に入る。




オペラシティがある初台やサントリーホールが近い溜池山王といった駅で、さりげなく掲示されていることはあるとしても、ここまでのものは東京では見かけない。

梅田からJR大阪駅への通路では、立ち退きで話題となった店「松葉」の前にテレビクルーがいた。




前回の大阪の旅で見つけたお店で昼食。その店名は肉太郎という、関西風にいえば、まんまな名前。



「これからの強行日程に備えて」と勝手な理屈を付けて、普段だったら絶対に選択することはない肉醤油ラーメンをベースとした「ミニ炒飯セット」にした。



ゆでたバラ肉をトッピングした肉醤油ラーメンは、実際に食べてみると、その名前や見かけほどにはくどさを感じない。
それは添えられたもみじおろしによるところ大で、これによりさっぱりとすら思われる。美味しい。炒飯も、からり/ぱらりとしてラーメンと交互に食べて十分満足。


準備はできた。仕事モードに切り替え。

夕方
この日の予定を済ませ移動する。
歴史を感じさせるビルが並ぶ堂島川沿い。このあたりの景色は大阪ならではの美しさだろう。



音楽モードに切り替えるため、スターバックスで一息入れる。
隣の席にいたカップルの会話の大阪弁が聞くともなく耳に入ってくる。大阪弁とはいっても「...でんがな」「...まんがな」「「...でしゃろ」というベタなものではなく、イントネーションが普段聞いているものとは異なるぐらいのもの。

いざ大阪フェスティバルホールへ。



この演奏会については別エントリーで。

演奏会が終わり、ほてった頭をクールダウンさせなければ、とその名もしおう北新地まで歩く。これからお勤めと思われるドレスや着物姿も艶やかな女性を目に留めながら、店の前にたって呼び込みをするホステスさんに後ろ髪をひかれつつ、かねてから気になっていたとあるお店に突入し「豪遊」した。



昼は鶏肉販売をし、夜は焼き鳥屋という名店。詳しくはいくつかのブログを参照あれ。



この段階ですでに生ビールのジョッキ1杯飲み干している。おかわりの1杯と注文した特選焼き鳥、皮、つくね計4本。大ぶりの焼き鳥が美味しい。皮とつくねは一度揚げるのはこの店の流儀のようだ。愛想もなくおもてなしのこころが薄いと思われるが、これは見慣れない客だったからかもしれない。おそらく常連になれば心地よい対応となるのかも。7月6日に大阪行きがあるので、また来ようと決めた。

ホテルに戻り、仲間と合流し、ここでもビールを飲む。昨年の6月からアルコールを断って(例外処理として2回ほどビールを飲むことはあった)いるので、酔いが激しく回るかと思っていたらそうでもなく、ひたすら愉快な、気分に。

2日目(10日)
朝から仕事モード。半年かけてアイディアを練り、外部関係者との調整を繰り返し、様々な要素をまとめあげた結果が示される日。
いくつか些細な問題(ともいえない小さなこと)はあったが、おおむね順調に進行し、予想を超えた結果が出る。
夜は仲間といっしょにスペイン風でもありイタリアンでもある、そしてそれらとどう繋がるかわからないが沖縄風であったりという居酒屋あるいはバルに突入し、ここでもひたすらビールを飲む。

3日目(11日)
ときおり小雨。前日に続き2日目の本番。前日とあわせよい結果がでる(あとは中身だがネ)。

小休止にグランフロントの7階に上る。テラスからの眺めはまさに架空庭園。



帰りの途中、新幹線待ちの新大阪駅で遅めの、とはいってももう6時すぎの昼食にかるく1杯。これで飲み納めだ。



こう書いてみるとただ飲み食いしただけのようだ。行き帰りの新幹線ではドヴォジャークのスターバトマーテル



ビエロフラーヴェクのライブ録音とエキルベイ指揮アクセントゥス合唱団のもの。こちらは作曲者自身の編曲によるピアノ伴奏版の2枚。

そして、最近のお気に入りのピアニスト、マリアリー・パーチェコのラテンフレーヴァー溢れるアルバムを聴いた。



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