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ブラック・スワン

2011-05-29 13:42:38 | 映画

ブラック・スワン
2011年アメリカ 監督:ダーレン・アロノフスキー キャスト:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル
★★★★☆

ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は優等生だった。踊りは完ぺきで、純真、そして臆病。
芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、新しい振り付けで「白鳥の湖」公演を行うことを決定。プリマはニナを抜擢する。
しかし、気品あふれる白鳥は心配ないものの、官能的な黒鳥を演じることに不安があり・・・
∞∞∞∞∞

「バレエ」って題材自体が古典な感じです。
私の世代で「バレエ」なんつったら、「赤い激突」か志村けんのコントですよ!
だから、「白鳥の湖」って曲や名前は知っていても、本当は、どういうストーリーで、どういう踊りなのか?は全く知りませんでした。
が、そんな「白鳥の湖」を知る意味でも、面白い映画でした。

本作は、昔懐かしい「スポコン」。・・・とまでは行きませんが、主人公が成長し、脱皮する姿を「白鳥の湖」になぞらえて進んでいく話。
分かりやすく、かつ面白く、さらにサスペンス仕立ても入っていて、1時間40分とは思えない見ごたえです。
ニナの一生懸命な息遣いが伝わってきて、こっちも息苦しくなるほどです。

とにかく目を引くのは、演出とカメラワーク。そしてナタリー・ポートマンの演技。
初めの無垢なニナと、終盤の妖艶なニナの変化は、バレエシロートの私から見ても、目を見張る変化です。

女優さんってすごいのね~って、感心。