――☆★さんぐ/撮速日記★☆――

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カポーティ

2006年10月14日 16時47分16秒 | 映画
カポーティ (2005)
CAPOTE

上映時間 114分
製作国 アメリカ
初公開年月 2006/09/30

監督: ベネット・ミラー
原作: ジェラルド・クラーク
 
出演:
フィリップ・シーモア・ホフマン / トルーマン・カポーティ (主人公、作家)
キャサリン・キーナー / ネル・ハーパー・リー (主人公友人、作家)
クリフトン・コリンズ・Jr / ペリー・スミス (殺人犯)
クリス・クーパー / アルヴィン・デューイ   (捜査部長)
ブルース・グリーンウッド / ジャック・ダンフィー(主人公の同性愛パートナー、作家)
ボブ・バラバン / ウィリアム・ショーン(ザ・ニューヨーカー紙編集者)
エイミー・ライアン / マリー・デューイ(捜査部長の妻)
マーク・ペルグリノ / ディック・ヒコック(殺人犯その2)
アリー・ミケルソン / ローラ・キニー(惨劇発見者少女)
マーシャル・ベル / マーシャル・クラッチ(刑務所長)

(感想)
 1959年11月15日、カンザス州の田舎町で起こった一家4人惨殺事件。作家カポーティはニューヨークでこの事件を知り、直ちに取材を開始する。事件に金脈を見出したカポーティは、次第にこの事件に深入りしていく。2人の容疑者に接近し、そのうちの一人ペリースミスにとりわけ興味を抱いたカポーティは、面会によって彼の信任を得て行くが・・・

 ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り拓いた第一人者、トルーマン・カポーティの傑作『冷血』が完成するまでのエピソードを映画化した、カポーティ。
 事件は惨劇発見の朝に始まり、カポーティが友人のネルと一緒に捜査部長に会いに行ったり、発見者少女に被害者女性の日記を見せてもらったりしてこれを小説化していく。二人の逮捕者が出れば足しげく通って信頼を得る。作家カポーティの、小説完成への執念のようなものを感じさせます。

 二人の逮捕者に対しては、一方では腕利きの弁護士を紹介し、ペリー(死刑囚)が"怪物"でないことを世間に知らせたいと説得し、友達だと信頼させて日記を借り、事件の細部を聞き出し、また一方では作家として、朗読会で彼らの一部始終を暴露し、「冷血」とタイトルをつけて発表したり、この時のカポーティのとった行動には色々と矛盾があります。

 作家として世間には、事件の詳細を発表して真実を読者に知らせたい。
 しかし、犯人には自分を彼らの理解者だと認識させるために彼らの保護者としての立場をとらなければならない。二つの立場は相反し、カポーティは苦しみます。


 作家カポーティは、死刑囚が死ねば小説は完結し、作品への責任から開放され、前評判の高かったこの作品によって、大きな成功を得るだろうことが予想されました。彼らの死刑執行は、一刻も早いほうが良い。
 しかし、死刑囚の友人カポーティは、友人が死ぬことを呵責として捉えています。カポーティは、死刑囚の心の闇に共感を持ち、またこの死刑囚をより深く知ろうとして来た結果、二人の死刑執行は身を切られるような辛いことだったのではないだろうか、と思います。


 今回の映画カポーティはかなり難解で、完全に理解できたとは思えませんでした。加えて冷血もティファニーで朝食を、も読んだことのない自分が背後に流れるものをわかっているかは少々不安なところでもあります。
ただ、俳優が非常に好演しており、演出も良く、秀逸な映画であることは確かです。カポーティ、ティファニーで朝食を、などのフレーズに興味を持たれる方は、見ておいて損はない映画だと思います。


 この作品が、事件発生から死刑執行まで、ほぼリアルタイムで文章化されていることに驚きを感じます。ノンフィクションということに加えて、時間の流れがほぼ同時なのも、この作品の評価を高めていることに繋がっているのかな、なんて思います。
 
SONY PICTURES MOVES カポーティ

トルーマン・カポーティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


『ティファニーで朝食を』

CINEMA TOPIC ONLINE

江東区民まつり

2006年10月14日 12時31分29秒 | Weblog
江東区民まつりに行ってきました。
知り合いの方のライブがあってそれを撮りに行くつもりが・・・
(都立木場公園が広くて迷い、行ったときにはちょうど終わったところだったのは
内緒です・・・)。

都立木場公園は広く、人も多く来ており、各都道府県の特産物が展示されている
屋台や、模擬店、電化のコンロから無料で車の点検方法等、区で開いているとい
った硬さもちょっとあったけど、ミニ機関車に乗れたり、フリーマーケットのよ
うな店が沢山並んでいて盛況でした。

子供からお年寄りの方まで、幅広い年齢層の方がこられてました。
10月14日、15日の10時~16時までやってるようです。

江東区民まつり

神様になった中学生

2006年10月14日 02時12分11秒 | Weblog
この前YouTubeのコミュ二ティを見ていたら、
かみちゅ!というアニメについて書いてありました。

YouTubeで何となく見始めたんだけれど、結構面白くてつい全話見てしまった・・・

『かみちゅ!』は2005年6月から9月(ちょうど去年あたりですね)までテレビ朝日系列で放送された日本のテレビアニメ作品です。

 山口県の瀬戸内のとある町が舞台。
 主人公の中学生は、ある日突然神様になってしまう・・・

 神様になっても主人公の生活はそれほど変わらず(祭りで祀られたり悩み相談等はするけど)、普通の14歳の学園生活、恋愛が物語の中心になってます。

 くるくる変わる主人公の表情や、ちょっとした小道具などに力が入っていて、
中学校は、こうだったよなぁ、という感傷に浸ることが度々ありました。

 そういった、見る人に情景を思いこさせるようなアニメは、非常に良質であると
思います。突拍子もない話も多かったけど、全体として見た後に爽やかな感覚が
残って良いです。過激な描写も、ドギツイ台詞も無く、世界名作劇場を彷彿と
させるような楽しく、広い年代層が安心して楽しめるアニメだと思います。

かみちゅ!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

かみちゅ!(YouTube)