新しいiPadという古い機種を持っています。
カメラを良く使用するのですが、一眼レフを使う時より、500万画素のiPadを使った方が、実は良い写真を撮れることがあります。
Gigazineさんの記事を見ていてその事を思い出しました。
ノキアが4100万画素カメラ搭載の「Lumia1020」で実際の結婚式を撮影
スマホにカメラ機能が載ってから、いい写真に少し変化が生じている気がします。
それは、細部まできっちり映る=パンフォーカスであるのがいい写真の条件として加わってきているのではないかということです。
スマホで写真を撮ると各種アプリによって様々に加工できます。
すると、重要なのは、加工するための素材としての正確さです。
iPadで撮ると、寺の境内の真ん中あたりで歩いている鳩の足が片方上がっているような所まで確認できます。
色や設定が標準カメラは変えられないけれど、この細部まではっきりしている点はポイント高いです。
一眼レフのカメラでも計算すればパンフォーカスは撮れますが、絞りをかなり絞ってやらないといけないので、夜間撮影はかなりザラザラです。最近はISO感度もかなり良くなってきましたが、長時間露光ならともかく、短時間で撮るのは結構辛いです。
一眼レフの金科玉条として、ボケの美しさを言われている人が多いですが、実はこれは写真の表現の一側面に過ぎないので、パンフォーカスの固定焦点で細部まで映ること、をしようとすれば手軽さと明るさでスマホに負けることもある、ということかもしれません。ボケは加工で作り出せますし。
画素が増えることが必ずしも良い写真を保証するわけではないし、Lumia1020の写真見ても彩度が凄かったり肌の色がペッタペタだったりしますが、インターネットとの相性もあいまって、この分野もやはり気付きが無いとスマホに高級デジカメが苦戦することもあるのかなぁと思いました。