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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ホウレンソウの生長が早すぎる

2023年12月11日 | 畑:葉菜類

ホウレンソウは11月早々から穫り始め、現在はメインのホウレンソウを穫っています。
今年の秋冬ホウレンソウは5回に播いています。
1回目のホウレンソウは 9月20日播きで11月初めから20日頃で穫り終えました。
2回目のホウレンソウは 9月末に播き11月半ばから12月初めにほぼ穫り終えました。
一部、このように大株で残っているのがあります。




品種はサカタのタネのクロノス。
葉色が濃く葉肉が厚いのが特徴。これまでもよく作ってきました。
バラ播きで、基本間引きはしないので薄播きです。
今年は丁度上手い具合の発芽で、それほど薄いところ密なところがありません。


クロノスらしい濃緑で肉厚なホウレンソウになっています。


想定していたのは種播き2ヵ月後の12月10日頃から若干小振りでの穫り始め。
一番のピークが12月下旬から1月上旬あたりにすることが目標でした。
しかし、今年は一貫して気温が高く何れの回の種播きも生長が早まりました。
メインの3回目のホウレンソウは想定より10日以上前進しています。
今がピーク時の姿になっています。


すでに11月末くらいには穫り始めても良いくらいになっていました。
一時冷え込んだ日もありましたが、依然気温が高い傾向が続いており、伸びすぎるので困っています。
例年なら厳寒期を迎える頃になると生育は抑えられ伸びが鈍くなるのですが。


収穫は専ら助っ人がやってくれます。
一方から収穫すると遅い方は徒長してしまうので、全体を一旦間引くように穫るよう話しています。
株間が広がれば徒長が抑えられるでしょう。
これが4回目のホウレンソウ。


10月20日の種播き。品種はクロノス
1月半ば以降の厳寒期に寒締めホウレンソウとして収穫することを想定しています。
しかし、その前に収穫期に達するような姿になっています。


これが最終5回目のホウレンソウ。


10月28日の種播き。品種は同じくクロノス。
想定は2、3月の収穫ですが、これも生長が早すぎます。


12月半ばから不織布をべた掛けしようと思っていましたが、当分見合わせます。
当地では、厳寒期に向かう10月末の種播きだと収穫まで100日くらい要するのが普通です。
しかし、このままだとずっと前進しそう。生長を抑える必要があります。
これが収穫したホウレンソウ。しっかりとした姿をしており悪くありません。


今年はホウレンソウの生産者は戸惑っているのではないでしょうか。
価格も低迷。これから暖冬ともなればなおさらです。


墨彩画「小菊」

2023年12月10日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3   


小菊は晩秋に我が家の庭で愉しめる一番の花です。
特に管理もしていないので気ままに咲いています。未だかなり咲き残っています。
自然に増殖し石垣の僅かな隙間に定着している小菊もあります。
なぜこんな所にと自然の不思議さ、植物の生命力に驚かされます。
多くは小生が大分前に知人から頂いたもの。それなりの種類があります。
色もフラフルで、昔ながらの小菊のイメージとは違う感じがします。
中にはスプレー菊も混じっているのではと思うことも度々あります。
しかし、結局のところ小生には小菊とスプレー菊の違いがよく分りません。
知人からは小菊として頂いたので、全て小菊で良しとしています。
自然に咲く小菊をモチーフに墨彩で描いてみました。


越冬前の春キャベツに追肥なしの土寄せ

2023年12月09日 | 畑:葉菜類

越冬前の春キャベツに追肥はせず土寄せのみ行いました。
品種は「金系201」。
種播き10月5日、植付け10月31日。
例年、9月末に播いているのですが、失念し数日の遅れです。
少々小振りの苗を植付けたものの、総じて気温が高く順調に生育しました。


僅か欠株はありますが、少し株間を詰めたので気になりません、
思った以上に生育が進んだことから当初の遅れを挽回し、例年より進んでいるくらいになっています。


さすがに12月になり気温の下がる日が出てきました。越冬前の土寄せする時期になっています。
通常なら土寄せ前に追肥をするところです。しかし、今年は昨年に引き続き追肥はしないことにしました。
生育が進みあまり大株で越冬するとトウ立ちのリスクが高まるからです。
なにより今年は葉色が濃い。


この場所はキュウリの跡地のため肥料が残っている可能性が高いと思われます。
たまたま昨年も同様の条件で、その時も追肥は控えました。
土寄せは土の状態が良かったことから管理機は使わず鍬だけで行いました。
春キャベツには特に防寒対策は行いません。強いて言えば土寄せが防寒対策です。
経験上、気温よりも強風が問題。根元がぐらつくようだとダメージが大きい。
そのため根元にしっかりと土を寄せます。


南北の畝になっているので、西風から芯を守るように西側の土をしっかりと盛ります。
手前方向が西側。


根元の葉が少し東に倒れるくらいのイメージです。
左方向が西側。


これで寒風から芯が保護され、覆いをしなくても越冬できるはずです。


春キャベツの収穫の目安は4月20日頃。早ければ4月半ばくらい。
こちらは収穫中の秋キャベツ。


品種は「あまいキャベツあまみさき」。
大玉になり、味も乗ってきました。年内中はこれだけで十分間に合いそうです。
こちらは冬キャベツ。


品種は「寒玉キャベツ」。
生育が早まり、結球も進んでいますが、実際に穫り始めるのは年明けになりそうです。、
結球が進み過ぎると寒玉キャベツと言えども凍害を受けやすくなるので、多少心配ではあります。



2回目のブロッコリー頂花蕾が盛りになる

2023年12月08日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは2回に播いています。
1回目のブロッコリーは頂花蕾を10月下旬から11月上旬、さらに11月中旬からは大きな側花蕾を収穫しています。
今度は2回目のブロッコリーの頂花蕾が収穫盛りになってきました。


種播き8月10日、植付け8月30日追肥土寄せ9月30日
品種は「緑嶺」。
今年のブロッコリーは例年とは違った収穫パターンとなっています。
1回目と2回目の種まき間隔をより広げたこともありますが、天候の影響が大きいと思われます。
1回目のブロッコリーは気温が高く生育が進みました。
2回目のブロッコリーは植付け後再三雨が降り、やや湿害気味でした。
それで、頂花蕾の収穫時期に思いのほか差が付いたようです。
1回目のブロッコリーほどに茎葉は茂っていないものの十分な生育量です。


花蕾の大きさは株の大きさにほぼ比例するので、しっかりした花蕾が穫れるはずです。


気温が下がってから肥大しているので、花蕾の乱れや穫り遅れの心配も少ない。


花蕾の収穫は大きさではなく硬く締まっているうちに穫る必要があります。
遅れると見かけは大きくとも花蕾が緩んで隙間が出てきます。
それでも、この時期になると気温が低いので比較的余裕をもって穫ることができます。
花蕾の直径は13㎝程度です。


こちらも同様。


硬く締まって形の良い花蕾が多い。
穫ってみました。


1回目のブロッコリーのように15㎝越えの3L級はないようですが、L、2L級です。
暫く2回目の頂花蕾収穫が続くでしょう。
こちらは1回目のブロッコリー。


未だ大きな側花蕾が穫れています。
2回目のブロッコリーの頂花蕾と多少かち合うことになりました。
殆どの株から大きな側花蕾が複数穫れることは滅多にないので、喜ぶべきことではあります。
2回目のブロッコリーにも太いしっかりしたがわき芽(側枝)出ています。
中央右が頂花蕾の穫り跡、すぐ左に大きな葉の側枝が伸びています。


しかし、この時期になると大きな側花蕾を望むのはさすがに無理というものでしょう。


茎立ち菜に越冬前の追肥と土寄せ

2023年12月07日 | 畑:花菜類

茎立ち菜に越冬前の追肥と土寄せをしました。
茎立ち菜は当地方での呼び名で通称は「茎立ち」、とう立ち菜のことです。
アブラナ科の春に伸びるトウを利用するのでナバナ類の一つと言えます。
今収穫しているアブラナ科野菜を春まで放置しておけばトウが伸びてくるので、これも茎立ち菜には違いありません。
我が家で茎立ち菜として作っているのは「仙台雪菜」「かき菜」「つぼみ菜」の3種。
今年は若干早めの10月18日に種播き。
大株にして越冬した方が沢山穫れるので、一般よりは早播きです。
7、8粒と多めに直播きし、3回間引きして10日ほど前に1本立てにしました。
これが「仙台雪菜」。


当地方のいわゆる伝統野菜で、このまま葉物として美味しく食べられます。
我が家では春に伸びるトウが美味しいので茎立ち菜として作っています。
「仙台雪菜」は3種の中では一番弱く作りにくい。
今年は発芽が良く欠株もありません。例年に比べても生育が揃っている方です。
今、葉物として「縮み雪菜」を収穫していますが、「仙台雪菜」とは全く別物。
畝の両肩に追肥。粒状ですがこれでは見にくいでしょう。


肥料が高騰しているため在庫の硫安に苦土石灰を混合して節約です。
管理機は用いず、鍬だけで土寄せしました。


土の水分が適当で容易に土寄せできました。特に防寒はしないのでしっかりと土を寄せます。


大株にするとわき芽の数が多くなるため確実に沢山穫れます。
こちらは「かき菜」。


「かき菜」は在来アブラナの一種で、関東での呼び名です。
類似のアブラナは全国各地に見られます。呼び名も様々。
丈夫で作りやすいので昔から作っています。しかし、どういう訳か今年は発芽も生育も一番遅れました。
同様に追肥。


土寄せ。


最近、生育は挽回しており大分追いついてきました。


「かき菜」は茎立ち菜専用で、「仙台雪菜」のようにこのまま葉物には向きません。
春にトウ立ちし伸びてきた新葉を利用します。
こちらは「つぼみ菜」。


「かき菜」と同類で、似ています。
「つぼみ菜」の方が葉の色が明るく艶があります。
当地方では、こちらの方が馴染みがあり多く作られています。
同様に追肥。


土寄せ。


以前、我が家では「つぼみ菜」は作っていませんでした。
数年前初めて作り、他の2種より確実に早く穫れることが分かり、以来作っています。


今、ナバナ類で収穫しているのはアスパラ菜と寒咲花菜。
これらと違い、茎立ち菜3種は冬の十分な低温に当たらないと花芽が出来ません。
「アスパラ菜」に始まり「寒咲き花菜」、そして茎立ち菜3種とナバナ類のリレーを目指します。