里山悠々録

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茎立ち菜に越冬前の追肥と土寄せ

2023年12月07日 | 畑:花菜類

茎立ち菜に越冬前の追肥と土寄せをしました。
茎立ち菜は当地方での呼び名で通称は「茎立ち」、とう立ち菜のことです。
アブラナ科の春に伸びるトウを利用するのでナバナ類の一つと言えます。
今収穫しているアブラナ科野菜を春まで放置しておけばトウが伸びてくるので、これも茎立ち菜には違いありません。
我が家で茎立ち菜として作っているのは「仙台雪菜」「かき菜」「つぼみ菜」の3種。
今年は若干早めの10月18日に種播き。
大株にして越冬した方が沢山穫れるので、一般よりは早播きです。
7、8粒と多めに直播きし、3回間引きして10日ほど前に1本立てにしました。
これが「仙台雪菜」。


当地方のいわゆる伝統野菜で、このまま葉物として美味しく食べられます。
我が家では春に伸びるトウが美味しいので茎立ち菜として作っています。
「仙台雪菜」は3種の中では一番弱く作りにくい。
今年は発芽が良く欠株もありません。例年に比べても生育が揃っている方です。
今、葉物として「縮み雪菜」を収穫していますが、「仙台雪菜」とは全く別物。
畝の両肩に追肥。粒状ですがこれでは見にくいでしょう。


肥料が高騰しているため在庫の硫安に苦土石灰を混合して節約です。
管理機は用いず、鍬だけで土寄せしました。


土の水分が適当で容易に土寄せできました。特に防寒はしないのでしっかりと土を寄せます。


大株にするとわき芽の数が多くなるため確実に沢山穫れます。
こちらは「かき菜」。


「かき菜」は在来アブラナの一種で、関東での呼び名です。
類似のアブラナは全国各地に見られます。呼び名も様々。
丈夫で作りやすいので昔から作っています。しかし、どういう訳か今年は発芽も生育も一番遅れました。
同様に追肥。


土寄せ。


最近、生育は挽回しており大分追いついてきました。


「かき菜」は茎立ち菜専用で、「仙台雪菜」のようにこのまま葉物には向きません。
春にトウ立ちし伸びてきた新葉を利用します。
こちらは「つぼみ菜」。


「かき菜」と同類で、似ています。
「つぼみ菜」の方が葉の色が明るく艶があります。
当地方では、こちらの方が馴染みがあり多く作られています。
同様に追肥。


土寄せ。


以前、我が家では「つぼみ菜」は作っていませんでした。
数年前初めて作り、他の2種より確実に早く穫れることが分かり、以来作っています。


今、ナバナ類で収穫しているのはアスパラ菜と寒咲花菜。
これらと違い、茎立ち菜3種は冬の十分な低温に当たらないと花芽が出来ません。
「アスパラ菜」に始まり「寒咲き花菜」、そして茎立ち菜3種とナバナ類のリレーを目指します。




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