里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

小カブが穫り頃になる

2023年12月02日 | 畑:根菜類

小カブが穫り頃になりました。
品種は昔ながらの「耐病ひかり」。
揃いが良く大カブになっても美味しいので変わらず作り続けています。
種播きが9月28日と、気温が高い傾向なので例年より1週間ほど遅らせました。バラ播きです。
薄播きが比較的上手くいき、間引きは2回で終了。10~15㎝間隔にしています。


全般に気温が高く生育は順調。目標通り11月半ばに育ちの良いものから穫り始めました。
穫り始めは若干小ぶりでしたが、間引きも兼ねています。
種播き後2ヵ月を過ぎ、穫り頃の小カブが多くなってきました。
さすがに気温も下がってきたので本格的な収穫に入ったと言ってよいでしょう。
まだ葉で覆われているためちょっと見では蕪の状態は分りません。


バラ播きでは、もっと収穫が進んでからでないと中まで容易には見えません。


葉を少しかき分け蕪の間隔と育ち具合を確認して収穫します。


蕪の大半は土の表面に出ているため、大きさを確認するのは容易です。


実は蕪本体は茎。根は下に尻尾のように付いている細い部分なのです。


小カブは殆ど力を入れなくとも抜けてきます。
そのため、抜こうとしていないものまで抜けてしまうこともよくあります。
この辺りは少し密になっています。


バラ播きはすじ播きより蕪の肥大に個体差が出やすい。
我が家では種播きは一度だけで、長期に穫るので生育差が多少あったほうがむしろ有り難い。
数株穫ってみました。


大きさを確認しながら穫るため比較的揃った蕪が穫れます。
小カブは蕪だけでなく茎葉も大事。
純白の蕪と青々とした葉のコントラストが気持ち良い。


小カブは何と言っても浅漬け。軟らかく茎や葉も美味しい。毎食欠かさず食べたい。
しかし、小カブが一層美味しくなるのは厳寒期。冷え込めば一段と甘味や旨味が増してきます。