里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

冬至に「雪化粧」カボチャ

2023年12月22日 | 畑:果菜類

今日は冬至です。
冬至と言えばカボチャ。
何とか冬至カボチャを確保できました。
冬至カボチャ用に作っている品種はサカタのタネの「雪化粧」。
7月1日に直播きしたものの初期の生育が思わしくなく、最後に残したのが5株。
9月の姿がこんな感じでした。


気温が高すぎ干天続きで、着果には悲観的でしたが、このような白い果実数個が辛うじて着果。


そもそも厳しい作型ですが、今年の酷暑ではなおさらでした。
これは収穫時。茎葉も大分傷んでいました。


サカタのタネでは、「雪化粧」は開花後50日で最高の品質になるとしています。
今年の気温を積算すると45日くらいで同等に達しましたが、遅い開花のものに合わせたので完熟は間違いありません。


10月9日に小さい果実1個を含め5個を一斉収穫しました。これが収穫直後のもの。


過去には収穫ゼロの年もあったので、今思えばあの猛暑でよく実が着いたものだという気がします。
「雪化粧」は極粉質の貯蔵性が極めて高い品種です。
サカタのタネでは、1カ月程度の貯蔵で甘みが増し食味が最高になるとしています。
冬至カボチャへの利用が目的ですが、最も美味しいところで食してみようと2個はすでに消費済みです。
確かにホクホク感抜群で美味しい。助っ人の評判も頗る上々。
今残っているのは小さい果実含めて3個です。


九重栗カボチャの3番果もまだ残っています。


こちらは9月13日に一斉収穫。沢山穫れましたが、ここまで置けばかなり劣化しているはず。
冬至カボチャの確保のため取り敢えずはここまで取っておきました。
外観上の傷みは見られないので利用するのは十分可能でしょう。
これまでに何度か作っている同じ白皮系のカボチャに渡辺採種場の「白爵」があります。
「白爵」はほぼ純白ですが、「雪化粧」はやや青みがかった灰色。
収穫当初に比べると色合いが少し変化しています。


「雪化粧」を切ってみました。綺麗で良さそうに見えます。


見た目では11月に食した「雪化粧」と変わりないようです。
「九重栗」など黒皮カボチャと比べ黄色味がやや薄いのが白皮カボチャの特徴です。特に皮に近いところ。
冬至にカボチャを食べる風習は全国各地にあると思います。
当地方でも昔からの習わしで、カボチャを食べると風邪をひかないと言われます。
当地方の冬至カボチャは小豆と一緒に煮込むのが一般的。我が家ではシンプルなかぼちゃ煮です。
冬至にカボチャを食べ、先日頂いたユズで柚子湯に浸かれば某かの御利益はありや。