里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「シクラメン」

2023年12月25日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙    

今日はクリスマス。当たり前のことながら昨日はイブ。
今や特段変わりのないごく普通の日常として過ぎていきます。
せめてもと画を描いてみました。
クリスマスの花と言えばポインセチアのイメージですが、今回はシクラメンを。
12月に花屋さんの店先に並ぶ鉢物で一番多いのがシクラメンではないでしょうか。
昔からみると今は花の色も形も非常にバラエティに富んでいます。
そして、シクラメンで多くの人が連想すると思われる小椋佳作詞作曲の「シクラメンのかほり」。
当時、小椋佳とは何者と話題になりましたが、バンカーでシンガーソングライターの二刀流だったのでした。
二刀流それぞれで功成り名を遂げたのですから、その才能に脱帽。素晴らしいの一語です。
「シクラメンのかほり」で紡がれる言葉が新鮮で印象的だったことは間違いないでしょう。
この中に出てくるシクラメンは真綿色したシクラメン、薄紅色のシクラメン、そして薄紫のシクラメン。
ここは薄紅色のシクラメンをイメージして描いてみることにしました。
描き出しの思いとは裏腹に花びらを線描きで補筆することになりました。