里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ピーマンは5ヵ月半収穫して終了

2023年12月05日 | 畑:果菜類

夏秋野菜で唯一残っていたピーマンはここで終了となりました。
今年はナスを片付けた後も特に支障がないので霜で駄目になるまでとそのまま残しておきました。
当地、先週複数回霜が降り、このような姿になりました。


特に12月2日朝は前日から西高東低の気圧配置で晴れ上がり、放射冷却で氷点下2℃まで下がりました。
これが大きなダメージとなりました。


葉は軟らかいので、強い霜に当れば激しく傷みます。
ピーマンは6月20日過ぎから穫り始めたのでほぼ5ヵ月半。
品種は「京みどり」。
今年は一貫して株の勢いが非常に良かった。根元の主枝は木化しています。


誘引は中央の1本の支柱と、畝の両側に立てた支柱にフックバンドで止めた横パイプを上げていく簡易な方法です。
支柱は9月中に最大限まで上げました。これまでで最も早い。
整枝は簡易な「ふところ枝」の整理を行っています。例年なら後半は放任です。
しかし、今年は ジャングル状態になり収穫にも支障を来すようになったので枝を間引きました
歩くのに支障がある枝は切り戻していますが、それでも後半は枝が大分垂れています。


降霜で葉は傷んでも果実にはまだ傷みは殆ど見えません。


果実は葉より硬く、多くが葉に隠れて直接霜に当っていないためです。


果実は穫り頃のサイズのものから小さなものまで多数着いています。


片付ける前に助っ人に纏めて穫ってもらいました。
少々小振りのものまで穫り、篭が山盛りになりました。


助っ人が我が家の分と半分置いていったもの。これが今年最後のピーマンです。


ピーマンは当地でも11月中旬まで穫ることは珍しくありません。
しかし、大概はその頃には株も弱り霜が降りて終りになることが多い。
今年は夏から一貫して気温が高く、11月以降もその傾向は変わりません。
ようやく先週末に一時的に12中下旬並の真冬の気温になりました。
もともとピーマンは高い気温を好みますが、生育後半は低温にもよく耐えるようです。
昨年は後作の関係で強制終了させてしまいましたが、一昨年もちょうど同じくらいまで穫りました。
近年一番心配なのはエソ系のウイルス。潜伏期間があるため始末が悪い。
苗がこれに罹っていれば長持ちしません。ここ4年は免れているので長期収穫が出来ています。