風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

ロシアのサンクトペテルブルクにある エルミタージュ美術館

2024-05-16 19:41:48 | キリスト教会
ロシアのサンクトペテルブルクにある
エルミタージュ美術館。
 もちろん、行ったことはありません。

テレビで、ずっと前に特集があって見たことがあります。
所蔵する絵画が、破壊されることを恐れて、
額縁から外され、トラックで密かに持ち出されたという。
どこへかは、謎。秘密。

高橋源一郎の飛ぶ教室で
この美術館にあった絵画が、疎開されたこと
その額縁だけになったエルミタージュ美術館に
ロシアの少年兵たちが見学に来た。

ずっとそこで絵画の案内係をしていた女性が
いまはそこにない絵画の説明を少年兵たちにする。

すると不思議なことに、少年たちは説明を聴きながら
想像力を働かせ、あたかもそこに絵画を見ているような気持ちになる。

聖母子像(ラファエロ?)の絵の説明をしていると
光輪が見えるという。
はい、確かにその絵には、光輪が描かれています。

そもそも、画家は自分の頭にある(想像している絵を)
キャンバスに描く。
少年たちは、同じように、説明によって、想像したその絵を
額縁だけの、おそらく板に、絵を見る(描く)

「華氏451度」という本にあるような
本を焼かれても、人々の頭に記憶されたものは
焼く(消す)ことはできない。

最近、若いころの記憶・思い出が
甦ってくることが多いです。
だれも、消すことのできない記憶。

人は、美しい記憶によって、生かされているのでしょうか。



 せせらぎ公園  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

   面白い構図ですね。秘かな場所を覗いているような。

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