八月六日 広島へ原爆が投下された日
毎年テレビで中継される広島平和公園の映像。
私はかなり前、何十年も前に原爆資料館へ行きました。
今はもう新しい原爆資料館になっているらしい。
「Never Again 二度と繰り返さない」
この言葉をめぐって、内田舞さんという精神科医が、アメリカの若者と会話したことを
本にしておられるのを、発見。
********『ソーシャルジャスティス 小児精神科医 社会を診る』***********
炎上や論破ゲームに乗らず、分断と差別を乗り越えるためには。
ハーバード大学准教授で小児精神科医・脳科学者でもある著者が、
心と脳のメカニズムに立ち戻り、激動の時代のアメリカ社会の変化を捉え、
三人の子供を育てる母親の立場から考える希望の書。
**************************************************************************************
社会正義。。。
原爆投下は正当だったと教えられ、そう主張するアメリカの若者は43%くらいいるらしい。
戦争をやめさせることができたと。
しかし、実験ともいえる広島と長崎への原子爆弾の投下
その結果、どのように甚大で悲惨で長く続く被害者が出たか、亡くなった人たちがいたか、、、
そのことを知ろうともしない世界の国の人たち。
若者たちと直接そのことを話す機会を得た 内田舞さん。
『硫黄島からの手紙』は、クリント・イーストウッドが監督
この映画を見たアメリカの青年は、敵味方というだけではない、
それぞれの家族のことを深く知った。
十代で特攻隊として亡くなった優秀な若者たちの存在。
彼等は死にたくて死んだわけでなない。
どちらの側から見るかで、その歴史の事実も、変わってくる。
そう思うと、当然のことですが、私も内田舞さんの次の意見に賛成です。
*****「人生の中で出会える人の数は限られています。
だからこそ、芸術やメディアを通して知ることのできる
他の人のストーリー、経験には価値があるのです。」*********
最近、人との出会いの不思議さを感じます。
まだ20代のときに知り合った人たちと、
どういうわけか、またメールや電話でつながりが再開。
97歳になられる元女子寮舎監のM先生、通称おばば様から、お電話をいただいたり、
千葉で学んでいた時の友だち、Y子さんとK君との電話やメールでのやりとり。
離れていた月日を飛び越えて、さらに分かり合える不思議。
ありがたいです。
可憐なピンクの薔薇の花 (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)
思えば、譲治君とも、もう何十年も会ってない、それなのに、こうして素敵なお写真を
しょっちゅうお借りしている。出会いを大切にしたいなあと思います。
会えた人たち、会わせていただけた幸せ。感謝します。