そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2015年 徒歩の旅 第9日  いわき市・夏井川渓谷キャンプ場へ

2016年04月04日 | 2015年太平洋側の旅-後半
2015年4月9日(木) 晴 (いわき市・勿来の関公園の東屋    
               ~いわき市・夏井川渓谷キャンプ場)




昨夜は寒かった。何度も背骨がガタガタギシギシと揺れる感じがした。軽量化のためとはいえ、ガスストーブを持ってこなかったのが悔やまれた。それでも、ともかく朝は来た。夜明けがだいぶ早くなり、4時半過ぎにはうっすらと明るくなっている。鶯をはじめたくさんの野鳥の鳴き声が響き渡り、見上げると青空が広がっている。


5時40分、東屋を出発。国道6号線まで緩やかな坂道を足どり軽く下っていく。

満開の山桜があちらこちらに。


途中の駐車場にあった案内図。現在地からの距離、「夏井川渓谷 48㎞」か。予定は渓谷の手前までだが40㎞以上はあるなぁ。


5時55分、坂を下りきって勿来海水浴場へ。


「二つ岩」の奇岩。


周辺案内図を見ると、この辺りは正式には「菊多浦」というようだ。


ここも防潮堤工事をやっている。


大洗と同様ここでも、出会った散歩中のお爺さんが、海が見えなくなるのは悲しい、毎朝起きて海を見るのが日課のようになっているから‥‥と言っていた。

6時5分、国土交通省の「道路情報」。「69km先 二輪車軽車両歩行者 通行不可」の表示。原発周辺は立ち入り禁止で、福島県に入ったことを実感する。


6時25分、JR勿来駅。


駅前広場に、八幡太郎義家の像。


国道6号線の常磐バイパスの下の道を行き、

6時55分、蛭田川橋を渡る。蛭田川は両岸とも護岸工事がなされている。ここも東日本大震災の時には海水が押し寄せて洪水になったのだそうだ。


左手遠方の山には、昨日の雪がうっすらと残っている。


右手前方に、勿来火力発電所。


7時35分、鮫川大橋を渡る。


ずっとバイパスを行く。道路わきの気温表示は10℃で、風はひんやり。

10時、南富岡トンネル。


バイパスはアップダウン多し。されど、山桜のほかにも大島桜、ソメイヨシノ、枝垂れ桜などが満開の所があり、見飽きない。
福島の浜街道に桜並木をつくろうというプロジェクトがあるらしく、路肩に苗木が植えられている。根付いているのもあるが、折れてしまっているものや、支柱だけでなくなってしまっているのもあった。苗木にプレートがつけられ、個人名や会社名が書いているのだが、ただ寄付をして植えてもらうだけでなく、世話をし続けなければプロジェクトの成功は難しいだろう。
この先しばらく行くと立ち入り禁止区間になるので、太平洋側は通行不可。原発の周辺を迂回して少し内陸部を歩くことにし、バイパスから鹿島街道の国道399号線に入る。しばらく行くと、

12時10分、いまや全国的に有名なワープロ修理店。


そのままアップダウンの多い国道399号線を進んで、JRいわき駅を通過し、

14時、磐城橋で夏井川を渡る。


そのまま国道399号線で内陸部へ。


15時30分、小川町にて再び夏井川に接近。対岸に桜。


16時5分、「草野心平生家」の表示あるも、先を急ぐので立ち寄らず。


その後は夏井川の流れを眺めながら歩き、












17時30分、ゆうゆうあぶくまラインの江田駅へ。
駅前の店にてキャンプ場を確認。食料調達。店の旦那さんが、明日は雨だし、ちょうど用事もあるから途中まで車に乗せて行ってやる、と言ってくれた。

17時40分、すぐそばのキャンプ場に到着。今日はここに泊まる。宿泊、0円。



2015年 第9日(佐多岬より71日)

歩数  72052歩  (佐多岬より累計  3752354歩)
距離  46.5km  (佐多岬より累計  2422km)
費用  1800円   (佐多岬より累計  359502円)



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