そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
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  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第76日 森町   オニウシ公園へ

2009年06月13日 | 2008年日本海側の旅
6月25日(水) 小雨のち晴 (「大沼公園ユース」~森町・「オニウシ公園」)



8時55分、今日は距離としては半日休養日相当なので、同宿者たちを見送りしてからゆっくり出発。
ユースを出るや否や雨が降ってくるが、すぐに止んでしまう。
9時10分、爽やかな緑の林の中へ大沼の写真を撮りに行く。




空はまだ曇っている。時間がたっぷりあるので、大沼を周遊していくことにし、緑のトンネルを反時計回りに歩く。
9時50分、見え隠れしていた砂原回りのJR函館本線と別れ、東大沼キャンプ場へ。


キャンプ場では、自転車旅の若者がくつろいでいたり、校外活動らしき女子高校生たちがテントを撤収したりしている。
大沼はいかにも北国の湖といった感じで、波が静かで、空気がうまい。


やがて徐々に日差しが強くなってくる。
10時15分、大沼北岸の駒ケ岳神社に立ち寄る。


ここはかつて駒ケ岳登山口であったが、火山活動のためこのルートは現在入山禁止になっている。


11時、分岐にて大沼から離れ、国道5号線方面に向かう。


湖岸道路から離れたとたんに道路の舗装が悪くなり、ザラザラで、浮き上がった小石が、薄くなった靴底に痛い。
時々樹間から見えていた駒ケ岳は、常に右手に見えるようになる。
しかし道路には標識もなく、現在地の確認が覚束ない。
やっと目印の「ちゃぷ林館」という温泉が見つかり一安心。
赤井川にかかる橋をわたり、大沼回りのJR函館本線を跨いで、
12時、保養基地入り口の交差点で、ようやく国道5号線に合流する。
12時05分~20分、バス停にて、食パンにレトルトカレーをはさんだサンドで食事。
広く明瞭な5号線を行く。
12時55分、右手の野菜畑の向こうに駒ケ岳の西面を眺めつつ歩く。


駒ケ岳は見る角度が異なるにしたがって、まったく別の山のように形が変わっていくのが面白い。


13時05分、セイコーマートにて買い物。牛乳、食パン、コッペパン、菓子パン、豆大福、のど飴。
14時05分、梢に白い花をたくさんつけているニセアカシアの高木が幾本も並んでいる道路を下っていく。


よい香りが漂ってくる。


14時50分、国道278号線と交差する。
15時15分、道の駅「YOU・遊・もり」に到着。


道の駅の物産館にて買い物。いかめし、トマト。


物産館のレジの女店員に様子を聞くと、道の駅の建物は夜間閉鎖してしまうが、隣のオニウシ公園ではテントで泊まっている人をよく見かける、とのこと。
今夜はオニウシ公園に泊まらせてもらうことに決定する。
時間があるので、大きな噴水のある公園のベンチで、しばらく今後の行動計画を検討。
この公園は広々として、緑も多くきれいで、それ自体は大変結構なのだが、ともかくやたらとカラスが多い。トイレに行っている間に、ビニール袋に入れておいた食料がカラスに引きずられてしまい、たまたま公園に居合わせた親切な男性が、カラスを追い払って荷物を見張っていてくれた、とのこと。袋は嘴によって破られてしまっていたが、さいわい中身は無事、しかし油断大敵である。
さらに、昨夜ユースで聞いたとおり、洞爺湖サミットの影響だろうか、駐車場をはじめとしてやたらと警官の姿が目に付く。
日が落ちるとカラスもおとなしくなり、公園内の芝生の上にテントを設営して快適に眠る。

経費  1,446円      累計  288,675円
歩数  30,436歩     累計  3,741,065歩
距離  25km       累計  2,471km

(6月25日の到達地点―オニウシ公園)



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