そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第5日  薩摩川内市 唐浜海水浴場へ

2009年01月27日 | 2008年日本海側の旅
4月15日(火)晴のち曇一時雨 (「国民宿舎吹上浜荘」~薩摩川内市 唐浜海水浴場監視小屋)




8時、出発。
 

すぐに国道3号線の鹿児島街道(薩摩街道)に合流し、北上する。国道に入るやいなや、これまでのような田舎の原風景の匂いではなく、文明の臭い(排気ガス)が押し寄せてきた。さすがに九州の動脈、車が多い。
八房川をわたる。


8時10分、熊本まで168キロ。


8時40分、高校野球で知っている神村学園の横を通過。「The future will wait for you~」、と壁面に大きく書いてある。


9時、串木野駅通過。
9時30分、門司まであと350キロのキロポストあり。
10時、金山峠近くに旭小学校があって「創立128年 かしこく やさしく たくましく」と掲げてある。すぐ先の芹ヶ野郵便局にて2万円をATMでおろす。峠の小学校と郵便局――昔を思わせる風情である。写真を撮っておかなかったのが残念。
10時30分、宿駅のいわれを書いた掲示板あり。


高速道路の下を通り、
10時40分、薩摩川内市に入る。古場茶屋(こばんちゃや)に真新しい歴史表示看板あり。参勤交代道の説明で、20年3月と、作りたてである。


その後バイパスに入る。バイパスは新緑で、キブシの花が咲いている。


途中に狸の轢死死骸があり、カラスが一羽たかっていた。狸の生活圏を人間が侵害している故か。気の毒である。
12時20分、向田橋をわたり川内市街に入る。


「シャッター通り」であるが、定休日なのか、それとも地方商店街の厳しい現実なのか。


スーパーで買い物。パイン3切れ、トマト、きゅうり3本、ヨーグルト。
12時40分~13時05分、太平橋のたもとで昼食、休憩。川内川の対岸の河川敷に、たくさんの鯉のぼりが泳いでいる。



(クリックすると大きくなります)

川を渡ってすぐに頼山陽の宿泊跡などがあったが、先を急ぐゆえ通過。
13時25分、県立川内高校。こちらは「文武両道」とある。


13時30分、肥薩おれんじ鉄道を越える。
15時、コンビニとコインランドリーがあり、コインランドリーで水を補給。コンビニで、ボンカレー、VCあめ、カロリーメイトを買う。
15時30分、井戸平橋を渡り、肥薩おれんじ鉄道を撮る。


15時40分、草道駅入り口通過。れんげ田の写真を撮ったりしつつ行く。郷愁を誘う景色。

(クリックすると大きくなります)」

適当なテントサイトを求めて海岸方面に行く。


16時50分、吹上浜臨海公園にある唐浜海水浴場の監視小屋(コンクリート造り)に、わが愛用の黄緑色のテントを張らせてもらう。




雨が接近している模様なので、この小屋の存在は有難かった。草道駅泊、薩摩高城駅泊も考えたが、駅で終電まで待っているのが辛そうなので、こちらを選択。浜辺でボランティアの「磯浜清掃人」を自称する中年のおだやかそうな人と話す。おかげで砂浜はきれいであった。
波打ち際が赤い不思議な現象を写真を撮る。ちょっと不気味である。富栄養化だろうか。彼も写真を撮り、初めてのことだと言う。


川内市内で土佐犬が逃げた、との市役所からの放送あり。はじめは経緯が分からず、土佐犬が近くに来るのかなどと考えて焦ったが、逃げたのは市内だからここまでは来ないとの「磯浜清掃人」の言葉に一安心。夜、(監視小屋がトーチカの中の如き故か)メールの調子が悪く、自宅に電話をかけるが、向こうは特に変化はなし。退職金が振り込まれたとのこと。今日は歩行時に靴下を2枚重ねて履き、一枚は足首を折り返してみた。うまくいったようで、小石が中にまったく入らなかった。ジンマシンはほとんどひいたが、今度は右足首が腫れてしまった。

(経費  7,415円ではなく 8,423円 累計  19,331円
 歩数 44,654歩    累計 232,302歩
 距離     29km   累計    150km)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。