2015年6月12日(金) 晴のち曇 (浜頓別町・民宿「トシカの宿
」~猿払村・ライダーハウス「やませ」)
熟睡。ゆっくり起きて、朝食。同宿のライダー2人と雑談などしてのんびりし、みんなで宿のブログの記念写真をして、
8時、出発。朝食の食べきれなかったパンその他を、女性オーナーが途中で食べるようにと包んでくれる。
曇で涼しいが、テレビの予報は晴。「日照りの朝ぐもり」か? 市街地を抜けて国道238号線まで戻り、北上。
8時35分、クッチャロ川。上流側。青空見え始める。
下流側。
川の名の由来――頓別川の支流で、アイヌ語の沼(湖)に入る入口をクッチャロ(ノド口)、あるいはトー・クッチャロ(湖の・ノド口)の意味に由来する。クッチャロ湖を源とする河川である。クッチャロ湖は、恵まれた自然環境のため、1989年にラムサール条約登録湿地の認定を受けており晩秋から早春にかけて焼く1万数千羽のコハクチョウが飛来し、“北帰行”の途中に翼を休める姿は訪れる観光客の目を楽しませてくれます、と。
8時45分、宗谷岬まで60㎞。
8時55分、蛇行するクッチャロ川とともに。
9時20分、宿の女性オーナーの書いてくれた地図を頼りに、「よつば牛乳」の先、築紫橋の手前で、右に国道238号線からエサヌカ線に入る。エサヌカ線は、「西のサロベツ、東のエサヌカ」といわれ、地平線にまで続く原野の中の長い直線道路が有名。さてどうか。
入ってしばらくの間、右に牧場、
左に樹林が続き、
牧場には遠くに牛が草を食む様子も。
1回目のクランク状ところを抜けると、
一気に目の前に左右ともに大きく開けた原野が出現する。表示はないが、ここから猿払村に入る。エサヌカ線は「猿払村林道」だから、厳密にいえばここから先がエサヌカ線ということになるのだろう。
はじめは右遠方に人家も見られるが、やがてそれも消える。
10時10分、2回目のクランク状の角を右折したら、途端に右側にすさまじい臭いの大量の堆肥の海。しかもそれが陽を浴びて湯気が出ている。まさに「やけくそ」なり。
左折してその後は地平線まで続く長い一直線。「西のサロベツ、東のエサヌカ」、とか。
空と道路が接するあたりは逃げ水が反射していた。
10時30分、右下の溝地に、エゾシカの死がい。カラスのエサだったのだろう、無残なり。
緑色の中に、タンポポの綿毛が白い。ときどき青空がみえたり。
12時、チャリダーの青年に出あう。愛知の若者で、四国、沖縄と経て、日本海側を宗谷まで北上し、その後オホーツク海に沿って行動、とのこと。この先の状況を教えてもらい、お互い頑張ろうで握手。
地平線の彼方から、自動車が。エサヌカ線全体でも数台の自動車に出会っただけだった。
12時50分、3回目はクランク状というより、90度とカーブ。
その後は、原野の中に、灌木や笹が混じるようになり、ところどころに緩いカーブが組み込まれてくる。
エゾイソツツジ、
シコタンハコベ、
ハマナス。
そして、
13時25分、右手に浜猿払港が見えて、
13時30分、エサヌカ線終結点。約4時間でエサヌカ線を抜けて、左折して国道238号線に戻る。
13時50分、浜猿払のバス待合所で15分間食事休憩。
エサヌカ線では自動車同士のすれ違いや、方向転回のために、路上にいくつかスペースがあったのだが、結局ザックを下ろして休むことはなく歩きぬいてしまった。「やけくそ」のトラウマか?
待合所に「吹流しの角度と風速のめやす」がはってあった。襟裳岬では吹流しは90°だったから、秒速10m以上ということになるようだ。とても風速10mどころではなかった、まさに台風並みであったが。
14時10分、猿払川にかかる富士見橋。何の富士がみえるのかな。
猿払川は河口付近で複雑な形になっている。
魚を釣っているが、何を釣っているかは不明。
二岐に別れた猿払川河口部の、
もう一つの橋、新富士見橋。
猿払川の名の由来――その海に注ぐ口がSar-Put あるいはSar-Putu 「Sar(葦原川)・の口」で、沙流川の川口が佐瑠太(サルプト。今の富川)と呼ばれていたのと同じことである(putuは、「そのput」の意)、と。
14時20分、霧の中に風車。エサヌカ線の後半以来、ときどき霧があたりを包むようになった。
14時30分、両サイドに防風柵。
14時45分、猿払パーキングシェルター。
15時、猿骨川。上流方面。
下流方面。
川の名の由来――シャレウコッはSar-e-u-kot「芦原(川)が・そこで・互に・くっついている」と読まれる。元来は、この二つのSar「芦原(川)」の合流点の称であったろう、と。
15時10分、左に猿払沼を見つつ、
15時15分、ライダーハウス「やませ」に着く。宿泊、素泊まり 1000円。
2015年 第73日(佐多岬より135日)
歩数 44310歩 (佐多岬より累計 6937359歩)
距離 29㎞ (佐多岬より累計 4623㎞)
費用 1000円 (佐多岬より累計 606042円)
」~猿払村・ライダーハウス「やませ」)
熟睡。ゆっくり起きて、朝食。同宿のライダー2人と雑談などしてのんびりし、みんなで宿のブログの記念写真をして、
8時、出発。朝食の食べきれなかったパンその他を、女性オーナーが途中で食べるようにと包んでくれる。
曇で涼しいが、テレビの予報は晴。「日照りの朝ぐもり」か? 市街地を抜けて国道238号線まで戻り、北上。
8時35分、クッチャロ川。上流側。青空見え始める。
下流側。
川の名の由来――頓別川の支流で、アイヌ語の沼(湖)に入る入口をクッチャロ(ノド口)、あるいはトー・クッチャロ(湖の・ノド口)の意味に由来する。クッチャロ湖を源とする河川である。クッチャロ湖は、恵まれた自然環境のため、1989年にラムサール条約登録湿地の認定を受けており晩秋から早春にかけて焼く1万数千羽のコハクチョウが飛来し、“北帰行”の途中に翼を休める姿は訪れる観光客の目を楽しませてくれます、と。
8時45分、宗谷岬まで60㎞。
8時55分、蛇行するクッチャロ川とともに。
9時20分、宿の女性オーナーの書いてくれた地図を頼りに、「よつば牛乳」の先、築紫橋の手前で、右に国道238号線からエサヌカ線に入る。エサヌカ線は、「西のサロベツ、東のエサヌカ」といわれ、地平線にまで続く原野の中の長い直線道路が有名。さてどうか。
入ってしばらくの間、右に牧場、
左に樹林が続き、
牧場には遠くに牛が草を食む様子も。
1回目のクランク状ところを抜けると、
一気に目の前に左右ともに大きく開けた原野が出現する。表示はないが、ここから猿払村に入る。エサヌカ線は「猿払村林道」だから、厳密にいえばここから先がエサヌカ線ということになるのだろう。
はじめは右遠方に人家も見られるが、やがてそれも消える。
10時10分、2回目のクランク状の角を右折したら、途端に右側にすさまじい臭いの大量の堆肥の海。しかもそれが陽を浴びて湯気が出ている。まさに「やけくそ」なり。
左折してその後は地平線まで続く長い一直線。「西のサロベツ、東のエサヌカ」、とか。
空と道路が接するあたりは逃げ水が反射していた。
10時30分、右下の溝地に、エゾシカの死がい。カラスのエサだったのだろう、無残なり。
緑色の中に、タンポポの綿毛が白い。ときどき青空がみえたり。
12時、チャリダーの青年に出あう。愛知の若者で、四国、沖縄と経て、日本海側を宗谷まで北上し、その後オホーツク海に沿って行動、とのこと。この先の状況を教えてもらい、お互い頑張ろうで握手。
地平線の彼方から、自動車が。エサヌカ線全体でも数台の自動車に出会っただけだった。
12時50分、3回目はクランク状というより、90度とカーブ。
その後は、原野の中に、灌木や笹が混じるようになり、ところどころに緩いカーブが組み込まれてくる。
エゾイソツツジ、
シコタンハコベ、
ハマナス。
そして、
13時25分、右手に浜猿払港が見えて、
13時30分、エサヌカ線終結点。約4時間でエサヌカ線を抜けて、左折して国道238号線に戻る。
13時50分、浜猿払のバス待合所で15分間食事休憩。
エサヌカ線では自動車同士のすれ違いや、方向転回のために、路上にいくつかスペースがあったのだが、結局ザックを下ろして休むことはなく歩きぬいてしまった。「やけくそ」のトラウマか?
待合所に「吹流しの角度と風速のめやす」がはってあった。襟裳岬では吹流しは90°だったから、秒速10m以上ということになるようだ。とても風速10mどころではなかった、まさに台風並みであったが。
14時10分、猿払川にかかる富士見橋。何の富士がみえるのかな。
猿払川は河口付近で複雑な形になっている。
魚を釣っているが、何を釣っているかは不明。
二岐に別れた猿払川河口部の、
もう一つの橋、新富士見橋。
猿払川の名の由来――その海に注ぐ口がSar-Put あるいはSar-Putu 「Sar(葦原川)・の口」で、沙流川の川口が佐瑠太(サルプト。今の富川)と呼ばれていたのと同じことである(putuは、「そのput」の意)、と。
14時20分、霧の中に風車。エサヌカ線の後半以来、ときどき霧があたりを包むようになった。
14時30分、両サイドに防風柵。
14時45分、猿払パーキングシェルター。
15時、猿骨川。上流方面。
下流方面。
川の名の由来――シャレウコッはSar-e-u-kot「芦原(川)が・そこで・互に・くっついている」と読まれる。元来は、この二つのSar「芦原(川)」の合流点の称であったろう、と。
15時10分、左に猿払沼を見つつ、
15時15分、ライダーハウス「やませ」に着く。宿泊、素泊まり 1000円。
2015年 第73日(佐多岬より135日)
歩数 44310歩 (佐多岬より累計 6937359歩)
距離 29㎞ (佐多岬より累計 4623㎞)
費用 1000円 (佐多岬より累計 606042円)