かやぶき倶楽部 WEBSITE

”みて きいて うたって 感じて” 暮らしに素敵な音楽を

  コンサートと歌声のサークル、お待ちしています。

音楽家の皆さんは?そして音楽の場は?

2021-10-28 18:15:56 | 日記
ショパンコンク一ル一連の配信を観ながら沢山の事考えました。
胸に迫ることもいくつかあって。
ショパンの音楽はどんな風が素敵かとか、自分好みの演奏はとか、贔屓のアーティストさんは誰とか、様々な楽しみ方があるのですが、もっと違ったことも沢山感じました。
 
それは・・・音楽で生きていく・・・ということについてかなー。
反田さんを始めコンテスタントたちは皆、並外れて才能豊かなことは確か、一般人とは勿論違いますが・・・。
 
それでも音楽を生業として生きる事は、どんなにか様々に想いを廻らし、途方も無い程の準備をしなければならないことと。
とても正直に話す彼の話は、音楽を目指した者、その周囲に生きた人々にとっては、事の大小はあっても他人事ではありません。
 
自分の体格、容姿はこれから行く道に叶うだろうか?(演奏そして競争にも耐えられるかも含めて。)
かなり多くの方々が、最初に思い浮かべる、あるいは指摘されることです。
「背丈が足りない、舞台では・・・。」とか、「その手で・・・?モーツァルトばかり弾いていてもねー・・・」様々な音楽に関して何処でも聞くことです。
 
準備は?生活費を始め、勿論、音楽学校や留学など諸々の経費、その後のこと。
音高、音大へは経済的に恵まれていないと進めないかなー・・・、しがない勤め人の子が音楽なんて止めたほうが。
言葉にすると、何だか・・・、でもこれも何処でも聞くことです。
 
大勢の人前で、自分を壊さずにいられるだろうか?半端ではない心的な重圧に耐えうるのか?
ショパンの音楽は西洋の音楽!!なのだし、自分の音楽は果たして?
 
見えない将来の不確実なことをゴクンと飲み込んで進む以外無かったはず。
これらを全て理解し、環境を整えられる境遇でも難しい道なのですから。
「のだめカンタービレ」にも描かれていました。のだめが孫・ルイのようだったら、こんな苦労も少しは無いのにと千秋君が嘆くところです。
 
 
 
私たちね、コンサートで形の無いプレゼントを戴いているから、中々実感として、それを人に伝えられないのよね。
それがどんなに大きいかを。
音楽を伝える力は、ものすごく努力したことからしか生まれない。
その深い想い、とっても尊いものを戴いてる!のですもの。
 
特に演奏する方を目の前に出来るなんて、ほんとはね、こんな幸せは滅多に無いこと。
 
特に現在の状況下、音楽家の置かれている状況を考えると、どうしたら良いか簡単には考えられません。
今までの様には、中々ね、人数を少なくして出来るのか、あるいは会場を広く!か、どうしたものか・・・。
コンサートを計画するには、きっと何処でも考えていることでしょう。
 
以前にも書きましたが、成り行きを観ながら、一生懸命考えている最中です。
 

改修が終わった本堂で、シニアの皆さんが仏教音楽を。皆で祈りました。
そう。音楽は祈り。

   

   
   
 
     
 
   
 
   

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未来を夢見て

2021-10-25 13:42:32 | 日記
久しぶりにピアノ三昧の日々、ホールの音ではないことに、かなりのジレンマも感じながら、真剣に(ハラハラ、ドキドキ)そして楽しく、時は刻まれました。

遠い異国で行われているコンクールを臨場感たっぷり、世界中の方々が聴ける!やはり刻は動いているのだ!

若者たちがそれぞれの力で開拓していく様に、熱いものを感じているのは私だけではありますまい。

一般人の私たちには、悠か遠い世界に違いないけれど、まるで自分たちのことのように、何だかとっても嬉しかった・・・。

多分ニュース番組で結果だけ知った過去のコンクールより、伝わる情報量が桁違いなのですね。

普段、アーティストさんのプロフィールをさらっと拝見していますが、その中に、どれほど多くの汗と涙が隠れているのかを、今更ながら感じ、想像しています。

以前少し書いた、武満徹「創造への旅」、未だ読み終わっていません、かなり難しい所満載なので。
芸術家の皆さんが自分のしたいこと(目指したいこと)に忠実に生きるのは、本当に大変なことだと。

コンクールの中ばかりではなく、生涯、高みを目指すことの困難さを思うと、大好きなことをしているのだからの一言では片付けられません。



もう一つ今回の件で、情報の伝達手段があからさまに変化している事を確認、一地方で、こんなに歳取った私にも伝わる!たとえ自分の仕事に追われながらでも融通がきく。

このネットの世界、危ないこと困難なことを防ぎながら、良い方向へと発展されますよう。


修学旅行から帰った中学生の話。
コロナ禍で県内なのですが、上高地へも行ったとのこと。
「羨ましい、紅葉が美しいでしょうね。」「白くてよく見えなかった。」
エッ・・・雪でしたか!

今日は雨、伊那は紅葉始まったところ、冬は遅く来てね。

   

   







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋たけなわ

2021-10-10 16:16:50 | 日記
コロナ禍で1年延期されたショパンコンクール、日本からもコンテスタントが沢山の模様。
遠い異国でのコンクール、臨場感充分に聴かせて戴いています。
よく知られている曲ばかり弾くって、本当に大変そう。

コンクールと言えば、地元の小、中、高校生も、恒例のコンクールがどうにか開催され、そこを目標にしている生徒さん方は一生懸命の様子。
でも地域にコロナ患者さんが出ると、とたんに部活はお休みとなります。

練習が思うように進まない中、それでも去年は中止だったので嬉しそう。
頑張れ!

   

久しぶりに嬉しい話題があったので。
大学卒業後就職して一般のお仕事に就いた方が、何とオペラのアリアを勉強していると!そしてピアノも久しぶりに。

ショパンを弾きたい!ですって。丁度楽譜があるからとのこと。
「エッ、学生時代弾いたっけ?」
まあ頑張って。

オペラのアリアは何を歌ったの?アア、スープレット役ね、幾つか並べてもらったら、フランス語の曲も。ドイツ語の方が難しいとのこと。そうかなー?

最後の方の高いB、出るのかなあ?なんて余計の心配を。とにかく久しぶりの歌声もお聴きしたいです。


学生時代、音楽と密に触れても、社会人になると、中々ね。
子育てともなれば、まず一番は自分ではないもの。

人生は長くて、色々な時代があるけれど、どんな時でも、音楽に触れて欲しいです。一番楽なのは聴く事ですが、もう一歩積極的にだったら、とっても素敵。

いつもは、私的な話題は他のブログに入れるのですが、こちらもかなりご無沙汰だったので。


ショパンコンクール、第2ステージに入っています。
第18回ショパン国際ピアノコンクール第2ステージの演奏順と配信リンク早見表!|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」 (ontomo-mag.com)

ピアノの好きな方へ、 もう一つ。
プレミアムシアター - NHK 10月17日(日) 午後11時20分~ 
◇本日の番組紹介 ◇ ザルツブルク音楽祭2021  エフゲーニ・キーシン ピアノ・リサイタル【音声:5.1サラウンド】  ◇マルタ・アルゲリッチ&ダニエル・バレンボイム  デュオ・リサイタル【音声:5.1サラウンド】  ◇クリスティアン・ツィマーマンが弾く ベートーベンの「皇帝」  【音声:5.1サラウンド】 ◇マジック・モーメンツ・オブ・ミュージック  ホロヴィッツ・イン・モスクワ【音声:ステレオ】
10月の放送内容 - 今後の公演・出演者情報 - プレミアムシアター - NHK

そしてオペラ大好きな方へは、10月18日から。
新国立劇場オペラ公演『カルメン』無料映像配信決定のお知らせ(2021年10月18日~) | 新国立劇場 オペラ (jac.go.jp)










  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする