かやぶき倶楽部 WEBSITE

”みて きいて うたって 感じて” 暮らしに素敵な音楽を

  コンサートと歌声のサークル、お待ちしています。

第47回かやぶき倶楽部 山下牧子メゾソプラノリサイタル 終了いたしました。

2018-06-20 10:23:32 | 日記
前日まで、雨!明日は必ず晴れに!本当に晴れました。

予備の駐車場をお借りして、初めて、駐車場係りを近所の会員、Hさんにお願いしました。

彼が、「駐車場係の印が欲しい。」って。「えっ、そんなー、用意はありません。つっつぎから用意します。」

知らないおじさんに「ここはダメなんて言われたくない!」って言うかもしれないからですって。

相変わらず当日のバタバタぶりですが、第47回かやぶき倶楽部、無事終了いたしました。


   第47回かやぶき倶楽部 

   山下牧子メゾソプラノリサイタル     ピアノ 森裕子  


   

   〜Program〜
   ●日本歌曲
   宵待草      多忠亮作曲 / 竹久夢二詩
   からたちの花  山田耕筰作曲 / 北原白秋詩
   たんぽぽ     中田喜直作曲 / 三好達治詩
   さくら横ちょう  別宮貞雄作曲 / 加藤周一詩
   落葉松      小林秀雄作曲 / 野上彰詩


   ●イギリス民謡
   グリーンスリーヴス   イングランド民謡
   流れは広く        ブリテン編曲 / 作詩者不詳


   ●フランス オペラアリア
   『カルメン』より ビゼー作曲
   ハバネラ
   セギディーリャ
   ジプシー・ソング

   『サムソンとデリラ』より  サン=サーンス作曲
   あなたの声に私の心も開く

懇切丁寧なProgram noteを用意してくださって、コンサートはとてもスムーズに進行します。

   

   
日本歌曲は”草花や木が題名になっている曲”が並びます。そしてイギリス民謡。

歌とピアノが織りなす極上の世界。大勢のお客様なのに、不思議と静寂な空気に満ちていて・・・。

それでも、オペラになると、マイクなしでのお話が入ります。お話しする時も、山下さんは表情がとっても豊か。

          


歌曲、オペラのアリアと、ピアノも雄弁にその世界を語ります。

   

カルメンになりきって、アリアを3曲とも。時にはお客様も巻き込んで。

   

   

         


そして最後のデリラのアリア、「あなたの声に私の心も開く」、そう5年ほど前、この歌でかやぶき倶楽部は、始まりました。

山下さんの最後のプレゼント(アンコール)は、「花はさく」でした。

お二人の演奏会は、5年程どうにか続けてこられたご褒美でしょうか。皆様きっと、そう思われたに、ちがいありません。

でもね、今年は、どう考えてもご褒美としか考えられないようなコンサートが続きます。


山下さん、そして森さん、心から感謝いたします。

間近でお聴きできた見事な音楽の数々は、きっと皆さんの、そして私たちの大きな糧となることでしょう。

ほんとうに有り難うございました。


   




     


   

   

   

    

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音楽の力、 明日は山下牧子メゾソプラノリサイタルです。

2018-06-15 07:21:48 | 日記
明日は第47回かやぶき倶楽部 山下牧子メゾソプラノリサイタル です。


   

今回、山下さんが、Program noteも送って下さいました。

ほんとに素敵な文章で、とても良くわかるよう書いてありますから、皆様楽しみにお出かけ下さい。

その中の一節にこう書かれています。日本歌曲の項です。

   「草花や木が題名となっている曲を集めました。言葉を発さぬ植物を通して語られる人の想いを、音楽の力を借りて表現したいと思います。」



かやぶき倶楽部には、毎回、参加者の顔ぶれが違います。この4月から、初めて参加の方も多くなりました。


それで、前回、3月にこのブログに書いた拙い文を、参加なさった方々にお配りしました。

実は、このブログもFacebookも見ていらっしゃる方は、わりと少ないかな、多分・・・。

ブログを読んで下さる方も以前よりずいぶん多くなった気がするのですが、可能でしたら、どんなところか見に、いえ聴きにいらして下さいませ。

いつでも大歓迎ですから。

先ほどの3月のブログを再掲します。2度も載せるようなものでもありませんが、今の想いです。


3月のブログから   種を蒔く・種になる


1・2月のお休みを経て、かやぶき倶楽部再開の日が迫っています。

信州伊那地方は、もう少しで花の季節到来。

今は未だ、ちっちゃな金平糖を散りばめたよう、つぶらな青いおおいぬふぐりばかりですが、その数が増えていくのに合わせ野山の花が咲く!

待ち遠しい!


花々の美しさは、誰の目にもはっきり見えますが、目には見えないものの美しさ、魅力を伝えるのは・・・。

難しい、とっても難しいです。

それでも、それでも種をまかなきゃ。


音楽を含めて文化は、はっきりとした形が見えにくい。

もちろん経済活動に貢献なんて、よほどのメージャー活動でない限り、なかなか・・・、達成は夢のまた夢かもしれません。

11日は、東日本大震災が起きた日でした。あの時、自分が何処にいたかを、良く覚えています。

その日のテレビに映った津波の光景に、言葉にならない無力感が、心の奥底に沈みました。

私たちのようなちっぽけな力では、何も出来ない、せめて募金をと。


でも、その後、教えられました。音楽にも、音楽だからこその力、他にまねできない力があると。

音楽は、どなたにも、分け隔て無く伝わります。喜びあふれている者にも、悲しみにくれている方へも、裕福な方へも、明日の食料が心配な方へも・・・。

どんな風に心へ入り込んだかは、誰にも見えませんが・・・。


文化は人間だから得ることが出来た糧、人間が生きる証かな。

いつか花が咲く、たとえ見えなくても。

先日、尊敬している方から、「奥さん、学校では教えられない事をしているのだよ。」って。


このブログは「かやぶき倶楽部」のオフィシャルサイトとして使用しているので、このような記事(個人の思い)を書くのは、気がひけたのですが。


この1年、一番広がったことは、広い地域から、ご参加下さる方がとても増えたことです。

もちろん地元伊那市が一番多いのですが、伊那市を見ても富県ばかりでなく、他地区(ほとんど全てから)の方がとても多くなりました。

コンサートは異なったジャンルをご紹介できるよう企画していますので、それぞれの方の好みもあるのでしょう、毎回顔ぶれも変わります。


自分自身を振り返っても、コンサートで全く初めての分野がありましたから。

わりと、音楽を勉強した者でさえ、興味あることが絞られ、ジャンルが偏ることが多い・・・。

でも音楽は本当に広く、沢山の分野があるし、経験しなければ分からない、楽しいことが、いっぱいあります。


一昨日、ホールで素敵な演奏会がありました。

並んだ演奏曲はどなたでも楽しめる選曲でしたが、お子さんたちは数えるほど、んー、いくらアウトリーチをしても、学校の体育館とホールでは違うから・・・。

ホールにいらして欲しい! どうしたものかなー?


今、私のような団塊の世代は一線から徐々に退き、少し時間に余裕が出来たでしょうか。

社会のお役に立ちたいとお考えの方も多いかな。

自分自身の楽しみも付いてきますから、是非、種になって下さい。

コンサートは、ある程度の人数が欲しいのです。かやぶきに限らずホールでも。

お若い方々は、まだまだ、数が足りないから。


先ほど書きましたが、新しい音楽にも触れてみて!

きっと”ふーん”って思います。いえ、素晴らしい演奏は、たとえ初めて出会っても、ものすごく感動します。

追っかけていきたいような、演奏に出会うかもしれない、これ本当の話。


音楽は”聴く”から始まります。

皆さん、種になって下さい。

伊那市の小さな地域も、あと9年で東京から1時間半、もう少し短縮出来るかも、リニアが開通すればね。

中央高速道経由の所要時間と比べると、半分以下になるはずだそうです。長野市周辺や松本とも、同じ条件となるかもしれない。

私たち自身では、その時代を見ることが出来ないかもしれませんが。


その準備、種を蒔く、そして種になってください。



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第47回かやぶき倶楽部 山下牧子メゾソプラノリサイタル フルプログラムのお知らせです。

2018-06-03 20:34:00 | 日記
6月のかやぶき倶楽部は2週間後、すぐです。

これから2週間、ひたすらお天気に恵まれますようにと、祈るばかり。

今回、たいそう素晴らしいお二人の演奏家をお迎え致します。


かやぶき倶楽部はこの10月に5周年を迎えます。

ささやかな試みが始まって、5年!にも。

2013年10月、メゾソプラノのアリア、「あなたの声に私の心も開く」から始まりました。



先日山下さんから、フルプログラムが届きました。


   〜Program〜
   ●日本歌曲
   宵待草      多忠亮作曲 / 竹久夢二詩
   からたちの花  山田耕筰作曲 / 北原白秋詩
   たんぽぽ     中田喜直作曲 / 三好達治詩
   さくら横ちょう  別宮貞雄作曲 / 加藤周一詩
   落葉松      小林秀雄作曲 / 野上彰詩


   ●イギリス民謡
   グリーンスリーヴス   イングランド民謡
   流れは広く        ブリテン編曲 / 作詩者不詳
 
   〜休憩〜


   ●フランス オペラアリア
 
   『カルメン』より ビゼー作曲
   ハバネラ
   セギディーリャ
   ジプシー・ソング

   『サムソンとデリラ』より  サン=サーンス作曲
   あなたの声に私の心も開く


とっても楽しみに、お待ち致します。


プロフィール

   山下 牧子  Makiko Yamashita (メゾ・ソプラノ)

   

   広島大学を経て東京芸術大学大学院に学ぶ。
   第1回東京音楽コンクール第1位。第72・73回日本音楽コンクール共に第3位入賞。
   これまでに二期会、新国立劇場を中心に、《ジュリアス・シーザー》タイトルロール、
   《コジ・ファン・トゥッテ》ドラベッラ、《イドメネオ》イダマンテ、
   《カルメン》タイトルロール、《死の都》ブリギッダ、《サロメ》ヘロディアス等を演じ、
   近年も二期会《トリスタンとイゾルデ》ブランゲーネや新国立劇場《蝶々夫人》スズキで好評を博している。
   また、堅実なテクニックに裏付けされた端正な歌唱はコンサートでも高く評価され、「第九」「メサイヤ」を始め
   マーラー「復活」やロッシーニ「スターバト・マーテル」、ヴェルディ「レクイエム」などで活躍している。
   二期会会員。

   森 裕子  Yuko Mori (ピアノ)

   

   東京藝術大学附属高校、同大学を経て、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程ピアノ専攻修了。
   ドイツ シュトゥットガルト国立音楽大学に留学し、コンラート・リヒター氏のもとでピアノソロと歌曲伴奏法を学ぶ。
   スイス チューリッヒ国際マイスタークラスでは、ブッフビンダー氏に師事。
   ソロ活動ではこれまでに4回のリサイタルを開催し、NHK-FM「名曲リサイタル」にも出演。
   声楽や器楽の共演ピアニスト、室内楽にも力を入れて活動している。また、邦人作曲家の新作初演にも数多く携わっている。
   第12、14、15回奏楽堂日本歌曲コンクール優秀共演者賞。第75回日本音楽コンクール木下賞(共演賞)。
   これまでに谷 康子、中山靖子、田辺 緑の各氏に師事。
   現在、東京藝術大学講師、二期会オペラ研修所ピアニスト。日本演奏連盟会員。









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第48回かやぶき倶楽部 鈴木舞リサイタル チラシが出来ました。

2018-06-03 18:46:41 | 日記
6月のコンサートはすぐにあるのですが、その前に7月のコンサートのチラシが出来ました。

昨年7月、先日お出でになった福原さんとのコンサートでしたが、想いが沢山詰まった、感動的なコンサートでした。

今回も、素敵な曲が並んでいます。ピアニストの渡邊智達さんも新進気鋭の演奏家。

めざましいご活躍で、期待されているお二人のコンサート、是非、沢山のお出でをお待ち申し上げます。

   


   第48回かやぶき倶楽部 鈴木舞ヴァイオリンリサイタル           ピアノ 渡邊智道
   日時 7月21日(土)午後3時開演(午後2時30分開場)


   会場 伊那市富県8768 金鳳寺

   演奏予定曲    リリー・ブーランジェ:ノクターン
                       コルテージュ
              ルクー:ヴァイオリンソナタより
              フランク:ヴァイオリンソナタより
              サラサーテ:カルメン幻想曲    他

   プロフィール

   鈴木舞 Mai Suzuki (ヴァイオリン)

   

   神奈川県出身。2005年大阪国際音楽コンクールグランプリ、2006 年日本音楽コンクール第2 位、2007年チャイコフスキー国際コンクール最年少セミファイナリスト、
   2011年アンリ・マルトー国際コンクールファイナリスト。2013年ヴァーツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール(クロアチア)で第1位、オーケストラ賞。
   オルフェウス室内楽コンクール(スイス)第1位。2016年スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール第2位。

   東京藝術大学を卒業し、ローザンヌ、ザルツブルグ、ミュンヘンでピエール・アモイヤル、インゴルフ・トゥルバンに師事。
   在学中より内外でリサイタルやコンサートに出演し、小林研一郎、円光寺雅彦、飯森範親、金聖響、ニコラス・ミルトン、ヨルマ・パヌラ、イヴァン・レプシッチらの指揮で、
   読売日響、東響、日本フィル、東京シティフィル、山形響、日本センチュリー響、名古屋フィル、広島交響楽団、神奈川フィル、ホーフ響、クロアチア放送響、ザグレブ・ゾリステンと、
   バッハ、ベートーヴェン、パガニーニ、ラロ、シベリウスなどの協奏曲を演奏している。

   東京交響楽団と録音したベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲~第3楽章、マスネ:タイスの瞑想曲が日経ミュージックセレクションCD「モーニング・イン・クラシックス」に収録された。
   最近ではフィンランド・クオピオ交響楽団と共演したショスタコーヴィチ第1番、チェコ・モラヴィアフィルとのモーツァルト第5番、クロアチア・ザグレブフィルとのメンデルスゾーン、
   スイス・ローザンヌ室内管やクロアチア・ドゥブロヴニク交響楽団とのプロコフィエフ第2番などが高評を得ている。

   将来を嘱望される新世代のヴァイオリニストとして、2012年度シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティストに選ばれた。
   2012-13年度文化庁芸術家在外派遣研修員、
   2015-16年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。
   2017年度メニューイン・ライブミュージック・ナウ(ドイツ)奨学生。
   9月にデビューCD「Mai Favorite」をリリース。
   使用楽器は1683年製のニコロ・アマティ。ミュンヘン在住。
   Web site: maiviolin.com 
                                 (2017年11月)

   渡邊智道 Tomomichi Watanabe (ピアノ)

   

   大分県別府市出身。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業、東京芸術大学卒業。
   大分にて、中島利恵、島岡恵子、塩手美子、田村陽子、木下文葉の各氏に師事。
   東京にて、2016年まで植田克己氏に師事。

   2009年フッペル鳥栖ピアノコンクールで第1位、並びにベートーヴェンの月光ソナタ最優秀演奏者に贈られる月光賞も受賞。
   2016年日本音楽コンクール・ピアノ部門で第3位受賞。その後、一時演奏活動を休止するが、2018年より復帰。


   ピアニストの他、作曲家、編曲家としても活動。有限会社handsome tracksのもと、商業音楽の制作にも数多く携わる。
   その他文筆、歌唱、作詞、脚本執筆においても活動を展開。主催する演奏会においてもクラシック音楽の既成概念を越えた内容を打ち出し、話題をさらう。

     

     

     

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