何から書きましょうか・・・。
4年間のブランクを経て、私たちのささやかな活動を再開致しました。
再開は、沢山沢山考えた結果です。
そして、無事その日を迎えることとなったのですが・・・。
朝起きて、真っ先に障子を開けたら、もうダメかと!
雪が降りしきって、真っ白!!
それでも、奥村様、加藤様からの連絡は無い。
意を決して、準備に入りました。
「山崎さん、お客様の数は気にしなくて良いのよ。」以前おっしゃった奥村さんの言葉が浮かびます。
でも・・・・ねー、今回とは話が違う!
午前中、何人かの予約の方のキャンセル電話があって・・・。
「奥さん、行きたいけれど、この近所は吹雪いてるんだ、しょうがないなー。」と。
そうそう、事故があったら困るからね。精一杯のお返事でした。
だって80を超えていらっしゃるし。
それでも、道を息子が何回か雪かき、お昼頃に機械に入ってもらって準備は頑張りましたよ。
予定よりは少し遅れて演奏者の方々はお見えになりました。
何と高速道一つ手前の港北インターで降ろされてしまったとか。
えっ、そのようなこと今まで無いわ!
それで予定より遅れたとのこと。
私・・・、朝、何時に出発されたかをお聞きできませんでした・・・。
リハーサルが終了、私は、会場から離れていたのですが・・・。
さてそろそろ開場時間と、そちらへ行ってみると・・・、何と廊下にお客様が列を成して並んでいらっしゃる? エッ、何で?
ただただ、びっくり。
後でコンサートにみえた友人も言ってました。
戸を開けたら、ずらっと列が・・・、エッ、何でみんな来るの?って。
自分もお出かけ下さったのに。
朝と、この時の気分は天と地!どうお礼を申し上げたら良いかと。
こうして第64回かやぶき倶楽部、始まりました。
加藤文枝(チェロ)奥村友美(ピアノ)デュオリサイタル
プログラム ・バッハ/グノー:アヴェマリア
・ベートーヴェン:チェロソナタ第3番より1楽章
・リスト:愛の夢(ピアノソロ)
・シューマン:幻想小曲集より「飛翔」(ピアノソロ)
・フォーレ:夢のあとに
・カタロニア民謡 カザルス編曲:鳥の歌
・ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
お客様は、気を張り詰めてご来場になり、その気分がずっと続いているのか、極上の演奏に出合ってか、何と咳一つ聞こえなかった。すごく集中されていて。
プログラムも、起伏に富み、曲間のお話も良く伝わって、
すべてが素晴らしく準備された演奏会でした。
プログラムを終えて。
アンコールはサンサーンスの「白鳥」でした。
雪で来られなかった方の為に、お写真を沢山載せました。
無事終わることが出来ましたのは、加藤様、奥村様、縁の下の力持ちで沢山のフォローをして下さった仕田様、
そしてたくさんの応援を込めて、悪天候にめげずご来場下さったお客様のお蔭です。心よりの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。