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  コンサートと歌声のサークル、お待ちしています。

第50回川島幸子ソプラノリサイタル終了致しました。

2018-09-25 22:56:41 | 日記
9月のコンサートを昨年より1週間早くしたのですが、今年の天候異変で、稲刈りが2週間以上早まり、またも農繁期となってしまいました。

それでも多くの皆様にご来場いただき、「かやぶき倶楽部5周年記念」のコンサートは開催されました。

川島幸子さん、川島基さんはすっかりおなじみとなり、ファンも大勢お出でです。

今回のProgramは昨春おっしゃっていらしたように、全て、オペラのアリア、それも至難の曲。

’5周年記念スペシャル’でしょうか、とても嬉しく、感謝の気持ちで一杯です。


   第50回 かやぶき倶楽部5周年記念

        川島幸子ソプラノリサイタル     ピアノ 川島基


   

   Program   ドヴォルジャーク作曲
                 『ルサルカ』より、アリア 「月に寄せる歌」

           ロッシーニ作曲
                 『セミラーミデ』より、アリア 「麗しい光が」

           ロッシーニ作曲
                 『セビリアの理髪師』より、アリア 「今の歌声は」

           ドニゼッティ作曲 
                 『ランメルモールのルチア』より、狂乱の場


今回初めて、幸子さんご自身のトークでした。

お話しの声は、コロラトゥーラソプラノの高い音質とは違って、とっても落ち着いた感じです。


最初の「月に寄せる歌」は、大学時代、友人のピアノ伴奏(川島さんは日本ではピアノ科卒)で出会い、大好きになった曲、

その後ドイツに留学し、オペラ科での初めてのレッスンへもっていらしたもの、とても思い出深い曲だそうです。

声質はご自分と少々違っても、このアリアをどうしても歌いたかったとのこと。

歳を重ね、最近では、時折歌っていらっしゃるとのこと、ドヴォルジャークの名アリアです。


   


次からは、すべてコロラトゥーラソプラノの名曲、そして、滅多に聴くことが出来ない難曲も。特に今年はロッシーニ歿後150年ですから。

軽快なロッシーニのメロディをピアノが奏でます。基さんのピアノは、いつもほんとに素敵な音色です。


   

そして最後、「ルチアの狂乱の場」。

チャイコフスキーコンクール、ファイナルのために準備研鑽されて以来、川島さんが、長い間大切に歌ってこられたアリアです。

ベルカントオペラの愁眉、ピアノで弾かれるフルートのメロディと超高音域の歌声が織りなす・・・本当に美しいメロディ。

   



16分以上にわたる長いアリアを含め、川島さん渾身の演奏、私たちの5周年の慶びも重なり、とっても素敵なコンサートとなりました。

土曜を含めての3連休、交通事情も大変で、ご自分で運転されてお出でだったので、さぞかしお疲れの事と思われます。

本当に有り難うございました。


アンコールは、プッチーニ「ラ・ボエーム」から、ムゼッタのワルツ『私が街を歩けば』。

そう、今日は ”オペラの日”でした。

愛知県から川島さんの門下生もお出で下さって・・・。 「先生の素敵な演奏を沢山お聴きできて、良かったですね。」
   






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