虚実（うそまこと）妖怪百物語<破><急>

京極夏彦、角川書店。
結局読んだ。
短くもできるのに、冗長な喋りで水増しな印象。
でもその水増し部分が面白いといえば面白い。
いや、馬鹿馬鹿しい成分の方が多いか。
どんな理屈か、この世界に現れた妖怪たち。
妖怪好きが迫害される社会は、コロナ禍の今を見ているよう。
水木しげるはもっと何か活躍するかと思ったけど。
この出版前後に亡くなってるんだな。
荒俣宏の帝都物語は見た事もないから
どのくらいオマージュになってるのかわからん。
元ネタ色々分からないのでよく分からなかったけど、
榎木津青年がそういう伏線になるとは思わなかったな。