河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

バルト海の復讐

2009-02-26 22:07:06 | 読書(小説)
田中芳樹、東京書籍。
最近文庫化していたが。
中世のヨーロッパ。ハンザ同盟の終盤期。
陰謀に巻き込まれて冬のバルト海に放り込まれた主人公エリック。
生き延び、ブローテンの断崖をよじ登ってホゲばあさんに助けられる。
そこから、エリックの復讐が始まる。
復讐っても、正直バカのエリックなので、ホゲばあさんの援助を受け、
なんとかがんばる、というカラッとしたもの。勧善懲悪。
中世ヨーロッパの日常を描こうとして、作者もがんばって調べてる。
農民が出てこなかったので、あまりらしさを感じなかったような気もするけど
ハンザ同盟という商人のあつまりだからこんなもんか。
知らない世界での冒険活劇。面白く読めた。
しかし、ザンナと黒猫「白(ヴァイス)」はあっさり終わったな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニワトリはいつもハダシ【両A... | トップ | ZOO KEEPER 7 »

コメントを投稿

読書(小説)」カテゴリの最新記事