川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

セ・リーグも開幕

2006-03-31 22:53:12 | 野球
セリーグも開幕しました。
とりあえずスワローズは開幕戦を、古田PMの船出を勝利で飾ることができました。有難い限りです(笑)。早くもチッチキチーを披露できたラミレス、頑張った石川、岡田監督、タイガース、みんなに感謝(笑)。スタメン出場したPMにヒットはありませんでしたが、今年はどのくらいの打撃成績になるんですかね。さすがに3割とかキープするのは至難の業でしょうねぇ。他のキャッチャー、そしてコーチに彼の負担をできるだけ軽減してもらいたいものです。
スワの試合については、今日は見ることはできませんでしたけれど、明日はJのナイトゲームで関東地区がなかったはずなので見に行ってみようかとも思っています。

巨人は5年ぶりに開幕戦勝利ですか。最近上原がいつも投げているのでもう少し勝っているのかと思いましたが、意外と勝てていなかったんですね。
ベイスターズは三浦の乱調が全てだったよう。やはり二段モーションを変えてやりにくくなっているのでしょうか。イ・スンヨプもまずまず活躍していたようで、あるいは日本にいる中で、一番WBCで自信をつけたのは彼なのかもと思ってしまいます。

カープは9回に岩瀬を攻略してドラゴンズ相手に勝利ですか。岩瀬こそは現在最高のクローザーと思っていましたが、彼が開幕早々に攻略されたのは今後どう響いてくるんでしょうかね。カープは緒方、前田の1,2番で2点をあげたようで、ブラウン監督のこの打順がどうはまるかも気になりますね。

新監督を据えたチーム(原さんは復帰だが)が全部勝ったわけですね。ちなみにイーグルスのノムさんもようやく初勝利をあげたそうです。今年のイーグルスはどれだけ勝利の美酒を味わえることができるのでしょうか?

パ・リーグ同様、長い長いシーズンですけれど、山あり谷あり、どんな展開が待っているのか楽しみですね。
個人的にはもちろん、古田PM率いるスワの躍進。個人では青木の二年連続200安打にも注目したいものです。でも一番近いのは金本の連続試合出場記録ですか。達成セレモニーをするという話もありましたが、どういうのになるんでしょうね?

エクアドル戦の批評を批評(笑)

2006-03-31 22:10:28 | サッカー
昨日のエクアドル戦について突っ込みどころ満載の記事を発見しました。
このままではW杯1次敗退、ジーコJもっと緊張感を(夕刊フジ)
というか、これ書いた人は当時の記憶が全然ないんでしょうか(笑)
最近までサッカーに全く興味がなかったか、96年頃から10年ほど海外に派遣されていたか、5歳か6歳の記者なんでしょうね。
相手のエクアドルも、W杯出場国。が、来日メンバーは、全員が国内組で、本大会メンバーに選ばれるかどうかの当落線上の選手ばかりで、長旅でコンディションは最悪だ。どうみても、日本がホームアドバンテージを生かして、圧勝しなければならないところだろう。
日本も全員国内組なのであまりエクアドルのことを偉そうに言える立場ではないですが(苦笑)。安全圏と思われる選手はエクアドルは7人、日本は10人、スタメン確実ともなると5-7なので極端な大差はないでしょう。

選ばれる選手たちの口から「こんな日程では満足にプレーできない。壊れてしまう」という声を多く聞くが、本末転倒としかいいようがない。これだけの試合数をボランティアで行うわけではないのだ。
この日の試合も最高のカテゴリーで1人8000円。代表のおかげで、協会の年間収入は、ホリエモンが購入したプライベートジェットが買える、年間50億円を超えるのだ。おかげで代表選手の待遇は向上。海外遠征も自由に組める財力がついたわけ。

選手の待遇が向上しても個人として実入りがあるわけではなく、代表戦は実質ボランティアというかサービス残業ですが…もちろん、広告などに取り上げてもらいやすく、付加価値はあるでしょうけれど。

過去、日本代表が強化されたのは、強烈なカンフル剤が注入されたからだ。W杯最終予選で韓国戦の逆転負けをきっかけに「今しかない」と決断した、97年の加茂監督の更迭を筆頭に、98年フランスW杯直前では「メンバーで落ちるのはカズ」と、岡田監督が大ナタを振るってW杯初出場のチームに緊張感を与えた。
そして、前任のトルシエ監督は、スパルタ采配(さいはい)と中村を切り捨て、ベスト16に日本を大躍進させている。

98年のチームは確かラモスに「緊張感がないよ! 悲しいよ!」とか言われてましたねぇ。カズの代わりに入ったFWは「シュート外して笑うな」とか言われて水までぶっかけられましたが(笑)
トルシエのチームは確かにベスト16まで進みましたけれど、ホームアドバンテージとかトルコ戦の覇気のない戦い方を思い出して尚、躍進とまで言い切れるのでしょうか。
欧州のアウェーではフランスに惨敗したのは仕方ないにしましても、ノルウェーにもコテンパンにやられていましたし。メンツが主力か否かの差はあったでしょうけれど、当時のノルウェーとこの前のBiHで強さが極端に違うということもない気はしますが(笑)。国内でもW杯にも出ない、時差大変、シェバはじめ主力不在で二軍のウクライナとしょぼい試合して戸田のゴールで辛うじて勝った試合などはもう脳内記憶から登録抹消でしょうか(笑)

ただし、Jリーグに加え、カップ戦やクラブの対外試合などが加わり、選手はハードなスケジュールに。「内容を重視」と宣言しながらも、ジーコ監督が就任してから、負けないだけで、その質は下降線の一途をたどっている。
その通りですが、結局誰に責任があると言いたいのでしょうか? 少し上の段落では「ボランティアではないからハードスケジュールを言い訳にするな」と書いているのですけれど???

現状で、本当に1次リーグのブラジル、クロアチア、オーストラリアに勝てると考えているのだろうか、世の中、そんなに甘くはない。
互角と思う豪州はともかく、元々ブラジルはもちろんクロアチアとも明らかな差があるのであり、選手の質で明らかに劣っている(もちろん、中田ヒデ、中村は彼らと互角でしょうし、技術では互角以上ですが、実用的サッカー選手としてはクロアチア代表の選手はほとんどがヒデ・俊輔と同一レベルかそれ以上)。
サッカーの部分ではどれだけ頑張ろうと工夫しようと日本がクロアチアに勝てるはずはなく、勝てるのはメンタル部分だけ。その領域ではジーコはまあまあの仕事をしているように思うのですが…?
現状を変えればプラジルやクロアチアに勝てると考えているなら、世の中そんなに甘くないです。


まあ、夕刊フジの記事を真面目に取り上げていたとすれば自分が情けないだけ(笑)なので、他の意見などもちょっと。別にジーコを殊更擁護したいわけではないですが、批判も適切なのかなと思う部分があったりしますので。

交替枠について文句が多いですけれど、個人的には阿部や長谷部を使わなかったのは(当初記事では小野→長谷部を期待していたものの)当然の采配だろうと思います。当然というのは、残念ながら阿部や長谷部はそもそも23人に選ばれることはないという前提に立っているからですけれど、本番で使うつもりのない選手をテストする意味はありません。それなら使うつもりのメンバーで応用力や修正力を試した方が余程マシで、この試合のピッチにいた選手達はその期待に応えられなかっただけの話。
まあ、佐藤や巻にしても多分使うつもりがないのでしょうから、彼らの投入が遅かったということはむしろ本選を見据えているのかもしれません。ただ、二人についてはそれでも起用したということは、若干迷う部分があったからであり、佐藤のゴールはジーコの迷いを少しは増やしたのかもしれません。キリンカップでもう一度チャンスが与えられる可能性があるでしょうから、そこで再度結果を出したいものです。このチャンスを「少ない」と見る向きもあるかもしれませんが、彼らは予選では全く汗を流していないのであり、そうした選手が本大会にだけ出るためには多少は苦しい思いをしなければならないのは仕方ないでしょう。
ただ、これにももちろん例外はあるわけで、その選手が明らかに他の選手より傑出していると誰の目にも明らかである場合は仕方ないでしょう。例えば、「長谷部誠(佐藤でも巻でも阿部でもいい)こそは日本のウェイン・ルーニーであり、まさに日本サッカー界の衝撃である。彼をワールドカップで起用しないことは犯罪に等しい」というのであれば別ですが、そこまで言い切れる人はどれだけいるでしょうか? 「今いる面子よりは長谷部(他の面子でも可)の方がマシ」という程度でしょう。現在いるメンツもそう思われて入ってきた選手達だと思いますが。
そこまで言い切れないのなら、何でもかんでも変えればいいというものでもないという気がするんですけどね。

川崎・男児転落死

2006-03-31 20:04:37 | 犯罪・刑事関係
動機も意味もよく分からない犯罪というものは、最近残念なことに増加傾向にあります。
川崎市で起きたというマンション15階から小学三年生を投げ下ろして死亡させたという事件も正直理解に苦しむ事件です。

防犯ビデオがかなり鮮明であるため、そう遠くない内に犯人が逮捕されるだろうとは思いますが、事件そのものが転落死であり、しかも実行行為を直接見ている人間がいないので三年生の児童の方については中々裁判が難しくなるかもしれませんしね。手袋をしていたとありましたし、物証から判別するのも簡単ではなさそうです。
まあ、清掃員の女性を投げ下ろそうとしていたというので、少なくともこちらでは有罪にできるのでしょうけれど…

既に見ている人が大半かと思いますが、一応動画付の配信記事がありましたのでリンクしておきます。
川崎市男児転落死 防犯カメラの映像を公開(NNN)

思う点は三つ。
まず、結果論からいけば、これって同一犯ですけれど、二人目の清掃員は9日前に転落死が起きたと知りつつも安易に男と15階まで上がっているということ。不審死が起きていれば警戒していても良さそうなものなのに、中々人間いざという時にならないとそこまで思いがいたらないのだろうなということを思います。

二つ目は当然ながら、この犯人が何を考えているのかということ。
年齢層を問わないということは、犯人にとっては、とにかく誰かを15階から投げ下ろすことに意味があったんでしょうか。しかし、それが何を意味するのかというと正直さっぱり分かりません(もちろん、犯罪学者でも捜査機関の人間でもないので分からなくて当たり前なのですけど)。
ただ、「いい加減なことを言うんじゃないよ」という批判覚悟で憶測を言わせてもらうと、犯人は身長約160センチとやや背が低い。何かそのあたりのコンプレックスから「自分は人を15階から投げ下ろせるくらいに強いんだ」と思いたかったということなのかなという気もします。あるいは単にマンションの15階(の部屋・あるいは住人)と何らかの関係があるのか、ということですかね。

三つ目は防犯ビデオにはこの犯人と見られる男が何度も映っていたということ。
防犯ビデオがあるといっても、中々巧く使うのは難しいのかなぁと思います。つまり管理面の問題ということで。
もちろん、一々映る人間を疑っていては話にならないという部分もあるのでしょうけれど、きちんと警戒していれば29日の事件の段階で何とかできたのではと思う部分もあるだけに…
仮に29日の清掃員も転落死していたとすれば、この点はよりクローズアップされるのかもしれませんね。もちろん、防犯ビデオの有意義な使用方法自体が確立していないので、中々難しい部分はあるのでしょうけれど。

民主党とNHK

2006-03-31 19:18:19 | 日々のニュース
相手の強烈なプレスの前にただ守りを固める一方、ズルズルと最終ラインを下げた挙句、結局はゴールを陥れられてしまったというところでしょうか。

メール問題を持ち出した民主党の永田衆議院議員が辞任することになってしまったようです。また、同党の前原誠司代表も代表職を辞任することになったのだとか。
今更だなあというのが本音。皆さんそうだろうと思いますが。
敢えて彼らを擁護しようと思っても…これだけ態度をコロコロ変えられるともうどうしようもないです(苦笑)。
何というか、この問題のせいで重要な案件はことごとく扱いが小さくなってしまい、国会審議も大半が過ぎ去ってしまいました。当然のことながら民主党は及び腰になってしまい、ある程度終わった遅すぎる段階で辞任とかやって、今度は代表選とかで話題を集める。その間に国会は当然与党中心に進むということで変な話、自民と民主がグルになって国会をかき回していたのではないかと勘ぐりたくなるほどです。
まあ、この件については多数の人が批判されていますので、そちらを参考にしてください。


一方、NHKは受信料による減収を実際より300億円以上少なく公表していたのだそうです。
このことを指摘されたNHKの橋本会長は「見通しが分かった時点で説明すべきだった」と謝罪をしているそう。で、そう思っているのに何故公表しなかったのかというと、「具体的な努力を示す前に数字を出すのは責任ある態度ではないと思ったから」なんだそう。

……???
「360億円の減収になるから、みんなで努力しよう」というより、「(本当は360億円の減収だが)40億円の減収くらいだろうからみんな頑張ろう」という方が責任のある態度だということなんでしょうか?

永田さんといい、西村さんといい、この人達の言う責任という概念はよく分からない。分からないのは彼らのような勝ち組と自分のような負け組の違いだからということなんですかね?

何となく、社長や国会議員などの責任ある立場に就いた人に対しては、所信表明とかそういうのを効くよりも早く、「貴方は責任というものをどう考えているのか?」と質問した方がいいのかなという気もしています。
あるいは「団体・個人倫理的責任法」でも規定して、
第二条 公務員・個人・団体が事実の隠蔽・秘匿をなすことは、いかなる理由があっても日本国において責任ある態度とはみなされない。
第三条 前条に規定する隠蔽・秘匿が責任に欠ける行為である場合に、この法律によって具体的な不利益を受けるものではない。

…とか規定しなければならないんでしょうか(大抵の法律では第一条に法律制定の理念や趣旨が規定されているので、一条はそうしたことを記載。第三条はあくまで倫理的問題ということで、法的責任までは問われないということ。つまり、「お前は責任感にも倫理観にも欠ける奴だが、違法な奴ではない」というわけ[笑])。
教育論をゴチャゴチャ言うよりかは倫理感向上に有意義な気はしますが(笑)