川の果ての更に果てに

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朝青龍18度目のV

2006-09-23 18:34:26 | その他スポーツ
結局朝青龍の取組み前に栃東が安馬に勝って、あっさりと朝青龍の優勝が決まってしまいました。予想されたとはいえ、先場所以上に味気ないという感じがありますね。
ただ、栃東が安馬を最後倒した一番も激しい攻防の末のものでしたし、結びの一番で朝青龍と千代大海が激しく突き合った一番も非常に見応えがありました。以前と比べるとさくさく引くという相撲も後半は少なくなっていますし、内容自体は悪くない相撲が多いのですけれど、如何せん朝青龍と他の力士の間で差がどんどんついてしまうので興味自体は薄れてしまうという部分がありますね…

プロ野球もいよいよ最終局面を迎えてきていますが、プロ野球界に別れを告げる選手が何人か出てきているようです。タイガースの片岡選手の引退が決定的だそうですし、巨人の桑田は明日の登板が巨人では最後の登板だろうと当の本人自身がコメントしているのだそうで(もっとも、巨人でのということですから、どこかチームを移って来年以降もプレーするということはあるのかもしれません)。
まだ正式に決まったわけではないですけれど、寂しい話ではありますね。もちろん、彼らが抜けていくからこそ代わりに入ってくる田中とか堂上とか新しい選手たちが出てくるわけですが。
スワローズでは、石井弘寿が左肩を手術するということで今オフのポスティングを諦めるつもりなのだとか。今シーズンは開幕前にポスティングで揉めて、WBCで負傷して、結局調整不良であまり登板もしておりません。去年オフのゴタゴタで一つ糸が切れてしまったりしたのかもしれませんね。
もう一人ポスティングを主張していた岩村はこちらはまあ、普通に出て行くのでしょうけれどね。

海の向こうのメジャーでも徐々に趨勢が決まりつつありますが、個人としてはイチローの継続的な記録や城島の活躍ももちろんすごいとは思いますが、それ以上にドジャースでクローザーになっている斉藤隆の21Sという数字がすごいですね。
正直まさか35歳の投手がそれまで日本であげていた以上の数字を残す活躍をするとは思いませんでした。
競技に関係なく、外国でプレーする上で必要なのは能力以上に順応性なんですね。

朝青龍で決定的・NFLWeek3

2006-09-22 23:26:55 | その他スポーツ
大相撲ですけれど、13日目が終わったばかりですが、朝青龍の優勝で間違いなしって感じになってしまいましたね。先場所も独走でしたが、今場所はそれ以上…追うべき大関陣が序盤からガタガタと崩れてしまったのではねぇ。

白鵬には期待していましたが、先場所昇進できなかったショックで自滅したって感じですかね。個人的にはいずれ横綱になるのではと見ておりましたが、精神状態がこのまま低調な感じでいくと何時の間にか停滞していたなんてことがあるのかもしれませんね。白鵬以外の大関はクンロク(9勝6敗)大関みたいな感じになってしまった感がありますし、稀勢の里とかその他旧ソ連勢力に期待した方がいいのかも。まあ、露鵬や把瑠都あたりも精神的に起伏がありそうで最上位は難しそうな気がしますが。

朝青龍は今場所は一つ負けましたが、相手が最高の相撲をとったというところがありますし、ケガしない限りはまず崩れそうにありません。
彼の天下がもう少し続くんですかね。


NFLのウィーク3は個人的には重要なカードが揃っています。
まず、連勝スタートをきったジャガーズは@インディアナポリスでコルツ戦。シーズン初のアウェーでハイパーオフェンスのコルツが相手というのは中々辛いです。おまけにWRマット・ジョーンズが試合に出られないかもしれないというのがありますし、スティーラーズを完封したディフェンス陣にもクェスチョナブルな選手が何名かおります。ダリウスとピーターソンがいなかったら厳しい~。コルツも怪我人が沢山出ているのでお互い様というところはあるのでしょうけれど。
アウェーということもありますし、正直負けたとしても仕方ないという部分はありますが、「コルツに勝てない」というイメージが自他ともに確立してしまっている現状…何とかロースコアに持ち込んで勝利を奪い取ってほしいものです。

もう1チーム、ベアーズはこれまたアウェーで地区のライバルヴァイキングスとの試合。こちらもまた連勝同士です。
ただ、ベアーズの場合は相手が2強2弱の2弱相手によるもので、特に攻撃陣に関してはまだまだどのあたりにあるのか分かりかねる部分があります。スーパー制覇経験のあるベテラン相手にグロースマンがどれだけのクォーターバッキングを見せられることができますかね。
まあ、守備陣については相変わらず強いので、大量失点を喰らうことはないでしょうから、グロースマンはじめ攻撃陣がどのくらいできるかというところでしょう。開幕2試合であまり出ていないジョーンズ、ベンソンのラン攻撃もそろそろ出てほしいものです。

その他では、ジャイアンツ@シアトルというのも面白そうですね。

スコアシート改竄で失格

2006-09-19 22:43:21 | その他スポーツ
素人同士などだと、「あ、空振りした。今のなし。一打くらいいいよね」なんてのもありかもしれませんが、プロが公式大会で「これはナシね」というのをやってしまうのは問題ですね。
男子プロゴルフの中西がスコア改ざん=8月の日本オープン予選で(時事通信)

普通はチェックしているようなものだと思いますから、そんなものが通用するとも思わないのですが、下位の方にいる選手が一打ごまかしたくらいなら気付かないなんてのもあるのかもしれないですね。それで翌日以降のスコアによっては賞金圏内くらいまでなら入ったりすることもあるのかもしれませんし。
そういえばスコアシートに署名を忘れたのがそのまま最終チェックまで行ってしまって尾崎健夫が失格になってしまったなんて話もありましたね。そう考えると天候如何によっては結構できてしまったりするのでしょうか…
中西や尾崎健夫の失格を見ていると、運営者がスコアを完成させていくなんてことも必要なのかなぁという気もします。

中西プロは失格になった上で、除名・数年間の出場停止などの処分を受けることになりそうということ。今後似たようなことが起きてきたらゴルフ界全体の信用にもかかわるでしょうし、事実とするならいたしかたなしなのかなという気はします。

大相撲では、負けた力士が勝った力士を殴った結果引退させられたなんて話もありましたね。スポーツの世界にも殺伐とした話題が多いです。
しかし、琴冠佑は同業者を殴って引退だったのに、無関係の第三者を殴った露鵬が無事というのは変っていえば変ですね。まあ、しきたりとかルールが理解できていない部分が考慮されたのかもしれませんし、単純に露鵬は将来有望で、片やいつ引退しても構わない立場だった違いなども出たのかもしれませんが。
ボクシングで無関係の第三者を殴ったロシア人(サーシャ・バクティン)は解雇されてしまいましたしね。

いや、別に露鵬をクビにしろという気はないですけどね。むしろそれをネタにして童話物に出して以降は好きになりましたし(笑)

WBCS・フライ級暫定王者決定戦

2006-09-18 21:56:51 | その他スポーツ
川嶋戦となると、いつも苦笑いするのが大橋ジム会長大橋秀行の現役からのかわりぶり(笑) 今、ライト級くらいですかね(笑) 現役時はミニマム級でしたが。

[管理人採点]
川嶋 9・999・・9999・ 112
ミハ ・8・・・99・・・・9 115

1R・ミハレスはパンチが見えていますね。パンチも効果的でミハレスでしょう。
2R・概ねミハレスペースでしたが、残り40秒で川嶋の右フックがまともに当たってダウン。大きなスイングでダメージもかなりあるように見えましたが、川嶋もKOを急ぎすぎて大振りになって決定打は与えられず。とはいえ当然10-8で川嶋です。
3R・ミハレスが少し打ちに出てきました。パンチが的確で手数も上ですから明白にミハルスですね。
4R・中盤以降単発でいいのがありましたが、まとめていたミハレスのラウンドですね。ミハレス、中盤以降同じペースでいければ川嶋を捕らえられそうな印象です。
5R・4Rと同じ展開でミハレスですね。ここまでのところ分かれるようなラウンドはないですね。
6R・このラウンドはミハレスの手数が少なかったですね。連続しての攻勢というのはないですけれど川嶋でしょうね。
7R・このラウンドも川嶋ですね。ミハレスは休んでいるなら、川嶋がかなりパワーを出したので次ラウンドは反撃に出てくるかもしれません。
8R・川嶋はやはり多少セーブしていましたね。どちらもこれだというパンチはないですが、手数が多いのでミハレスでしょう。
9R・このラウンドは難しいですね。川嶋の大きいパンチが当たっていますが、ミハレスの手数の方がちょっと上という感じでしょうか。
10R・このラウンドは完全にミハレスですね。
11R・判定で不利と分かる川嶋が最初出てきましたが、結局ミハレスペースになってしまいました。
12R・最後にかける気合と手数をとって川嶋ですかね。技巧で見るならミハレスって気もしますけれど。

で、ジャッジの判定は114-113、113-114、114-113のスプリットでミハルスが勝ちました。
分かれました。会場は私よりももう少し川嶋のパワーを取ったわけですね。
ミハルスはまとめる巧さや足を使う部分もありますが、ちょっと目できりすぎる嫌いはありますね。カウンターがいい選手と対戦すれば予期せぬKOで失墜するかもしれません。

川嶋は早い段階でダウンを奪いましたが、結果的には巧さにやられたという部分はありましたね。でも川嶋らしい試合はしていたと思います。これで引退するのかどうか分かりませんが、よく頑張りました。
試合後に引退表明をしたようです。お疲れ様でした。

川嶋に災難?

2006-09-17 19:28:15 | その他スポーツ
明日は川嶋勝重とクリスチャン・ミハレスによるWBC世界スーパーフライ級暫定王者決定戦が行われます。徳山昌守が戻ってくるまでの暫定措置ということですが、多分戻ってこないように思いますので事実上の王者決定戦といっていいでしょうか。
しかし、亀田余波がここにも及んできているようで。
亀田戦の判定めぐり状況説明=解説のガッツ石松は採点公表-JBC(時事通信 9/16 18:31)
日本ボクシングコミッション(JBC)は17日、パシフィコ横浜で18日に行われる世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級暫定王座決定戦のために来日しているWBCの立会人、メジャー・リー氏に対し、日本で試合の判定をめぐり議論が噴出している状況を説明した。
亀田興毅(協栄)が王座を獲得した8月2日の世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で微妙な判定が問題視されていることを受けた措置。JBCの安河内剛事務局長は「日本の状況を含みおいてほしいと伝えた。今回はベテランのジャッジも入っているからきちんとしてくれるはず」と話した。
また、今回の試合でテレビ解説するガッツ石松氏が、ラウンドごとに自身の採点を発表して視聴者に伝えることになった。近年のボクシング放映では解説者は採点を明らかにしない傾向にあるが、同氏がファンの参考のためにと希望し、テレビ局側が了解した。同氏は亀田戦について「亀田が7ポイント負けていた」などと発言し話題になった。


「日本の状況を含みおいてほしい」というのが何を意味するのかよく分かりませんがどういうことなのでしょうか。「微妙なラウンドで日本人につけるとみんな怒るから、全部相手につけてやってくれ。判定だったら余程明白でない限りは川嶋の負けでいいよ」という風に解釈するのがいたって自然だろうと思うのですが、どうでしょう。
川嶋にとってはいい迷惑以上の何者でもありません。逆はともかく、「自国人が微妙な判定勝ちをしないようよろしく頼む」なんてことを立会人に言うのは世界で日本だけでしょうね(笑)

ついでにガッツ石松の判定についてですが、どうなんですかねぇ。そもそも、勝敗は別として亀田戦の採点は専門家の間ではそんなに差が開かないものだったわけで、一人だけ7ポイント差をつけたガッツさんが信用できるのかなという気もします。彼は国内の試合は沢山見ているでしょうけれど、世界戦とかそんなに見ているようには思えない部分も。日本の昔の基準で採点されるとますます混乱しそうな気もするんですけれど。
判定を解説がつけるというのは大いに賛成しますけれど、海外の判定基準とかをより知っている浜田剛史氏あたりにしてほしいという気はしますね。

というか、これで「川嶋の勝ちでいいかな」というのを相手の勝ちにされたら川嶋は可哀相です。それで怒る人とか出てきたら「何をアホ言ってんねん」ってところですけれどね。
まあ、亀田父史郎に「彼の度量に感謝したい」と言わしめた川嶋ですから、この苦難もプラス方向に受け入れて、乗り越えてくれると信じたいですけれどね。

シューマッハー引退

2006-09-10 23:58:24 | その他スポーツ
ドイツF1界の皇帝の選択はやはり引退だったようですね。
フェラーリのお膝元・イタリアGPを制したミヒャエル・シューマッハーが今シーズン限りでの引退を発表したそうです。総合ポイントでも今回の優勝で106ポイントとなり、首位を走るアロンソはリタイアして108のままなので2P差にまで縮まってしまいました。

これで逆転優勝で引退ということになると、あまりに出来すぎな感じもしますがどうなるのでしょうか。
…周回遅れの車が中々抜かせてくれないので、キレてフロントでドンと突いてしまい失格…「どうしてだシューマッハー?」なんてことになる…ことはさすがにないですよね(笑)

一昨日の週末の選択で皆様のシューマッハーに対するコメントなどもいただきましたが、個人的にはまず入りがアンチセナだったのでシューマッハーは結構好きでした。まあ、フェラーリ黄金期の「とりあえず勝つのはシューマッハー」という時代はちょっと「う~ん…」という感じがありましたが。あとは雨が降ったらシューマッハーみたいなイメージが強いですね。まるで重馬場に強い馬のような見方ですが。まあ、顔が長くて馬みたいにも見えますけど
シューマッハーを勝たせるためのロス・ブラウンの戦術に対する批判もありましたけれど、逆に私は黙々とNo.2の仕事に徹していたエディ・アーバインあたりが好きでしたので、あまりそれは気になりませんでしたね。まあ、結局アーバインはこんな待遇は嫌だと出て行ってしまいましたが…
あと、全然関係ないですけれど、ボローニャがセリエAにいた頃に練習に飛び入り参加して紅白戦で活躍したという話を聞いて笑ったことがありました。何でも「トップ下をやらせてシニョーリ(当時ボローニャにいた)との連携がいい」みたいな評価をいただいたそうですが(笑) 誰かの引退試合とかで飛び入り出演して、その秘められたサッカーへの才能を見せる…なんてことはないですかね。

フェルナンド・アロンソという次代を担うヒーローが出てきましたが、やっぱりF1=シューマッハーという印象が強い世代としては、やっぱり残念ですね。
まあ、あと三戦頑張ってほしいもの。
くれぐれもジダンみたいに「何で最後にそんなことするんだ」ってことはしないでね(笑)


全然話が変わりますが今日から大相撲がスタート。
白鵬と雅山は揃って黒星だったそうです。白鵬は場所前から調子が今ひとつという話もありましたし心配ですね。

週末の決断

2006-09-08 19:58:42 | その他スポーツ
F1のミヒャエル・シューマッハーといえば、あらゆる記録を保持しているといっても過言ではないF1界最高の皇帝。
そのシューマッハーが10日に今後の自身の身の振り方を発表するということは前から分かっていることですが、これが引退発表になるのではないかという話が日に日に強くなっているのだそう。
何でも、ルノーが発表した来季メンバーの名前に有力視されていたキミ・ライコネンの名前がなかったということで、「これはライコネンがフェラーリに入って、シューマッハーは引退するということなんだろう」という風になっているようで。
マンセルあたりと違って若々しい感じのするシューマッハーももう37歳ですし、「F1ドライバーってすごいな~」というくらいの年俸ももらっているわけですし、正直続けている理由自体が「まだ走りたいから」くらいなのかもしれませんね。
果たしてどういう選択になるのでしょうか。

一方、日本ではハンカチ王子こと早稲田実業の斉藤佑樹投手が進路決定を10日か11日にするということで、これまたかなり注目されているようです。夏前はそもそも大学進学が有力ということもあって一巡指名とかそういう候補でもなかったようですけれど、プロに行くとなれば、スワは間違いなく指名するんでしょうし、他にも何チームか指名に動くチームがあるのかもしれませんね。
無論選ぶのは本人ですが、個人的にはここまで注目を集めてしまうと実力以外の部分でちやほやされる部分もあるでしょうし、どちらかというと大学を選んだ方が賢いのではという気はします。
逆に田中あたりは「プロに来てくれ。俺が楽になるから」とか思っていたりするかもしれませんね(笑)

志望届自体は9月15日までに出さなければいけないらしいですが、高野連のページに掲載されている現在までに届を出した名簿などを見ていると高校の名前すら初耳というようなところの選手もいるよう。
もちろん、ある程度どこかしらの球団から「君を選ぶかもしれない」と言われているからこそ志望届を出しているのでしょうけれど、それで選んでもらえなかったらやはり少なからず人間不信になったりするんでしょうね~。

クラブと国家代表

2006-09-03 22:20:23 | その他スポーツ
バスケットの世界選手権、優勝はスペインでした。
ガソルがいないので厳しいのかなと思っておりましたが、完勝でしたね。

で、プロバスケなんてのはNBAをごくごくたまに見るくらいで三日連続で見るなんてのが今回の世界選手権の準決勝以降が初めて。中々メンタルな部分がダイレクトに結果に繋がっているのが伝わってきて面白くはあったのですが。
一方で色々問題もあったようで…
“愚痴”に含まれた大きな問題(スポーツナビ)
○コートチェンジに伴ってベンチの位置などが変わらない、など運営面にも問題があったそうであり、また…
○NBAが選手を貸すことに消極的だった…
ということもあるようです。まあ、日本も田臥勇太がいなかったりしたわけですしね(もっとも、各国がNBAプレーヤーを自由に召集できたとしたら結局差は変わらないのではという気もしないではないですが[笑])。

選手を呼ぶ呼ばないという問題はWBCの時にもありましたかね。
というか、こういうクラブと代表チームの関係というのはどの競技であってもあるんでしょうけれどね。

例えばサッカーでもフランスのレイモン・ドメネックが少し前までクロード・マケレレの召集をめぐって彼が所属しているチェルシーのフロント+モウリーニョ監督とすったもんだの喧嘩をやっておりました。で、これが野球やバスケであればクラブが勝つのでしょうけれど、サッカーの場合は「拒否すればクラブで二試合の出場停止」という規則があるので、これを盾にチェルシーを脅して代表が勝ったわけです。
まあ、マケレレは一応W杯後に代表引退をしたようなのですが、はっきりと「自分は代表引退をすると言ったんだから、もう呼ばないでくれ」と継続して訴えるまでもいかなかったようで、こういうことになったようですが。まあ、「俺はフランス代表としてはもう絶対にプレーしたくないんだ」とは普通は言えないですけどね。
今回無理矢理召集してドメネックが批判されていますが、ただ、野球のWBCではっきりした態度を取らずに結局参加しなかった松井秀喜が概ね批判されていた(私はそれでいいと思っていましたけどね)のを見ると、どっちに転んでも結局批判されることになるのではという気もします。

個人的にはフェルナンド・レドンドとかエリック・カントナとか代表を拒絶した選手が好きということもあって、是が非とも選手は代表に行かなければならない、とまでは思わないですね。行きたくないならそれはそれでいいじゃないかと。
以前、WBCの時にも触れましたけれど、ある意味代表に参加するのはサービス残業(ま、名誉とか一応の付加価値はついてきますが)みたいなものですし、色々打算を働かせて、残業したくないという人間は残業しなくていいだろうと思うわけです。トップアスリートとしていられる時間は長くないわけですし、体の中に残されたエネルギーをお金のために(クラブ)使うか、名誉のため(代表)に使うかくらいの選択肢はその本人が持っていればいいと思いますね。

代表がどうあるべきか、クラブがどうあるべきか、というのではなく、結局双方を形成しているのは個人としての選手である以上、個人の好きなようにやらせればいいと思うんですけれどね。名誉のために参加したでも別にいいし、恩義ある会長がクラブに専念してくれと言うから代表を辞退したでも別にいい。一年間に60試合までしか出ないという条件を立ててその範疇で巧いことやる(サッカーに関して言えば試合数が増えて過密日程になることに対する一番の策は一選手の年間出場試合の上限を何試合と決めて、それ以上のプレーは禁止させるのがいいんじゃないかと思いますけどね)のも自由。
そのあたりの選択も人間らしくてある意味面白いじゃないかと思います。

そういう観点からすると、強制的に連れてこさせるようなFIFAの規則は正直行き過ぎですね。ま、NBAやMLBのようにクラブが極端に強いというのがあれですけれど。出場停止よりは選手の年俸に応じた罰金でも課すあたりで妥当なんじゃないかなという気が。その金額の何割かをその国のサッカー協会に割り当てれば、それはそれでその選手のおかげで潤う部分もあるということで、最低限選手の顔も立つということで(国によっては金の使い道などでまた揉めるのでしょうけれど…)。

ところで、ドメネックはこうした問題の解決策として…
○代表に召集されている間は代表が給料を払う
○替りに代表選手の移籍金については半分はその選手の所属しているサッカー協会が手にする。何故なら、選手は代表選手であることによってプライオリティがつくのであり、その付加価値分を代表に還元するはむしろ当然だからである
というようなことを提案しているのだそう。まあ、ドメネックだけでなく、別の論者が似たようなことを言っていた気もしますけれど。

ただま、冷静に考えると「それはおかしいだろ」ってなると思うんですけどね。
もちろんドメネックの言うように、代表の試合で活躍して価値があがる選手というのは確かにいますね。で、まあ、その選手の移籍金の高騰は代表のおかげであるというのもあながち間違いではないです。
しかし、では逆にワールドカップの舞台などで大きく期待を裏切り、評価を急落させた選手についてはどうなるのかってことですよね。これは代表の責任といえるはずですが、だからといってこの時に移籍金減少分の負担を協会はすべきだという意見は今のところ皆無。というか、この場合でも協会が移籍金の半額をもっていくとなると、クラブは泣きっ面に蜂ということになるわけで。これではますます選手を出さないということになるのではという気がするんですけれどね。
結局、代表の活動もまたクラブの営業になるわけで、その間に生じたケガのリスクはやはり代表が負ってそれでトントンにする。
現在くらいの形が一番いいのではという気がするわけで。

高山、暫定王座決定戦に

2006-09-03 15:27:22 | その他スポーツ
本来は昨日行われるはずだった新井田豊と高山勝成のWBA世界ミニマム級タイトルマッチ。
新井田の負傷で延期となって、高山はチャンスを逃したわけですが、今度は新井田が負傷したことに伴って行われる暫定王座決定戦に出る機会が与えられたそうです。対戦相手はパナマのカルロス・メロ。全然知りません(笑)
勝敗は分かりませんが、新井田とやると苦しいかなと思えた高山にとってはちょっとチャンスが増えたような気はします。以前WBCのタイトルを取ったときもイーグル京和相手では無理だろうと思えたところ、そのイーグルが一つ前の試合で骨折により王座陥落。さして強いわけでもないブストス相手にきっちり勝ちをおさめて勝利…その後イーグルには当然のように負けておりましたけれど…
今回もそういうのと似た展開になるかも…というのはありますね。
別に勝ちを貶めるわけではありません。そうした運に恵まれるということも大切なことですからね。今回も運が巡ってきたと信じて11月の試合に向けて頑張ってもらいたいものです。
勝者は新井田が復帰してくれば、同級王座の統一戦をやることになります。
WBCの王者イーグル京和と統一戦をやるとなると、その先。新井田の負傷で日本人同士の統一戦はまた一歩遠のいたという感じですかね…
まあ、順当にいけば統一戦が行われたかというと、それはまた別の話ですけれど。

ちなみに亀田次男の次の対戦相手はメキシコの老兵バレリオ・サンチェスで進む方向性のようで。
もう36歳のベテランですが、何せ前回がインドネシア王者…一応WBCのアメリカ大陸王者(地域限定タイトルね)なので、やるのではないかという気はします。亀田長男はOPBFを取るまではタイ人ばかりだったような気がしますが、次男は早い段階でメキシコ人のまあまあやりそうなところと。とりあえず中南米の選手ともやらないとダメだということは気付いたようで。
しかし、何ゆえ日本選手を徹底的に毛嫌いするのかはよく分かりませんが…地元判定がなくなるから?

バスケ世界選手権・3位決定戦

2006-09-02 23:14:22 | その他スポーツ
ということで、3決、5決をさいたまスーパーアリーナまで行って見てきました。
感想を一言で言うと…、う~ん、こんなものかなぁという感じですかね。やっぱりサッカー同様、バスケでも一度負けてしまったチームという感じで魂が熱くなるほど鬼気迫る…というような感じではありませんでした。

5位・6位決定戦 トルコ対フランス
個人ではフランス。組織では互角。
トルコ厳しいぜって感じで前半から推移。何せボール持っても中に入れない外から打って入らないという感じでこれは大変。
ま、もっとも、フランス側がこれでもかとフリースローを外しまくってくれたのと3ピリオドに3ポイントが連続して入ったところあたりでは結構追い上げムードになりました。最終的には一時20点差まで開いたのを4点差まで縮めたりするシーンもありましたし。ただ、結局そこまでという感じでしたね。
特に追い上げたい第4ピリオド開始早々にファウルを立て続けに取られたのが痛かった。そのせいで後半以降はファウルでフリースロー、詰められてもファウルでフリースローと急ぎたいトルコ側には非常に悔しい展開になってしまいました。

3位4位決定戦 アメリカ対アルゼンチン
ってか、日本人がみんなアメリカ応援してるんですけど(笑) というか、単純にNBAスターを応援していたんでしょうけれどね。
レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイドあたりには凄い拍手が飛んでいましたし。まあ、アルゼンチンでもエマニュエル・ジノビリには拍手でしたが。
第一ピリオドは面白かった。アルゼンチンがジノビリではなく、ファン・サンチェスにボールを集めて、そこからトリッキーなプレーで展開して最後はセンターのルイ・スコラが決めるパターンが続いてリード。アメリカはそこをレブロン、ウェイドあたりが豪快に力で入れて追いすがる。剛のアメリカ、柔のアルヘンという感じで何か壮絶な展開を予感させてくれたのです。
ところが第二ピリオドに入ってアルゼンチンが微妙なファウルを二回ほど取られたところでもうアルヘンの選手がカッカしてしまってアメリカではなく審判と試合をしているような雰囲気に…ジノビリも手より口の方が動いていた? って感じでしたし。で、力任せに攻めるシーンが増えてしまってそうなるとアメリカに勝てるはずがなく…第2ピリオド終了間際にウェイドの3ポイントで逆転され、以降は点差が開くばかりで結局10点以上差をつけられてゲームセット。
第1の入りが良かっただけに、アルゼンチンが自分達をどんどん追い込んでいったのが残念な感じがしました。
アメリカはウェイドが30点くらい取っていましたけれど、どちらかというと要所でジェームズが3ポイントや豪快なショットを決めていた…という感がありました。あとアンソニーの突破でアルゼンチン側がファウルを増やしたのも結構効いていましたね。

そういえば、エースとして評判の高かったジノビリは第2、第3とあまりいなかったんですよね。追い上げなければならない展開でエース不在の時間が多かったというのは、精神的にかなりまずい状態だったのか、実はチームで浮いていたのか、コンディションが万全ではなかったのか、のいずれかなのでしょうけれど。


結論からすると、まあ、一番安い席が準決勝だと8000円で今日が5000円。納得って感じでした。ま、一流同士と一流でない同士の試合をたてつづけに見られた(トルコとフランスの人、応援していた人には失礼ですが)のは結構勉強にはなりましたけれど。