川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦

2006-02-28 23:17:26 | サッカー
ヴェストファーレン・シュタディオンでのBIH戦。アメリカ戦に次いで、本番のシミュレーションになりそうな試合、果たしてどう戦うのでしょうか。
雨が降っているみたいですね。重馬場には弱そうな日本、どう戦うのでしょうか。

前半。
結構ブーイングが大きいですね。BIHのサポーター多いみたいですね。
右のベスリヤから鋭いクロス。って、バルバレスフリー! 外したから良かったものの、いきなり失点なんてことになりかねませんでしたね。
続いてFKからトリックプレー。これも引っかかりそうでしたね。ちょっと長かったので通りませんでしたけど。

前半10分も経過していませんが、川口が2度目のキックミス。そこからのFKはまた考えたものでしたが、ちょっと長め。BIHは力が入りすぎているか。
直後、日本は高原が左から中に切れ込み(得意の形ですね)最初のシュート。まだ始まったばかりですが、久保より調子はよさそうに見えます。

10分過ぎにまた左からドリブルで突っかけた小笠原がシュート。次いでパスミスにプレッシャーをかけてカット。いい形を作りかけます。

三都主が曖昧なプレーから安易にCKを与えたものの、ここはクリア。中村から久保へつなぐも押し上げがなし。こういう場面でチャンス作らないと…とも思うのですが。

その後しばらく中盤の攻防が互角の展開…
BIHがベスリヤにスルーパスを通すも三都主がチェック。
次いで日本は左からクロス。日本の左、BIHの右の攻防が熱そうですね。

20分経過。やや日本ペースですね。パスを回しつつチャンスを伺う日本。時折細かいつなぎから速攻を試みようとするBIH。

25分過ぎからBIH寄りのペースになってきましたね。うまいことボールを回しております。しかし、やっぱりバルバレスですねぇ。年齢的に次のユーロを目指すチームではどうなのという印象もありましたが、この人はまだまだ必要ですね。

本大会のクロアチア戦もこういう展開になるんでしょうねぇ。

…展開が互角だと中々書くことがないですね(苦笑)

40分過ぎ、俊輔から飛び出した福西へスルーパス!
GKハセジッチと1対1!
が、阻まれてしまいました。最初のトラップがのんびりしていてコースがなかったですかね。バルバレスのシュートに次ぐ、日本にとっては最初の決定機でしたけれど…

先制は日本でした。ロスタイムに俊輔の左CKを高原がキーパーの前でヘディング。
明らかにGKハセジッチのミスですが、このレヴェルになるとそういうミスにつけこまないとという部分もありますからね。

直後に前半終了。
ほぼ互角でしたが、両チームともややシュートが少なかったですかね。
日本はフィンランド、インド戦よりも明らかにいいですね。選手の質が変わったということよりも、全体としてのやり方の認識度の違いが現れているということですかね。
この様子を見ていると、今後新参者が入る余地はないと見ていいでしょうね(何をすればいいかを理解できないでしょうから)。それこそ、戦力度外視で将来を見据えての選出という程度でしょうか。松井大輔もスーパーサブですね。ほとんど存在感のなかった久保をどう溶け込ませるかについてはまだまだ考慮の余地ありでしょうけれど。
BIHもほぼ仮想クロアチアの役割を果たしてくれていますね。もちろん、クロアチアの方が若干個々の力が上であるのは否めないですし、DFが3か4かという違いもありますが、仮想としてはほぼ満足ではないでしょうか。

ハーフタイム。今日はデルピーと俊輔のCMやらないんですね。

後半。
BIHが中央の楔から右に展開、ダイレクトクロスにグーリッチ!
ちょっと外れました。これまた決定機でしたね。直後もう一度右からチャンス作成でグーリッチのボレー。
BIHは積極的になってきました。でも、日本もカウンターを狙う意識がありますね。ここからの数分間は面白そうです。

6分、FKからニアに走った宮本がフリーで右ヒール気味のシュート。ハセジッチの正面でした。CKからは一度戻して俊輔のロングシュート。彼のダイレクトプレーを見るのはこの試合初めてのような気が…

お、観客席を映しましたよ。何かやってるんでしょうね。

日本、ちょっと盛り返してきたかなと思っていたら、ワンツーからバルバレスが突進、大きなトラップもありましたが、そのままキープしてエリアに侵入。中澤がたまらず後ろから引っ張り…PK。これは正しいジャッジでしょう。
10番のミシモビッチが決めて同点になりました。日本、ちょっといい流れになってきただけに残念ですね。

14分、俊輔のFKから高原がヘッド。 
今度はハセジッチが防ぎました。セットプレーで俊輔-高原ラインが効いていますね。久保とコンビ組みたいとかいっていましたが、俊輔-久保のラインは無し…。といいますか、久保浮いてますね。
…と、聞こえたわけではないでしょうが、ミドルシュートを打ちました。悪い狙いではないですね。

20分経過しました。時折スルーパスなどを絡めてチャンスを作成…三都主がベスリヤに裏を取られるのは本番では危険ですね。

後半22分、右からのFKをバルバレスのヘディング。川口がファンブルしたところをスパイッチに叩き込まれました。競り負けた中澤、雪のピッチを考えると、もう少し大きく弾けなかったか川口…ともあれ、BIH逆転です。
日本は伸二(小笠原)と稲本(福西)が交代。BIHもイブリチッチとフルゴビッチが入っております。黄金の中盤になったわけですね…

次いでヤナギが準備しています。久保と交代なのだとか。結果が出なかったことを考えると低評価ということになるでしょう。今後は久保をどう生かしていくかが鍵になりそうですね。

さて、日本は同点を狙わなければならないのですが、BIHのパス回しがいいですね。執拗に日本の左側を突こうとしています。やっぱりこっちなわけね…。やられているのでどうしようもないですが(笑)
クロアチアには高精度のクロスをもつスルナがいて、FWのプルソもこっちに流れたりできるので危険ですね~。

お~、バルバレスが下がりましたね。やっぱりすごかったですねぇ。
代わって18歳のラスチッチが入ります。どんな選手か当然分かりませんが、期待されているんでしょうね。明日はBIHのU-21の試合がありますからね。そこを飛び級で使ってきたわけですからねぇ。
いつものことですが、交代が相次ぐと、当然ボール回しが雑になってきますね。見る側の集中が薄れているというのもあるのでしょうけれど。更に大黒(高原)が準備ですか。4人目になるので本番では彼は入れられませんけどね(笑)

しかしBIH、若い選手にアピールしてやろうという意欲が満ち満ちていますね。すばらしい。でも残念ながら試合自体はたるくなってきました(笑)
40分、日本が俊輔 → ヤナギで攻めますが、消極的なプレーでボールを失います。
ヤナギも相変わらずですけど、戻す供えしかしておらず、こぼれ対策ゼロの俊輔にも負けているという意識が薄いですね。

このまま終わるかなぁ…と思っていて、日本のパワープレーも何となく頼りないなぁと思っていたら、俊輔の右からのクロスにヒデがダイビングヘッド!
お~、本番に取っておけばいいじゃんという熱いゴールが最後の最後に待っておりました。結局このまま終了。ブーイングがすごいです(笑)

予想は…1点差負けは終了直前まで当たっていましたが、いい方に外れたので良しとしましょう。

仮想クロアチアということを考えると。
こういう展開になるでしょうね。クロアチアがBIHより極端に強いということもないでしょうし。
個々人ということでは、まずクロアチアにバルバレスはいません。プルソ、クラスニッチは彼ほど器用ではないですし、その意味では安心。
ただ、両サイドはベスリヤ、バルトロビッチよりも上ですね。守備も上。

総体としていいクロアチア対策になったのではないかと思います。これを本番に活かせるか、ですね。

とりあえず…
三都主、中田英、中澤はベスリヤのプレーを復習して、対スルナに備えないとダメですね。

ペレス会長が辞任

2006-02-28 21:01:55 | サッカー
ちと迷いましたが、海外のビッグニュースといえそうなので、取り上げることにします。

スペイン最大、いや世界最大のクラブ レアル・マドリーのフローレンティノ・ペレス会長が辞任を発表したらしいです。
何でもマジョルカ戦の敗北の後、緊急会議を開いて「クラブには変化が必要だ」とこの決断に至ったそうです。
まあ、ここ2年無冠で、今年もマジョルカ戦の敗北で僅かに残っていたリーグ戦の可能性は更に僅かなものになってしまいましたし、CLもホームでアーセナルに敗れて辛い状況になってしまいましたし。 3年連続無冠が濃厚…
何よりロナウドやラウールあたりが色々望ましくないコメントをしてチームを乱したりもしていますからね。将来に明るい未来が待っているとも言いづらいです。
会長職をやっていて嫌になるかもしれないことも理解できます。お疲れ様、そしてご愁傷様でした。

…ペレスの任期を振り返ると、栄光の前半、失意の後半というところでしょうかね。結果的には逆転負け、みたいなところですかね。
フィーゴ獲得を掲げて当選、本当に獲得してしまうとリーグ戦制覇。ついでに借金も巧いこと処理。
翌年にはジダン獲得を掲げて本当に獲得、CL制覇。
更にロナウド獲得を掲げて本当に獲得。リーグ戦制覇。
ここまでは上々でしたけれど、次にベッカム獲得を掲げて、獲得したあたりから先行きが不透明になりましたかね。もちろん、ベッカムが悪いというのではなく、同時にマケレレ、イエロ、デル・ボスケなどの功労者を追放したということがより響いたのですけどね。
監督をナイスミドルのケイロスに変えて臨んだ年は途中までは良かったのですけれど、コパ・デル・レイ決勝でミリートの怨念に祟られ、CLベスト8で追放したモリエンテスに沈められ、結局無冠。
次にオーウェンを獲得して臨んだものの、監督をコロコロ変えたあげく迷走、惨敗…
ブラジル若手最大のホープと言われたロビーニョを獲得して臨んだ今年も結局出だしでつまづいて迷走…

気付けば、アンバランスな戦力、高齢化の進む主力と使えない若手という状態に。
巨人やヤンキースと同じく、人気があるけど勝てないチームの典型例になってしまいましたね。

ま、個人的にはレドンド追放が一番許せないんですけどね。その一件で中立的立場だったのが、反マドリディスタになってしまいましたので(笑)

次の会長はフェルナンド・マーチンというこれまた不動産関係の人なんだそう。さて、どうメレンゲを立て直すのか、見物ですね。

責任無能力

2006-02-28 20:38:12 | 犯罪・刑事関係
半ば無意味に続けていると思われるもう一個のブログの訪問履歴を辿っていると、非常に興味深いエントリがありました。
社説【麻原被告 刑法第三十九条が拠り所】(opinion)
麻原彰晃の精神鑑定を問題にしたもので、刑法39条の責任能力について考察されています(なお、麻原精神鑑定で問題になっていたのは責任能力ではなく、訴訟能力ですけれど)。
ということで、責任無能力について少し考えてみました。

ちなみに、似て異なる刑罰の発生根拠については以下の応報刑というもので既に自分なりの考えを示していますが、今回の話とはあまりというか全く関係ありません(被害者の人権と加害者の人権を問題にされていますので、それでちょっと関係する程度です)。
なら出すな。

まあ、どうでもいいことはひとまずさておくこととしまして。

この分野で昔から同じような議論が続いているのは、一重に犯人と刑罰の関係という部分において相違、混乱があるからだと思います。

何に相違があり、混乱があるかというと、
①.犯人に対して刑罰が下される という考え方と
②.(犯人の)行為に対して刑罰が下される という考え方においてです。

刑法理論などは②を基調にしていますが、一般的な見方は①の上になりたっているのではないかと私は思います。

で、①と②は一見して分かりにくいですが、責任無能力などの状態を説明する際には区別がはっきりします。
つまり、責任無能力により無罪とされる場合…
①では、犯人の責任能力に問題があるのでそもそも刑罰自体が成立しないということです。ありていに言えば、Aさんが殺された場合に、犯人Bが心神喪失だったとすれば、Aさんが殺されたという事実は処罰の対象にならないということです。
②では犯罪行為自体は処断されるべきものであり、刑罰権は発生するのですが、それを犯人に結びつける段階で責任無能力が障壁になり、具体的に犯人に刑罰を課すことはできない、ということです。つまり、Aさんを殺したという事実は処罰の対象であるのですが、それを具体的にBに刑という形で課す段階で心神喪失が出てくる、Bは刑罰を課すに不適当だということになるわけです。

よく、責任能力のない人間に殺されれば被害者の存在は全く顧みられないことになって不当だという批判がありますが、②に立つ限り、それは必ずしも正しいとはいえないわけですね。
ついでに言うと、②の場合はいわゆる「罪を憎んで人を憎まず」という立場に通じるものですから、例えば死刑廃止論者などはこういう見解を採ることが多いのではと思います。

当然、「何が罪を憎んで人を憎まずだ。そんな馬鹿なことがあってたまるかい」ということで、感情的な厳刑論者(死刑存置論者含む)は、①に拠りたい、と思われるのではないかと思います。「あんな凶悪な奴は死んで当たり前だ」という簡明な理屈などですね。

ただし、現実として考えると、①は明らかに不適当です。
というのも、①の場合は犯人自身に刑が直接かかってくる分、犯罪行為とは関係のない犯人自身の要素で刑罰の内容が変わる可能性があるからです。
もちろん、例えば松本智頭夫や宮崎勤などが仮に土下座して謝ったとしても、彼らの死刑が覆るようなことには中々ならないでしょうけれど、微妙なラインにいる被告人などについて土下座して謝ったことで刑が軽くなるということがありえます。
CDという2人を殺害したEが法廷で心底改悛しているような態度を見せ、土下座して謝罪し、「こいつがここまでやっているのなら」と結果的に無期懲役になったとします。
この場合、CDが殺されたという事実はかえって無視されることになると思いませんか?
そもそも、「あんな凶悪な奴死んで当然だ」という論理自体、被害者不在ですね。

②の場合、あくまで刑罰の対象となるのは「CDを殺した」という行為ですので、そういう意味では被害者ありきの見方といえます。
もちろん、この場合も犯人の態度によって刑罰の軽重が変わってくるのは間違いありませんが、それは刑罰から直接来るものではなく、刑事政策という別の裁量によってかかるものとなります。

行為から刑罰権が発生し、その刑罰権に基づいた刑罰を犯人に課するという二段階のプロセスを踏まえる②においては、犯人が刑罰を課されなければならないかなどを検討するだけの実益があり、当然責任無能力のような考え方が生まれたとしても不思議はありません。
是非の判断ができる状況で犯罪行為をした、これは赦されざることであるというのは普通に成り立つ理屈です。となると、是非の判断ができない状況で犯罪行為をした場合、判断能力が制限された状態で犯罪をした、これは非難しがたいことであるという逆の理屈も成り立つでしょうから。

説明がやや下手ではありますが、とにかく犯人そのものに刑罰が下るのではなく、本質的に刑罰は犯罪行為について発生し、その刑罰が具体的な犯人に下されるということを考えれば、ある程度責任能力とか冤罪理論とかも理解できるのではないでしょうか。

ただし、責任能力の判断基準については現状のやり方にはかなり問題があると思います。そのあたり、心の闇で一応触れたりしたのですが…
鑑定結果がまちまちになるようなものを基準に定められた場合、裁判が不安定となり一般人の裁判不信が強まります。また裁判官が一般感情に配慮して恣意的な判断を下す可能性もあり(凶悪犯について心神喪失、正常という意見が出ていた場合に中々「心神喪失でこいつは無罪」といえる裁判官はいないはず)、逆に被告人にとっても不利となる場合があります。
ですから、責任無能力は再現可能かそれに極めて近い状況、若しくは一見して明らかに異常が認められる場合(誰かの支えがなければ自発的に生命維持ができないような意思のない状況…そういう点では公判中以外の行動を捉えた麻原鑑定には賛成)など、そう考えたとしても合理的である場合に限るべきではないでしょうか。

金芽米を発見

2006-02-28 18:26:34 | 日々のニュース
別に探していたわけでもなく、たまたま通りかかった米屋さんにドーンと出ていただけですけどね。
もちろん、荒川静香選手の笑顔の写真と一緒に…

最近、というか荒川選手の金メダル以降、この金芽米がとみに注目を集めているそうですね。もちろんこれだけではなく、彼女が本番で使用した曲も大きく注目を集めているのだそうで…
さすがにトリノの女王、日本唯一のメダリストだけあって宣伝効果などが桁違い。加えて、大会前の荒川選手は安藤美姫選手と違って、あまりCMにも出ていなかったということで更に宣伝効果がアップ、関係者としてはウハウハというところなんでしょうね。

中には、「先見の明だ」と褒めたたえている方もおられました。
この金芽米の生産者に本当に先見の明があったのか、あるいは単に縁故を頼ればすぐに彼女に行き着いたからとりあえず起用してみただけなのか。
私は関係者ではないので、そのあたりは全く知りえないのでありますが。

ただ。

結果として金メダル効果でバカバカ売れているのを見ると何となく「これはどうなんだろう」と思う部分もあるわけですね。スポーツと商業主義という昨今の傾向をほとんどの人が批判しているのに、いざ終わると思い切り商業主義、というか消費者の方でスポンサーの意向以上の商業主義に走っているわけで。
スポンサーの意向以上というのは、少なくとも私はそう思うだけのこと。もしかしたら、スポンサーには「ここは静香ちゃんの好調にかけて、一気に金芽米を全国区に売り込もう。静香ちゃんが金メダルでも取ったら、ましてや不振が予想されるトリノ五輪で彼女だけが
唯一のメダリストだったとすれば、もう全国から問い合わせ殺到するよ」なんて意向があったのかもしれません。
ただ、そうだとすればそのスポンサー凄すぎ。


こんな状況を目の当りにすると、次のバンクーバーでもまたスポンサーが圧力をかけてどうこうなんてことが起こりうるのではないか…とも思ったりするわけです。
いやま、別に荒川選手にも、金芽米にも含むところ、恨むところがあったりするわけではなく、ただ単にあまりにも極端な現状を見ていて思うだけのこと…

ついでに、選考の際にはスポンサーがどうこうと文句を言っていたのに、現在は先見の明があるという方もいるのも、ちょっとね。
ま、私は選考の時には「スポンサーの影響仕方ないじゃないか」と言い、今になって「商業主義はどうなの?」と言っている点で、やはり矛盾しているわけですが(笑)

BIH戦展望

2006-02-27 23:33:12 | サッカー
インドは弱すぎて展望の仕様がありませんでしたが、BIH(ボスニア・ヘルツェゴビナ)戦は当然展望します。

まず、日本ですが、ゼロックス・スーパーカップの影響もあったため、やや合流が遅れています。小野・加地らは別調整だそうで、先発メンバーは現時点では分かっておりません。
今回に関しては、国内組は直前の移動ということでややコンディションに問題を抱えているのではと危惧されます。もちろん、国内組は既に3試合をこなし、ある程度試合慣れもしているはずでいい訳はしてもらいたくないですが。疲れている時こそ、ボールを動かして体を動かさずに済む方法を取ってほしいものです。
追加:日本は小野をスタメンから外して小笠原を起用するそうです。福西-中田英を底に、小笠原、中村を前めにということでしょうか。
辛めに見るなら、今回もサイドの選手(加地とアレ)は一人でサイド全域をカバーしなければダメってことですか(中央の圧力に耐え切れずに逃げてくるのはいるけど)。正直、一人で全部やらされてそれでいてサイドがうまくいかないと「あいつじゃダメだ」って文句言われるってのはかなり悲惨な話だと思うんですけどね。ベッカムやロッベンやシシーニョでも、今の日本のサイドは辛いんじゃない?


続いてBIHですが、公式サイトで嘘をつくという離れ業(笑)をやっていない限り、主力メンバーでいないのはサリハミジッチとバリッチだけ。
サリハミジッチはコンディション不良(バイエルンのストップかもしれませんけどね)、バリッチは年齢的に次のユーロは無理ということで、ほぼ本気モードと解釈していいでしょう。

世界的に有名なサリハミジッチがいないのは残念ですが、それでもワールドカップ予選でスペイン、セルビア・モンテネグロに続く三位に入ったわけですから、侮れるわけではありません。また、前回のエントリでも触れたように、次回2008年のユーロのグループ分けで、BIHは願ってもない組合せに入りました。
ギリシア、トルコ、ノルウェー、ハンガリー、モルドバ、マルタと。
ギリシア、ノルウェーは決して勝てない相手ではなく、おそらく一番の強敵であろうトルコはワールドカップ予選プレーオフの暴動処分で全試合がアウェー。BIHが本大会に進む可能性は十分にある。

その最初の試合、まずは景気よく日本を叩いて船出したいという思いがあるでしょう。翌日のU-21の対スロヴェニア戦に弾みをつけたいという思いもあるはずです。

とりあえず、有名どころのサリハミジッチとバリッチがいないのは残念ですが、予選の控え選手達もこぞって選出されているだけにここから選んでくるのは間違いないでしょう。
サリハミジッチのところにはグリューイッチ、バリッチのところにはバルトロビッチ、ベスリヤあたりかなぁと思っていますが。年齢に不安のあるバルバレスについてもベンチスタート、あるいは前半だけで交代ということがありうるかもしれません。
そういうわけでバリッチ、バルバレスのポジションで選抜される選手には要注目でしょう。彼が次のBIHのエースとなるわけでしょうから。

展望としては、週末の公式戦の後、1日しか挟まない28日主催の試合という影響が出るのではと思われます。中一日ということで、選手は疲労抜け切らず、後半はたるい試合になるのではという気がします。
前半勝負となれば、今年の実績からいって、日本は非常に不利ですね。向こうは最初の試合とはいえ、ある程度先を見据えた気楽な心境でしょうが、日本はいよいよ本番モードということでかなり堅くなっていそうです。

なんてことを考えると、一点差くらいで負けるんじゃないかな~と思ったり。
なお、日本のキーマンは唯一金曜日に試合をして間隔の開いている大黒ではないでしょうか。「フランス2部にいったけど、忘れないでくれ」みたいなアピールを期待したいところです。間隔が空いているという点では高原、柳沢あたりもですけれど、こちらは空きすぎているのでは…。移動の少ない高原にも期待しましょうか。

試合とは別に、ヴェストファーレンスタジアムの雰囲気も楽しみたいですね。ドイツでは一番雰囲気のいいスタジアムという気がしますので。でも、今回発炎筒を炊いてくれる人はいないでしょうね…


……
最後に。
ボスニア・ヘルツェゴビナという国は非常に複雑な国です。
ボシュナク人、セルビア人、クロアチア人の対立から民族紛争に発展するなど、その構成態様は非常に不安定かつ流動的です。長い民族紛争が行われ、現在も小康状態というだけで根本的に解決したわけでもありません。
だから、国内にも反セルビア、反クロアチアの空気なども残っているそう。セルビア・モンテネグロやクロアチアと仲が悪いという意味ではなく、自国にいる別の人達と仲が悪いという意味…。
残るスロヴェニアについても、スロヴェニアが工業地帯で裕福な地域であること+BIHが散々乱れた挙句ようやく独立できたのに比べて、スロヴェニアはたった10日で独立戦争を終結させたことなどからあまり好感は抱いていないのでは。マケドニアについてはよく分かりませんが。


特に多数派でありながら迫害されていたボシュナク人(イスラームを信仰しているボスニア人。セルビア・クロアチア人と民族的には変わらず、ただ宗教が違うだけで区別されている)系の代表選手は名前から判断する限りは、今回いないサリハミジッチやムスリモビッチなど少数です。

現在もEUの部隊が駐屯しているBIH。正直、政治の分野で完全に決着がつくことはないのではと思います。
ただ、民族の融和という難しい課題も、BIH代表が実現できるかも、と思う部分もあります。
そんなことも願いつつ、明日の試合に注目したいですね。

リンクの取扱に悩む…

2006-02-27 22:22:14 | ブログ関連
もうすぐ、当ブログが開設してから半年になります(3月5日で)。
当初はブログのことなんぞ全く知らなかったわけで、別に誰か特定個人とコミュニケーションを取ろうという目的もなく、誰が見ているのかいないのかなんて分からないまま日々更新してきていました。
まあ、そのあたりは今も変わらないのですが、さすがにある程度はやり方なんぞも分かってきたかなと思います。カスタマイズの類はほとんどできないのは最初から変わりませんが(苦笑)。

で、最近とみに頭を悩ませているのが、Bookmark、いわゆるリンクです。
以前にも多少触れましたが、突然つながらなくなったり、あるいは完全に更新が止まってしまったのかなと思うものもあります。
乗っ取られたってのは無さそうですけれど(笑)。以前コメントを寄せてもらった普通のブログがしばらく行かなくなっていたら突然アダルトブログに変化していたのにはびっくりしました。
相互コミュニケーションが必ずしも頻繁ではないゆえにこういうことも起こりうるのでしょうけれど(最初の内は増やしたいからちょっとしたことで追加していたので)、中々どうしたものかと迷います。
完全につながらなくなったものについては、正直置いておくのも無意味ということになるのでしょうし、追々削除していくことになるのではと思いますが、問題は更新されなくなったもの。
全く更新されないのを何時までも置いておくのも…という気はします。
中には「五日間の間に更新すること」というのをリンクに加えておられる方もいらっしゃいますし、五日はともかくとして、一ヶ月以上放置されていて復旧の見込みがないのは下の方に下げようかなとも思ったり…
ただ、停止しているだけであり、必ずしも再開しないという意味にはならないのでしょうし、そのあたりをどうしたものか、と…

これを見ているブロガーの方々は、どういう基準でこのあたりを決めているのか、ちょっと聞いてみたいかなとも思います。

あと、最近サーバーによってやたらと重いところがあるのも困りますね。特にYahooやso-netでしょうか。内容そのものは興味あるのに、時間がかかるのでお気に入りに入れなかったなんてところも結構あります(悲)。
重くはないんですけれど、Seesaaのメンテも結構痛かったですね。実はあの期間中にSeesaaブログにTB、コメントとか結構していたんですけれど、何か「なかったこと」にされているみたいです(笑)。TBは承認待ちが必要なので仕方ないにしましても、コメントがないのは…削除されるような変なことを書いた記憶もないですし、やはりサーバメンテのせいかなぁと。


ところで、WBC-といってもボクシングの方ですけれど-スーパーフライ級世界王者・徳山昌守選手が二度目の初防衛に成功し、試合後に同王座の返上を宣言したそうですね。
この王座返上が彼のボクシング生活自体の終焉を意味するのか、あるいは上のバンタム級への転向を意味するものなのかは分かりません。川嶋との対戦の時の話などを聞いていると前者なのかなぁという気もしますが…

一番の痛恨はすっかりこの試合のことを忘れていて、この時間配信記事で初めて気付いたということ。
…つうか、亀田次男の試合は覚えていて、この試合忘れるなんて馬鹿馬鹿、自分の馬鹿…(ポカポカと頭を殴る…また馬鹿になった模様[笑])。

ああいう技巧派というか、KOしないボクサーって人気が出ないでしょうけれど、私はああいう技巧派って好きなんですよね。
引退すると川嶋とのラバーマッチが私の中では最後の試合になるんですね。
それを考えると余計に痛恨でした…

防犯ボランティア急増

2006-02-27 21:08:07 | 犯罪・刑事関係
そうせざるをえない現実を悲しいと思うか、
そうしてくれる人達が多いことを救われると思うか。

人によって受け止め方は違うかと思いますが(私は後者ですが)、昨年末に活動していた防犯ボランティアは1万団体以上にのぼり、これは前年の同じ時期に比べると何と2.4倍の数になのだそうです。
去年12月の連続殺傷事件がきっかけになったという部分もあるのでしょう。身近な防犯が必要という認識が浸透しているのはいいことだと思います(そうせざるをえないことに不満を抱く人もおられるのでしょうけれど)。人の目がくまなく行き届くようになれば、中々犯罪も起こしにくいですからね。

私は中々防犯腕章の類をつけたり、積極的な活動はしていないのですが、活動されている方を目にすることは確かに多くなりました。
最近でも、荒川の近くを歩いていた時に防犯ボランティアなのか教員なのかよく分かりませんが、緑色のゼッケンのようなものをつけた方を見たことがあります。最初は「何だろう」と思いましたが、二回目に通過した時に「なるほど。防犯の人なのか」と納得。
ただ、人情味ある下町情緒の残る地域での活動、というのに多少寂しい思いも抱いたりはしました。もちろん、私が寂しいと思うことより犯罪抑止効果の方が何億倍も重要なのは間違いないですけどね。

今後は学校選択制の導入などで孤立した通学をする児童などもでてくるという話もあります。ただでさえ、教育現場でパニックを起こしている現在の教育分野、そこに更にこうした子供まで守れというのは無理難題というものでしょうし、効果の程をどこまで期待できるものなのか…。

結局、地道な努力で一歩一歩、というところに行き着くのでしょう。その一歩は確実に広がってきています。
もっともっと、こうした動きが広まっていくといいですね。

こちらもどうぞ:「防犯腕章」毎日着けてます(日々是雑感)
防犯腕章をつけて外出・登下校の迎えをされている方の記事です。

私も外出の際につけることができれば…。
ただ、あまり誰にでも配布しすぎると、逆に悪用する人も出てくるかもしれません。このあたりは難しいところですね。

2月最後の週末サッカー

2006-02-27 07:02:57 | サッカー
チャンピオンズリーグ明けのチームがどうなるかというのに注目していました。ま、もちろん、CLに出るということは強豪なわけで、加えて激戦直後であるだけに疲労やターンノーバーなどで戦力低下が生じています。
そうなると、下位チームのアップセットもあるのかなと思っていたわけで…上位チームがコロっと負けるのを期待している身としては、かなりチャンスな週末なわけでして。

ただ、結果としては
勝ち:ユーヴェ、ミラン、インテル、バルサ、リヴァプール、チェルシー、バイエルン、ブレーメン、PSV、アヤックス、ベンフィカ
引分:ビジャレアル
負け:R・マドリー、リヨン、アーセナル
無し:レンジャース

大体参加チーム勝利という結果をおさめることができたようです。
負けたチームの内、メレンゲとガナーズについては選手層も薄いですし、アウェーですし仕方ないのかなという気もします。それ以前にアーセナルがリーグ戦で転んでも、もううれしくはないですし。
引き分けたビジャレアルにしても選手がゴロゴロいるわけではないですしね。引き分けてうれしいというほど、ヤツラ強豪ではないですし。
大久保は終了間際に時間稼ぎで出場したそう。チームはせっかくのビッグゲームでの勝利も個人的にはやや不満足の残るものだったでしょうね。
ウタカにハットトリックを許して1-4で大敗したリヨンについてはやや意外でしたが、オラス会長が「疲れと、あとは直後の代表戦に思いを馳せている選手が多かったのだろう」と分析しているようです。そういえば、リヨンが選手のフランス代表への貸し出しを拒否したりしていたという話もあったりしましたね。

残りは勝ったのでなんとも評しづらいですが、見ていたレッズはやや省エネという印象、対戦相手のシティが途中から一人少なくなったにもかかわらず(バートンは違う意味でキレていた)結構押し込まれるシーンもありました。
1-0勝利を決めたのはキューウェル。
ファウラーが何かやってくれるかなぁという期待があったんですが、契約のせいで出場できず。当然か…

…む? もう一試合注目していたのがあっただろうって?
し、知らないですよ。
憎きルーニーが2点をあげて、ユナイテッドがウィガン相手に4-0勝利を収めたなんて話、全然知りませんから。

トリノ五輪閉幕

2006-02-27 06:36:13 | その他スポーツ
長いようで短かったトリノ五輪が閉幕しました。
4年後、バンクーバーに向けて、しばしさようなら、ですね。

最後の種目・アイスホッケー男子ではスウェーデンが優勝しました。日本は全然関係なくても、冬季五輪最大の競技はアイスホッケーと堅く信じる私、日頃は見ないけれど、頑張って見ました。
相手はこれまた北欧のフィンランド。チェコやカナダといった強豪国相手にアップセットを繰り返した躍進国が相手で、隣国同士ということで当事者同士のライバル心は強いようですが、私としては「フィンランドが勝っても、まあいいか」くらいの非常に気楽な気持ちで見ることができました。
試合は無名のベストディフェンスマン・ティモネンの得点でフィンランドが先制、パワープレーを利したスウェーデンが一度は逆転しますが、またフィンランドが追いついて2-2。
その状況を第3ピリオド残りわずかというところで、スンディンのアシストからリドストロームのショット! フィンランドの新星ゴーリー・ニーティマキを破ったこのショットが決勝点となりました。
アシストしたスンディンは「年齢的にラストチャンス。優勝できてうれしい」と語ったそうです。逆にフィンランドは「銀は銀、100年経てば金に変わるわけでもない。いずれ少なからず落胆するんだろう」とコメントしたのだとか。
次があるさ、次が…、と言いたいところですけど、次はバンクーバーですし、そうなるとカナダが強いでしょうしねぇ。

まあ、とにかく競技違いでも青と黄色のスウェーデンが優勝してくれると何だかうれしいものです。
この勢いをサッカーも…と思いたくなりますね。
まずは3月1日のアイルランド戦、久しぶりのベストメンバーですし、バシッと勝ってほしいものです。

さて、日本は結局、荒川静香選手の金メダル一個。これで辛うじて体面を保ったというところでしょうか。
ただ、全体としては見込み違いという結果だったみたいですね。「5個は取る」と約束していた遅塚団長が「最低の結果で国民に謝罪したい。不振の原因は徹底分析する」とコメントしたそうです。
まあ、5個も取れるとは全然思っていませんでしたので、今更謝罪なんかしなくていいよというのが個人的見解ですけれど、全体としては低迷だったのかもしれませんね。抜本的強化に乗り出す契機を作るためには、むしろゼロの方が…なんて考え方もできるかもしれません。
もっとも、選手団・競技関係者はともかく、大半の人は一週間もすればメダルが何個だったかとか対策はどうこうとかすぐに忘れるでしょうから(悲しい。けど、これが現実…)、やっぱりメダルは取れた方がよかったんでしょうね。

もちろん、個々の選手は全員素晴らしい競技、演技をしてくれたと思います。上村愛子選手のように、既に新しい一歩を踏み出している選手もいます。
みなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

でも、くどいようですけれど、次のバンクーバーまではに冬季競技の放映・環境整備などはしてほしいなと思います。今回あまり芳しくなかったことで、かえってその道が遠のいてしまったのかもしれませんけれど…

最後に、国籍に関係なく、皆さんありがとうございました。
バンクーバーでまた会いましょう!

99円ショップ

2006-02-26 23:17:39 | その他
99円ショップが近くに出来たので、ちょっと覗いてみました。100円ショップは既にありますので、それとどう違ったものなのかなと思ったのですが。
いやいや、結構色々なものがありますねぇ(100円ショップにも色々なものがありますけどね)。シャンプーや歯磨き粉の類まであるのには少し驚きましたよ。しかも、歯磨き粉はかなり量も入るタイプですし。
折りしも歯磨き粉を切らしていたので、試しにということで買ってみました。

先程使ってみると、これが恐ろしいほど薬品そのままという味(食べたり飲んだわけではなく、何となく口に伝わる印象から)…。歯は奇麗になるかもしれませんけど、何か体には悪そう…と思わせる代物でした。
とはいえ、まあ、高い歯磨き粉ですと、単にそのあたりのダイレクトな味わいを中和しているだけで、結局薬品を使っていることには変わりないのかなとも思いますが。

シャンプーはどうでしょうかね?
結局両方買ったわけ(苦笑)
こちらはさすがに分かりませんが、効果の程は…安かろう悪かろうというところだったりするんですかね。かえって頭皮にダメージを与えてしまっているとか…?
まあ、おそらくは余計な中和剤の類を使っていないだけと思いますけどね。一見して体にいいように見えて、実はあまり変わらないというか、むしろ余計なものがある分悪かったりするのかも。
一説には化粧品の類も、ブランドものとそうでないものとの間に差はあまりなく、値段の違いはもっぱら広告費によるものだ、なんて話がありますしね。

ちなみに、一番の成功はムースチョコでした。これは市販の250円クラスよりも美味しく、もっと買っておけばよかったと思うものでした。あとはカップ麺の類ですかね。ただ、日清製のカップヌードルと同じものがスープヌードルという呼称になっていたのにはやや違和感を感じましたが…、全体の雰囲気や色合いは同じなのですが、ロゴが違うだけで随分と違和感を感じたりするものです。
惣菜の類も99円で売っていたり、中々侮れません。デフレ社会の生んだ極限産業というところなのでしょうか。これを98円にするには、また多大な労力が必要だったりするのかもしれません。
いずれにしましても、100円でも99円でも、ここで色々買ってみれば、大分家計が浮くのではないかと思ったりもします。ちなみに消費税切捨てなので99円ショップですと、一個につき2円安くなります。あと、古い商品は20円引いてくれていたり。

…まあ、沢山買えば買ったで短期間に全部消費して全部無駄なエネルギーになってしまうのでしょうけどね。