川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

山本昌、ノーヒットノーラン

2006-09-16 17:56:13 | 野球
セ・リーグの首位攻防戦。
昨日はサクッと川上憲伸が投げきりましたが、今日はそれに続いて山本昌がタイガース相手にノーヒットノーランを達成しました。実に41歳での達成で、(おそらく佐藤義則の記録を抜いて)史上最年長でのノーヒットノーランになるのだとか。
これで来季・200勝達成に向けても弾みがつくでしょうね。おめでとうございました。

これでゲーム差は6に開いてマジックも15。首位攻防戦とはいいつつ、実質タイガースが三連勝した場合のみ少し可能性も出てくるかというところはありましたけれど、逆にドラが二戦二勝。
セの覇権は事実上決定とみていいのでしょうね。実際、最近はドラのスコアラーがパの試合会場で散見されることがあるそうです。

そういえば、昨日の試合で参院選への転向も噂される(笑)新庄が最後のパフォーマンスを演じたそうで。説明が難しいので引用しますが。
新庄 最後のサプライズは瞬間移動(スポーツナビ:デイリースポーツ 9/6 11:28)
実はオレ、瞬間移動の才能もあるんです-。日本ハム・新庄剛志外野手(34)が15日、本拠地・札幌ドームでのロッテ戦前に、現役最後のサプライズショーを開催。前代未聞のグラウンド上での新庄マジックだ。失敗すればハーレーに跳ね飛ばされる、命がけのラストパフォーマンスで、観客の目をくぎ付けにした。
黒服のヘルメット男が乗るハーレーが、札幌ドームのグラウンドでエンジンを噴かして加速。外野芝の上に置かれた巨大な箱を一気に突き破った。「オオオ~」。球場がどよめく。無理もない。箱の中には、新庄が閉じ込められていたのだ。
その直前-。現役最後の新庄劇場のため、グラウンドに現れた新庄は、オレンジ色の上下を着て、笑顔で巨大な箱に入り、手足に手錠をつけられ“はりつけ”にされた。箱のフタは閉められ脱出は不可能のはずだった。
だがハーレーが走り抜けた後、場内は仰天だ。箱の中に誰もいない!!さらに、グラウンド中央でハーレーを降りた男が、ヘルメットをとると…何と新庄だったのだ。
一体、どうやって?瞬間移動の技でも身につけたか?いや、これぞ新庄最後のサプライズ。現役ラストショーを「派手なのをやりたい」と熱望し、イリュージョニスト・北見伸氏とタッグを組んだ。そして「非常に危険で、通常はやらない」と北見氏が言う決死のショーを、見事成功させた。もちろん“タネ”はあるが、永遠に秘密だ。
その後始まった試合では、敵将バレンタイン監督が、先発に新庄の苦手、渡辺俊を起用。今季、渡辺俊との対決は全試合、先発から外れている。どうする!?ここはあっさり、チームのためスタメンからも“脱出”。そして勝利。新庄は、八回の守備から顔見せで登場して観客を盛り上げた。今季の新庄のサプライズ試合はこれで4戦全勝だ。
試合後、師匠の北見氏と談笑した新庄は、頭を下げた。10月15日に東京でショーを開くが「見にいけないです。すみません」。その日は順当に行けばプレーオフ第2ステージ最終戦。チーム25年ぶりの優勝を決めるべき日だからだ。本当の最後に達成したいサプライズ-。優勝も、新庄マジックで決めてみせる。

何ともすごいことをやっていたみたいですね。

福井も早大へ

2006-09-14 19:27:49 | 野球
濃厚といわれつつも決定しているわけではないハンカチ王子斉藤佑樹に先駆けて、甲子園優勝右腕が早稲田大学進学を決めたそうです。
V腕コンビ誕生!一昨年センバツV投手・福井が早大合格(サンケイスポーツ)

巨人には誠意がないということでプロ入り拒否をしたあの済美高出の福井優也投手です。
先月末、福井優也は今いずこで「どこにもいないなぁ。干されたのか」と消息を気にしていただけにこのような形で伝わってきて大変うれしいものです。
そのエントリでは鳥取の方のジムに通っているというコメントもいただきましたが、とにかく仲間らしい仲間もメディアの目もない中で一年間練習していたのでしょうし、その苦労たるや相当なものだったろうと思います。

斉藤としても、同じ甲子園優勝投手でプロ入り拒絶というピカレスクな仲間が加入してくれば、ある意味切磋琢磨もしやすいでしょうし、過投の負担も軽減される部分があるでしょうしね。というより、ウカウカしていると福井に先発の座を取られるかもしれませんしね。
二人で六大学野球を盛り上げてほしいものです…下手すると早大が強くなりすぎて逆に他大が沈んでしまったりするかもしれませんが…

卓球の福原愛選手も入学を決めたそうですし、何だか今年の早大はアマのくせに大物補強という感じがしてしまいます(笑) もっとも、彼女の場合は三年になって初めて国体に出たというくらいですし、拠点は海外ということになるのかもしれませんけれどね。

天王山第一Rは1勝1敗

2006-09-13 22:49:39 | 野球
必勝体勢のライオンズは先発にエース松坂大輔。さすがのピッチング。
対するファイターズも武田勝が頑張ってほしいところでしたが、4回に江藤が満塁ホームランでこれでほぼ勝負あり…ベースランニングをしている江藤に対して松坂が笑いながら帽子を脱いで敬礼している姿が全てという感じでした。武田は簡単に入ってしまったのも痛かったですけれど、むしろ前のバッターの中村に死球を与えて満塁にしてしまったのが痛かったですね。
4点をもらった松坂はスイスイと。打線は8回に2点加えて駄目押し。これは打線がというよりこの回から上がったトーマスの自滅でしたけれどね。拮抗した戦いをしている中、一人で満塁にしてしまった上に打たれては…

松坂は完封で防御率・最多勝などでもホークス斉藤和巳に肉薄。防御率1点台、共に15勝以上で負けは4つだけというこの異次元での戦いは最後まで続くんでしょうね。プレーオフがあるだけに、最後タイトルだけ意識してというのもあるいは難しいかもしれませんし、最後まで投げ合ってほしいものです。

結局、天王山第一ラウンドは1勝1敗。上を行くライオンズとしてはこれでもいいのではないでしょうか。
続く第二ラウンドは来週頭にインボイスでホークスとのニ連戦。ただ、それ以外は下位のイーグルス、ブルーウェーブ、マリーンズとの試合とむしろ勝てるゲームが続いていますから、このあたりをきっちりと拾って「ニ連敗してもいいや」くらいで持ち込める展開になれば理想でしょう。
ファイターズは9月末で札幌ドームでホークスとのニ連戦。これが順位を直接決める二試合になる可能性もありますね。あるいは、そのままプレーオフまで続く5連戦になるなんていうことも…

スワはまたまた中止。まあ、この雨でやられても行きたくないですが。
この三連戦のどこかに行こうと思っていたのですが、明日も天気にならないでしょうし、三日とも中止になりそうな予感です(笑)。秋風すさぶ神宮に行くのも何か嫌だな~。まあ、「牛島また会おうな~」とか叫べますけれど(笑)

松井、復帰初戦4安打

2006-09-13 16:06:15 | 野球
ヤンキースの松井秀喜、さすがです。
左手首を骨折してからほぼ4ヶ月ぶりとなるメジャー復帰戦。
8番DHで出てくると初回にいきなりタイムリーヒット。この回いきなり9点。
なので松井がチームに乗せられた部分もあるのでしょうし、逆に松井も戻ってきたということでヤンキースの他選手が「ヒデキを楽な局面で打たせよう」という意識になったから猛攻になったのかもしれません。
その後も打つわ打つわで4打数4安打。5打席目はフォアボールで復帰戦は全打席出塁と完璧な内容だったようです。チームも大勝。
まあ、プレーオフ進出はほぼ確実で、目標はそこになるのでしょうけれど、今後少しずつ馴らしていってプレーオフで大暴れしてほしいものです。そうなると「マツイはやっぱり休んだ方がいいのではないか」ということになるのでしょうけれど。

もう一人の松井・稼頭夫の方はロッキーズでメジャー昇格後、まあまあの成績は残しているようですが、このままでは来季は巨人入りかなどとも噂されているようで。


野球ついでに、中々プロ志望届を出していなかった駒大苫小牧の田中将大投手が志望届を出したそうで。
行く気が確定しているのなら、早く出せばいいのにねぇと思ったりします(笑) 
5球団くらいが競合するということですが、果たしてどこに行くことになるのでしょうか。ちなみに斉藤佑樹指名で話題を振りまいていたスワは鷲宮の増渕竜義投手を狙っていることのようですが。こちらも競合が多くて果たしてどうなりますことやら。鹿児島工の今吉晃一を代打専門で獲得…とかなると面白いなぁとか思いますけれど(笑) 彼はケガもあるようですし野球は高校でやめると宣言してますから、斉藤以上にありえない話ですけどね。

大分の市議が市費で大分県代表の鶴崎工を応援しに行っていたということで批判を集めているという話がありました。まあ、市費で行ったことの是非自体も問題なのですが、例えばこの市議さん達が早稲田実業に大敗した鶴崎工の監督・選手に「負けたけれどまた明日があるから頑張れ」とか激励の言葉でも送っていたかどうかということでまた評価が変わってくるのではないかという気もしてきます。

パリーグ天王山第一ラウンド

2006-09-12 22:56:35 | 野球
時間がそんなあるわけでもないのに、相撲と野球を見ておりました。
相撲は昇進のかかる白鵬と雅山が揃って勝ったものの、栃東が今場所初めてまともに相撲を取ったのに苦労しなずらも勝った雅山はともかく、玉の島に押されてバタバタしたあげく、辛うじて勝った白鵬は二日目に続いて内容が良くありません。解説にも「相撲以外のことを考えてとっている」とか言われていましたが、本当にそんな感じでこのままでは13勝どころか中盤負けが込むかもという気が。
一方、欧州勢が好調で琴欧州、黒海、露鵬あたりが揃って白星。黒海は千代大海に押し勝っての勝利でナイスな反面、千代大海はどうやねんという感じですかね。露鵬が好調なのは何となく嬉しいですよ(笑)

で、野球はスワ-ベイ戦は牛島退任ということもありますし、久々神宮にでも行こうと思っていたら雨で中止。なのでパの天王山第一ラウンドライオンズ-ファイターズを見ておりました。
初回から八木が長打を浴びせられあっさり3失点。しかしライオンズの先発ギッセルも良くありません。セギノールの適時打と稲葉の3ランで4点をくらいあっさりと逆転を許します。スワはどうして稲葉を出したんだろうか…?
逆転してもらった八木も立ち直れずに3回にあっさりと降板。まあ、そろそろ疲れとか賞などの重圧もありますかね。解説は「次がある」と言っていましたが、かなり疲労などもありそうで、サポート体制を整えた方がいいかもしれません。
しかし八木の後を受けた押本が気迫のピッチングでライオンズを抑えると、その裏ギッセルが四球四球で満塁のピンチを作って新庄に犠牲フライ。
再びリードしたファイターズは続く4回にも許銘傑を攻め立てて満塁のチャンスを作ってセギノールがセンターへ強烈な犠牲フライ…というかライナー。これは赤田がよく背走して取ったんですけれどね。
この後、ライオンズは8回に江藤が岡島からタイムリーを打って1点差に詰め寄ったものの最後はMICHEALに抑えられてジ・エンド。
パは首位から3位までが0.5差に入る展開になってしまいました。

スポナビなどでどこが有利かなどとやっていましたけれど、ここまでくるとほとんど関係ないような気はします。ま、それでも、負けが少ない分勝率ではライオンズがちょっと有利かなという気はしますが。
プレーオフ第二Rでは1位チームに無条件に1勝が与えられるルールになり、その時に「0.5差とかゲーム差無し勝率差で2位だったチームが2勝2敗で涙を呑んだら、おまけにそれがホークスだったりしたらみんな何を言うんだろう」とかへらず口を言ってみたりしましたが、本当にそんなことがありうるかもという展開になってきましたね。

そういえば、清原がもう一年現役続行をすることを決めたようで…
もうケガがちの体はどうにもならないのでしょうけれど、最後の一年、せめて100試合くらいには出て欲しいところですね。半分程度でしかも代打がほとんどで2億以上の年俸というのはかなり無理があります。
まあ、スワのPMも似たようなものですが…

斉藤佑樹、進学

2006-09-11 18:25:44 | 野球
5時から早実で記者会見を開いて進路発表…
なんて話を見ましたので、そこまでやるからにはあるいはプロ入りかなと思ったら結局早大進学だそうで。予定を変えないのならわざわざ記者会見を開かなくてもいいのにと思ったりもしましたが、まあ、そのあたり早稲田も金が欲しいというところなのでしょうか。
甲子園のスターが来るというとでしごきや妬みによるいじめが厳しいのではとか危惧しているブロガーの人がいましたけれど、私ははっきり言って早稲田大学が斉藤佑樹を商業主義に利用しようとするだろうことの方を遥かに危惧しますけれどね(笑) ある意味プロ球団以上に斉藤を出汁に一儲けしようなんてことをやりかねません。
シゴキとか妬みによるイジメについては、一応早実出身者が沢山いますので極端に酷くなるということはない気はしますしね。見知ったのだっているでしょうし。大体プロだってそういうのあるし。

これで来年の六大学野球は沢山人が入るなんてことになるんですかね~。
神宮まで自転車で行けるので、当然見に行って確認することはできるわけですが、まあ、多分私はその頃には「斉藤がいる」なんてことを忘れているかと思います(笑) 
早実の主将の後藤選手あたりもそのまま早稲田に進学するのでしょうし、甲子園制覇世代で六大学を盛り上げることができるのでしょうか。

ところで、プロ志望届提出者を見ていると、まだ駒大苫小牧の田中投手の名前がありません。自民の安倍と同じく、「勝つ奴は最後に出すものなのさ」とか考えたりしているのでしょうか。あるいは単にスケジュールが忙しすぎて出せていないだけなのか…
出し忘れて、世紀の手違いで駒大進学なんてことになればそれはそれで大きな話題にはなりそうですが…

牛島監督退任

2006-09-03 19:38:41 | 野球
退任報道が流れて、一旦打ち消されたベイスターズの牛島監督。
やはり退任することになったようで…
牛島監督、今季限りで退団=成績不振で引責、後任は白紙-プロ野球・横浜(時事通信)
スワが好きな私ではありますが、基本的にベイは嫌いではありません。どちらも首都圏で地味な球団…あまり派手に補強もできないという共感できる部分がありますので。
なのて、正直退任は残念というところがあります。

去年は就任一年目でそれまで三年連続最下位だったベイをスワとの競り合いの末Aクラスに導いたわけですし、今シーズンも故障者の多かった序盤戦は壊滅的な状態でしたが、後半戦はまあまあ戦えているわけですしね。ま、チーム的には長打力が増しましたけれど、安定したアベレージを残しているのがいないために波が出やすく、あとは外国人の野手がいない純国産打線で戦うことを余儀なくされたのも痛いかもしれませんね。投手は三浦大輔以外がおらず、その三浦も二段モーションの修正が響いたのか去年ほどの絶対的な数字を残せていないというところで投手陣全体が弱体化したという部分があるでしょうか。若手投手が何人か出てきておりますので、鍛え上げれば何年か後にはかなり整備されるのではないかという気がしますが(その頃には三浦がいなくなるのでしょうけれど)。
むしろ責任は去年末から楽天との問題でゴタゴタしていた親会社のTBS等フロント側にあるのではというところもありますからね。
ま~、そのあたりフロントに嫌気が差したという部分があるのかもしれませんが。

後任は白紙とかありますけれど、親会社がTBSなだけに、やはりここからということになるんですかね。
とりあえず大魔神とかいう酔狂な選択肢はやめてほしいですね(笑)

牛島監督には「色々大変なチーム状態の中、お疲れ様でした」と。
さて、これから何人の監督が続くのやら…今のところ、ありうるとすればブルーウェーブの中村監督くらいかなという感じもしていますけれどね。

福井優也は今いずこ?

2006-08-29 22:16:36 | 野球
セ・リーグの帰趨はほぼ決し(今日はドラゴンズは負けましたが)、パ・リーグもプレーオフに参加する3チームがほぼ決した感のあるプロ野球。

そのせいかどうかは分かりませんが、そろそろ来シーズン以降を見据えた話なども出てきていますね。
ベイスターズの牛島監督が今季限りかも…とか、ブルーウェーブの中村監督も今季限りかもという去就話も出ていれば、イ・スンヨプはMLBに行くのか、あるいは巨人の大型契約を前に残留するのかとか。

その巨人は外国人はメジャーリーガーにしてくれと何とも贅沢な要求を現場が出しているそうで。それより怪我人を出さないトレーニング方法を考えた方がいいのではという気もするんですけれどね。
ドラフトでは駒大苫小牧の田中でいく方針を固めたそうですけれど、ふと思い出すのが去年怪童と騒がれた辻内のこと。ドラゴンズは同期の平田を来季のために少しずつ使っていますが、辻内はまだ体力強化中なんでしょうか。
そういえば入団拒否をしていた済美の福井投手はどうなってしまったんですかね。済美高校OBのところを見ても、彼のところは空欄になっていましたし。六大学に行きたがっていたということでとりあえず見てみましたが、いないようでしたし。入団拒否をしたときには「4年後には自由枠候補」とか言われていましたけれど、大学にも社会人にもその名を見ないのは一体…? ひょっとしてアメリカにいるとか?
あるいは何をするか分からない信用の置けない奴ということで干されてしまったりしたのでしょうか…知ってらっしゃる方、教えてください。

まあ、もっとも、岩村の流出必至で戦力ダウンが確実なのに、期待をもたせるような話はないスワローズみたいなチームもいますけれどね(笑)。高校生ドラフトは斉藤で行くぞと言いつつ、斉藤が早大に進学したら誰を選ぶんだろうというのが良く分かりませんし。
五割前後をキープしていて安定しているといえばそうなのですし、リグスが二番でありながら30本打つなど明るい材料もなくはないですけれど。あと、ここにきて高津・石井一の復帰組が良くなってもきましたし…少し遅いですけれどね。
不満足ではないけれども、何となくいい意味でも悪い意味でも主役になれないまま、また去年の青木のような個人でドーンと盛り上がるようなネタもないまま…微妙ですよ。

高校>プロな野球

2006-08-22 22:08:37 | 野球
総括でも何でもなく、昨日今日の雑感。

早実の優勝で終わった高校野球の決勝再試合の視聴率が平均で30%を超えていたんだそうです。
それでなくても、プロ野球の話題を押しのけて高校野球に注目が集まっていたわけですが、この数字はすごいものですね。もはや巨人戦などは視聴率云々どころか、地上波では「ない」という事態に陥っていますし、何ともはや…

で、それならプロが「高校野球に負けていられるか」と奮起しているのかと思いきや、「勇気をもらった」とか何かむしろ影響を受けているかのような記事も散見され、それはそれでいいのですがちと覇気がないような風にも感じられます。セは行方が見えた感がありますし、パはやっぱり存在が薄いですかねぇ。

決勝が再試合になったときに「将来があるのだからあまり投げさせてはいけない」とか過密日程に対しての批判もかなりありましたが、現実問題その将来の方がこの体たらくというのはどうなのでしょう…
これなら注目されるうちにできる限り無理をしてでもという理屈にもなりうるかもしれません。このあたりは以前、破壊王子さんも指摘されておりましたが。
もっとも、ON以前はプロ野球よりも六大学の方が人気があったという話もありますし、そういう意味では時代は回るということだけなのかもしれませんが。

ところで、破壊王子さんは巨人戦について触れる中で、「巨人が弱いというのなら、いっそ亀田みたいに疑惑の優勝でもやれば変わるか?」とも指摘されていますが、その亀田…

この間、次男が試合しておりましたが、これをかなりの数のアンチが見ていたらしく、彼らが一様に「相手がどうこう」、「歌がどうこう」とケチョンケチョンにけなしております。
私は世界戦を中心に年間100試合くらい見ていますが、「8回戦がメインの試合はいいよ」とスルーしておりました(というか、大毅の試合はこの間の興毅の世界戦の時にハイライトを見ただけです)ので、正直8回戦の試合を多数の人が見ていたということにかなり驚いております。
アンチは亀田が試合をしているということでわざわざ8回戦の試合を見る。これ野球で言うなれば、アンチ巨人がアンチであるが故にG+で巨人の二軍の試合を見るようなものとも言えそうで、そこまでするんだと正直恐れ入りました。今、アンチ巨人で巨人の二軍の試合を見る人がどれくらいいるんだろうか…とか考えると、いやま、そもそも巨人の二軍の選手は中々一軍にも上がれず、今二軍でもよほどのことがない限りは将来世界戦が予定されている亀田次男とは違うのだと言えばそうなのかもしれませんが。

ONの時代はトンと知りませぬが、少なくとも現在は単に野球をしているだけではダメだというのは明らか。
新庄や亀田のようにクセのある個性を身につけることも必要なのかもしれませんね。花形満のような将来を約束されたエリートが「巨人のドラフト1位は選ばれし者なのだ」と二軍の頃から好き放題やりつつ、一軍にあがって活躍するなんてのがいいのかも(笑)

高校野球・決勝Ⅱ

2006-08-21 16:36:46 | 野球
駒大苫小牧 3 - 4 早稲田実業
この日も駒大苫小牧は先発が菊池投手。まあ、田中投手の疲労もあるのでそれもありだろうと思っていましたが、初回からまたまた制球難から失点。すぐさま田中投手に替わることになってしまいます。う~ん、こういう扱い方をしているから菊池投手がベンチを気にして自分のピッチングに集中できないのでは…という気もしないではないです。
更に早実は二回にも得点。序盤で2-0と駒大苫小牧には苦しい展開。
一方早実の斉藤投手は4連投も何のその。力むこともなく、淡々としたピッチングで0を積み重ねていきます。選抜の関西戦でも再試合を経験しているということがあって、そのあたりの経験も生きているのかもしれません。
田中投手も二回の失点の後は持ち直して、中盤は淡々と進みます。

膠着しそうな流れを駒大苫小牧はこの日も一発で引き戻しにきます。6回に一番の三谷選手のホームラン! 実はこのホームラン、ちょっとコーヒーを飲もうと離れていたそのタイミングで出てしまい見ていないのですが(笑)
早実はその裏、二死から四球でランナーを出し、斉藤投手を支えていた捕手の小林選手がレフト線を抜くツーベース。レフトがクッションボールの処理に戸惑った間に一塁走者が長躯ホームインで3点目。失点直後の追加点は早実には大きく、逆に駒大苫小牧と田中投手には非常に痛い失点となってしまいました。
早実は七回にもノーアウトの走者をバントで送り、四番後藤選手がレフト前へのタイムリー。4-1。

9回表、駒大苫小牧は二番の三木選手がレフトとセンターの間へのポテンヒットで出塁すると、三番・中沢選手がバックスクリーンへの2ランホームラン! 諦めない駒大苫小牧、1点差に詰め寄ります。
しかし、反撃そこまで。最後の打者・田中を相手にまたまた147キロを記録するなど斉藤投手気合のピッチングで遂に早実が24イニングに及ぶ試合に決着をつけました。

早実は投手はスーパーエース1人、バントやスクイズを交えた攻撃と懐古的スタイルでの優勝。複数投手を擁し、バントに頼らない近代化に真っ向から反するクラシックのスタイルによる優勝で今後の高校野球シーンがどう変わるのでしょうか。
駒大苫小牧は…監督の投手起用が結局のところ裏目に出てしまいましたかね。どのあたりに理由があったのかは良く分かりませんが、ちょっと悔いの残る結果となってしまいました。とはいえ、三連覇を目指すチームがファイナルまで来て、これだけの試合をしたことは立派。胸を張って北海道に帰ってほしいものです。

再試合は何となく淡々としたゲームが多いという印象が強く、また実際、昨日ほどの展開ではなかったですが、素晴らしい試合でした。とりあえずはゆっくり休んでほしいものですね。