川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

ワールドカップの経済波及効果

2006-03-16 20:42:14 | サッカー
ワールドカップがもたらす経済効果は4800億円だそうです。
電通が試算したものだそうで、予選を突破したら5500億円近くにまでのぼるのだそう。
つまり、国民一人あたりにしてCD1枚分超を使わせるだけの効果がワールドカップにあるということですね。と聞けば何か有り難味がないように聞こえますけどね(笑)。トリノ五輪は幾らくらいだったのでしょうか?

ちなみに内訳を見てみましょう(電通試算;pdfファイル)。自分がこの分野で使うかどうかも判定。

1.観戦・ツアー代金…直接的ですね。
 行きたいですけれど、自分は行けません

2.電気料金…効果は微々たるものですが、確かに。
 これは増えそう(笑)。

3.デジタル家電等購入費…薄型テレビや録画用DVDなどを買うということですね。
 買うかもしれませんし、買わないかもしれませんが、ワールドカップだから特別どうということはない気がします。

4.飲食費…スポーツバーなどに行って観戦しながらというものですね。
 試合によってはやるかも。スーパーボウルの時もやりましたし

5.グッズ等購入費…CD、ユニフォームなど。
 これは間違いないですね。ユニを買う準備万端ですよ。誰のを買うって?
 それはもちろんズラタン・イブラヒモビッチ、いればロセンベリでも良さそう

6.新聞・雑誌等購入費
 今以上には増えないと思います(笑)

これら直接的なものに加えて、製造過程などの中間効果なども全部勘案すると4800億円くらいになるのだとか。

ちなみに、日韓ワールドカップの時には1兆8000億円と試算されていたそうです。キャンプ地での収入とか色々他の要素もありましたしね。

さてさて、どのくらいの効果があるのでしょうか。景気のためにも代表とジーコには頑張ってもらいたいところです(笑)。

茶碗一杯の演技

2006-03-16 20:05:45 | 日々のニュース
フランス公共テレビが「トリノ五輪・女子フィギュアシングル金メダルの荒川静香選手について不適切なコメントがあった」と謝罪文を送ってきたそうです。

発言者の意図は不明のようですが、公共テレビ側は日本の食文化に鑑みると「他愛のないこと」という侮辱の意味に受け止められるかもという程度で在仏日本大使館に対して謝罪してきたのだとか。「貴国のチャンピオンの演技に対する当方の発言に、あなた(方)が驚きと怒りをおぼえたのはごもっとも。謹んでおわびし、このような過ちを二度と繰り返さないことを約束します」なんていう随分と大仰な内容で、受け取った側もびっくりしたとかasahi.comには出ています。一応読売にも類似の内容が出ております。

発言の真意が不明なだけに、謝罪したと言われてもピンときませんね。まあ、「茶碗一杯の米」なんだといわれると、何か「安っぽいもの」とか「他愛もないものだ」という意味合いくらいに受け取れることは事実ですけれど。

しかし、「他愛のないこと」という意味が必ずしも侮辱になるかというとちょっと疑問な気も。つまり、「荒川静香にとって、金メダルをとるということは茶碗一杯の米が日本にあるくらいに他愛のないことなのだ(あれだけの演技なら)」という賞賛の意味合いがあると受け取ることもできるわけですし(もちろん、慌てて謝罪してきたところを見ると、「茶碗一杯程度の価値しかないチンケな演技だ」くらいの意味合いだったろうとは思いますが)。

ただ、餓死寸前の人にとっては「茶碗一杯のお米」というのはとてつもない価値がありそうなものですし、「けしからん」と頭ごなしに怒るのも何か飽食文化を象徴しすぎているようで、嫌な感じもします。

なお、この謝罪文、特に日本側から要求したものでもないらしく、フランス公共テレビに日本スケート連盟の代理人を名乗るフランス人弁護士から抗議があったために謝罪を出すことを決定したそう。
何だかそのフランス人弁護士の意図も知りたい気がします。

しかしまあ、ムハンマドの風刺画を巡る問題では、あれだけ頑なに「表現の自由だ! 断固戦うぞ」と言っているのに、今回は偉くあっさりと「謝罪します。もうしません」ときたものです。
「茶碗一杯の御飯は彼独特の表現なのだから、一々謝罪などせんわい」という方が、むしろ理にかなっていそうな気もするのは、私の根性が捻じ曲がっているからでしょうか?

日本、韓国に連敗

2006-03-16 17:56:33 | 野球
同じスコアで二連敗ですか…

WBC・日本はアジアシリーズに続いて韓国相手に1-2で敗戦。
これで明日のアメリカ-メキシコでメキシコが3点差以上つけてアメリカに勝たない限りは準決勝進出はなくなりました。韓国に大敗して浮き足立っているかもと思わせるアメリカですけれど、メキシコには可能性がないだけに…
まあ、そういう状況で気楽な気分で結果を出せるのかもしれませんが。現実的に見てなくなったといっていいでしょうね。

休憩時に見た時には0-0のままで、渡辺が好投していましたが、韓国のピッチャーも良かったですね。最後はイ・ジョンボムに決められたそうで、最初の試合のイ・スンヨプに続いて日本でプレーしている(た)選手に決められたわけで。何ともねぇ。
まあ、向こうは特に何とも思っていないでしょうけれど。

初戦は多少の慢心とかがあったのかなとも思いましたが、後がない状況の日本とかなり余裕のあった韓国という立場でのリマッチでまた同じ結果。正直意外というか、最後まで「同一条件でやれば日本の方が上」という幻想を拭い去れなかったということですかね。認識不足ということでしょうね。自分も含めて。
リーグのレベルはともかくとして、トップの30人を集めれば日本と韓国との間で極端な差はないということ(松井秀、城島、岩瀬あたりが入っても極端に上ということはない…井口? 彼の場合はそもそもどうしても必要な戦力なのかって疑問がありますし)、あとは逆にメジャーを一段上のものとして捉えすぎていたということでしょうか。

今回に関しては韓国の方が上だったということでしょうね。この時期に行うことについてのコンディションとか色々言い訳はあるかもしれませんが、結局のところそのあたりを埋め切れなかったのは弱さということでしょうし。
接戦で全部負けたということは指揮官の差というのもあるかもしれませんね。
亡くなって初めて気付いたんですけど、日本代表監督が似合ったのは仰木さんだったような気がします…

個人的に当初は開催に非常に否定的な印象しかなかったWBC(のくせにいざ開催されると、同じ消極的だった日本野球界を批判するというこの矛盾[苦笑])ですが、いざ始まってみると野球の国際大会も中々面白いかもしれませんね。日本が負けたからどうこうというのではなく、今後もしばらくは注目したいですね。
とりあえず、明日はメキシコに期待して、ダメならダメで、準決勝以上も競技として楽しむことにしましょう。

韓国おめでとう。見事に三連勝、というか六連勝。強いと思います。
まあ、心境的にはキューバかドミニカに優勝してほしいかなという気がしますけれどね(苦笑)…