川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

26日のスポーツ

2006-03-26 23:17:22 | その他スポーツ
大相撲千秋楽
味スタに行っていたため、当然見てはいませんが、魁皇は何とか勝ち越したわけですか。これで特に問題もなく来場所も続行ということになるわけですね。本当は大関には最低10勝くらいは要求すべきと思っていますけれど、まあ、来場所はしっかりと負傷を癒して強い右上手を見せてほしいものです。
栃東も綱とり場所の最後に意地を見せたようで、モンゴル勢二人が共に負けての決定戦というのは正直想定していませんでしたね。
結局勝ったのは朝青龍でさすがというところでしょうか。敗れた白鵬は初優勝を逃したそうですけれど、それでも大関は確定的。
これで1横綱5大関と番付は豪華になるわけですね。しかも栃東の綱とりは次の場所に辛うじて繋がったという見方もなされているようです。五月場所は話題は豊富な場所になりそうですね。
それに値するだけの充実した土俵を期待したいものです。
外国人力士が番付上位に多いことは関係なく、基本的には内容と息詰まる優勝争いが人を呼ぶわけですからね。
少なくとも野球やサッカーを見ている限りはそう思うのですが…


センバツ高校野球4日目。
日本文理が新潟県勢として初めて勝利(相手は高岡商)をおさめたそうです。おめでとうございます。そういえば、数年前に新潟県勢として初めて得点をあげたのもここではなかったですかね。あるいは新潟明訓でしたか…?
去年夏の準優勝校の京都外大西でしたが、東海大相模に敗戦を喫してしまいました。また、もう一試合では同じく去年の夏に旋風を起こした長崎県の清峰が岡山東商を相手に勝利をおさめています。


フィギュアスケート世界選手権
村主章枝選手が銀メダルだったそうですね。おめでとうございます。これで選手枠3も確保できました。
また、男子では織田信成選手が4位だったそうですが、またまた規定違反のジャンプをしてしまい得点を損してしまったのだそうです。これがなければ表彰台も見えていたということで惜しい話です。
ただ、トリノ五輪の選考会の時には同情が多かったですけれど、二度目となるとちょっと軽率なのかなという気もしないではない。コーチとプログラムをしっかり煮詰めて、無駄に点を損することのないようにしてもらいたいものです。
ただ、一方で4位だったことで来年の出場枠が1から2になりました。これは不幸中の幸いといえたでしょうね。

FC東京-京都パープルサンガ@味スタ

2006-03-26 20:58:42 | サッカー
FC東京-京都パープルサンガの一戦を味スタで見てきました。
別にFCサポというわけでもないのですが、味スタが一番近いですからね。一応、フクアリ、日産、埼玉あたりまでは行けないことはないのですが。(鹿島・尾瀬はさすがに日帰りでは厳しい…)

まず立ち上がり。開始2分50秒、FCが梶山のCKからジャーンのヘッドで先制。サンガはゾーンで守っていたのでしょうけれど、彼へのマークが誰もおらず、「決めてください」といわんばかり。この後、10分までにサンガはセットプレーからジャーンに三本のシュートを放たれ、もう早くもパニック状態。
というか、開始三分に先制されて、途端に「やばいよ! 頑張って追いつかないと」とギアをアップさせるのもかなり厳しいかも。チーム自体追いつめられているのかなと不安になってきます。
それでも柱谷監督が修正を加えたか徐々に良くなって…個人的にはFCが何かチグハグな間に平静さを取り戻したようにも見えないことはないのですが…少しずつ盛り返してきます。FCがパウリーニョに伊野波をベッタリくっつけていることで中盤に少し空きがあるのも幸いしたのでしょう。元FCの星が時折右を突破してチャンスを作っております。25分過ぎくらいに決定的と思われた今野のシュートをGK平井が足で止めたのも精神面に好作用でしょうか。

流れを取り戻してきたサンガは44分にこれまたCKからアレモンがループ気味のヘッドを決めて同点に。決めたアレモンが一直線に柱谷監督の方に走って抱き合っていたのがちょっといい話…
というか、柱谷監督やばい?

後半になると、少しずつ両チームの運動量が落ちてきて、長いカウンターからのチャンスの応酬……と書くと面白そうな展開に見えますが。
実際にはFC側の問題が互角の展開を作り出していたようにも思います。選手が動かない、出す方と受ける方の意図が中々合わず、個人技で突破できてしまうがゆえに工夫もしないとサポーターならブーイングをしたくなる展開(している人はいませんでしたけれど)に…。
23分までに交代枠を使い切りましたが、プレーが消極的でややもすると他の選手の邪魔をしていたようにも見える馬場は仕方ないにしても、残り2枚は「替えたからどうなる」というものとも思えませんでした。
サンガの方は個人で勝てない部分を反応の良さなどでカヴァーし、何とか互角に持ち込んではいるのですが、さすがに無理しているせいか消耗は激しい。

要は、どちらもいいところより、苦しい部分が見え隠れする互角の展開…

一番ガッカリさせられたのはFCの選手から、「弱いはずの京都とドローでたまるか」という意識が伝わってこなかったこと。
徳永にしましても、個人での突破はともかく、その後がダメだとうなだれるだけで味方を鼓舞したりするようなところが見えない。今野もそう、梶山も阿部もノリカルもそう。厳しい見方をすれば「自分はまあまあやっているから」と自己のプレーに満足しており、チームの状況に本当に思いをいたらせているのかという気がするんですね。

サポーターが「闘え」と歌っていたのも、そういう意識が見え隠れしていたからだろうなという気がします。

最終的に刀折れ、矢尽きたサンガから徳永が決勝点を奪い、劇的な勝利こそおさめましたが、これは結果論。で、長いリーグの第五節でいきなり結果論でいいのかということ。練習期間の少ない代表とは違うわけですからね~。
ただ、ほとんど角度のないところからサイドネットに叩きつけた徳永のシュートは素晴らしかった。シュートを狙っていたのかどうかは定かではありませんが…(笑)

サンガについて言うなら、交替策が消極的だったのがちょっと残念でした。最後にMFの米田に変えて、DFの鈴木を入れてしまったことで全員下がってしまい、逆にFCの猛攻を受ける羽目になってしまいましたからね。それまでむしろ勝てるのではないかという流れ(強いはずのチームが負けるパターンにFC東京はほぼはまっていた)があっただけに、逆に攻撃の選手を入れてほしかった。

まあ、どちらも課題の多い試合といえるでしょう。
と言いつつ、展開自体は劇的なので、見ていて悪いものではなかったですけどね。

ところで、FCサポーターが中払にだけ特大ブーイングをしていたのは何故? 何か苦いゴールでも決められた思い出があるんですかね?
あとはササ・サルセードが出てくると、暇があれば「サッサー、サッサー!」と彼だけ特に鼓舞していたのもちょっと気になりました。

呼吸器取り外し・法律上はともかく…

2006-03-26 19:56:08 | 犯罪・刑事関係
富山・射水での人工呼吸器取り外し事件。
どうやら50代の外科医は外科部長という責任ある地位にいて、他の外科医は反論できるような立場ではなかったのだとか。
まあ、それはいいとしましても何より問題にすべきと思われるのは、医師の行為について家族の同意もない場合があったということで、今回の事件に関しては、どうやらこの医師の怠慢か独善によるものだったという雰囲気になってきました。

刑事訴訟法上では、もちろん被告人の犯罪を立証する責任は原則として訴追側、つまり検察側にあります。
ただ、今回のような場合、「同意がなかった」ということを立証する責任を検察に課するのが果たして適当なのか。当人の同意・家族の同意があったというのなら、それははっきりとした書面にでもしておくべきでしょうし、極限状況で「患者のためにはそれがベスト」と考えたのであれば、そういう書面を作成することも決して難しいことではないと思います。

例えば、これが刑事裁判になったとき、医師は口頭での「合意があった」と証言するかもしれません。それを否定する責任はおそらく検察にあるのでしょう。
しかし、「外す時には合意があった。今は違うことを家族が言っている」という言葉にそこまでの信用が置けるものなのか。警察が家族に対して、合意がなかったと言うようにと強要しているということなのでしょうか?
正直、そういうことはないでしょう。とすると、口頭だけの合意で簡単に人の命を奪うことは適切なものなのか。
医師として、命の扱い方があまりに軽いのではないでしょうか。

もちろん、極限状況で命を取り扱う立場の苦労を私は実際に経験したわけでもないので、この医師の行為に弁解の余地はあるのかもしれません。
しかしながら、仮に一つの行為に弁解の余地があるにしましても、七度の行為全部が正当化できるものなのかという問題もあるわけです。
つまり、人はそれぞれ違うわけで同じ状況になった時に一人は「このままの状況ならもう死にたい」と思うかもしれませんが、別の一人は「まだまだ頑張りたい」と思うかもしれない。
その基準線を医師が勝手に線引きしていいのかということになります。「こいつはこのくらい苦しんでいるから、もう死なせた方が本人のためになるだろう」と決定する権限を果たして医師に与えるべきなのかどうか…

毎回毎回リフレッシュして、最初の安楽死・尊厳死として患者の命について考えていたのか、この点につき私は大いに疑問です(本当に思っていたのなら、話し合いなどして合意を得るように努力していたはず)。

この医師を擁護するだけの理由は正直ないのではないかと思います。

柳沢、全治2ヶ月

2006-03-26 13:40:49 | サッカー
昨日の段階では骨折の疑いがある、ということでしたが、精密検査を受けた結果もやはり骨折だったそうですね。

イタリア・メッシーナから鹿島アントラーズに復帰したばかりの柳沢敦が昨日のジェフ戦で右第5中足骨を骨折してしまい、全治2ヶ月なのだそうです。これで30日のエクアドル戦はもちろんのこと、ワールドカップ自体に参加できるかどうかも微妙という状態になってきました。
順調に回復したとしても、5月末。最終メンバー登録は5月15日ですので、間に合わない。少なくとも本大会が骨折明けぶっつけ本番になる可能性は極めて高く、例えば02年のベッカムなどを観ていても分かるようにぶっつけ本番で臨むのは非常にリスクが高い。
柳沢にとっては非常に厳しい事態といえるでしょう。

ワールドカップに出るために、という強い意識で日本に戻ってきた柳沢選手にとっては何とも皮肉というか不運というか。今は一日でも早く回復できるよう頑張ってほしいものです。

他人の不幸はしかし、別の選手にとっては機会ともなりうるわけで。
おそらくエクアドル戦でも交代の最初のチョイスは2トップのどちらか→柳沢だったでしょうけれど、これが2トップのどちらか→控えの誰か(おそらく巻)というパターンになったわけですね。FW陣にとってはアピールの機会が増えたわけですし、あるいは席が一つ増えるかもしれない。
塞翁が馬と捉えて奮起してほしいものです。

一方、フランスに移籍した大黒選手もこのところゴールがなく、チーム自体も今ひとつノリきれていません。元々高い移籍金で移籍してきたこともあり、チームが不調になると大黒への批判も強まってくるでしょう。
彼の移籍はワールドカップだけでなく、その後も踏まえてのものという部分もあるわけですが、彼も正念場になってきましたね。

高原選手もHSVでまたまた出番が減少気味(チームも敗北)で、現状ジーコが優先して使っているFWではコンディション的にも実は久保が一番いい状態で本番に臨めるのではないかという様相になってきました(次は玉田かも…)。
中盤より下の選手については、連携面や精神面の部分もあり、中々直前に替えるというわけにもいかないでしょうけれど、FWは調子がいい選手をそのまま入れやすいということもあります。
スキラッチのような救世主とかはでてこないものですかね…。
沖縄という離島出身の我那覇はシチリア出身のトトと…これはこじつけすぎか(苦笑)

まあ、しかし、選手の好き嫌いは別にしまして、ケガでワールドカップに参加できないという話はあまり聞きたくないものです。
そこから新しいドラマが生まれるというのもまた事実ではあるのですが…

25日のボクシング

2006-03-26 11:46:38 | その他スポーツ
いきなり関係ない話から入りますけれど、ボクシングエントリって何のジャンルに登録すればいいんですかね。ボクシングは正当なるルールのあるスポーツであって格闘技とは違うわけで、単一エントリがない以上はいつも「その他」登録になるのですが…
亀田興毅の試合がある時に傾向をチェックしておいた方がいいですかねぇ。

まあ、それはさておき昨日は興味深いボクシングのカードが多かったですね。
WBCバンタム級の世界戦。王者の長谷川穂積がウィラポン・ナコンルアンプロモーションとのリマッチを9RTKOで制しました。
この試合はKOシーンしか見ていませんが、これまで5KOしかしていない長谷川選手がああも見事なKOをするとはちょっと意外な印象も。
タイの英雄・ウィラポンもこれで引退ということになるのでしょうか。

今回のウィラポン戦が指名試合(王者は1年に1度・世界ランキング1位の選手と試合をしなければならない。必ずしも守られているわけではないですが[苦笑])だったこともあり、次は日本人選手同士の試合なんて話もあるのだとか。対戦相手としては川嶋選手や、あるいは引退を撤回すれば徳山選手なんてこともあるのかも。

他の試合に目を転じると、高校六冠のフェザー級のホープ・粟生隆寛もKO勝ちをおさめたそうですね。これで11戦無敗。5月にメキシコ合宿、6月に一試合行った後、いよいよ国内タイトルに挑戦するのだとか。
亀田兄弟の方が遥かに有名ですし、世界挑戦も早いのでしょうけれど、ディフェンスの堅さなどにおいては粟生の方が上とのことで、やや試合消化が慎重(当人ではなくマッチメークという意味。ホルヘ・リナレスあたりと比較すると特に)なのが気にはなりますが、彼にも期待したいところです。

連続1RKOを続けていたベネズエラ人ボクサーのエドウィン・バレロは遂に1RKOを逃したそうで記録は18でストップしたそうです。本人は「記録は意識していなかったし、長期戦も経験したかった」ということですけれど、それでも2RでKO勝ちしたということで…これが彼にとって長期戦のいい経験になったということなのでしょうか(笑)

まあ、何にしましても、亀田兄弟の個性が圧倒的ですけれど、他にも個性的ないい選手が出てきているボクシング界。何だかんだと日本のジムに所属している世界王者も5人いますしね。
そろそろ、ミニマム級ではイーグル京和と新井田豊の統一戦も実現する…などという噂もありますし、長谷川と徳山の試合なんてのも面白そう。もちろん、亀田興毅の挑戦が実現するとなれば競技的にはともかく、興行的には最大のイベントになりそうです。
世界はむしろ低迷気味なので、せめて国内だけでも盛り上がってほしいものです。

しかし、本当ならマルコ・アントニオ・バレラとヘスス・チャベスの試合もやっていて、日本人選手じゃなかったんだけどなぁ…
経緯は分かりませんが中止になったそう。残念…