昨日のエクアドル戦について突っ込みどころ満載の記事を発見しました。
このままではW杯1次敗退、ジーコJもっと緊張感を(夕刊フジ)
というか、これ書いた人は当時の記憶が全然ないんでしょうか(笑)
最近までサッカーに全く興味がなかったか、96年頃から10年ほど海外に派遣されていたか、5歳か6歳の記者なんでしょうね。
相手のエクアドルも、W杯出場国。が、来日メンバーは、全員が国内組で、本大会メンバーに選ばれるかどうかの当落線上の選手ばかりで、長旅でコンディションは最悪だ。どうみても、日本がホームアドバンテージを生かして、圧勝しなければならないところだろう。
日本も全員国内組なのであまりエクアドルのことを偉そうに言える立場ではないですが(苦笑)。安全圏と思われる選手はエクアドルは7人、日本は10人、スタメン確実ともなると5-7なので極端な大差はないでしょう。
選ばれる選手たちの口から「こんな日程では満足にプレーできない。壊れてしまう」という声を多く聞くが、本末転倒としかいいようがない。これだけの試合数をボランティアで行うわけではないのだ。
この日の試合も最高のカテゴリーで1人8000円。代表のおかげで、協会の年間収入は、ホリエモンが購入したプライベートジェットが買える、年間50億円を超えるのだ。おかげで代表選手の待遇は向上。海外遠征も自由に組める財力がついたわけ。
選手の待遇が向上しても個人として実入りがあるわけではなく、代表戦は実質ボランティアというかサービス残業ですが…もちろん、広告などに取り上げてもらいやすく、付加価値はあるでしょうけれど。
過去、日本代表が強化されたのは、強烈なカンフル剤が注入されたからだ。W杯最終予選で韓国戦の逆転負けをきっかけに「今しかない」と決断した、97年の加茂監督の更迭を筆頭に、98年フランスW杯直前では「メンバーで落ちるのはカズ」と、岡田監督が大ナタを振るってW杯初出場のチームに緊張感を与えた。
そして、前任のトルシエ監督は、スパルタ采配(さいはい)と中村を切り捨て、ベスト16に日本を大躍進させている。
98年のチームは確かラモスに「緊張感がないよ! 悲しいよ!」とか言われてましたねぇ。カズの代わりに入ったFWは「シュート外して笑うな」とか言われて水までぶっかけられましたが(笑)
トルシエのチームは確かにベスト16まで進みましたけれど、ホームアドバンテージとかトルコ戦の覇気のない戦い方を思い出して尚、躍進とまで言い切れるのでしょうか。
欧州のアウェーではフランスに惨敗したのは仕方ないにしましても、ノルウェーにもコテンパンにやられていましたし。メンツが主力か否かの差はあったでしょうけれど、当時のノルウェーとこの前のBiHで強さが極端に違うということもない気はしますが(笑)。国内でもW杯にも出ない、時差大変、シェバはじめ主力不在で二軍のウクライナとしょぼい試合して戸田のゴールで辛うじて勝った試合などはもう脳内記憶から登録抹消でしょうか(笑)
ただし、Jリーグに加え、カップ戦やクラブの対外試合などが加わり、選手はハードなスケジュールに。「内容を重視」と宣言しながらも、ジーコ監督が就任してから、負けないだけで、その質は下降線の一途をたどっている。
その通りですが、結局誰に責任があると言いたいのでしょうか? 少し上の段落では「ボランティアではないからハードスケジュールを言い訳にするな」と書いているのですけれど???
現状で、本当に1次リーグのブラジル、クロアチア、オーストラリアに勝てると考えているのだろうか、世の中、そんなに甘くはない。
互角と思う豪州はともかく、元々ブラジルはもちろんクロアチアとも明らかな差があるのであり、選手の質で明らかに劣っている(もちろん、中田ヒデ、中村は彼らと互角でしょうし、技術では互角以上ですが、実用的サッカー選手としてはクロアチア代表の選手はほとんどがヒデ・俊輔と同一レベルかそれ以上)。
サッカーの部分ではどれだけ頑張ろうと工夫しようと日本がクロアチアに勝てるはずはなく、勝てるのはメンタル部分だけ。その領域ではジーコはまあまあの仕事をしているように思うのですが…?
現状を変えればプラジルやクロアチアに勝てると考えているなら、世の中そんなに甘くないです。
まあ、夕刊フジの記事を真面目に取り上げていたとすれば自分が情けないだけ(笑)なので、他の意見などもちょっと。別にジーコを殊更擁護したいわけではないですが、批判も適切なのかなと思う部分があったりしますので。
交替枠について文句が多いですけれど、個人的には阿部や長谷部を使わなかったのは(当初記事では小野→長谷部を期待していたものの)当然の采配だろうと思います。当然というのは、残念ながら阿部や長谷部はそもそも23人に選ばれることはないという前提に立っているからですけれど、本番で使うつもりのない選手をテストする意味はありません。それなら使うつもりのメンバーで応用力や修正力を試した方が余程マシで、この試合のピッチにいた選手達はその期待に応えられなかっただけの話。
まあ、佐藤や巻にしても多分使うつもりがないのでしょうから、彼らの投入が遅かったということはむしろ本選を見据えているのかもしれません。ただ、二人についてはそれでも起用したということは、若干迷う部分があったからであり、佐藤のゴールはジーコの迷いを少しは増やしたのかもしれません。キリンカップでもう一度チャンスが与えられる可能性があるでしょうから、そこで再度結果を出したいものです。このチャンスを「少ない」と見る向きもあるかもしれませんが、彼らは予選では全く汗を流していないのであり、そうした選手が本大会にだけ出るためには多少は苦しい思いをしなければならないのは仕方ないでしょう。
ただ、これにももちろん例外はあるわけで、その選手が明らかに他の選手より傑出していると誰の目にも明らかである場合は仕方ないでしょう。例えば、「長谷部誠(佐藤でも巻でも阿部でもいい)こそは日本のウェイン・ルーニーであり、まさに日本サッカー界の衝撃である。彼をワールドカップで起用しないことは犯罪に等しい」というのであれば別ですが、そこまで言い切れる人はどれだけいるでしょうか? 「今いる面子よりは長谷部(他の面子でも可)の方がマシ」という程度でしょう。現在いるメンツもそう思われて入ってきた選手達だと思いますが。
そこまで言い切れないのなら、何でもかんでも変えればいいというものでもないという気がするんですけどね。
このままではW杯1次敗退、ジーコJもっと緊張感を(夕刊フジ)
というか、これ書いた人は当時の記憶が全然ないんでしょうか(笑)
最近までサッカーに全く興味がなかったか、96年頃から10年ほど海外に派遣されていたか、5歳か6歳の記者なんでしょうね。
相手のエクアドルも、W杯出場国。が、来日メンバーは、全員が国内組で、本大会メンバーに選ばれるかどうかの当落線上の選手ばかりで、長旅でコンディションは最悪だ。どうみても、日本がホームアドバンテージを生かして、圧勝しなければならないところだろう。
日本も全員国内組なのであまりエクアドルのことを偉そうに言える立場ではないですが(苦笑)。安全圏と思われる選手はエクアドルは7人、日本は10人、スタメン確実ともなると5-7なので極端な大差はないでしょう。
選ばれる選手たちの口から「こんな日程では満足にプレーできない。壊れてしまう」という声を多く聞くが、本末転倒としかいいようがない。これだけの試合数をボランティアで行うわけではないのだ。
この日の試合も最高のカテゴリーで1人8000円。代表のおかげで、協会の年間収入は、ホリエモンが購入したプライベートジェットが買える、年間50億円を超えるのだ。おかげで代表選手の待遇は向上。海外遠征も自由に組める財力がついたわけ。
選手の待遇が向上しても個人として実入りがあるわけではなく、代表戦は実質ボランティアというかサービス残業ですが…もちろん、広告などに取り上げてもらいやすく、付加価値はあるでしょうけれど。
過去、日本代表が強化されたのは、強烈なカンフル剤が注入されたからだ。W杯最終予選で韓国戦の逆転負けをきっかけに「今しかない」と決断した、97年の加茂監督の更迭を筆頭に、98年フランスW杯直前では「メンバーで落ちるのはカズ」と、岡田監督が大ナタを振るってW杯初出場のチームに緊張感を与えた。
そして、前任のトルシエ監督は、スパルタ采配(さいはい)と中村を切り捨て、ベスト16に日本を大躍進させている。
98年のチームは確かラモスに「緊張感がないよ! 悲しいよ!」とか言われてましたねぇ。カズの代わりに入ったFWは「シュート外して笑うな」とか言われて水までぶっかけられましたが(笑)
トルシエのチームは確かにベスト16まで進みましたけれど、ホームアドバンテージとかトルコ戦の覇気のない戦い方を思い出して尚、躍進とまで言い切れるのでしょうか。
欧州のアウェーではフランスに惨敗したのは仕方ないにしましても、ノルウェーにもコテンパンにやられていましたし。メンツが主力か否かの差はあったでしょうけれど、当時のノルウェーとこの前のBiHで強さが極端に違うということもない気はしますが(笑)。国内でもW杯にも出ない、時差大変、シェバはじめ主力不在で二軍のウクライナとしょぼい試合して戸田のゴールで辛うじて勝った試合などはもう脳内記憶から登録抹消でしょうか(笑)
ただし、Jリーグに加え、カップ戦やクラブの対外試合などが加わり、選手はハードなスケジュールに。「内容を重視」と宣言しながらも、ジーコ監督が就任してから、負けないだけで、その質は下降線の一途をたどっている。
その通りですが、結局誰に責任があると言いたいのでしょうか? 少し上の段落では「ボランティアではないからハードスケジュールを言い訳にするな」と書いているのですけれど???
現状で、本当に1次リーグのブラジル、クロアチア、オーストラリアに勝てると考えているのだろうか、世の中、そんなに甘くはない。
互角と思う豪州はともかく、元々ブラジルはもちろんクロアチアとも明らかな差があるのであり、選手の質で明らかに劣っている(もちろん、中田ヒデ、中村は彼らと互角でしょうし、技術では互角以上ですが、実用的サッカー選手としてはクロアチア代表の選手はほとんどがヒデ・俊輔と同一レベルかそれ以上)。
サッカーの部分ではどれだけ頑張ろうと工夫しようと日本がクロアチアに勝てるはずはなく、勝てるのはメンタル部分だけ。その領域ではジーコはまあまあの仕事をしているように思うのですが…?
現状を変えればプラジルやクロアチアに勝てると考えているなら、世の中そんなに甘くないです。
まあ、夕刊フジの記事を真面目に取り上げていたとすれば自分が情けないだけ(笑)なので、他の意見などもちょっと。別にジーコを殊更擁護したいわけではないですが、批判も適切なのかなと思う部分があったりしますので。
交替枠について文句が多いですけれど、個人的には阿部や長谷部を使わなかったのは(当初記事では小野→長谷部を期待していたものの)当然の采配だろうと思います。当然というのは、残念ながら阿部や長谷部はそもそも23人に選ばれることはないという前提に立っているからですけれど、本番で使うつもりのない選手をテストする意味はありません。それなら使うつもりのメンバーで応用力や修正力を試した方が余程マシで、この試合のピッチにいた選手達はその期待に応えられなかっただけの話。
まあ、佐藤や巻にしても多分使うつもりがないのでしょうから、彼らの投入が遅かったということはむしろ本選を見据えているのかもしれません。ただ、二人についてはそれでも起用したということは、若干迷う部分があったからであり、佐藤のゴールはジーコの迷いを少しは増やしたのかもしれません。キリンカップでもう一度チャンスが与えられる可能性があるでしょうから、そこで再度結果を出したいものです。このチャンスを「少ない」と見る向きもあるかもしれませんが、彼らは予選では全く汗を流していないのであり、そうした選手が本大会にだけ出るためには多少は苦しい思いをしなければならないのは仕方ないでしょう。
ただ、これにももちろん例外はあるわけで、その選手が明らかに他の選手より傑出していると誰の目にも明らかである場合は仕方ないでしょう。例えば、「長谷部誠(佐藤でも巻でも阿部でもいい)こそは日本のウェイン・ルーニーであり、まさに日本サッカー界の衝撃である。彼をワールドカップで起用しないことは犯罪に等しい」というのであれば別ですが、そこまで言い切れる人はどれだけいるでしょうか? 「今いる面子よりは長谷部(他の面子でも可)の方がマシ」という程度でしょう。現在いるメンツもそう思われて入ってきた選手達だと思いますが。
そこまで言い切れないのなら、何でもかんでも変えればいいというものでもないという気がするんですけどね。
ジーコは本気で勝ちにいっているし、実際そこまで甘くないのも事実だし、それだけでいいんですけどね?。
遠藤が抜けたら、MFの数が足りなくなりますからね。
けど、そうなると呼ばれた阿部や長谷部の立場って…
今更、4人5人変えられても見ている側が困るわけですし、FW以外は現状の面々でも仕方ないかという感じですしねぇ。
残念ながら、日本には超新星なんていないというのが現実なわけで。
俊輔やヤナギも岡田監督に数合わせ同然で呼ばれた後あっさり切り捨てられた挫折を乗り越えて、今の地位を築いたわけですしね。
開催国ドイツのマスコミがクリンスマン監督をボロクソに批評している真似るかのような、マスコミ記事は嫌ですね。まだまだ日本のサッカーはまだまだ発展途上なわけで、単純にわれわれ日本人観客を熱狂させる試合を見せてもらえればよいわけで・・・・。
ただ、今の日本代表チームを見た場合、結果を重視する、完封することだけを考えているようで、“ワクワク感”がないですわね。
まずは今さらながらというか事後報告で申し訳ないのですが
リンク貼らせていただきました。
まあ、監督っていうものはその結果如何で批判されたり賞賛されたりっていうのも仕事の1つですよね。
それは各種メディアに限らず、私たち見る側も同じことをやってるわけなんですが(笑)。
ただ、なんとなく最近の代表戦を見ていると、なんとか結果だけは出ていますが、
+αの、救世主的な存在の登場を期待している部分は私個人としてはあったりして。。。
まあ、そのあたり今日これから関連エントリを作りますのでそちらもよろしくです。
ただ、彼らが絶対に素晴らしいものをもたらすという確信までは抱けないので、使わないというのならそれは尊重すべきかなと。
リンクありがとうございます。gooは30までしか貼れませんので、とりあえず茶を濁すような形で貼らさせていただきます。申し訳ありません。