川の果ての更に果てに

Svensk,Danmark,Norges,Suomen応援ブログ

スポーツ選手は春生まれが有利?

2005-12-31 17:25:05 | 日々のニュース
スポーツ界で有利らしいという話を見かけました。
何でも今年在籍していたプロ野球選手とJ1リーグ選手のうち、春生まれは36.47%と37.74%。逆に冬(1~3月)生まれは13.86と13.96%だそうです。夏生まれは共に3割前後で秋生まれは2割前後。
偶々というにはちょっと大きすぎる差がついていますね。もちろん、季節ごとの子供の出産数など色々他の統計とも比較しないといけないでしょうけれど、それにしても春と冬の差は無視できません。
春生まれに天賦の才能が与えられているというわけでもないでしょうし、あるいは冬生まれの天才がその芽を摘まれてしまっているかもしれない、なんてことも考えられます。それは何とももったいない話です。

ちなみにこの統計、ラグビーのトップリーグでは大体25%前後で散らばっています。冬だけ23%弱ですが、決定的な差がついているわけでもありません。
こうした統計値について、スポーツの専門家は「人気スポーツは子供の頃から取り組むものの、遅く生まれて体力のついてこない子供がついて行けず、興味を失って離れていくのでは」と指摘しており、ラグビーについては「ポジションごとに色々な能力が要求されるから後発組でも活躍できる」ということなのだそうです。

個人的には。
野球とサッカーについては専門家の指摘は正しいのではという気がします。
ただ、これは逆の意味で問題提起という部分があるかもしれません。つまり、同学年の子とのみやっている舞台が多く、結果冬生まれはついていけなくなるという部分があるという点。

偶々この記事を目にして、いわゆるストリートサッカー、バスケなどの重要性を考えてみたくなりました。

真の天才はストリートから生まれるというサッカー界の言葉があります。
私はこれまで、ストリートサッカーというものを、型どおりの教育・指導を受けられない者が貧困を逆のモチベーションにしているものが独自の技量を磨く舞台、という印象で捉えていました。
しかし、よくよく考えるとストリートはそれだけではないですね。
ストリートには誰だって集まってくるわけで、仮に年度ごとで分ければ遅生まれで体力的に不利な子供にとっても、それより更に下の子供だっているわけです。体力差で不利を被る一方ということもない。現在不利でも少し頑張れば有利になってくる。
年度ごとで完全に区切り、年下の介入を許さない学校教育の場では不利な人間はいつまでも不利なわけで、少年野球などが本格化する小学校高学年までに興味を失う可能性は大いにあります。
こういう部分で、ストリートは多くの子供にチャンスを与えてくれるものといえそうです。

あとは、ストリートであれば年齢関係なく、とにかく巧ければストリートで君臨できるという部分もありますかね。年齢や過去は何の言い訳にもならず、とにかく巧ければいい。学校のようにスポーツができても、勉強でダメだとあまり偉そうにできないのと違い、ストリートではとにかく巧ければOK(もちろん勉強はともかくとして最低限の良識くらいは学校で学んでくれないと困りますけど)。
となると、とにかく巧くなりたい、勝ちたい、君臨したいという欲求…これはつまりプロのアスリートに必要とされるメンタル要素なわけですが、そういうのもストリートの方が学びやすいだろうとなるわけです。

なるほど。ストリートからプロ意識の強い選手が出てくるのは自然かもしれない。
また、ストリート育ちのいない日本人選手が何となく結果に対して淡白に見えるのもそのせいかもしれません。

冬生まれの才能を摘むのはもったいない…
しかし、現実として日本でストリートなんかないのも事実ですし、増やせというのも道路交通事情などを考えると難しい。
こうした状況を変えるのは難しいかもしれないですね。

ラグビーで格差が少ない原因はたいしたものではないそう。
単にラグビーのみに取り組む子供が少なく、ある程度成長してから教わるので、体力差が歴然とつくということがないだけでしょう。あまりポジションごとに求められる要素が違うどうこうは関係ないと思います。
それが通用するなら、サッカーもポジションごとで色々違うわけですし。

大晦日のサッカー

2005-12-31 16:38:47 | サッカー
モロッコ代表監督となった前日本代表監督フィリップ・トルシエが2ヶ月あまりでもう解任されたそうです。理由は協会との埋めがたいまでの見解の相違だそうで、いかにもこの人らしい解任のされ方です。
また、色々と話題を振りまいてくれるんじゃないですかね。日本を指揮したこともある人ですから、メディアも追ってくれるでしょうし、トルシエの次なる手を期待したいです。私はトルシエを結構評価してますし、色々起こす問題とかを楽しく見るタイプですので。
もちろん、日本復帰も視野にいれているでしょうね。さすがに代表は無理でしょうけれど、Jの監督とかなら。個人的には迷走しているけど、潜在能力のある選手が多数いる柏レイソルの監督になってくれればバッチリはまるのではという気がします。イマイチなフロントをガンガン攻めたててサポの共感とかも得そうですし。
ただ、さすがにJ2の指揮は嫌がるでしょうかね?

海外の試合は今年はもう終わったと思っておりましたが、平山選手がゴールを挙げたそうです。これで5得点目。出場時間を考えれば、かなり結果を残している方といえるでしょうね。
FWでしかも平山タイプであれば、使い方も明確で連携面などがどうということもないでしょう。一度くらいは試してみてほしい気はしますが、さてどうなることでしょうか。
何せ、日本の他の海外組のゴール数を全部足してようやく平山選手の得点5に並ぶ(俊輔3、ヒデと松井が1)というのが現状ですし。

高校サッカーは開幕戦でいきなりハットトリックが演じられました。
新聞でコメントを見たのですが、「ゴールにパスするつもりで(FKを)蹴った」のだとか。
最近は冷静さを失っている選手が多いので、こういう意識を改めて喚起してほしいところですね。

ちなみに、先程まで大阪朝鮮と西目の試合を見ておりました。
各種学校としては記念すべき初勝利を収めた大阪朝鮮。試合は1-0でしたが、内容は圧倒的でした。サイドの展開などもう少し早く大きくできればかなり点が入ったような気がします。
西目サイドから見てみますと、後半はおそらくシュート0。追う立場でこれでは辛いです。前半半ば以降はペナルティ近辺でボールをつなぐことすらままならず。スキルでは若干勝っていたように見えますが、体力面で完敗でした。少しでもスタミナ面を補うべく、誰か新しい選手を入れてみてもと思ったのですが。

今日の夜からプレミア。明日は天皇杯決勝。
年末も年明けもサッカー好きなら飽きることがありません(笑)。

糞からコーヒー豆…

2005-12-30 21:57:38 | 日々のニュース
私、一日に摂取する水分の半分程度がコーヒーというコーヒー党です。ドリンクはコーヒーしか口にしない日も多々あります。タバコは全くやらず、酒もほとんど飲みませんがコーヒーだけはやめられません。
しかし、このコーヒーを飲みたいのかと言われるとちょっと「う~ん」という感じです。

ジャコウネコの糞から作ったコーヒーが人気

一年間に500キロですか。
ということは、最低でも500キロはジャコウネコの糞を集めなければならないということになるわけですね。ネコの通った後、コーヒー業者が糞を拾い集めている姿を想像するとちょっと滑稽な感がします。

にしましても…
このネコの胃の中で、コーヒーが特別な化学反応でも起こして、それによって美味しくなるというのならともかく、そうでないなら、わざわざ糞として出されたものを有難がる理由というものはないような気がするのですけど…
まあ、コーヒーの香りも半分くらいは実はカビ成分という話もありますから、清潔がっていてそんなこと気にしていても仕方ないだろと言われればそういうことになるんですけど。

…私は普通のコーヒーでいいです。普通のブラックコーヒーで。
まあ、ローストしたものならともかく、缶コーヒーのプラックを続けて飲むと気分が悪くなるときもあるんですけどね(笑)。
明日も一日四杯か五杯。寒い冬場は夏場に比べて水分補給などをしないですけど、これって突然死などにつながるらしいので、しっかり水分補給はしておかないといけないみたいですよ。

ところで。
28日に一日一つの更新ができればいい、とか言っておきながら、28日はともかく29と今日は通常更新みたいな感じになってしまっています。
単に当初の予定と異なり、古くて回線も狭いけどPCがあったという幸運があったのでこれができています。さすがに携帯から3つ4つは無理でしょう。
なので、TB管理も大丈夫みたいです。アダルトさん、残念でした(笑:というかしっかり貼ってありましたし)。

ハムスター千夜一夜

2005-12-30 20:14:25 | 日々のニュース
動物というものは基本的に本能に従うものですけど、極まれには例外もいるということでしょうか?
あら不思議、ヘビとネズミが大の仲良し

表題のごとく、ハムスターが「僕を食べないでくれれば、色々面白いことをしてあげるから」とかやって、何とか生き延びたりしているのでは。なんてことを考えたりもしてしまいます。

それにしても、やっぱりヘビには生きたハムスターをそのまま与えているわけですねぇ。そんなもののために買われてくるハムスターは何となく哀れ…
でも、私も子供の頃カマキリが好きでバッタを捕まえては餌として与えていましたので非難する資格など微塵もないわけですけれど。

ヘビとハムスターが仲良くしているのは結構なことではありますけど、ではこのヘビとネズミ、どういう扱いを受けているんですかね?
ネズミは本来は餌となるべき運命だったと思うのですが、中にいるヘビと仲良くなったことで、「変わったハムスターだな」と気に入られ、今ではエサなどを与えられているということなのでしょうか。二ヶ月生きているということはそういうことなんですかね?
一方のヘビは?
代わりのエサを与えているんでしょうかね?
仮に与えられていなくても、ヘビは一度大物を食うとしばらくは食べなくても平気ということがあります。かといって二ヶ月間何も食わないということもないでしょうし。目の前に餌候補もいるわけで。
他の何かを丸呑みしているということでしょうか。ハムスターを食わないとなると飼育員も別の餌探しが大変でしょうね。
あるいは本当にこのハムスターだけがシェラザード姫のごとく切り抜けているだけで、別のハムスターは平気で飲み込んでいるとか。

まあ、ほのぼのする話で、一つの話題として客寄せにはなりますけれど、ただ単にいい話で済ませていいのかという疑問もあるかもしれません。
何か環境因子などによる異常が現れていて、結構良くない話なのかもしれませんからね。

鹿島とジーコの行き先は?

2005-12-30 17:52:42 | サッカー
鹿島アントラーズの新監督は世界クラブ選手権を制したばかりのアウトゥオリ氏で決まったそうです。
前任者のトニーニョ・セレーゾの長期政権の後ですから、ある程度の大物を連れてくるのかなと思っていましたが、まさか本当に来るとはというのが正直な気持ちです。サンパウロも慰留に努めているという記事も見ましたし、欧州からも興味を持たれているのではないかと思いましたが。
リベルタドーレスを制し、世界一の称号を得た監督の参戦は来年のJにまた大きな興味を提起してくれるものと思います。

また、鹿島は現日本代表監督のジーコをワールドカップ後にフロントに招きいれようとしているのだとか。ジーコは欧州で指揮をとりたいという欲を見せているようですけど、果たしてどうなりますかね。
監督としての力量評価は定まらない部分があるものの、カリスマ性として抜群なのは言うまでもありません。
仮に鹿島にジーコが帰ってきたら…
う~ん、戦力的には浦和レッズが一つ抜けた感がある来期のJ展望ですけど、鹿島も十分に絡んできそうですね。

ちなみに、ジーコが欧州のチームを率いて成功できるかについては、チームによっては成功できそうな気もします。放任主義・選手固定主義はチームによっては成功要素でもありますし、一時期鹿島で指揮をとっていたのを見る限り、クラブレベルでならそんなに指揮も酷くはない。一流監督かどうかは疑問ですが、ある程度の力量は持っている。ですから、欧州のクラブを率いても成功する可能性は普通にあると思います。

代表での指揮には鹿島偏重、固定しすぎなど、もちろん不満の方が大きいですけど、これについては、ジーコの日本代表就任当初から思っていることですけど、やはりほぼ経験のない人を代表監督にしようという発想自体がそもそも無理だったと思っています。
こういうことを言うと、同じく監督未経験ながらも斬新な起用法を示しているファン・バステンやクリンスマンはどうなのかという指摘を受けそうですけど、彼らは母国を率いているのに対して、ジーコが率いているのは外国です(おまけに言語体系も文化も全く異なる)。未経験なのに外国の指揮を任されている。これがどれだけ辛いことか(また、いかにナンセンスなことをJFAがさせているか)。
ワールドカップ参加32ヶ国の中において、ジーコが一番代表監督として不利な立場に置かれていることはとりあえず理解してあげないといけないでしょう。

ただ、1チーム偏重、固定主義についてはジーコ自身の経験もあるかもしれませんね。彼が活躍した82年のワールドカップを制したのはイタリア代表でしたが、その時のイタリア代表の面々は押しなべてユヴェントスの選手でした(シレア、カブリーニ、ゾフ、ロッシなど)。で、そのユヴェントスを指揮していたのがトラパットーニ。
私、今のジーコの采配が何となくトラップに似ている気がするときがあるのですけれど、結構82年の時に痛感した「とにかく結果だけは最低出す」というイタリア気質が強いのかもしれないという気がします。

結局、現状の日本だけ見てジーコの監督としての力量を決め付けるのは非常にアンフェアといえるでしょうし、最低限の結果を残したジーコには多分監督としての力もある程度はあるのだと思います。

まあ、私と同じようなことを考えてジーコを招聘するチームがあるか、あるいはジーコというネームブランドに頼って招聘するチームがあるか、あるいは意に沿うオファーがないまま鹿島に戻ってくることになるのか。
もちろん、このあたりは来年の本大会で日本がどういう結果を出すかによっても変わってくるのでしょうけれど。

来年夏以降の鹿島はどうなっているのか、柳沢、鈴木、小笠原選手の動向も含めて楽しみですね。

霊魂というもの

2005-12-30 16:49:27 | その他
今日は朝から日帰りで温泉に行っておりました。
が、それは本題ではありません。温泉の休憩室でたまたま見た「天国からの手紙」が今回の本題です。
私、こんな番組がやっていたことを今日初めて知ったのですが、霊視能力の強い方が亡くなられた家族の人からの言葉などを遺族に送る、となんかそういうもののようです。詳しく見ていませんし、見るつもりもないのでそれ以上のことは分かりません。

こういう話が出てくると、まず、人は霊魂を信じるのか、という命題を突きつけられることになります。霊魂は単なるオカルトに過ぎず科学的でないと否定するか、いやそうしたものは存在すると考えるのか。
偶々asahi.comにはイタリアではアルプスで発見されたミイラに関係する8人の人が亡くなり、これが呪いか何かではないかと話題になっているという話もありました。非科学的と切って捨てるか無視すればいいものをわざわざ大メディアが記事にしているということは、少なくとも完全にないと決め付けるだけの度胸は朝日にはないようです。

まあ、私は大半の人と彼らと同じく、絶対に否定することはできません。ないと決め付けることが不可能という部分がありますし。もちろん、強く信じるというほどのものでもありませんけどね。

ただ、どの程度まで霊が存在しているのか。例えば、実在した人間が生前の姿のまま本当に霊魂となるのか、天国に行くのかとなると、ちょっと納得がいかない部分があります。
例えば、Aさんが25歳でBという子供をもうけたものの、不慮の事故死を遂げたとましましょう。Bさんは同じく25歳の時にCという子供をもうけ、50歳で亡くなったとします。次いでCさんが80歳でまあまあ恵まれた往生を遂げたとしましょう。
この場合、霊界に行き、天国へ行くCさんを待つ父親とお祖父さんはどの年齢で待っているのでしょうか。
非常に疑問になります。
80歳の孫を50歳の息子が迎え、25歳の祖父が待っている、となると何か変ですね。
かといって、Cさんが適当な年齢にさせられるとなると、それまた何でその年齢にされるのかが変。子々孫々続いていることを考えると、中々不可解なことなどもでてきそうな気がします。

となると、恨みなどの強い感情がその場所に残留思念みたいな形で残ることはありえそうな気もしますが、個々人が霊になるのかというとやっぱり首を傾げたくなるわけです。
あるいは、単なる人魂みたいな形でほよほよ~と浮いている、なんてことはあるかもしれませんけど、具体的な人格や生前の姿かたちのままかとなると…。

夢のない話をしてしまいました。
真面目に霊魂などを信じている方、申し訳ありません。
何か納得できる説示などありましたら、示していただけると有難いです。

小泉首相、ロシアに評価される

2005-12-29 21:13:06 | 日々のニュース
今年の10大ニュース1位の衆院選での自民党圧勝。
世界の目から見ても大きな印象を残したということでしょうか。
<小泉首相>露紙「今年の政治家」 1面トップに
まあ、今年大きく取り上げるべき事跡を残した政治家っていうと確かに小泉さんかもしれませんね。もちろん世界中の政治家が何をしたかを一々調べたりはしていませんけれど…
ブッシュさんはどちらかというとカトリーナなどの怠慢で話題になった以外は、概ね前年やっていたことの繰り返しみたいなところがありますし。プーチン大統領も特段何かしたわけでもない。
ドイツの女性首相メルケルさんも話題にはなりましたが、まだ何かをしたというわけでもないですし、イギリスのブレア首相も特に何かしたわけでもない。ロンドンでテロが起きましたし、選挙では負けていましたかね。フランスのシラク大統領も暴動でイメージダウンさせた以外に何かしたわけでもないですしね。

イスラエルでシャロン首相が離党して新党を立ち上げたのも、これも見方によっては小泉首相の二番煎じとも見て取れますし。
ローマ法王も変わりましたが、彼も彼で今のところ活発に何かしているというわけでもないようですし。クリスマスの商業主義を批判したりしていたくらいでしょうか。

結局、相対主義では小泉さんが浮上してくるということなのかもしれません。色々と首相への批判はありますけど、他国の政治家と並べて通信簿をつけてみると全然変わった見方ができるのかもしれませんね。

特に外交が巧みという評価は注目に値するのかも。小泉さんのやり方で日本はどんどん孤立しているという評価も国内ではありますけど、ロシアから見るとそういうことはないらしい。米国、欧州などとは巧くやっているという評価が下されているのかもしれませんね。
あとはまあ、隣の芝は青く見えるのかもしれません。
これは日本・ロシア共通ですね(笑)。

天皇杯決勝は…

2005-12-29 20:10:04 | サッカー
決勝のカードは大宮-C大阪…
の逆ですね。

どちらも延長までもつれこむ展開。まあまあ見ごたえもあったのではないでしょうか。
清水は巧く戦ったという印象でした。特に終盤は左サイドから何度もチャンスを作っていました。チェ・テウク、山西らが組み合うのは非常に好印象。市川が戻ってくるであろう決勝は両サイドの攻防が見所になりそうです。
逆にセレッソはもう一つ決め手を欠きましたかね。西澤がやや機能していなかった感がありますが、まさか故郷の清水相手で遠慮していたということもないでしょうし、清水が巧く封じたということなのでしょう。
セレッソは結局、いいところまで行きつつ無冠。噂される西澤離脱が実現すると痛いかもしれませんが、ある程度整備された守備組織を生かせれば。あとは左Hでしょうか。酒本は右で使ってこそ生きる選手という印象があります。

浦和は最後の最後地力の差を見せ付けましたかね。特に長谷部は自分がどうして代表に選ばれたのか、プレーでその理由を雄弁に示してくれました。
マリッチはこの大会で5得点。日本に慣れていることを考えれば獲得を検討すべき選手といえるでしょうね。もちろん、年俸の課題が克服できればという前提がつきますけれど。
それにしても、三都主は日本に残って頑張っているのに闘莉王はさっさとブラジルに帰郷。彼が代表に選ばれないのは、このあたりの姿勢にあるのかなと思ったりしなくもない…。あるいはジーコに選んでくれと直訴しているのかもしれませんが(苦笑)。
敗れた大宮も後半終了間際に意地を見せました。守備重視ながらも何とか食いつく姿勢は賞賛すべきでしょうね。

話題は海外に変わり。
スウェーデン代表が5月にフィンランドと親善試合をするそうです。
はっきり言って、何を意図しているのかさっぱり分かりません。この時期にそんなところと親善試合をしても得るものはないでしょう。日本の時と違い、多分フィンランドはある程度の選手を揃えてくれるでしょうけれど、それでも本選で戦うイングランドやパラグアイとのシミュレーションになるかというと、かなり疑問の残る相手です。>
チーム状況は分かっており、選手達も本番での戦い方を知り尽くしているということなのでしょうけれど、それでも正直不安の残るマッチメークです。

オーストラリアは「もう一人のヨハン」ことニースケンスをスタッフに迎え入れたそうです。確か少し前までオランダの中堅チームを指揮していたはずなのですが、そこをクビになったということなのでしょうか(笑)。
ニースケンスの勤労精神がオージールーに植え付けられると厄介かもしれませんね。

前半戦を終えて

2005-12-29 11:09:12 | サッカー
英国圏は31日に試合がありますけど、それを書くのはおそらく翌年になるでしょうから、個人的には今年の海外サッカーは今日の時点で終わりました。
ウインターブレイクまでの前半戦を振り返る方も多いと思いますけど、他の方と同じことをしていたのではひねくれ者の名がすたるということで、ここでは各国リーグの得点ランキングのみに注目してみようかと思います。

まずはセリエ。
序盤「あまり調子良過ぎると往々にして大怪我することも」というくらいに絶好調だったルカ・トーニが16で足踏みを続けています(チームは依然好調ですけど)。その間に上がってきたのはダヴィド・トレゼゲで15点。
フランス代表の面々は大抵嫌いな私ですが、彼だけは別。何となく情けない顔をしていながらも狡猾にゴールを奪い、やっぱり何となく情けない表情で喜んでいる姿が大好きです(悪意はありませんよ。本当ですので)。
その後をジラルディーノ、アドリアーノ、シェフチェンコ、トッティといったお馴染みの面々が追い、ベテランキエーザ、新鋭タヴァーノも2番手グループにつけています。
あとはレッジーナで俊輔とやっていたボナッツォーリがいますね。
1点も取れていない柳沢は鹿島に戻りたいと言っているそうですが、それならそもそも完全移籍するべきではなかったのでは、という気がします。

プレミアこれまた最初飛ばしていたランパードが若干停滞気味。まあ、彼は中盤の選手ですから、この時点で12得点で2位につけているというだけですごいでしょう。
そのランパードと最初から競り合っており、現在はやや突き放しているのが15点のファン・ニステルローイ。オレンジファンは得点王の好調そのままにドイツに乗り込んでほしいと思っているのではないでしょうか。
二番手グループにはアンリ、ルーニーといった大物とビッグネームではないものの驚異的なアイェグベニ。新鋭のベントが続いています。
ウィガン躍進を支えるカマラもギリギリ2番手グループ。ロバーツは3番手あたりでしょうか。英国人かと思っていたロバーツは実はグレナダ国籍なんですね。これすなわち国際的な大舞台には出られないということでしょう…
現在1得点のヒデはこの後数字を伸ばすことができるのでしょうか?

スペインはエトーが17点で独走の気配。ネーションズカップで離れることを考えたとしても、怪我がなければこのまま行きそうですね。
おかげでラーションはスウェーデンに戻るかもしれないわけで…
続くのは同じバルサのロナウジーニョ。バレンシアで更にブレークしたビジャで10点。9得点のロナウド、トリスタンまでがピチーチ候補なのではないでしょうか。
ピチーチといえば昔、彼の本名は何とかいうサッカー・カルトクイズみたいなものがありましたね。私、ピチーチがビルバオの選手で確か6文字くらいの名前だということまでは覚えてましたけど、それ以上まではさすがに。
正解はラファエル・モレノ・アランサディ
個人的にはディエゴ・ミリートの6得点がうれしい。ミリート兄弟揃って活躍してほしいですね。

ブンデスではクローゼ(16得点)が好調ですね。2位のアルティントップ(13得点)はラウテルンを出ると息巻いているようで、彼のゴールを見るにつけ、ラウテルンサポーターは複雑な思いをしているのでしょうね。3位はスモラレク。彼あたりが頑張れば、来年ポーランドも結構やるかも。というか、彼が頑張らないと厳しいかも。

エールディビジでは前半好調だったグルジアのベテランアルベラーゼがやや停滞気味(13得点)。かわってヘーレンフェーンのフンテラールが凄まじい勢いでゴールを量産しています(14試合16得点)。
フェイエのエース、カイトが第二グループ。ホーヘンドルプ、PSVのファルファン、コーンが続いています。PSVは毎年のようにいい選手を出してきます。

フランスはアゾレスの鷹・パウレタが12得点で1位。カズン(8得点)、ピエローニ(7得点)あたりはさすがに分かりません。リュインドゥラは移籍して正解だったということでしょうか。
松井大輔は出場機会が多いので、もう少し点を取ってほしいところです。個人的には代表で彼をFWとして使うのもアリだろうと思ってますので。

ポルトガルはヌノ・ゴメス。今年はシモンがやや得点が少ない。レッズ移籍が直前で覆されたことでやる気が低下しているのかもしれませんね。

前半戦好調の誰かがそのまま得点王の称号を手にするのか、あるいは数年前のジラルディーノのごとく、後半突然大爆発する選手がでてくるのか。
チームの戦いもさることながら、個人の戦いも見ものです。

検事が殺意を抱く時?

2005-12-28 23:36:34 | 日々のニュース
横浜地検に所属する検事が佐賀地検在任時に暴言を吐いたとして厳重注意処分を受け、同日辞職したそうです。
この40歳の検事は背任事件の取り調べ中、容疑者に対して「ふざけるな、おまえ」とか「ぶっ殺すぞ」という発言をしたのだそうで、裁判ではこの暴言によって供述調書が信用されず、容疑者は無罪判決を受けたのだとか。
こうした発言をしたことが国民の信頼を著しく傷つけた、ということだそうです。

…まあ、そんなことを言いたくなるときはあると思います。
例えば、何人か殺害したような凶悪犯がだんまりを決め込んでいたとすれば、普通の人ならカッとなって「今度はてめえをブッ殺すぞ」くらい言いたくなるでしょう。
ただ、この事件は背任ですからねぇ。もちろん、背任も悪質なものもあるのでしょうけれど、少なくともぶっ殺す程の犯罪とはいえない気がします。そんな人間に任せた方も問題といえば問題なわけですから。
そんな中で理性を失った発言をされるのはやまり問題といえば問題でしょうね。

ところで、信頼を著しく傷つけるといいますと…
昨日、犯罪被害者等基本計画でTBしてくれた弁護士の先生がいらっしゃったんですね。その方、いわゆる人権派とかそういうのだと思うのですけど。
で、まあ、私、一応相手側を訪問してコメントとTBをして戻ってきたのですが。
今日になって訪問すれば、TBの方が削除されていたんですね(相手もgooでしたので、故意でなければTB消去は不可能です)。
さすがにカチンときました。
別にTBを削除するなとは言いませんよ。こちらが勝手に押しかけてTBしたものについては、こちらが悪い部分もあるわけですし、相手には嫌なTBを排除する権利はあると思います。
ただ、向こうからTBしてきて、こちらがお礼のつもりでしたTBはいらないというのは、さすがに理解に苦しみます。
もちろん、向こうにしてみれば「おまえの意見なんか参考にもならないよ」という言い分があったのでしょうけれど、参考にならないなら最初からこちらにもTBなんかしないでくれと言いたくなります。
正直良識を大いに疑う態度で、要はその人物に対する信頼が著しく傷つけられたわけです。こんなところとお付き合いなんかできない、ということで重複とアダルト以外では初めてTBを削除しました。わざわざコメントもしていたのですが、正直そっちも削除してもらいたいくらいです。

その方は匿名反対の方で、私もそうだったんですけど、意見が合う合わないなんて関係ありません。匿名化反対が仮に正しいとしましても、良識のない人間が主張すれば説得力なんてないんだろうなとも思いましたね。自分の意見があくまで理想論に過ぎず、現実としての実現は遠いんだろうという気さえしました。

私は別に思想信条関係なく、尊重に値する人を尊重できる人間でありたいと思っています。
逆にどれだけ正しいことを言っていたとしても、人間的に信用できない人は尊敬できませんし、ネットの場でもお付き合いしたくありません。