スポーツ界で有利らしいという話を見かけました。
何でも今年在籍していたプロ野球選手とJ1リーグ選手のうち、春生まれは36.47%と37.74%。逆に冬(1~3月)生まれは13.86と13.96%だそうです。夏生まれは共に3割前後で秋生まれは2割前後。
偶々というにはちょっと大きすぎる差がついていますね。もちろん、季節ごとの子供の出産数など色々他の統計とも比較しないといけないでしょうけれど、それにしても春と冬の差は無視できません。
春生まれに天賦の才能が与えられているというわけでもないでしょうし、あるいは冬生まれの天才がその芽を摘まれてしまっているかもしれない、なんてことも考えられます。それは何とももったいない話です。
ちなみにこの統計、ラグビーのトップリーグでは大体25%前後で散らばっています。冬だけ23%弱ですが、決定的な差がついているわけでもありません。
こうした統計値について、スポーツの専門家は「人気スポーツは子供の頃から取り組むものの、遅く生まれて体力のついてこない子供がついて行けず、興味を失って離れていくのでは」と指摘しており、ラグビーについては「ポジションごとに色々な能力が要求されるから後発組でも活躍できる」ということなのだそうです。
個人的には。
野球とサッカーについては専門家の指摘は正しいのではという気がします。
ただ、これは逆の意味で問題提起という部分があるかもしれません。つまり、同学年の子とのみやっている舞台が多く、結果冬生まれはついていけなくなるという部分があるという点。
偶々この記事を目にして、いわゆるストリートサッカー、バスケなどの重要性を考えてみたくなりました。
真の天才はストリートから生まれるというサッカー界の言葉があります。
私はこれまで、ストリートサッカーというものを、型どおりの教育・指導を受けられない者が貧困を逆のモチベーションにしているものが独自の技量を磨く舞台、という印象で捉えていました。
しかし、よくよく考えるとストリートはそれだけではないですね。
ストリートには誰だって集まってくるわけで、仮に年度ごとで分ければ遅生まれで体力的に不利な子供にとっても、それより更に下の子供だっているわけです。体力差で不利を被る一方ということもない。現在不利でも少し頑張れば有利になってくる。
年度ごとで完全に区切り、年下の介入を許さない学校教育の場では不利な人間はいつまでも不利なわけで、少年野球などが本格化する小学校高学年までに興味を失う可能性は大いにあります。
こういう部分で、ストリートは多くの子供にチャンスを与えてくれるものといえそうです。
あとは、ストリートであれば年齢関係なく、とにかく巧ければストリートで君臨できるという部分もありますかね。年齢や過去は何の言い訳にもならず、とにかく巧ければいい。学校のようにスポーツができても、勉強でダメだとあまり偉そうにできないのと違い、ストリートではとにかく巧ければOK(もちろん勉強はともかくとして最低限の良識くらいは学校で学んでくれないと困りますけど)。
となると、とにかく巧くなりたい、勝ちたい、君臨したいという欲求…これはつまりプロのアスリートに必要とされるメンタル要素なわけですが、そういうのもストリートの方が学びやすいだろうとなるわけです。
なるほど。ストリートからプロ意識の強い選手が出てくるのは自然かもしれない。
また、ストリート育ちのいない日本人選手が何となく結果に対して淡白に見えるのもそのせいかもしれません。
冬生まれの才能を摘むのはもったいない…
しかし、現実として日本でストリートなんかないのも事実ですし、増やせというのも道路交通事情などを考えると難しい。
こうした状況を変えるのは難しいかもしれないですね。
ラグビーで格差が少ない原因はたいしたものではないそう。
単にラグビーのみに取り組む子供が少なく、ある程度成長してから教わるので、体力差が歴然とつくということがないだけでしょう。あまりポジションごとに求められる要素が違うどうこうは関係ないと思います。
それが通用するなら、サッカーもポジションごとで色々違うわけですし。
何でも今年在籍していたプロ野球選手とJ1リーグ選手のうち、春生まれは36.47%と37.74%。逆に冬(1~3月)生まれは13.86と13.96%だそうです。夏生まれは共に3割前後で秋生まれは2割前後。
偶々というにはちょっと大きすぎる差がついていますね。もちろん、季節ごとの子供の出産数など色々他の統計とも比較しないといけないでしょうけれど、それにしても春と冬の差は無視できません。
春生まれに天賦の才能が与えられているというわけでもないでしょうし、あるいは冬生まれの天才がその芽を摘まれてしまっているかもしれない、なんてことも考えられます。それは何とももったいない話です。
ちなみにこの統計、ラグビーのトップリーグでは大体25%前後で散らばっています。冬だけ23%弱ですが、決定的な差がついているわけでもありません。
こうした統計値について、スポーツの専門家は「人気スポーツは子供の頃から取り組むものの、遅く生まれて体力のついてこない子供がついて行けず、興味を失って離れていくのでは」と指摘しており、ラグビーについては「ポジションごとに色々な能力が要求されるから後発組でも活躍できる」ということなのだそうです。
個人的には。
野球とサッカーについては専門家の指摘は正しいのではという気がします。
ただ、これは逆の意味で問題提起という部分があるかもしれません。つまり、同学年の子とのみやっている舞台が多く、結果冬生まれはついていけなくなるという部分があるという点。
偶々この記事を目にして、いわゆるストリートサッカー、バスケなどの重要性を考えてみたくなりました。
真の天才はストリートから生まれるというサッカー界の言葉があります。
私はこれまで、ストリートサッカーというものを、型どおりの教育・指導を受けられない者が貧困を逆のモチベーションにしているものが独自の技量を磨く舞台、という印象で捉えていました。
しかし、よくよく考えるとストリートはそれだけではないですね。
ストリートには誰だって集まってくるわけで、仮に年度ごとで分ければ遅生まれで体力的に不利な子供にとっても、それより更に下の子供だっているわけです。体力差で不利を被る一方ということもない。現在不利でも少し頑張れば有利になってくる。
年度ごとで完全に区切り、年下の介入を許さない学校教育の場では不利な人間はいつまでも不利なわけで、少年野球などが本格化する小学校高学年までに興味を失う可能性は大いにあります。
こういう部分で、ストリートは多くの子供にチャンスを与えてくれるものといえそうです。
あとは、ストリートであれば年齢関係なく、とにかく巧ければストリートで君臨できるという部分もありますかね。年齢や過去は何の言い訳にもならず、とにかく巧ければいい。学校のようにスポーツができても、勉強でダメだとあまり偉そうにできないのと違い、ストリートではとにかく巧ければOK(もちろん勉強はともかくとして最低限の良識くらいは学校で学んでくれないと困りますけど)。
となると、とにかく巧くなりたい、勝ちたい、君臨したいという欲求…これはつまりプロのアスリートに必要とされるメンタル要素なわけですが、そういうのもストリートの方が学びやすいだろうとなるわけです。
なるほど。ストリートからプロ意識の強い選手が出てくるのは自然かもしれない。
また、ストリート育ちのいない日本人選手が何となく結果に対して淡白に見えるのもそのせいかもしれません。
冬生まれの才能を摘むのはもったいない…
しかし、現実として日本でストリートなんかないのも事実ですし、増やせというのも道路交通事情などを考えると難しい。
こうした状況を変えるのは難しいかもしれないですね。
ラグビーで格差が少ない原因はたいしたものではないそう。
単にラグビーのみに取り組む子供が少なく、ある程度成長してから教わるので、体力差が歴然とつくということがないだけでしょう。あまりポジションごとに求められる要素が違うどうこうは関係ないと思います。
それが通用するなら、サッカーもポジションごとで色々違うわけですし。