川の果ての更に果てに

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読書の秋

2006-09-17 17:52:05 | その他
最近は大分涼しくなってきて、どうやら今年はすんなりと秋へ移行したかなと思えるような気候が続いています。九州には台風13号が来ているようで、ご用心くださいませ。

さて、秋というと読書の秋。
深まる夜長をぼんやりと本を読みながら、というのがオツな季節になってきました。
まあ、そうは言っても正直最近読みたい本なんてのも実はあまりないんですけれどね。正確に言うなら、正規価格払ってまで読みたい本…って言うべきですけれど。
基本的にね、ベストセラーとかなるようなのは読まないんですよね。だって1年くらい待てばブックオフで3冊100円になるわけじゃないですか。100万部売ったはいいものの、100万部出てしまい、尚且つそんなに有り難味のあるようなものでもないので捌く時にはもうダブついて焦げ付いて。
私は攻勢限界点とかいう経営とか戦術で使われる用語が具体的に何を指しているのかということはまるきり分かりませんが、とりあえず現在「世界の中心で愛を叫ぶ」やら「神々の指紋」やらが古本屋で置かれている処遇を見ていると、彼らが攻勢限界点を超えてしまったということだけは一目で分かります。こういう本に1000円以上払うのは正直馬鹿馬鹿しく思えるんですよ。また、そういう扱いを受けることになるだろう紙とかパルプとか原材料の木のことを思うととても可哀相に思えてくるんですね。

そういえば、「国家の品格」なんてのは手も出していませんでしたが、破壊王子さんのレビューを見ていて、「全くその通りなのだろう。自分が読んでも100%そういう感想を抱くだろうな」というので共感し、ポケット文庫ではあるものの新渡戸稲造の「武士道」を持っている自分としてはますます読む気を失いました。
「99.9%は仮説」とかいうのはちょっとだけ惹かれるタイトルではありますが、ただ、本屋に沢山積み上げられているのを見ると「これもイマイチなのでは」という気がしてなりません。

そういえば、堀江本とか村上本なんて最近はとんと聞かなくなりました。おそらく100円で売ってそうではありますが、何故彼らは失敗したのかというのを見極めるには読むのもアリかもという気はします(笑)

Den Lille Havfrue 4

2006-09-14 11:11:40 | その他
[前回までのあらすじ]
ドラゴンポールを探し求めることになった人魚姫は第一のポールがあるという鬼がしまに行くため、犬と猿と雉を仲間にしましたが…

さて、人魚姫とズラタンとオリーとキジは鬼が島へと上陸しました。
そこには3匹の大鬼と無数の小鬼がいました。
「ムムッ? 何奴?」
大きなオリーと犬にしては大きなズラタンがいたせいで、4人はすぐに気付かれてしまいました。
「お前たちのお宝を貰いにきたぜ!」
「ほう」
白い呪術師と呼ばれた大鬼が自信満々に立ち上がりました。
「みんな、アイツは『とるしえ』と呼ばれるフランスの赤鬼です!」
主人公なのに進行役になりさがった人魚姫が説明します。
「くらえ! フラットスリー!」
トルシエが指示を出すと、途端に三匹の小鬼が横一線に並んで上下動を繰り返します。その動きに思わずズラタンとキジは一歩後退してしまいました。
「ひるむな! 動きが統一されているだけで一体一体の能力は大したことがない! 戦っていればいずれ左の奴がミスをする!」
オリーの叱咤に気を取り直したズラタンは空高く飛び、上空から激しく蹴りを食らわせました。その間にキジはチョコマカと三人の間を動き回り、オリーの言葉通りに左側の小鬼にちょっかいを出します。
すると左側の小鬼が集中を欠いてラインをずらしてしまいました。
「よくやったぞキジ! うおおおおおっ!」
ズラタンが雄叫びとともにとるしえに飛び掛りました。
「うわ~、来るんじゃない!」
とるしえが動転しました。フラットスリーは崩されると脆い諸刃の剣だったのです。
「変形ローリングソバット型ヒールキック!」
どれだけ固い南京錠であっても簡単にぶち抜くズラタンの必殺キックが炸裂し、とるしえはあっさり過去の人になってしまいました。
「ふむ。やはりとるしえではダメだったか」
二人目の鬼が立ち上がりました。
「『おしむ』と呼ばれるボスニア・ヘルツェゴビナの鬼です!」
「レーニンは、『勉強して、勉強して、勉強しろ』と言った。私は、選手に『走って、走って、走れ』と言っている。
肉離れ?ライオンに襲われた野うさぎが逃げ出すときに肉離れしますか?準備が足りないのです。私は現役のとき一度もしたことはない」
「……?」
次々と繰り出される語録にズラタンとキジは面食らいました。
「惑わされるな。余計なことを考えるんじゃない!」
「ノーノー。選手は考えてサッカーをしなければならない」
オリーの叱咤におしむは鋭く突っ込みました。
「クッ。コイツ、強敵だ…」
おしむの走る小鬼の前にズラタンとオリーとキジは苦戦しています。
「…でも、小鬼は言うほど考えているようには見えませんけれど」
人魚姫の何気ない言葉に三人は「ハッ」と覚醒しました。
「中に高い選手をあげたのに、選手は周りを回っているのみ。これは自殺行為だ…」
何時の間にかおしむの意図を理解できない小鬼が自分勝手な判断で戦っていたのです。
「こんな奴等は俺様一人で! Proud of Swedenの力思い知るがいい!」
冷静さを取り戻したズラタンは小鬼一体一体を巧みな体さばきで軽やかに仕留めていきました。
「全部仕留めたぞ! あとはお前だけだ!」
「…子供の戦いをしてしまった。今日は負けて本当によかった。悔いはない」
おしむは観念して海中に身を投じてしまいました。
大鬼は残り一匹となりました。
「えっと、最後の大鬼は…」
人魚姫が資料を調べている間にお供三人は大鬼とその配下の小鬼と対峙します。しかし、この大鬼に率いられた小鬼は動きが統一されていません。
「何だ。こいつら一番弱くね?」
キジが楽々と左側を破って言いました。
「キジ、危ない!」
「うわあああああっ!!」
キジは謎のオーラに跳ね飛ばされ、海中まで飛ばされてしまいました。
「その大鬼の名前はじーこ。神のオーラを前に、相手がことごとく最後に力尽き、また決定力を欠くという恐るべき特殊能力をもっているのだそうです!」
「くらえ、決定力不足!!!」
じーこが両手を広げると金色の光が輝きました。
「うわっ。相手(ゴール)があんなに小さく見える。これじゃ攻撃(シュート)が入らねえ!」
「…ってか何でじーこの敵であるはずの俺達が決定力不足をくらうんだ?」
オリー、そんなことを気にしててはいけない。相手は神なのだから。
決定力不足を喰らったズラタンとオリーがいくら攻撃してもウンともスンともなりません。逆に相手の統率の取れない攻撃がボディブローのように効いてきました。
「…このままだと奴の必殺技のボンバーヘッドでやられてしまう…」
オリーが焦燥を露わにつぶやきました。
「…オリー。何かこういう時を打破する必殺技とか持ってないのか?」
「…おまえ先輩には敬語を使えよ。残念ながらない」
「このサボりめが。俺様はこういう時のためにしっかりと編み出していたのによ。これさえあればどんな相手でもゴールを決められる。が、繰り出すのに時間がかかる。大体10分ほど立ち止まったまま集中することが必要だ」
「…仕方ない」
オリーは仕方なく1対1でじーこと相退治することになりました。
フリーになるとズラタンは右手の二本の指に気合を充填させはじめました。
「…ズラタン光殺砲。充填開始」
さて、およそ10分ほどオリーはじーこと1対1で戦い、神のシュートを何本も受けながらも辛うじて死守していました。
そして隙を見てオリーはじーこを背後からはがいじめにしました。
「今だ。俺ごとやれーっ!」
「Proud of Sweden! ズラタン光殺砲!!」
ズラタンの指先から放たれる黄色い光線がオリーとじーこを貫きました。
「オリー!」
人魚姫が叫ぶ中、二人は海中に沈んでしまいました。
「ああ、私がドラゴンポールを集めるがためにキジだけでなくオリーまで…」
「別にいいじゃん。どうせドラゴンポールが七つ揃った時に一緒に生き返らせればいいんだから。さて、お宝お宝。そういや、俺様神を倒したのだし、次の神様になっちゃってもいいんじゃないか?」
ズラタンの言葉には実も蓋もありませんでした。

人魚姫を脱線して桃太郎の要素を入れてみようとしつつ、でも桃太郎も普通に脱線してしまっているのが…

Rapunzel 5

2006-09-09 14:55:03 | その他
[前回までのあらすじ] → ラプンツェル  → いばら姫
野菜と引き換えに妖精に預けられたラプンツェル。塔で育てられたラプンツェルは王子様と密会していましたが、それがバレて
一方、王子様は世紀末覇王を名乗り、ラプンツェルを探して波乱万丈の旅を続けておりましたが…

さて、いばら姫の嫁いだ国と、隣の国が小競り合いを起こしました。
小競り合いとはいいつつも、相手の世紀末覇王が自ら出馬してきたので激戦となりました。
世紀末覇王の名にふさわしく、本人も馬もすさまじい戦いを繰り広げています。
部下が恐ろしげな顔で言いました。
「しかし、馬の方も恐ろしいですな」
「うむ。さすがに黒王…じゃなくてオペラオー。世紀末のGⅠを震撼させた馬の中の覇王だけのことはある」
王子様は鎧を脱ぎました。
「やはり奴とは私が決着をつけなければならない」
覇王も王子様に気付きました。両者が相対峙します。
「むっ。貴様、構えは?」
覇王が王子様の無防備な姿に驚きました。
「私の拳は帝王の拳。構えとは防御を意識したもの。帝王たる私に防御はいらぬ。ただ前身制圧するのみよ!」
王子様が覇王に飛び掛りました。覇王は一瞬驚いたものの…すぐに反撃します。
「ほうりゃ!!」
覇王の剛拳が飛んできます。王子様は成す術もなく吹き飛んでしまいました。
「ぬ、ぬぬぬぬ…」
「秘孔キルケゴールを突いた。おぬしは『死にいたる病』に冒されている。あと5秒ののちに喀血し、残された余命はあと半年」
覇王の宣告にも王子様は余裕です。
「なら数えよう。5、4、3、2、1、ゼーロ」
王子様は平気です。
「ムムッ?」
覇王の自信に満ちた表情が揺らぎました。
「…覇王。おまえは恐ろしい奴よ。この私の遥か上をいく強さだ。だが、お前に私を倒すことはできん」
王子様が飛び掛りました。
「お前はこの私の体の中を流れる聖帝の血に負けたのだー!」
王子様がオーラを飛ばしました。覇王は「ぬうっ」と両手でブロックしますが、流れるオーラが地面を砕き、覇王の足元は揺らぎました。
「ぬ、ぬぬっ? うわーーーーっ!!」
覇王となった王子様は人生二度目の転落。
崖の下を流れる川へと落ちてしまいました(そんなところで戦うなよ…)。
「…倒したのですか?」
と部下が駆け寄ってきました。王子様は川を見て首を横に振ります。
「…いや。奴も世紀末覇王を名乗る男。崖から落ちたくらいで死ぬとはとても思えぬ。だが、ひとまず今は時間稼ぎをすることができるだろう」
王子様がそう言い、戻ろうとすると、オペラオーが目の前に立っていました。
「……主人の仇討ちをしようというのか?」
しかし、オペラオーは一声いななくと、そのまま覇王の落ちた川底へと飛び込みました。
「…何と、馬が主人を追って飛び降りるとは…」
「さすがにオペラオー。世紀末覇王の馬だけのことはある。私もあのような馬に乗ってみたいものよ」
「メイショウドトウでも探してきましょうか?」
「いつもちょっとだけ負けそうで嫌だ」
王子様はそう言って自分の愛馬にまたがり、愛するいばら姫のもとへと帰っていきました。

さて、塔を追い出されたラプンツェルは色々な保護を受けながら、川下の村で生活をしていました。
ある日、ラプンツェルは洗濯をしようと川に向かいました。するとどうしたことでしょう。大きな馬が水をチビチビ飲んでいます。その、およそ馬とは思えないくらいの巨馬はラプンツェルに気付くと、トボトボと歩いてきました。そして小さくいななき、森の中へと歩いていきました。
「…私についてこいと言っているの?」
ラプンツェルは首をかしげながらも馬を追いかけることにしました。
馬は茂みの一角で足をとめました。そして、堆く積まれた干草をはいでいきます。中に一人の重傷を負った男の姿がありました。
「まあ、これは王子様…!」
ラプンツェルには傷だらけの覇王がかつて自分の住む塔に来てくれていた王子様であることが一目で分かりました(ようやく話が戻った[笑])。
ラプンツェルは王子様を自分の家へと連れていき、手当をしました。その甲斐あって、しばらくすると王子様は意識を取り戻しました。
「…う、うぅ…」
「王子様、私です」
「そ、その声はラプンツェル…?」
王子様は驚きました。しかし、長年追い求めてきたラプンツェルの声を聞き間違えるはずがありません。
「…また会えるなんて夢のようだ。しかし、残念ながら今の私には君を見ることができない…」
ほぼ忘れられているかもしれませんが、王子様は塔から転落したショックで目が見えなくなっていたのです。ですので、ラプンツェルを見ることは叶いません。閉じられた瞳から涙がツーと流れ落ちます。
「…王子様…」
ラプンツェルも涙を流しました。
その滴が横になっている王子様の顔にかかり、目にかかりました。
そのとき、奇跡が起こりました。
「…おや? 目が?」
「…王子様?」
「見える。見えるよラプンツェル! この部屋が、そして君の顔が!」
「ああ、王子様!」
ラプンツェルと王子様は抱き合いました。二人はその後、幸せに暮らしたそうです。

めでたし、めでたし。

…今回ニュースがないけど、とりあえず終わらせたかったので(笑)……

たかが30円だけど

2006-09-04 15:58:28 | その他
今日は朝から神奈川県庁と川崎市役所に用があったのでちょっくら出かけていたのですが、妙なことに気付きました。

まずは新宿から川崎まで380円。湘南新宿ラインで大崎まで、山手線で品川へ、品川から京浜東北線で川崎で降り、てくてくと歩く…
さて、用事を済ませて昼ごはんを食べて今度は川崎から今度は関内へ。新宿から直接神奈川県庁や横浜スタジアムに行くなら新宿→渋谷から東急東横線+みなとみらい線の方が楽なんですけれど、川崎からだと当然JRの方が近い。ということでJRに乗っていくと210円。
で、そちらでも用事を済ませてさて新宿に戻ろうと切符を買うと620円。

…あれ?
新宿 ⇔ 関内 直行だと620円
新宿 ⇔ 川崎 ⇔ 関内 だと380+210で590円。
同じJRを利用しているにもかかわらず、川崎で一度切符を買い換えた方が30円安くつく
他路線を使った場合に安くなるというのはともかく、同一路線だと途中下車はかえって高くつくというのが一般であって、途中下車した方が安くなるとは予想もしませんでした。
ま~、運賃は駅間の距離で決まっているわけで、そういう観点からはこういう場合が起きるのかもしれません、たまたま今まで気付かなかっただけで他にもあるのかもしれませんけれどね。

でも、定期買う場合には関内⇔新宿は当然620円を基準にやられるんでしょうし、それを考えると納得のいかない話かもという気がします。

ル=グウィン発言に思う

2006-08-19 20:11:02 | その他
不評の多いゲド戦記について、原作者のル=グウィン氏がメッセージを発したのだそうで。
ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文(仮)

一応評価しつつも何かそこかしこにダメ出ししているような感はありますが、とりあえずそれはいいです。私は原作も知りませんし、ゲド戦記そのものも見ていないのでそのあたり偉そうに批評できる立場ではありません。

気になったのは、ル=グウィン氏が指摘されている「肌の色の問題」です。
何でもゲド戦記の本編では白人を文化的に後進的なものとして、有色人種を先進的なものにしていたのだとか。で、今回上映されているゲド戦記の人物について「日本の状況はよく分からないけれど…」と言いつつ、何となく釈然とはしていない部分もあるように受け取れます。

この部分がどうなのかなぁと。
まあ、宮崎吾郎氏が何を考えていたのかは分かりません、というか多分何も考えてないんでしょうけれど(笑)。
ただ、それ以外の日本のアニメ・ゲームなども、最近はほとんど見ていませんが、結構単一民族で構成されているきらいはあるように思えます。

まあ、この部分は個人的には今に始まったことではなくて、昔『タクティクスオウガ』というゲームをやっていた時に、そのゲームに出てくる有色人種の敵キャラを見ていて、友人が「そういやゲームの中に黒人さんってほとんど出てこないよね」とか言っていたのを聞いて、そういえばそうだなあと思ったりしていたのですが。
戦記ものとか見ても、有色人種とかが出てくるのってちょっと記憶にはないですね。エルフとかノームとかホビットは出てきても、人間は何故か単一種であることがほとんど。
そういえば世界と戦っていたキャプテン翼にしても、最初の頃は黒人選手を除外して行われていたような気もするなぁと。ウルグアイのヴィクトリーノが黒人っぽかった気もしないではないのですが何かあやふやです。

まあ、おそらくは想像力が及ばないというか、日本ではアイヌなどの問題があるにしましても総じて単一に近いので、そういう部分には想像がつかないだけなのかなという気もするんですけどね。作者の知りえない概念はそもそも取り入れようがないですし。

しかし、例えばNFLには監督交代の候補を何人か以上あげた場合にはそのうち最低一人はマイノリティにしなければならないという規則などもあります。これが色々なところでも一般化してきて、そのうち、登場人物が5人以上いる場合は、そのうち少なくとも一人はマイノリティにしなければならないなんてルールが設けられる日も来たりするのかもしれませんね…

とか考えていくと、10年以上昔にマイノリティの概念をゲームに持ち込んでいたクエストとオウガバトルのスタッフはその意味でも「凄い」と言うことになりますね。FFにもDQにもWIZにもPSにもFEにもこの概念はなかったわけですし。

Aschenputtel おまけ

2006-08-09 00:43:35 | その他
紆余曲折を経て、王子様とシンデレラは結ばれました。
ノリノリの王子様はシンデレラに車のカタログを見せています。
「シンデレラ、デートの時にはどの車に乗ろうか? gooのアンケート結果によると…」
「王子様、私、エンツォ・フェラーリに乗りたいです!!!
「エ、エ、エンツォ・フェラーリ…?」
「はい。やはりロイヤリティーはフェラーリ。フェラーリの最高峰はエンツォ」
「い、いや、あれは…その…国内に数台しか無くて簡単に買えるものではないから…」
「えぇ~っ。エンツォはダメなんですか? じゃあ、マクラーレンF1GTでいいです
「…筆者はたま~に銀座や六本木あたりも歩くが、それでも国内でマクラーレンの車が走っているのを見たことがないが…それにかえってお値段が高くなっているような気がするんだけど(中古で1億を超えるとか…もう笑い話の世界)」
「マクラーレンもダメなんですか? 王子様っていっても何だか普通ですね」
「…アンケートだと、1位はポルシェのカレラ911だからこれで我慢してよ?」
「ポルシェかぁ…最近のポルシェは好きじゃないんです。昔カエルみたいな車だと思っていたら、一時期少しライト部分のフォルムが平べったくなってカッコよさがあがったじゃないですか。世間ではどうだか分かりませんし、一部では前部分はボクスターとの使いまわしでポルシェは退化したとか言われたりしていましたけれど、私、あのヘッドライト部分のフォルムだけを見てポルシェ良くなったなぁと思っていたんです。そうしたら最新版ではまたヘッドライトがギョロ目になっちゃってるじゃないですか。何か今のポルシェは面白くないです」
シンデレラのとってもマニアックな話に王子様はついていけませんでした。
「あ、そうそう。ジェームズ・ディーンが乗っていたポルシェ・スパイダーなんかは良くありません? 骨董品マニアにはたまらない逸品だと思いますから手に入れましょうよ。どこにあるのかは知りませんけれど」
「…あの事故死した時に乗っていたというの? 何か不吉っぽくない?」
別の車に部品を使いまわしたら、その車がことごとく事故に遭う呪いの車だっていう話はありますけれど、そこがいいんですよ」
「よ、よくないよ。じ、じゃあ、2位のボルボとかは?」
スウェーデンマニアの管理人なら喜びそうですけれど、ボルボは何か頑丈なだけで見た目イマイチって印象がありますね」
「3位の普通のフェラーリでいこうよ。やっぱりフェラーリだし」
「フェラーリはうるさいだけって気がしますから。むしろマセラティの方が気品が
良くていい気がします」
「マ、マセラティね…(そんな車ないよ~。何なんだ~)」
「4位以降の車も何だか普通で、かぼちゃの馬車に乗った私には特にどうということもありませんから」
シンデレラは国産車を一蹴してしまいました。
「やっぱりマセラティがいいでしょう。エンブレムも何となく高貴っぽいじゃないですか」
「…ち、ちなみに値段は幾らくらい?」
「フェラーリよりは安いと思いますけれど」
「あ、そ、そう(ホッ)」
結局、王子様はシンデレラとのデートのためにマセラティを買うハメになってしまいました。
「…でも、普通の女性がポルシェ911とか分かるんですか? 王子様」
「ポルシェに乗りたいは全部911にしたんじゃないかなぁとは思うけれど」
「何かいい加減ですね」
めでたし、めでたし?

別にマセラティの回し者ではありませぬ(笑)
でも、マセラティのアフィリエイトにつなげて、仮に買っちゃったりする人がいたら1%でも自分のところに数万円~二十万くらいは入ってくるんだろうなとか阿呆みたいなことは考えました(笑)
ってか、ひょっとしてアフィリで儲けるのは車?

肥満の原因

2006-08-08 20:57:35 | その他
夜は焼きそばに串カツというかなり高カロリーなものを食べていて、これにビールが合わさっていれば成人病三冠王(意味不明)だったかもしれない私ですが。

何でも肥満の原因には食べすぎと運動不足以外に以下のものがあるようで。
食べすぎ、運動不足以外にある「10」の肥満要因(サンケイスポーツ)
(1)睡眠不足
(2)食品、樹脂、殺虫剤などに含まれる人工の化学物質
(3)エアコン
(4)禁煙
(5)避妊薬、ステロイド・ホルモン、糖尿病治療薬、抗うつ剤、高・低血圧治療薬などの医薬品
(6)中年、アフリカ系女性、ヒスパニックなど年齢や人種による特性
(7)高齢出産
(8)遺伝
(9)多出産傾向のある肥満体質者
(10)肥満者同士の結婚

人種による特性とか遺伝を出されるともうどうしようもないという感じはありますが、人種的には有利っぽい。ま、食生活などにもよるのでしょうけれど、欧米人に比べると東洋人は肥満という点では有利なのは間違いないのかなという気はしますね。向こうにはそれこそスライムのようなブクブクとした信じられないような体格の人とかいますが、東洋にはそこまで極端なのはいないですからね。精々ボーンとお腹がつきでているくらいで。
遺伝は結構痛いらしいですけどね。筋肉や脂肪のつき具合とかそういうのも割と遺伝による格差がでてくるという話もありますし。それこそ、上体はつくけど下半身はつきにくいとかそういうのもあるらしいですし。

まあ、そうは言いつつ、結局のところは動く量より摂取量の方が多いということが問題だということになるわけで、結局言い訳は10でも20でもあっても痩せる方法は摂取量を減らすか、消費量を増やすかの二つしかないと。脂肪増加を抑制するホルモンが発見されたとかいう発表もありましたけれど、仮にそういうので楽をすれば結局苦労がないので痩せる有り難味も分からず、余分に食ってしまうだろうというのもありますしね。

ただ、痩せようと思うときにあまり強く決意をしすぎるといかんというのもあるらしいです。
強く決意すると目標設定などを厳しく守ろうとするけれど、実際同じく食事を経っていても減少の度合いはまた変わってくるものであり、数字の変化に対応できず挫折してしまうことが多いのだとか。
無理をしすぎるとリバウンドもあるわけで、ま、あまり考えずに日頃から暴飲暴食を避けて適度に運動するのが一番ということでしょうね。

奴が!

2006-08-05 00:06:03 | その他
先ほどまでちょっと外に出ていたのですが…
部屋を出てエレベーターに乗りこむと、そこに佇む黒く不気味な光をたたえる奴…
動き出すエレベーターに僅かに足を動かし、しかし、その生来の本能に反して陰に動くような素振りも見せず、堂々としております。
まるで、「ケッケッケ。てめーに俺を殺る勇気があんのかよ~」というくらいに。
しばし睨みあう奴と自分…

まあ、当然外出しているわけなので、そのままグシャリと踏み潰すのもありかもしれませんが、逃げられるのも嫌だし帰りのエレベーターで潰れた姿を見るのも。
そうしているとエレベーターが下の階に到着し、とりあえず害もないしいいかと外に出て行く。自転車置き場に向かおうとゴミ捨て場のそばを通ると…
何とそこにも別の奴が! こちらは防犯用の照明がついて明るくなった途端にカサコソと日陰に隠れてしまいましたが。

帰りにエレベーターに乗ると、まだ奴がジーッとしておりました。何を狙っているのかさっぱり分かりません。部屋からゴキジェットを持ってきて空爆しようかとも思いましたが、自分の部屋ならまだしも公共のスペースたるエレベーターの中で殺虫剤をまいていたら軽犯罪法で摘発されかねないのですし、ひょっとしたら機械に異常をきたして誰かが事故に巻き込まれるかもしれない(そんな可能性はまずないでしょうが)のでやめました。
暑くなってくると奴が増えるので嫌~ですよ。
換気を良くしようとチェーンだけでドアを開いていると、そのスペースをピッポ・インザーギより巧みに使って中に入ってくるかもしれず困ったものです。

ちなみに昔、昆虫博物館で中南米のみに住むという全長30センチの奴を見たことがあります。しかも奴のくせに白いんです(笑) それ以降、しばしば部屋の中に、そのデカイ奴が徘徊していて仰天するという悪夢をしばしば見ております。
皆も想像して打ち震えるがいい…ふぇっふぇっふぇっ…とか言っていたら、「この有害生物め!」ということで自分まで駆除されそうですが(笑)

ゲド戦記

2006-07-30 22:41:44 | その他
最近、トトロがやっていたせいか宮崎駿さんの名前を贔屓筋さんのところで見ることが多かったので、宮崎つながりで何となくです。見たわけではないので、とりあえず評価などを幾つかのブログで見てきたのですが…

う~ん、面白かったって人より期待はずれだったって人のが多い感じですね。くどいようですけれど、見ていないので何とも言いようがないのですけれど。
ちなみにライブドアニュースには酷評説を裏付ける話が… →

スタジオジブリのゲド戦記公式情報の掲示板にも多くの方の意見があります。ブログは半々より面白くない派が多いですが、こちらは面白い派が当然ながら多いです。
ただ一つだけ言えるのは、公式情報のところは重い感じです。重いというよりは重みを持たせたいのでしょうけれど、とにかくページ移行がゆっくりしています。せっかちさんのために速く次のページに移行できるようにもしてほしかった。

まあ、事前に評価が高くて期待させられた分、普通でも期待値に及ばないというのがあるのかもしれませんね。ワールドカップでも散々期待させられた挙句、いざ始まってみると通好みの試合の方が多くてガッカリした人の方が多かったかもしれないですしね。
逆に散々「失笑が漏れた」とか悪評だらけだった「ダ・ヴィンチ・コード」あたりは「まあまあだった」くらいの評価が多かった気がしますが、これも「ひょっとして面白くないのか」と予断があっただけにある程度面白く見えたのかもしれませんし。

ただま、そうやって書きつつ、あまり見に行く気もないんですけれどね。
そもそも私、駿氏の作品からしてあまり印象に残ってないです。カリオストロは見ていないですし、ナウシカは見ましたけれど全然覚えてないですし、ラピュタは3回見たはずですけれど、これまたどういう感じがよく覚えていない。トトロも何か覚えてないですね。もののけ姫も歌だけです(笑) まあ、世界で評価されているわけですし、おそらくは宮崎氏の表現力に私の頭がついていっていないだけなのでしょうけれど。

…掲示板を見ていると、「説明不足だけれど、想像力で補える範囲内」というのが妙に納得できるような感じでした。つまり、補える人は面白いけれど、補えない人には消化不良の印象を与えるということなのでしょうか。

発想が後ろ向き

2006-05-28 21:49:51 | その他
いつものように神宮外苑をジョギングしての帰り。
お父さんにおんぶされた3歳くらいの女の子が100メートルくらい先を歩いていた母親らしい女性に向かって、「ママ、ちょっと待ってー!」と何回か叫んでました。
何だか可愛らしい光景だなと思っていましたが、仮にこれが夫婦喧嘩の後、母親が出て行こうとしている場面だったりしたら…
同じ「ママ、ちょっと待ってー!」が随分悲痛なものに思えそうです。

いや、何か意図があるわけでもなく「疲れた~」と思って歩いていて、そんなネガティヴなことを考えただけです。
たまにはこんなやる気のないエントリがあっていいかも、良くはない?